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スナイパーAVレビュー!
白、水色、マゼンタ、パープル......複雑な色に染まっていく自分自身に高揚する一人の女性。さらには青、マゼンダのペイントが加わり、その全身は見事なパープル模様へ。やがて始まる「ペイントSEX」。様々に表情を変える色模様と感触は、二人にどんな快楽をもたらすのだろうか。両者の作品に共通しているのは、毅然としていて牧歌的であるということ。僕にとって勃起的なものってたいてい牧歌的なんですよね。そして、
「こんなもンで勃起している重篤なマニアがいるのか?!」
という発見の際におぼえる昂り、興奮。ある時、ディープスの社員監督のルミナックスさんにお話をうかがう機会があった。業界一のブルマ狂の彼が、
「メーカーと品番でいうと、現在はアシックスになったがジェレンクのU-718 、ヒットユニオンの66-N。これらはナイロン地の高級品なんです。今はポリエステル100パーセントのやつばかり。ナイロンじゃなきゃブルマじゃないんです」
などと語るのを前に、僕は熱くなった。こんなイケメンなのにこんな変態だったのか?!ではなく、もともと何か極端なものにしか勃起しない人、という本物のフェチへの憧れが強く、そうではないコンプレックスがあるので、僕はことあるごとに、せいぜいフェチ的なもののフェチ、「フェチフェチ」だと喋ったり書いたりしてきた。女性の二の腕が好きだが、それだけで抜けるわけじゃないスから二の腕フェチです、なんてルミナックスくらいのお方には言えないです。
香港映画『MAD探偵 7人の容疑者』の主人公は、殺人事件の現場に行ったり、犯人が入ったレストランの同じ席で同じメニューのものを毎日毎日食べて、犯人像や犯人の性癖を発見するのだが、その瞬間、絶対にこういうプロファイラーって勃起してるだろうと思うんですよね。
ルミナックスと出会ってから、彼のブルマAVで正しく抜けるようになったし、アロマ企画や大塚フロッピーみたいな極端かつ重篤系はおかずになる、ということです。
この『ペイントガールSEX3』は木下こはるちゃんというB級のAV女優が、身体に白いペイントを塗りたくり、そこにブルーを重ね、さらにパープルも重ね「気持ちいい」とか「美味しい」とか喋り、パートナー男性が現われ、色付きのポコチンを舐め、SEXへと発展。男は勃起しているし、彼はコレでしか勃起しないであろうと解釈することが僕にとっての勃起につながるというわけです。実際この遊びをやってみたら絶対に勃起するだろうし、やってみたい、と強く思いました。
後半はどうなるのかというと、さらに絵の具の乗りが激しく、目も開けられないくらいの厚化粧となって、またもSEX。ただそれだけっスよ。後半もう髪と顔の境界線もわからない泥人形と化すこはるちゃんの陶酔顔だけでおかずになりますよ。
これがアリスJAPANの川上"みぃなな"奈々美とピエール剣あたりが半笑いでやっていたらピクリともしませんよ。単体のフェチ物でおかずになるのは汗かきの希崎ジェシカ以降広まった汗だくFUCK物くらいですかね。ま、単体女優にはフェチ作品は求めませんけど。
本作のカラミはしかし2回とも射精描写がない。精液で女体を汚しては興ざめなのね? じゃあ、それで正解だ、とこのたび発見。やー、興奮しましたわ。
素朴な少女がこんなに変態だったなんて! こうシフトするだけで皆さん抜けると思うのです。
文=沢木毅彦
『ペイントガールSEX 3(アキバコム制作部)』
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14.07.07更新 |
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