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『S&Mスナイパー』1980年6月号
A感覚特集 読者投稿告白手記
「肛道の恍惚」
告白= 青山美紀子

私は26歳のN航空・国際線スチュワーデス。私の人生は、インテリヤクザ・桂木との出会いによって大きく狂わされた――。あるCAが体験した、羞恥と屈辱まみれのアナル責め地獄! 『S&Mスナイパー』1980年6月号に掲載された読者投稿告白手記を、再編集の上で全3回に分けて掲載しています。
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【3】便秘の直腸を嬲られる屈辱

告白しますと、実は私は便秘がちだったのです。スチュワーデスというのは職業柄、トイレへそうそう行けません。飛行機のトイレはお客様が中心ですから、乗務員は遠慮しなくてはならず、どうしても便秘となります。

ですから恥ずかしいお話ですが アナルは(もちろんその内部がですが)そんなに清潔とは言い難いのでした。 私は触られるだけでも恥ずかしいのに、その上じっくりと見られるなんて、とても堪えられないと思いました。

「待ってください。バスを使わせて……」

私はせめてもと思い、バスルームでアナルを洗わせてくれるように懇願しました。すると彼は、「ばっちいのならおれが掃除してやるよ」と、そんな乱暴なことを言うのです。

「そんな……」
「いいから、いいから……」

桂木はすっかり興奮した様子で、すでに目の色を変えていました。以前から私のアナルに興味があったというのは本当のようです。ずっとタイミングを待っていたらしく、その日の彼は普段と明らかに様子が違っていました。

彼は私のお尻の肉を両指で押さえて開きますと、ガーゼでそこを丁寧に撫でました。

「あ……あう……」

私は心臓も止まる思いでした。

「菊座とはよく言ったもんだぜ。可愛い菊の花そっくりだよ、美紀子のアナルは……」

彼はそう言うとペンライトをその部分に近づけて、私のアナルをじっくりと眺め始めました。そしてガーゼを置くと今度は何かヌルヌルしたものを指先で塗りつけてくるのでした。

「へ、変なものつけないで……」

私はとうとう泣きじゃくりました。

「ホンコン・ワセリンだ。これをつけると滑りがよくなる」

彼はその怪しい薬をこってりと塗りつけると、アナルの中心に指を当てて、グウッと体重をかけてきました。

「ああっ」

私は全身の力が抜けていくのを感じました。

「や、やめて……」
「駄目だ!」

彼は私の両手首の縄を解きました。しかし私はもう抵抗できません。それを見定めたからこそ彼は縄を解いたのです。

「許して……」

泣きながら懇願する私を無視して、彼は私に四つん這いになるように命じました。死ぬほど恥ずかしいことをされるというのに、私は自分の両手で休を支えなればならないのです。

それはいわゆる後背位の恰好ですが、これから始まろうとしているのはノーマルなセックスではありません。今さら確認するまでもなく、彼はアナルセックスを求めていたのでした。

余りのことに金縛りにあったような状態になった私は、ただ震えているばかりで何の抵抗もすることができませんでした。すべては桂木のなすがまま、私はアナルを犯されました。

今、その時のことを具体的に書くことはとてもできません。言葉にならぬ屈辱、そして苦痛……熱い衝撃がアナルから背節を貫き、脳天に達したとでも言えばいいでしょうか。ともかく、私はアナルを犯されてしまったのです。そしてそれが、以後延々と続くアナル責めへの第一歩だったのです。


【4】巨大なガラス浣腸器に絶句

便秘というものは、いつもきちんとした生活をしていないと治りません。規則正しい食事と睡眠、運動、休息が必要です。少しでも生活のリズムが狂うと、もう便は詰まってしまいます。そして、スチュワーデスという仕事は、この生活のリズムがとても狂いやすい事情があるのです。

ことに国際線の場合、現地の風土、気候、環境がてんでバラバラですし、時差の関係もあって体調は狂いっぱなしです。私だけでなく、スチュワーデスに便秘はつきものでした。前にも触れましたように、いつも立っていることと、“お客様優先”のトイレの問題も、そのことに拍車をかけています。

話が横道にそれました。なぜ、こんなことを書きましたのかというと、桂木がその便秘問題に直接切り込んでくることになったからです。

「相当重症じゃねえか」

桂木は私のアナルを覗くたびに言うようになりました。

「なんのことでしょう……」
「決まってるじゃねえか、便秘だよ」
「使秘だなんて……そんなの違います!」
「何言ってんだ、この臭いは便秘だ。それもたっぷり溜め込んでるな」

彼は私のアナルに指を突っ込み、引き抜いたものを私の鼻に突き出しました。いやらしい汚臭に、私は思わず顔をそむけました。

「……」

とても返事などできません。ただ、信じられないほどの羞恥に身を揉んでいるばかりです。

「だから治さないといけないよな」
「……」
「治してやるよ、そのほうが美紀子のためだ」
「治すって、どうするんです……」

私は恐ろしい予感に顔を引き攣らせながら言いました。

「決まってるじゃねえか。便秘を治す方法は昔も今もひとつしかねえんだよ」
「ひとつ……」
「そうだ、わかってるんだろ」

彼は楽しそうに下唇をめくるように突きだし、「フフフ……」と笑い声を漏らしながら私のお尻を撫でまわしました。

「や、やめてください……」

私は慌てて自分のお尻を彼から遠ざけました。言葉にこそ出しませんでしたが、鈍い私にも彼の言わんとしていることがわかっていたのです。

「そんなわけにいかんよ。どうしても治さないとな……」
「お願い、それだけは……」

私は彼の密生した胸毛の中へ顔を埋めて頼みました。私は必死でした。それだけはどんなことがあってもイヤ……。けれど、私は同時に自分が彼に逆らうことなどもうできないだろうということも感じていたのでした。

それから四日後、ホノルル−ロスアンゼルスのフライトから成田に戻ったとき、桂木は私に小さな紙袋をくれました。

「開けてみなよ」
「なんですの」

桂木が私に贈り物をくれるなんて久しぶりのことでしたから、私は束の間、舞い上がりました。ヤクザというのは、最初はやたらとプレゼント攻勢をかけてきますが、いったん釣りあげた魚には、まず餌はくれないものです。

私は紙袋を掌に載せて何となく重さを量るような仕草をしました。が、その途端、ハッとして危うく袋を落としそうになりました。

「開けてみなよ」
「なんだか怖い……」

私は胸を詰まらせました。もう、中に何が入っているのか、手の感触だけでわかってしまったのです。
顔を曇らせて袋を開けると、案の定、中からは予想通りの物体が出てきて、私はガクガクと震えだしました。

「メイド・イン・ホンコンだ」

桂木は言いました。

「ひどい……」

私は一旦取り出したそれを袋に戻し、両手で顔を覆いました。袋の中に入っていたのは、大型ガラス浣腸器だったのです。

「便秘を治してやるために入手したんだ。いっぺんに350ccまでいける」
「ひどい……ひどいわ……お浣腸器なんて……そんなものイヤ……」

私は子供のようにかぶりを振りました。

「前から言ってたじゃねえか。便秘はおれが治してやると。それには浣腸が一番なんだ。美紀子だってスチュワーデスなら知ってるだろう。外人娘だってこの頃は便秘を治すのに浣腸をやってるんだ。いや、便秘の治療だけでなく、美容術を兼ねてな。美紀子も今以上にきれいになるぞ……」

桂木はまるで勝ち誇ったようでいつになく上機嫌でした。反対に私は、もうどうにもならぬという思いで目の前が真っ暗になっていました。

(続く)

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