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あるオフィスを舞台に思い掛けず始まる恋&貪欲な情事を描いたオムニバスドラマ。いつも冗談ばかりのふざけた同期社員を急に男として意識する「ピエロの素顔」、煙たい存在だった部下の意外な一面を知って心が揺らいでいく「逆転ロマンス」の2タイトルを収録。2話オムニバス、まずは「#1ピエロの素顔」から。舞台は広告代理店の営業部。矢吹誠(東惣介)と堀江正美(推川ゆうり)は同期入社の7年目。誠は女の子と見れば誰でも「可愛い」「魅力的」「好きだなあ」と軽口を叩くお調子者。正美にもずっと「好きだ」と言い続けて来た。正美も決して彼のことが嫌いではなかったのだが、やはりどこか信じることが出来ず、また傷つくことも恐かったのだろう、本気にしようとしなかった。でね、この2人、名前ではなく「矢吹」「堀江」と終始名字で呼び合ってるのがイイんだよね。青春っぽい。しかしある日、及川大智、橘聖人演じる他部署のメンバーを含めた同期会で恋人の話になり、誠から「本気で付き合おう」と言われたことをきっかけに、正美は急速に彼のことが気になってしまう。そして2人は仕事上でもパートナーなのだが、得意先に長坂というエロオヤジがいて、前々から正美のことを狙っていた。強引に食事に誘われ断われずに困っていたところに誠が颯爽と登場、得意のひょうきん者ぶりで「長坂さ~ん、食事ならボクも連れて行ってくださいよー」と空気を壊さず撃退してくれる。しかもソッと肩を抱き「遅くなってごめんな。もう大丈夫」と告げる騎士(ナイト)ぶりだ。
一気に距離が縮まった2人。正美は自宅に誠を初めて招き、ワインで乾杯する。いよいよセックスとなるわけだが、通常のAVと違うのが、キスまでのアプローチが長い。優しくオデコにチュッから始まり、「堀江は、俺のことどう思ってるの」と真剣な眼差しで問う誠。恥ずかしくて思わず顔を逸らしてしまう正美だが、優しく顎を持って戻され「逃げないの」と諭される。次がイイんだよね。正美は「好き、です」と呟く。「です」と付けるところがロマンチックじゃありませんか。そしてさらに、答える誠の台詞がニクイ。悪戯っぽく笑って「良く出来ました」と来た。さて、女性向けAVは一般的なAVと絡みがまったく違うと言われる。確かに、正美を演じる推川ゆうりちゃんは元「恵比寿マスカッツ」7期生で、2013年に芸能人レーベル「MUTEKI」からだビューしたコだが、AV的派手な喘ぎは一切ナシ。これがねえ、役柄的には気の強い正美だが、ベッドでは恥ずかしがり屋さん的な反応で実にエロい。こういうリアルなセックス描写が女子にはウケるんでしょう。ちなみに正美の部屋が80年代トレンディドラマに登場するようなオシャレな空間なのにも注目。一般AVのあの、安っぽくて小汚いスタジオセットばかり使い回すメーカーさんは見習って欲しい。
そして2話目「#2逆転ロマンス」は誠や正美と同じ広告代理店営業部を舞台にした、新入社員小出拓也(向里来)とその先輩・山本美穂(桐嶋りの)の物語。拓也はイケメンで仕事も完璧、美穂が必死に繋がろうするも難敵だった上客の取引先をあっさりゲットしてしまい、尚かつ先輩を気遣う優しさまで見せるが、その欠点のなさが美穂は気に入らない。「悪い子じゃない」と思いつつ、ついキツく当たってしまう。しかしそんなある日、拓也がその完全主義から熱を押して仕事を進めたあげく倒れてしまい、美穂は彼の自宅まで送っていく。するとそこは日頃の拓也からは想像出来ない、ビールの空き缶やカップ麺の殻が転がっただらしない部屋。思わず母性本能を刺激されたところを、「ボクはいつも山本さんのために寝る間も惜しんで頑張ってるのに、どうして冷たくされなきゃいけないんですか」と告白されるという展開。そう、拓也は美穂に好かれたい一心で仕事を頑張っていたのだ。向里来はお笑いトリオ「パンサー」向井くん似のスウィートなエロメン。一方、美穂を演じる桐嶋りのは2015年プレステージからデビュー、黒髪のお姉さんタイプ。可愛い男の子が年上に甘えるセックスが繰り広げられる、これも女子ウケするよなあ。
文=東良美季
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19.07.01更新 |
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