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『S&Mスナイパー』1984年1月号 読者投稿小説
「オフィス・ラブは縄の味」
「オフィス・ラブは縄の味」
中年サラリーマンが体験する女性部下との禁断不倫体験。サディスティックな欲望を容赦なくぶつけて欲望の限りを尽くす男と、秘めていた欲望を否応なしに引き出されて懊悩する女。そのせめぎ合いの果てにあるものは……。『S&Mスナイパー』1984年1月号に掲載された読者投稿小説を、再編集の上で全6回に分けてお届けしています。
精液を飲まされて呆然としている由美を再びベッドの上にあげて縄を解き、秘花に手を伸ばすとそこはまだ充分に潤っていた。
「君は、まだ自分のことをよく分かっていないんだよ。これからそれを教えてあげよう」
私はぐったりしている由美の片足を自分の肩にのせると、彼女の腰を片手で持ち上げさせて、一気に秘花を貫いた。一度射精したくらいでは私の怒漲は衰えないのである。
「あっ!」
由美が驚いたような声を上げる。それは私の怒漲に驚いたのではなく、こんな思いをさせられた挙句に無理やり犯されているのに、どうしてこんなに感じてしまうのかという驚きだったはずだ。
由美の肉壁は溶けるかのように熱を持ち、怒漲に絡みついた。抜く時には一緒に吸い付いて外に出てきそうなほどである。当の由美も、先程のことなど忘れたようにヨガリ、腰を振り上げている。
体位を座位に変えて責め立てた。由美の腕は私の背中を掻き、愛液は私の尻のほうまで垂れてくる。秘芽は否が応でも擦り上げられ、怒張は深く食い込み、由美の腸まで押し上げる。由美は声もかすれるほどに喘ぎ悶えた。
「あぁっ、あぁっ、どうしてっ、どうしてこんなにいいのーっ、いっ……イクイクっ」
秘花の肉襞が熱い収縮を繰り返すと、最後にぐにゅうっと怒漲を締めてきた。そして次の瞬間、由美の体が急に柔らかくなり、そのまま力が抜け落ちた。長い髪を私の肩へ流し、上気した頬を胸へ押しつけ、しゃくりあげている。
「どうした、俺はまだなんだぞ」
「私、恥ずかしい、一人でいってしまうなんて……でも、こんな感じは、初めてよ。うれしい」
「さあ、次は俺の番だぜ」
由美を膝から下ろし、後ろ向きに寝かせた。クリームを取り、秘肉のマッサージに入る。先程垂れた愛液でたっぷりと潤っているため、するりと二本の指が入る。洗礼を受けたにもかかわらず秘肉は硬く、処女の様を示す。由美は疲れきって私に体をまかせている。次第に柔らかくなるアヌスに、私の怒漲も入りたがって痛いくらいにエレクトする。そうだH本にこういうのがあったぞ、二カ所責めだ。
バイブを前に入れる。何も抵抗するものがなく、すんなりとぬるぬると入る。一方、揉み込まれて弛緩したアヌスへは怒漲を挿入していく。ここはまだ少し硬いが、快い窮屈さだ。
根本まで入ったところで感触を味わう。前回は味わうゆとりもなく抽送をはじめ、感激のあまりすぐ放出してしまったのだ。
柔襞のとなりにバイブが入っているのを感ずる。スイッチを入れると、直腸にまで震動が伝わってきて奇異な感触だ。
「ああー、またいきそうだわ。何を入れたの……あっ感じすぎる。ああっ……いいっ、いっ!」
自分から腰を遣いだすと、由美は一段と高い声を上げた。私は由美の腰骨を押さえて胃に届けとばかりに突っ立てる。
「もう、もう、止めて。死んでしまいそう。ああ、また、またきそうよ。ああっ!」
アヌスを犯しながらバイブの根本を持って抽送すると、由美の五体は喜びに震え、ついにその瞬間がやってきた。私もしたたかに放出していたが、由美の反応はもっと凄まじかった。
由美は絶頂に達してからも数十秒ほど、私を締めあげ、抜くことを許さなかった。やがて由美が溜めていた息をフーッと吐くと、生き物のような秘肉の緊張がとれ、ようやくという感じで私の腰が自由になった。
振動を続けているバイブのスイッチを止めると、由美は抜く時の快感をまた味わって呻き、熱く濡れ切った柔襞から溜まっていた愛液を絞り出すように痙攣していた。
唇をこじ開けて舌を吸い、正気を取り戻してきたところで乳首を吸い上げる。
「ああ……はずかしい。こんなに淫らになってしまって」
由美はとり乱した自分を思い出してか、紅潮した頬を手で隠した。
次の土曜日、待ち合わせをして街に出た私たちは、ホテルへ入る前にポルノショップへ入った。嫌がる由美を無理やり連れて入ると、客は私達だけであった。由美は眼のやり場がない様子で下を見て私の後ろに立っている。
「由美、これなんかどうだ」
私は店にある一番大きい張り形を見せた。店の主人も面白がって声をかけてくる。
「奥さん、これなんか最高ですよ。ご主人なんかいらなくなりますよ」
「俺がいらなくなるとこまるから、それは、よすよ。じゃあこれをくれ」
卵型バイブレーターである。
「ご主人も通ですなあ。奥さん幸せもんだなあ」
由美は下を見たまま早く出ようと促す。
私たちは近くのコーヒーショップへ入った。喉が渇いたのと早く性能を試したかったからだ。そこの店のトイレは男女共用なのを私は前もって知っていた。
「由美、ちょっとトイレに行ってなさい」
何も知らない彼女は素直に化粧直しに行く。後から私がついていくと、びっくりした眼をしたが、すぐに理由を察したらしく泣きそうな顔を見せている。私は由美のスカートを上げ、パンストとパンティを下げた。先日剃り上げたところが多少色づいてきていた。
バイブを取り出し、スイッチを入れて挿入する。たちまち呻き声を上げる由美。
「俺がいいと言うまで入れておけ。勝手に出したら今度こそ縄で縛るぞ」
「でも、こんなの入ってたら歩けないわ」
「俺が出たら少しして出て来い。いいな」
テーブルへ帰るともうコーヒーが来ていた。店員は少し変な顔をしていたが、陰のほうなのであまり気にもしていない様子だ。由美がトイレから出て来ると、一瞬よろっと腰が抜けたように歩いて来た。
眼をぱちくりさせ、視点が定まらない。手を強く握りしめ、汗をかいている。腰を動かしながら、バイブの当るところを調節しているかのようだ。
店を出て少し歩くことにした。普段は腕など組まないが、歩行がままならずよたよたするので手を貸してやる。由美が私の耳元で、早くホテルへ行こうと言うが、まだ我慢させようとデパートへ入る。ネクタイを見ながらこれなんかどうだろうとゆっくり探していると、由美は早く早くと訴える。
額にはすでに脂汗がにじんでいた。足元が定まらず、腰から下は立っているのがやっとという様子。
「ねえ、もうだめ、お願い、早く抜かせて。お願い」
限界を訴え、私の腕に半分ぶら下がるようにしてホテルへ入る。
「俺がいいと言うまでそれははずさないからな」
「ああっ、もうだめっ。我慢出来ない。ああ」
由美を裸にするとバスルームへ連れていく。由美の秘花はすでに濡れそぼち、パンストのほうまで濡らしている。
「なんだ由美、こんなに濡らして。そんなに俺が欲しいのか。この好きものめ」
「だってあんなのが入ってるんですもの。感じすぎるわ」
バスルームへの五、六歩で由美の愛液は膝のほうまで垂れだした。由美は体を私にぶつけ、唇を求めてくる。
「おいおい、どうしたんだ今日は」
「私、もう係長じゃないとだめ。愛しているの、愛して。いっぱい愛して」
その口に舌を押し込み、強く力いっぱい吸うと舌をからめて吸い返してくる。私が指で秘裂を掻き分けると、そこは熱く煮えたぎるるつぼと化している。バイブの震動を感じて指先で押し込むと、そのまま跪かせて私の未だ硬直していない怒張を含ませる。
「由美、それを出したかったら、下腹に力を入れて自分で出すんだな」
口には怒張を咥えさせられ、下にはバイブ。由美が甘美な刺激に耐えながらようやくバイプを産み落とした時には、「もう、だめ。何回いきそうになったかわからないわ。いじわる」と床へ座りこんでしまうのだった。
ぐったりする由美を起こし、唇をこじ開けてもう一度ペニスをしゃぷらせる。
「今度はちゃんと舌をからめるんだぞ」
「んっんっ……」
生温かく柔かい舌が恥じらいを残しながらも艶めかしく動く。私は由美の髪をつかみ頭の角度を調節しながら、モノを咽喉の奥につっこんで射精した。
由美は吐きそうになるが口にはまだ私の怒張が突っ込まれたままだ。由美は私の顔を見上げ、やがて諦めたように熱い樹液を飲み込んだ。
(続く)
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