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『S&Mスナイパー』1984年1月号 パンティプレゼント読者応募作品
「西脇ケイのウォーターパワー'84」
「西脇ケイのウォーターパワー'84」
『S&Mスナイパー』誌に登場したグラビアモデルをヒロインにして描く「パンティプレゼント応募小説」。1983年〜1984年にかけて何度か行なわれたこの懸賞企画の当選作品とは……。本作はモデル・西脇ケイ嬢をイメージしてハードなプレイ模様を書き込んだ、欲望に満ちたSM小説。1984年1月号に掲載された全編を再編集の上で全4回に分けて掲載していきます。
今俺の顔を鏡で見たらきっとどうしようもなく締まりのない顔をしているに違いない。俺は今一度顔の筋肉に力を込め表情に威厳を出そうと努めた。だが駄目だった。どんなに努力をしてもいつの間にやら顔は緩み、口元からはだらしのない嫌らしい笑いが漏れ出てしまうのだった。
ここはあるSMホテルの一室。
今俺の目の前に一人の女が拉致されている。女の名前は西脇ケイ。19歳の短大生。秋川リサにちょっと似たなかなか色っぽい女の子だ。彼女は今、憐れにもブラジャーとバンティだけというあられもない格好にされ、しかも手足をロープで縛り上げられ身動きも出来ずに床に転がされているのだった。
俺が何者なのか、何ゆえに如何なる手段を用いて西脇ケイを虜にしたのか、そんなことを長々と書いてもつまらないだろう。ただ俺は無類のサディストであり、その道ではちょっとは知られた人間であること。常日頃愛読している某SM雑誌のグラビアで偶然に彼女、西脇ケイの緊縛ヌードを見て以来すっかり彼女に惚れ込んでしまったこと。彼女相手にSMプレイをしてみたいと望むようになったことだけ書いておこう。
西脇ケイを辱めてみたい。あのむっちりとした柔らかそうな肉体に思いつきり縄を打ってみたい。俺の嗜虐の思いは募るばかりだった。そしてとうとう俺はいかなる手段を用いても彼女を手に入れることを決心したのだった。
俺は早速彼女のグラビアを載せたそのSM誌とコンタクトを取った。SM界の実力者である俺の言うことに逆らえるはずもなく、程なく編集部は自らお膳立てをし、西脇ケイを俺への奉物に差し出してきたのだった。
何がなんだか分らないままいきなりホテルに軟禁され、下着姿に剥かれ、雁字搦めに縛り上げられたケイは部屋一杯に所挟しと置かれた不気味な拷問道具に取り囲まれて不安気に身を縮こませていた。突然のこの災難が信じられない様子だった。
「気分はいかがです。ケイさん。突然こんな所に連れ込まれ、そんな格好にされてさぞかし驚いたことでしょう」
俺は胸の内にふつふつと湧き起こる淫ら心を押さえつけ、わざと優しげに声をかけた。
「あなたは誰? 私をどうしようというの」
「あなたに惚れ込んでしまったただの男ですよ。ぜひ一度ケイさんと夢見るような楽しい一時を持ちたいと思っていた者です」
彼女は一瞬ビクッと体を震わせた。
「どういう意味、それ……」
「分かりませんか? 本を読みましたよ。あなたはセックスにかなり興味があるけれど本当のエクスタシーを感じたことがないそうですね。僕はそれを知ってあなたのことがかわいそうに思いましてね、僕が相手になってぜひケイさんに最高のセックスプレイを味わってもらおうと思ったわけですよ。まあ夜は長い。お互い楽しくやりましょう」
ケイは俺が何を言っているのか分からないというように瞳を大きく見開き茫然としていた。やがて段々事態が飲みこめてくるにつれ今度は顔を赤らめ体を震わせ突然大声を上げて喚きだした。
「冗談じゃないわ!! ど、どうして私が――何で! ……あ、あなた一体……! ほどいて! すぐに縄をほどいてよ!!」
あまりの怒りと興奮にケイは言葉が乱れてうまく喋れなかった。
「イッタイ――一体何をしようと! 何で、私、アナタ……何の権利で――キャッ!!」
最後の悲鳴はいきなり俺がケイの横面をひっぱたいたからだ。両手を背後に縛られたケイはもんどり打って倒れた。俺はケイの髪をむんずと掴みそのままズルズルと引きずっていった。いつまでも話し込んでいてもしょうがない。俺は胸中に湧き起こる嗜虐心に急かされて一気に責めを開始した。
「イ、痛イ! アアッ、ヤメテェ!」
部屋の一画に全体をどす黒く塗った不気味なエックス字型の十字架が備えつけてあった。まずはケイを礫にして魅力的な肉体の隅々を細かく検分してやろう。十字架のちょうど真上あたりの天井に滑車が一つ打ちこまれていて今そこからは先に鉄製の首輪のついた鎖がぶら下がっていた。俺は鎖を引っ張りケイの白い喉に首輪をはめた。
「イヤッ! 何をするの!」
カチャリ。
冷たい音を泣てて首輪の鍵が閉じた。ケイの動きを封じた俺はケイの足を縛った縄を解き、それから力一杯鎖を引っ張ってケイを立たせようとした。いきなり喉を引かれて呼吸の詰まったケイは苦しげな呻き声を上げ暴れたが、男の力にはかなうはずもなく鎖を引かれるままにズルズルと緊縛された不身由な肉体を仕方なく起こしていくのだった。
半裸の魅惑の肉体が伸びきり瓜先立ちになったところで俺は鎖を止めて固定した。ほとんど首吊りの状態にされてしまったケイは恐怖と苦痛に顔を歪め、口を大きく開けて少しでも多くの酸素を得ようと喘ぎ、力ない瓜先でフラフラと必死に体のバランスを取るのだった。
こうしてケイの抵抗を封じた俺はおもむろに後ろ手縛りのロープを解き、改めてケイの両手両足を皮ベルトで十字架に拘束していった。
薄いピンク色のブラジャーとパンティでかろうじて我が身の秘部を隠しただけのケイは今や手足を大きく広げ、全く無防備の状態だった。もはやケイは俺がどんなに嫌らしいことをしても黙ってそれに堪えるしかないのだ。
首輪をはずされやっと楽に呼吸が出来るようになったケイはハアハアと喘ぎながらも、気丈にキッと俺を睨みつけてくる。瞳の奥に燃える怒りの炎が見えるようだった。
「なかなかおしゃれな下着をつけているんだな。うん、とてもよく似合うよ」
ケイの挑みかかるような憤怒の視線など気にもせず俺はゆっくりと彼女の肉体を観賞した。
「変態! こんなことしてタダで済むと思ってるの! 覚えてらっしゃい、警察につき出してやる!」
なんて気の強い子だ。俺はちょっと驚いたがその反面ゾクゾクと嬉しくなってきた。暴力に弱くちょっとした折檻ですぐに観念して俺の自由になる女もいいが、ケイのようなちょっとやそっとの暴力にはくじけずにあくまでも抵抗し暴れようとする女もまたいいものだ。
そんな女を責め苛み、苦しめ、恥ずかしめ、快楽の極致をさまよわせ、ついには屈服させて思い通りにする。それこそ俺にとってのSMの醍醐味なのだ。もちろん、SMと言ったっていろんな趣味の人間がいるし、異論もあるだろうが、俺は俺の快楽に嘘をつくことはできない。
俺はケイの肌にほとんど触れそうになるほど顔な近づけ隅から隅までゆっくりとケイの肉体を視姦めた。
身長159センチ。B85・W65・H86。少し太りぎみながらなかなかの魅力的なプロポーション。スベスベとした肌、ムッチリとした肉づき。ケイは思わず涎の出るような素晴しい肉体の持ち主だった。
ケイのような程よく脂肪ののった肉体は縛り上げるとよくロープが食い込み、見た目に厳しい縄目になるのだ。彼女は緊縛のよく似合う女なのだ。見れば見るほど惚れ惚れする身体だ。
(続く)
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