『S&M Sniper』Archive Galley 06.1980.
1980年6月号 P247〜252
bondage photo gallery 「制服の吊梁花」
SM界の衝撃ベストセラー誌スナイパー。創刊号の発行は、いまからさかのぼること30年前、1979年です。その当時から“魂の暗部を狙撃する雑誌SNIPER”というキャッチコピーは変わりません。そんな『S&Mスナイパー』の歴史を少しずつ紹介していくアーカイブギャラリーです。
「いい眺めだよ」と、敏郎が呟く。
「梁花の大事なところが丸見えだ」
そう言って、敏郎は真上からその部分をじっと覗き込んでくる。
「それにしても……ふぅん……、今日は強引にこんなところまで連れてきちゃったケド、お前のほうも乗り気だったみたいじゃないか。ショーツ越しにもたっぷり濡らしてるのがわかるぜ」
目と目が合って、ゾクッとするような羞恥が背骨の髄を駆け上がる。
いつもそうだ。敏郎にこのしゃべり方をされると頭がボーッとして何も言い返せなくなる。
初めて敏郎に抱かれた時も、初めて敏郎に縛られた時もそうだった……。
「何を思い出しているんだい?」
敏郎が、言いざまにひとえにショーツを剥ぎ取った。
「なぁ梁花、お前だって期待していたんだろう? 浣腸されて、好きな男の目の前で無理やり糞をさせられて、嘲り笑われたかったんだろう? お前の好きな男ってのは、まぁ、俺のことだ……そうだろう?」
そんな……違う……まだ好きだなんて……あぁっ!
話す暇も与えてくれずに敏郎の両手が容赦なく双臀を鷲づかみにして二つの丘を割り裂いた。
「ほれ見ろ、恥ずかしいとこが糸引いてるじゃねぇか。クックック。お前のその汁をたっぷりつけて、ケツの穴に、お望み通りのものを目いっぱいまて゜注ぎこんでやるからな」
グルグル……グルグル……といやな音がして、たちまちお腹が膨らんできた。
お尻の奥が、ひんやりと冷たい。まるで水風船を入れられたみたいだ。
「ホラホラ、別に我慢しなくたっていいんだぜ?」
敏郎の手がおなかの肉をつかんで、力いっぱい揉みしだいた。
「う……あ……だ、だめっ、だめぇっ!」
我慢するほどに、理性のたかがバツンと外れてしまいそうになる。
もしもそんなことになったらどんに恥ずかしい取り乱し方をしてしまうかわからない。
でも……
いっそのこと……
そんな……ダメ……あぁ……何もかもが苦しい!
敏郎の声がどこか遠くから聞こえてくるようだった。
いつの間にか頭の芯がボヤけてしまって、どんなに大きな声を出されても何を言っているのかわからない。
ただ、嬉しそうな笑い声だけが頭の中をグルグルと回っていた。
もう、どうなってもかまわない。
明日もまた学校で敏郎と逢えるなら……
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09.06.11更新 |
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