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読者投稿弄虐小説 「撮られた双つ花」
N女子大学文学部教授、真鍋隆博、51歳。毎年、彼の元には単位欲しさにふしだらな取り引きを要求してくる女子学生が複数人やってくる。秘めたサディズムを胸に燃やして危険なコレクションを増やす初老の教授の、エスカレートしていく行為とは……。『S&Mスナイパー』1981年2月号に掲載された力作投稿小説を、再編集の上で全4回に分けてお届けします。
卒業を間近にすると、必ず、二、三人はこの話を匂わせてくる。
近頃の娘達は、とにかく楽な方法を選ぶ。自分の肉体を売る……、と言えば聞こえが悪いが、少なくとも利用することには、少しも後ろめたいところはないようだ。
よく言えばセックスを謳歌しているのだろうが、娘達のあまりにあけっぴろげな嬌態、見事なまでの開放感には、五十を過ぎた真鍋教授は、いささか辟易させられる。とくに集団の中に囲まれていると、そのむせるほどの色香は、むしろ嫌悪にも感じられ、胸苦しくもあった。
とはいえ、真鍋も男である。個人的に会えば、やはり、苦い娘の溌剌とした美しさは悪いものではなかった。
そして、この話を匂わせてくるのは必ず、自分の容姿に自身のある娘であるから、真鍋には、もう止められない秘かな愉しみになっていた。麻薬のようなものだなと思った。
真鍋隆博、五十一歳。N女子大学文学部教授――。
「フフ、あんな助平爺、いちころよ」
高津朱美は、挑発的なスタイルで大通りを闊歩していた。振り返る男達の視線にくすぐられながら、自信に充ちた曲線美は、正に恐いもの知らず。青春の真っ只中に君臨していた。真紅のミニのワンピースは膝上十五センチ、膝の下まであるブーツ。毛皮のコートは前をはだけ、裾を翻して脚線美を誇っていた。
朱美が真鍋教授宅に着いたのは、昼を少し過ぎた頃であった。アポはもちろんとってあり、着くと朱美は地下にある真鍋の研究室に通された。
「先生、地下にお部屋が……。凄いですわね」
「研究する時は誰にも邪魔をさせたくないのでね。ここなら誰も来ない。家内だってここには入らない。もっとも今日は出掛けて留守だがね」
「先生の聖域ですわね。でも、ここで何人の女の子が泣かされたんでしょうね」
「おいおい、人聞きの悪いことを言うなよ。君達を救けるためじゃないか。ぼくのほうからは何もしていないよ」
「そうかしら」
「何だよ、君。いいがかりをつけに来たのか?」
「いいえ、とんでもございません。只々、単位を頂きたいがためにお伺い致しました」
おどけた調子で、色っぽく品を作って、朱美は媚を振りまいた。
(フン、今にみていろ。その自信に満ちた高慢ちきな鼻をへし折ってやる)
真鍋は、胸の中で吐き捨てていた。
「それで……、どれくらい、進んだんだ?」
「それがぜんぜん……」
「全然? もう日にちもないじゃないか」
「だから、お願いに来たんじゃないですか。ね、先生、何とかして下さい。お願いします」
ソファに腰をかけ、膝を組んでいた足を下ろして、朱美は両手を合わせた。
足を下ろす時、ミニの奥から白いものが覗いた。それは多分にわざとらしかった。
「それで……、何をするというんだ?」
「何でもしますわ。先生のお望みどおり」
媚びるような微笑は、自信にあふれていた。大学教授なんていっても、所詮は男だ、とでも言いたげだ。
「何でもするのかね」
「はい、何でも……」
「じゃ……、犬のように床を這いまわってみるかね」
「えっ?」
「私の足を舐めて、牝犬になって、単位を下さいと、キャンキャンと鳴いてみるかね」
朱美の顔が硬張り、一瞬、蒼ざめた。
「先生、それは……どういうこと……?」
「高津朱美はだね、牝犬になって、この床の上を這い回るんだ。それも素っ裸でね。どうだい?」
「冗談でしょう……」
「ハッハハハ、冗談だよ、君」
「ああ、驚いた。びっくりしましたわ。私は、先生が変態かと思いましたわ」
皮肉っぽさが、朱美の口振りに表われていた。
「女を犬にすることは変態かね」
「そりゃあ失礼だわ。女を侮辱していますわ」
「しかし、君。君は男を犬のように扱ってみたくはないかね」
「そうですね……そりゃあ、気持悪くはないでしょうね」
「しかも、それがハンサムな、いい男だったらどうかね」
「いいですね」
「だろう。ま、君も早くそんなことのできる身分になることだね。君なら似合うよ。男を這いつくばらせて、その上に君臨する女王様にね」
「フフ、いいですわね。女王様……」
(でも、その前に嫌というほど、奴隷の惨めさを味わわせてやるよ、朱美くん……)
真鍋はニヤリと口許を歪めて、デスクの中の隠し扉のスイッチを押した。
もちろん朱美には気付かれないように――。
真鍋のデスクの正面の椅子に朱実は腰を下ろしている。
「さて、それじゃ、君のお望みどおり、単位をあげるテストといこうか」
「はい、先生。よろしくお願いします」
さすがに含羞に頬を染めた。
「まず、そのワンピースを脱ぎなさい。それで十点あげる」
「ここでですか?」
「そうだよ。どこでやるつもりなんだ」
「で、でも、ここじゃ……」
「ベッドででもやるつもりかい。これはテストだよ、君」
「はい……」
(フン、助平じじい、どこででもやってやるよ)
立ち上がり、朱美は背中のファスナーに手をまわした。肩を抜き、腕を抜いて、足首から抜いた。短かいスリップからブラジャーとパンティが透けて見えた。美しい均整のとれた身体だ。
「スリップ五点、ブラジャー五点。パンティはそうだな、パンストと一緒に十点あげよう。これで三十点だ。あと四十点、それは裸になってから考えよう」
「ひどいやり方だわ。侮辱だわ」
「嫌ならいいよ。帰りたまえ」
「……」
自分の考えの甘かったことに朱美は気付いた。変態教授。ただ、抱かれるだけではすまない。どうしよう……。こんな侮辱的なことをされるとは思いもしなかった。
でも、今さら、帰るのも癪だし、単位も貰わなくっちゃ。ここまで来たんだ、少しくらいの辱めは我慢しよう。フン。どんな変態振りを見せてくれるのか、とっくり拝見させてもらいましょうか、やや開き直って、朱美は真鍋を見詰めた。
「分かりました。やりますわ」
スリップを脱ぎ、ブラジャーを外した。
「見事なおっぱいだな。さすがだ」
「ありがとうございます」
皮肉っぽく言ってやった。
「これで何点だ? 二十点か。パンストとパンティで三十点」
わざと朱美のプライドを傷つけるようにからかう。
チェッ、変態じじいと、胸の中でののしりながら、朱美はパンティストッキングに手をかけた。
クルクルと丸めて足首から抜くともうパンティひとつだ。ぴっちりと肌に喰い込み、おしゃれなショーツは小さく、刺激的だった。
さすがに朱美は屈辱に震えた。両手で乳房を覆っている。
「後ろを向いて脱ぎたまえ。お尻の動きを見せてもらおう。大事なところはあとからゆっくりと観賞させて頂く」
下唇を噛み締めて、朱美は後ろを向いた。
真鍋はデスクの中の隠し扉の中のスイッチを操作した。
それはビデオ装置であった。モニターに映る朱美の全身像が、お尻の部分のアップに変わった。
腰を屈め、張り切った双臀をこちらに突き出して、足首からバンティを抜くその様子がはっきりと映し出されていた。
モニターと実物を交互に見比べながら、真鍋は舌なめずりをしていた。
(続く)
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