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『S&Mスナイパー』1983年6月号
編集者突撃モニター
「看護婦・由布子はオモラシ娘」
編集者突撃モニター
「看護婦・由布子はオモラシ娘」
プレイ志願の素人女性を読者の中から募集し、編集部員が実地にプレイを行なって現場の模様をレポートする人気企画「編集者突撃モニター」。何が起こるか分からない、筋書きのないドラマが見せてくれるSMのエロティシズムとは……。『S&Mスナイパー』1983年6月号に掲載された同コーナー「看護婦・由布子はオモラシ娘」を再編集の上、全5回に分けて再掲載いたします。
【1】由布子上京
その日私は新宿駅南口の牧札付近に立っていた。待ち合わせの時間は20分ばかりすぎていたが、由布子は現われない……。
念のため編集部に電話を入れてみた。と、たった今、彼女から電話かあり、時間を2時間程度遅らせてほしいと連絡があったとのこと。仕方なく、いったん引き返し出直すことにした・
由布子から最初に電話があったのは3目前のことだった。
電話の内容を要約すると――あるSMビデオのブロダクションが募集している女優に応募したいと思っている。ついては貴誌はビデオ関係の広告を掲載しているので、わかればその撮影の様子など教えてほしい。ということだった。
訊いてみると、そのSMピデオのプロダクションは大阪にあり、本人にしてみれば、彼女の住んでいる山梨と大阪だから、たとえビデオに出演してもプライベートな面での心配はないだろうと考えたらしい。が、実際はそんなことはない。そのビデオが大阪でしか売られないとは限らないからだ。
そういうこととは別に、払はなぜ彼女がビデオに出演したがっているのか、そっちのほうに興味をそそられて訊いてみた。
すると、返ってきた答えは、ただモデルになって撮影されるのではなく実際にプレイしてみたいらだという。
そこで私は、この 編集者突撃モニターのことを話して、ビデオもいいがその前にこちらに出演してもらえないかと打診してみたのだ。
答えは――0K。話はトントン拍子にすすみ、といっても長距離電話なのでそう長くも喋っていられなかったのだが、さっそく三日後に会う約束をした後は、彼女が名前を由布子といい、この三月に看護学校を卒業したばかりの21歳だということなど訊いただけで電話を切ったのだった。
一度編集部にもどった私は、その後ふたたび新宿駅に出かけていった。東口や西口は混雑しているので人の少ない南口を選んだのだが、果たして待っていると、改札付近にそれらしい女性が現われた。
「太っていますから……」と彼女も電話でいっていたので、ほぼ間違いないと思われたが、チラチラと私のほうを見ているのにそれらしい素振りをみせない。私は社名入りの封前を持っていて、それが目印になっていたのだ。
やがて彼女は公衆電話から電話をかけはじめた。それが終わるのを待って私のほうから声をかけてみた。
「由布子さん?」
「ええ。本村さん?」
「そうです」
「やっぱり……」
そうじゃないかと思いながら編集部に電話をして私の恰好を訊いたところだという。
時間は午後1時すぎ。2人とも昼食がまだだったので、ひとまず食事をすることにした。
「太ってるでしょ?」
由布子はそのときレストランにいく途中でも、そしてその後この日のプレイ場所に予定していた、お馴染みの『アルファーイン』にいく途中でも、笑ってそういった。
確かに太っている。若いだけにずいぶん気にしているらしい。
由布子は、それでもその体型通り大らかな性格の持主だった。食事をしながらの会話は、だから初対面とは思えないほど弾み、そこで我々はもうすっかり打ちとけていた。
そのとき聞いたのが、先に「プレイ志願者紹介」に書いたようなことなのだが、もう少し補足しておく。高校時代まではすこぶるマジメだった彼女が看護学校に入学したのは、将来、看護婦として働きたいという希望のほかに、家を出て自由な生活をしてみたいという願望もあったようだ。
その願望は寮生活によって充分満たされた。女だけの生活である。それなりにナマナマしい面があるだろうことは想像がつく。SM雑誌との出会いもその一つで、一目見るなり彼女は興味をおぼえたという。また一方では男性経験もかなり発展し、現在はマジメに付合っている(勿論、肉体関係はある)医大生の彼がいると言いながら、「彼とはべつにオジサマもいるの」と大らかな性格そのままにさしてこだわりもなく打ち明ける。
オジサマはこれまでにも何人かいたらしく、そのうちの1人に初めて縛られた。前述したように彼女のSM体験はそのときの軽いプレイだけらしいが、SM雑誌のことが話題になったとき、彼女の口からは本誌以外にもS誌やF誌の名前が出てきた。
今も2、3冊のSM誌を愛読しているという。そう聞けば彼女のSMプレイへの並々ならぬ興味の強さもわかろうというもの。何誌もあるSM雑誌の中で本誌を選んで電話をかけてきた理由を、彼女は「表紙のイメージからなんとなく電話をしやすかった」と話してくれた。
(続く)
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