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小林電人、書き下ろし官能羞恥小説の決定版 交錯する物語が急展開!
羞恥の教室 第2部
第九章 羞恥地獄に身を焦がす少女 【2】
著者=小林電人
第1部の登場人物とあらすじはこちら>>
第九章 羞恥地獄に身を焦がす少女
II 麻里亜 4
クチュ、クチュ、クチュ......。
淫らで湿った音が、シンと静まりかえった教室の中に響き渡っていた。他に聞こえるのは、麻里亜の荒い息づかいだけだ。D組の男子生徒たちは息を殺して、麻里亜の痴態を見つめている。D組がこんなに静かになったのは初めてだったのではないだろうか。
「あ、ああ......」
学園が開発した強力な媚薬を飲まされていた麻里亜は全裸で授業を受けさせられているうちに官能に火がつき、自分を押さえられなくなってしまった。理性が完全にふっとんでいた。真面目で人一倍羞恥心の強い少女である麻里亜がこんなことをするとは、彼女を知る全ての人間が信じられないだろう。それほど強烈な媚薬なのだ。
麻里亜にはオナニーの経験もなかった。この学園の女生徒によくあるように、性的なものに強い抵抗を持ってしまっている彼女は、性欲が高まることがあっても、グッと堪えていた。自分で自分を慰めるなどという行為をすることは考えられなかった。おしおきなどで、同級生が快感の声を上げさせられている姿を見ると、はしたないと内心で軽蔑していた。自分はどんなおしおきにあっても、人前で悶えるような恥ずかしい姿を晒すことなどないと思っていたのだ。
そんな麻里亜が授業中に、自らの股間と乳房を弄くりまわしてオナニーに耽っている。左手で乳首をつまみ、右手の指先は陰核と亀裂を激しく擦っている。生まれて初めてのオナニーだった。その動きはぎこちなくはあったが、初めて知る快感を貪り尽くすかのように激しいものだった。
「はぁん、ああん、ああ......」
潤んだ目は焦点を失い、何も見えていなかった。口元には涎すら垂れている。
それは凄まじくエロティックな光景だった。男子学生ばかりの教室の中で、たったひとりだけの女生徒が、全裸で激しいオナニーに耽っているのだ。
男子生徒たちは一人の例外もなく、固く勃起していた。
「す、すげぇ......」
「たまんねぇぜ」
うめくように呟く。全裸の少女の肉体から放たれる牝の匂いに呼応するように、ムンムンと若い牡の匂いが放たれる。
「はぁっ、ああ、だめ......」
麻里亜の指の動きがさらに激しくなり、体がヒクヒクと細かく震えはじめた。絶頂が近づいていることは、誰が見ても明らかだった。麻里亜は生まれて初めてのエクスタシーを迎えようとしているのだ。
「ようし、そこまでだ」
突然、町村が麻里亜の右手をつかんで持ち上げた。
「えっ......」
不意を突かれて麻里亜は町村を見た。自分の身に何が起こっているのか、わからない。そしてしばらくして目の焦点が合ってきた。理性が戻ってきたのだ。
「ひ、ひいッ!」
麻里亜は悲鳴を上げて顔を伏せた。自分がどんな凄まじい痴態を晒していたのか、理解したのだ。
「麻里亜ちゃん、すごかったぜ。本気の女のオナニーなんて初めて見たぜ」
「なんだよ、途中で止めさせたら可哀想じゃん。最後までイカせてやれよ」
「大人しそうな顔してたけど、淫乱女だったんだな、麻里亜ちゃん」
男子生徒たちが一斉にはやし立てる。
「いや、いやぁっ」
右手を町村につかまれている麻里亜は、残った左手で顔を覆い、絶叫した。授業中、男子生徒に取り囲まれた中で、全裸でオナニーに耽っていたなどと、自分のとっていた行動が信じられなかった。
「伊藤よ。お前、自分が何をしてたかわかってるのか?」
町村が残忍な笑いを浮かべながら問いかける。追い詰めた鼠をいたぶる猫のような傲慢な笑顔だった。
「授業中に、こともあろうとオナニーをしてたんだぞ。こんな恥ずかしいことをやった女生徒など、学園の歴史の中でも聞いたことがないぞ、おい」
「ごめんなさい、ごめんなさいっ先生」
麻里亜は泣きじゃくりながら町村にあやまる。
「これは学園長に直接報告しなければならないほどの不祥事だよなぁ。公開しおきは免れないだろうな」
「いやっ、いやです。公開しおきだけはいやです。先生、許して下さいっ」
麻里亜は悲痛な叫び声を上げた。絶望が彼女の胸を締めつける。
「ふふふ、まぁ、先生も鬼じゃないからな。これからの伊藤の態度次第では考えてやらないこともない」
麻里亜は、もう町村の慈悲にすがるしかない。
「お願いしますっ。真面目に、先生のお手伝いをします。だから、だから公開しおきだけは勘弁して下さい」
「とはいえ、これだけのことをしでかしたんだ。全くおしおきなしというわけにはいかないよなぁ」
「はい......」
恐ろしい公開しおきを逃れられるならば、多少のおしおきも耐えられる。麻里亜はそう思った。例え、このD組の男子生徒たちに恥を晒すようなおしおきでも、全校生徒の前で行なわれる公開しおきに比べれば耐えられる。
「そんなに普通のおしおきがいいのか?」
「はい。公開しおきを許して下さるのなら......」
「じゃあ、それなりの態度で示してもらわないといけないなぁ。人に心から謝罪する時は、どうすればいいんだ?」
町村は、わざとらしく教室の床を見た。
「は、はいっ」
麻里亜は慌てて、椅子から立ち上がり、床に座り込んだ。正座して深々と頭を下げる。
「町村先生、申し訳ありませんでした」
全裸の少女が土下座をする姿は、なんとも痛々しいものだったが、サディスティックな性癖を持つ町村には、それは何とも心弾む光景だった。
「それじゃあ、誰がどんなことをして謝っているのか、わからないだろう。ちゃんとはっきり言うんだ」
麻里亜は半べそをかきながら町村の言葉に従う。
「3年B組の伊藤麻里亜は、授業中にお、オナニーをしてしまいました。大変申し訳ありませんでした」
「ん? 何をしたんだって? よく聞こえないな」
「お、オナニーです......」
消え入るような声で麻里亜が言う。
「もっと大きい声で言ってみろ」
「オナニーです」
男子生徒たちがドッと笑う。麻里亜は恥辱で耳まで真っ赤になる。
「そうか、そうか。伊藤は授業中にオナニーをしてしまったのか。そりゃあ、恥ずかしい淫乱だな。変態といってもいいな」
「す、すいません......」
何を言われても麻里亜は謝り続けるしかない。
「それでは、これから授業中にオナニーはしないように気をつけるな」
「は、はい......」
「さて、伊藤も十分反省しているようだから、おしおきもそれほど厳しいものではなくてもいいかもしれんな」
意外な町村の言葉に、麻里亜はホッとする。恥ずかしいおしおきを期待していた男子生徒たちは不満の表情を浮かべる。
「まぁ、何もしないわけにはいけないからな。とりあえず教壇の横に立て」
町村は教壇へと戻っていき、その横を指さした。麻里亜は手で胸と股間を隠しながら、その位置へと歩いていく。
「もう手で隠すことは禁じる。おしおきだからな」
それは全裸をD組の男子生徒全員に晒すという意味だ。麻里亜は一瞬躊躇したが、大人しく両腕を体の横に揃え、気をつけの姿勢を取った。もう裸を見せるくらいで済むのならば、まだ幸せかもしれない。何しろ自分は、オナニーをするところまで見られてしまったのだから。
むっちりとした麻里亜の裸身が、ついに露になった。男子生徒の間から歓声とため息が漏れた。Fカップの巨乳の頂には薄いピンク色の乳輪と小さ目の乳首。そして艶めかしい曲線を描く腰のライン。ふっくらとした下腹部の付け根の部分には大人しそうな顔立ちとは裏腹に、濃密な茂み。なんとも柔らかそうに瑞々しい少女の裸身だ。
何十もの不躾な視線が麻里亜の裸身に注がれる。麻里亜は恥ずかしさに固く目を閉じるが、肌に突き刺さってくるような視線の熱さを感じずにはいられない。
「また隠してしまうと、おしおきにならないからな」
町村はそう言いながら麻里亜の両手首をつかみ、革手錠をかけた。首の後ろで両腕を繋ぐ。
「よし、今日は一日こうやって立っているんだ。それがお前へのおしおきだ」
何も隠すことの出来ない格好で男子生徒の好色な視線を浴びながら一日中立ち続ける。つらく恥ずかしいおしおきではあるが、もっと厳しい罰を覚悟していた麻里亜にとっては、耐えられないものではないと思った。これで恐ろしい公開しおきから逃れられるならば、耐え抜こう。麻里亜は羞恥に全身を赤く染めながら、しっかりと立っていた。
「さて、授業を続けるぞ。お前ら、いつまでも伊藤の方を見てるんじゃないぞ」
そして町村は教科書を読み上げていくが、まともに聞いている者などいない。誰もが涎を垂らさんばかりの表情で、麻里亜の裸身を眺めていた。
目をつぶって、必死に時間が過ぎるのを麻里亜は待っていた。しかし、その表情は次第に変化し始めた。じっとりと汗が浮かび、息が荒くなってきているのだ。それは、ついさっきオナニーに耽る直前の表情と同じだった。
そう、麻里亜の体は再び発情していたのだ。男子生徒の視線が浴びせられていると思うと、肌が熱くなり、鈍い痺れが訪れた。体の奥がじんわりと熱くなってくる。
ああ、だめ、感じちゃだめ......。
麻里亜は自分の肉体に起こりつつある変化を必死になだめようとしていた。しかし、それは無駄な抵抗だった。
学園特製の媚薬は、そう簡単に効き目が切れるものではなかった。しかもさっきは絶頂に行く寸前で止められたため、その性欲は燻ったまま身体の奥で息づいていたのだ。
この媚薬の特長は羞恥心を快感に変えてしまうという点だ。恥ずかしければ恥ずかしいほど、それはとてつもない快感となって、身体に襲いかかる。
「ん......、あ......」
麻里亜は無意識に太腿を擦りあわせるようにしてモジモジしていた。甘く痺れるような感覚が身体の奥からしみ出してくる。まともに立っていられない。
しかし、自分がまたこんな状態にあることを町村に知られたら大変なことになる。麻里亜は必死に快感に耐えるしかない。
ああ、だめ、収まって......。麻里亜は心の中で呟く。何か別のことを考えようとする。しかし、どう抗おうと瞼の裏側には艶めかしい桃色の炎がゆらめく。トロトロと股間が愛液で湿り気を帯びていくのが自分でもわかる。
町村も教科書を読むのを止めて、男子生徒と一緒にニヤニヤと麻里亜を眺めている。
「はぁ......、ああ......」
切なげなため息が漏れる。乳首と、股間が熱く燃え上がり、刺激を求めていた。自分の指で、その部分を激しく愛撫したいという欲求がどんどん高まっていく。
そんなことをしたら破滅だ。薄れ行く理性が必死にその行為を押しとどめる。しかし、熱いむず痒さはますます大きくなっていく。
教壇の横で男子生徒の熱い視線を浴びながら切なげに全裸の身体をよじらせる麻里亜。その理性の最後のかけらが吹き飛ぶのは、時間の問題と思われた。
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II 麻里亜 4
クチュ、クチュ、クチュ......。
淫らで湿った音が、シンと静まりかえった教室の中に響き渡っていた。他に聞こえるのは、麻里亜の荒い息づかいだけだ。D組の男子生徒たちは息を殺して、麻里亜の痴態を見つめている。D組がこんなに静かになったのは初めてだったのではないだろうか。
「あ、ああ......」
学園が開発した強力な媚薬を飲まされていた麻里亜は全裸で授業を受けさせられているうちに官能に火がつき、自分を押さえられなくなってしまった。理性が完全にふっとんでいた。真面目で人一倍羞恥心の強い少女である麻里亜がこんなことをするとは、彼女を知る全ての人間が信じられないだろう。それほど強烈な媚薬なのだ。
麻里亜にはオナニーの経験もなかった。この学園の女生徒によくあるように、性的なものに強い抵抗を持ってしまっている彼女は、性欲が高まることがあっても、グッと堪えていた。自分で自分を慰めるなどという行為をすることは考えられなかった。おしおきなどで、同級生が快感の声を上げさせられている姿を見ると、はしたないと内心で軽蔑していた。自分はどんなおしおきにあっても、人前で悶えるような恥ずかしい姿を晒すことなどないと思っていたのだ。
そんな麻里亜が授業中に、自らの股間と乳房を弄くりまわしてオナニーに耽っている。左手で乳首をつまみ、右手の指先は陰核と亀裂を激しく擦っている。生まれて初めてのオナニーだった。その動きはぎこちなくはあったが、初めて知る快感を貪り尽くすかのように激しいものだった。
「はぁん、ああん、ああ......」
潤んだ目は焦点を失い、何も見えていなかった。口元には涎すら垂れている。
それは凄まじくエロティックな光景だった。男子学生ばかりの教室の中で、たったひとりだけの女生徒が、全裸で激しいオナニーに耽っているのだ。
男子生徒たちは一人の例外もなく、固く勃起していた。
「す、すげぇ......」
「たまんねぇぜ」
うめくように呟く。全裸の少女の肉体から放たれる牝の匂いに呼応するように、ムンムンと若い牡の匂いが放たれる。
「はぁっ、ああ、だめ......」
麻里亜の指の動きがさらに激しくなり、体がヒクヒクと細かく震えはじめた。絶頂が近づいていることは、誰が見ても明らかだった。麻里亜は生まれて初めてのエクスタシーを迎えようとしているのだ。
「ようし、そこまでだ」
突然、町村が麻里亜の右手をつかんで持ち上げた。
「えっ......」
不意を突かれて麻里亜は町村を見た。自分の身に何が起こっているのか、わからない。そしてしばらくして目の焦点が合ってきた。理性が戻ってきたのだ。
「ひ、ひいッ!」
麻里亜は悲鳴を上げて顔を伏せた。自分がどんな凄まじい痴態を晒していたのか、理解したのだ。
「麻里亜ちゃん、すごかったぜ。本気の女のオナニーなんて初めて見たぜ」
「なんだよ、途中で止めさせたら可哀想じゃん。最後までイカせてやれよ」
「大人しそうな顔してたけど、淫乱女だったんだな、麻里亜ちゃん」
男子生徒たちが一斉にはやし立てる。
「いや、いやぁっ」
右手を町村につかまれている麻里亜は、残った左手で顔を覆い、絶叫した。授業中、男子生徒に取り囲まれた中で、全裸でオナニーに耽っていたなどと、自分のとっていた行動が信じられなかった。
「伊藤よ。お前、自分が何をしてたかわかってるのか?」
町村が残忍な笑いを浮かべながら問いかける。追い詰めた鼠をいたぶる猫のような傲慢な笑顔だった。
「授業中に、こともあろうとオナニーをしてたんだぞ。こんな恥ずかしいことをやった女生徒など、学園の歴史の中でも聞いたことがないぞ、おい」
「ごめんなさい、ごめんなさいっ先生」
麻里亜は泣きじゃくりながら町村にあやまる。
「これは学園長に直接報告しなければならないほどの不祥事だよなぁ。公開しおきは免れないだろうな」
「いやっ、いやです。公開しおきだけはいやです。先生、許して下さいっ」
麻里亜は悲痛な叫び声を上げた。絶望が彼女の胸を締めつける。
「ふふふ、まぁ、先生も鬼じゃないからな。これからの伊藤の態度次第では考えてやらないこともない」
麻里亜は、もう町村の慈悲にすがるしかない。
「お願いしますっ。真面目に、先生のお手伝いをします。だから、だから公開しおきだけは勘弁して下さい」
「とはいえ、これだけのことをしでかしたんだ。全くおしおきなしというわけにはいかないよなぁ」
「はい......」
恐ろしい公開しおきを逃れられるならば、多少のおしおきも耐えられる。麻里亜はそう思った。例え、このD組の男子生徒たちに恥を晒すようなおしおきでも、全校生徒の前で行なわれる公開しおきに比べれば耐えられる。
「そんなに普通のおしおきがいいのか?」
「はい。公開しおきを許して下さるのなら......」
「じゃあ、それなりの態度で示してもらわないといけないなぁ。人に心から謝罪する時は、どうすればいいんだ?」
町村は、わざとらしく教室の床を見た。
「は、はいっ」
麻里亜は慌てて、椅子から立ち上がり、床に座り込んだ。正座して深々と頭を下げる。
「町村先生、申し訳ありませんでした」
全裸の少女が土下座をする姿は、なんとも痛々しいものだったが、サディスティックな性癖を持つ町村には、それは何とも心弾む光景だった。
「それじゃあ、誰がどんなことをして謝っているのか、わからないだろう。ちゃんとはっきり言うんだ」
麻里亜は半べそをかきながら町村の言葉に従う。
「3年B組の伊藤麻里亜は、授業中にお、オナニーをしてしまいました。大変申し訳ありませんでした」
「ん? 何をしたんだって? よく聞こえないな」
「お、オナニーです......」
消え入るような声で麻里亜が言う。
「もっと大きい声で言ってみろ」
「オナニーです」
男子生徒たちがドッと笑う。麻里亜は恥辱で耳まで真っ赤になる。
「そうか、そうか。伊藤は授業中にオナニーをしてしまったのか。そりゃあ、恥ずかしい淫乱だな。変態といってもいいな」
「す、すいません......」
何を言われても麻里亜は謝り続けるしかない。
「それでは、これから授業中にオナニーはしないように気をつけるな」
「は、はい......」
「さて、伊藤も十分反省しているようだから、おしおきもそれほど厳しいものではなくてもいいかもしれんな」
意外な町村の言葉に、麻里亜はホッとする。恥ずかしいおしおきを期待していた男子生徒たちは不満の表情を浮かべる。
「まぁ、何もしないわけにはいけないからな。とりあえず教壇の横に立て」
町村は教壇へと戻っていき、その横を指さした。麻里亜は手で胸と股間を隠しながら、その位置へと歩いていく。
「もう手で隠すことは禁じる。おしおきだからな」
それは全裸をD組の男子生徒全員に晒すという意味だ。麻里亜は一瞬躊躇したが、大人しく両腕を体の横に揃え、気をつけの姿勢を取った。もう裸を見せるくらいで済むのならば、まだ幸せかもしれない。何しろ自分は、オナニーをするところまで見られてしまったのだから。
むっちりとした麻里亜の裸身が、ついに露になった。男子生徒の間から歓声とため息が漏れた。Fカップの巨乳の頂には薄いピンク色の乳輪と小さ目の乳首。そして艶めかしい曲線を描く腰のライン。ふっくらとした下腹部の付け根の部分には大人しそうな顔立ちとは裏腹に、濃密な茂み。なんとも柔らかそうに瑞々しい少女の裸身だ。
何十もの不躾な視線が麻里亜の裸身に注がれる。麻里亜は恥ずかしさに固く目を閉じるが、肌に突き刺さってくるような視線の熱さを感じずにはいられない。
「また隠してしまうと、おしおきにならないからな」
町村はそう言いながら麻里亜の両手首をつかみ、革手錠をかけた。首の後ろで両腕を繋ぐ。
「よし、今日は一日こうやって立っているんだ。それがお前へのおしおきだ」
何も隠すことの出来ない格好で男子生徒の好色な視線を浴びながら一日中立ち続ける。つらく恥ずかしいおしおきではあるが、もっと厳しい罰を覚悟していた麻里亜にとっては、耐えられないものではないと思った。これで恐ろしい公開しおきから逃れられるならば、耐え抜こう。麻里亜は羞恥に全身を赤く染めながら、しっかりと立っていた。
「さて、授業を続けるぞ。お前ら、いつまでも伊藤の方を見てるんじゃないぞ」
そして町村は教科書を読み上げていくが、まともに聞いている者などいない。誰もが涎を垂らさんばかりの表情で、麻里亜の裸身を眺めていた。
目をつぶって、必死に時間が過ぎるのを麻里亜は待っていた。しかし、その表情は次第に変化し始めた。じっとりと汗が浮かび、息が荒くなってきているのだ。それは、ついさっきオナニーに耽る直前の表情と同じだった。
そう、麻里亜の体は再び発情していたのだ。男子生徒の視線が浴びせられていると思うと、肌が熱くなり、鈍い痺れが訪れた。体の奥がじんわりと熱くなってくる。
ああ、だめ、感じちゃだめ......。
麻里亜は自分の肉体に起こりつつある変化を必死になだめようとしていた。しかし、それは無駄な抵抗だった。
学園特製の媚薬は、そう簡単に効き目が切れるものではなかった。しかもさっきは絶頂に行く寸前で止められたため、その性欲は燻ったまま身体の奥で息づいていたのだ。
この媚薬の特長は羞恥心を快感に変えてしまうという点だ。恥ずかしければ恥ずかしいほど、それはとてつもない快感となって、身体に襲いかかる。
「ん......、あ......」
麻里亜は無意識に太腿を擦りあわせるようにしてモジモジしていた。甘く痺れるような感覚が身体の奥からしみ出してくる。まともに立っていられない。
しかし、自分がまたこんな状態にあることを町村に知られたら大変なことになる。麻里亜は必死に快感に耐えるしかない。
ああ、だめ、収まって......。麻里亜は心の中で呟く。何か別のことを考えようとする。しかし、どう抗おうと瞼の裏側には艶めかしい桃色の炎がゆらめく。トロトロと股間が愛液で湿り気を帯びていくのが自分でもわかる。
町村も教科書を読むのを止めて、男子生徒と一緒にニヤニヤと麻里亜を眺めている。
「はぁ......、ああ......」
切なげなため息が漏れる。乳首と、股間が熱く燃え上がり、刺激を求めていた。自分の指で、その部分を激しく愛撫したいという欲求がどんどん高まっていく。
そんなことをしたら破滅だ。薄れ行く理性が必死にその行為を押しとどめる。しかし、熱いむず痒さはますます大きくなっていく。
教壇の横で男子生徒の熱い視線を浴びながら切なげに全裸の身体をよじらせる麻里亜。その理性の最後のかけらが吹き飛ぶのは、時間の問題と思われた。
(続く)
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著者=小林電人 長年夢見ていた自分の「理想のSMビデオ」を自主制作したことがきっかけで、AV&SM業界のはじっこに首をつっこむことになった都内在住の40代自営業。ひたすら羞恥責め、アナル責めを好み、70年代永井豪エッチ漫画の世界を愛する。これまでの監督作品として「1年S組 高橋真弓のおしおき」「同2」「穴牝奴〜町内会人妻肛虐倶楽部 」がある。以前、永井漫画をモチーフにした小説をネットに発表したことはあるが、オリジナルは本作が初めて。 |