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The decision to fight against the world which cannot be finished.
"終われない世界"に、立ち向かう決意を。
『フラクタル(3)』(ガンガンコミックスONLINE)

著者:赤\xFAア睦美
原作:マンデルブロ・エンジン(山本寛・岡田麿里・東浩紀)
発売日:2012年1月21日
ISBN:978-4757534797
販売元:スクウェア・エニックス

『涼宮ハルヒの憂鬱』におけるハルヒダンスの創出とシリーズ演出、また『らき☆すた』『かんなぎ』のアニメーション監督などで知られる山本寛氏が、「この作品が失敗すれば引退も辞さない」と発言するほどの意気込みと決意をもって2011年に放った最新作『フラクタル』(FRACTALE) 。それは終わりゆく世界を描きながら、製作途中で未曾有の災害に直面し、話題を呼びながらも評価は大きく分かれた。はたしてこの作品の真価は、いったいどこにあったのか――。独自の批評世界を展開するターHELL穴トミヤ氏が、鋭い視線で徹底検証。今一度、全話レビューを敢行します!!
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■Episode7「虚飾の街」

今回色々起こり過ぎ! 今まで落ち着いてたのに一転し過ぎ! 実はもうこれ、観てから一晩経ってから書いてますから。もう観た直後のは破棄! 書きすぎた! もう色々ありすぎて混乱したので、一回落ち着くことにしました。

いやーしかし、フラクタルが帰って来た! もう「今後、これどうなんの」感バリバリ! 不安定感ありまくり! 盛り上がってきましたよ。大体今回は、もう開始3分で話がぶっとんじゃう。さっきまで飛行船で一眼レフカメラいじってた主人公が目を覚ますと、いきなり口紅も鮮やかなスーパーボインの姉ちゃんとベッドに寝てる。もう繋がってませんから、久々にパンチですよ、ガツーンときた。あまりの展開にうろたえながらも、やっとムラムラする大人の女が出て来た!と喜びにわいたところで窓の外バーン! これまたガツーンですよ、そこは超大都会! 極彩色の摩天楼が広がってるんです。


(c)フラクタル製作委員会
『フラクタル』Episode6「虚飾の街」(放送日=2011年3月3日 放送局=フジテレビ)より引用

↑ついにセクシーがきた!


やがて明かされるのは、どうやら主人公と天真らんまんドッペル少女が2人して飛んでたら、墜落しちゃったんだと。天真らんまんが「熱がある......」とか言ったら、小型飛行艇がぶっ壊れちゃったんだと。そして助けられて、ここに運ばれて来たんだと。その街がいやー、もう前回ラスベガスのほうがまし!とか言ってましたが、早速来ちゃった! ここは前回のフラクタルのなくなった街から一転、世界で唯一フラクタルが完全に機能している街なんですね。香港みたいな感じで、物語の役割的にはソドムの都市。欲望と傲慢と退廃の街っていう。 
ただ今回、やたら「ここはフラクタルが完璧な完全都市!」って煽りたててましたけど、じゃあ第1回のフラクタルの村と何が違うって、見た目が豪華なだけですよね(一晩経ったことによって醸し出される余裕)。主人公も「ここまで処理できるなんてすごい!」とか言ってましたけど、それってポリゴン多いみたいなだけの話でしょ。今回の街もアイデアとしては根本的には、最初の村との差はなかった。見た目が豪華で、にぎやかになったっていうだけでした。
むしろ変わってるのは主人公のほうで、彼はこの都市で、今更ながら「触れられない」情報の空しさを実感するんですね。そして、それを通して今回、ついにドッペル少女の悲しさ。フラクタル的存在である彼女の、生身の世界に触れられない寂しさに思いが到る。第3話で食事が出来なくて「かわいそうだねえ」と言っていたテロリスト村のおばあちゃん。あの感覚についに、主人公も到達する! 彼はいつのまにか成長していたんですね。

で取りあえず主人公は、セクシー姉ちゃんと街のツアーに出るんですが、これが女装です! これも不安定でいい! 初期っぽい! そして、すれ違う人から漏れ聞えてくる会話は「それなら、ソース出せよ」とか、この街はどうやらインターネットらしいと。「世界中の全ての娯楽と富が集まっているのよー」って、企業ロゴみたいのが姉ちゃんの周りにブバーっと浮かんだりしてましたけど、ビックカメラの紙袋みたいなね。もうこの辺りであまりの振り回されぶりに、クラクラしてきたんですが、ここが今回一番キレイなシーンでした。今から思ってみれば。
それで主人公は街のどっかにいる天真爛漫ドッペル子を探しに行くんですが、見つけた先で分かるのは、どうも彼女にハッキングをしかけてる奴がいるらしいと。その結果、防御システムが働いてるらしい、ってもうガンガン『攻殻機動隊』な展開がやってきます。
そうこうしている内に、このセクシー女がドッペル子を保護してる男と組んで、僧院に2人を売り渡そうと企んでるのも分かってくる。結局2人は逃げ出すんですね。


(c)フラクタル製作委員会
『フラクタル』Episode7「虚飾の街」(放送日=2011年3月3日 放送局=フジテレビ)より引用

↑女装しなければ浮いてしまう電脳都市!


一方2人を捜索してる空賊とナウシカガールがいて、こちらが出会う人間がまた凄い。カットが切り替わって谷にいるのは民族衣装着てラクダに乗った中国人みたいなおっさんですから。この揺さぶり! チャンネーで大都会で、エー! 切り替わってラクダに民族衣装で、エー!と今回はほんとむちゃくちゃです。
しかも、そのラクダの男に連れて行かれる先はパオ。完全遊牧民。そこで「ここはただのんびりと暮らしてるだけの村なのです」とか言うんで、やっぱり「隠遁派」が出て来た!と思ったんですが、違うんですね。これはウソなんです。
ここで、彫刻が出て来るんですが。セクシー女が街を歩いてる時、「私、彫刻家なの」って、主人公にオブジェを見せるシーンがある。これがどう見ても、ヒロポンファクトリー的な、カイカイキキ的な、そんなデザインなんですけど。一方この遊牧民をみてみれば、長髪アゴヒゲに丸眼鏡で、村上隆に激似だと! 実は、この男のアバターがソドムのセクシー女だったのだー!という。そしてこの男は主人公もナウシカガールも一網打尽に僧院に売り渡そうと企む、悪い奴だったんだー!という。そしてさらにこの谷間の村も、アバターをソドムに住まわせ、自分たちは「自然生活ごっこ」をやっている、フラクタルどっぷりの高所得者達の村だったのだー!という。つまり『ソトコト』だったんだー!という。ロハスだったんだー!という。
それで、この村上隆似の人がちょっとナウシカガールが曖昧な評価をすると、もういきなり豹変して殴り掛かる! あわよくばレイプしちゃう! 「お前も、ネットに巣食う評論家気取りのクソ虫かー!」ってなんか、急にやたら感情が具体的になった気がしてビックリしましたが。この人は、話の最初からやたら批評家にしこりがあるような設定でしたね。このネットでの表現と総批評家化というテーマ、なにか今後にも影響するんでしょうか。当初の『エヴァンゲリオン』や『もののけ姫』に対抗する『君たちはどう生きるか』としての『フラクタル』。その志から考えればそれって、あんまり重要な問題には思えないんですけど、どうなんですか! いやまったく陳腐! 愚劣なエピソードじゃないんですか!(批評家を気取ってみました)。


(c)フラクタル製作委員会
『フラクタル』Episode7「虚飾の街」(放送日=2011年3月3日 放送局=フジテレビ)より引用

↑ネカマだったという訳です。


そしてついに最後、逃げた2人と追いついたセクシー姉ちゃんとの間で戦闘が始まります。なんか変な音楽が流れてね、だんだん「やっぱり、僕の知ってるフラクタルじゃない......」って不安になりましたが、それどころじゃない! 天真らんまん少女が覚醒しちゃう!っていうか『AKIRA』しちゃう!と思ったら『もののけ姫』のシシ神しちゃう! 触れるもの、みな生気を吸い取られる液体が広がって、ソドムの街が滅びちゃう! やっぱりこのアニメ、なんなんだと。デジャヴ・イメージを持って来るのはわざとなのか、無意識なのか、めんどくさいからなのか。でもそこで「そうだ! このパッチワーク感こそ、フラクタルっ!」って思い直したんですけど、さらに主人公が死ぬんですよ。撃たれて。天真らんまん少女を突抜けて、倒れてしまう。まあ意識不明かもしれない。とにかく主人公の、実体というか意識が消えてしまったところで、今回は終わります。


(c)フラクタル製作委員会
『フラクタル』Episode7「虚飾の街」(放送日=2011年3月3日 放送局=フジテレビ)より引用

↑ネオ東京になってしまいました。


これどうなりますか! 『AKIRA』だったらもう1度、「ああああああ」ってなって、今度は街じゃなくて世界が滅びますけどね。まさかの霊界に行くんでしょうか。『カッパの三平』(水木しげる著)は行きましたからね、霊界に。
しかし今回、色々なことがあやふやになった。まずこの世界のドッペルって、操作するものなのか自律してるものなのか。今回の話では、もう完全に遠隔操作するものでした。でも前回出て来た、主人公のお父さん。彼が、第1話の主人公の父親ドッペルを操作していたとは思えない。となると、前回の人はお父さんじゃないんでしょうか......、それとも第1回のが実の父とは関係ないドッペル?
さらに、この話におけるフラクタルの立ち位置もいまいち分からなくなってきた。最初はフラクタルは家族や病院に縛られない、究極の自由を提供する社会システムに見えました。でも、今回はなんかただの娯楽の殿堂、触れるインターネットになっちゃってた。このアニメでフラクタルが象徴するものって何なのか。うーん、ってやっぱ書き過ぎたよ!

文=ターHELL穴トミヤ

『フラクタル(3)』(ガンガンコミックスONLINE)


著者:赤\xFAア睦美
原作:マンデルブロ・エンジン(山本寛・岡田麿里・東浩紀)
発売日:2012年1月21日
ISBN:978-4757534797
販売元:スクウェア・エニックス

Amazon.co.jpにて詳細を確認する>>

関連リンク

フラクタル - FRACTALE - 公式サイト

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山本寛監督アニメ『フラクタル』
『フラクタル』全話レビュー
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ターHELL 穴トミヤ  ライター。マイノリティー・リポーター。ヒーマニスト。PARTYでPARTY中に新聞を出してしまう「フロアー新聞」編集部を主催(1人)。他にミニコミ「気刊 ソーサー」を制作しつつヒーマニティー溢れる毎日を送っている。 http://sites.google.com/site/tahellanatomiya/
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12.02.05更新 | WEBスナイパー  >  『フラクタル』全話レビュー
文=ターHELL穴トミヤ |