異端のAV監督・ゴールドマンが放つ待望の新作小説 毎週木曜日更新!
Interview with Love-Storyteller by Goldman [SEX・MINUS・LOVE-MACHINE]
数々の伝説に彩られた異端のAV監督・ゴールドマンによる書き下ろし小説第2弾! 金も地位も名声も手に入れたはずの美人恋愛小説家。しかし彼女には男運だけがなかった。その秘められたる理由とは――。一度ハマッたら二度と抜け出すことができない、対話形式で繰り広げられるエクストリームな愛の語らい!!
いつの時代においても、
女と男のセックスと恋愛に関する悩みは、
永遠に尽きることのない泉のようなものだが、
近代にあっては、
ことさら複雑で、
とても奇妙な味わいに満ちている。
それらは、 決して甘ったるいだけのものではなくて、 ベットリと舌の上にこびりついて離れない、 ひどく後味の悪いマーマレードみたいなものなのだ。
第十五章 恋愛小説家「告白・突き刺さる愛」
それらは、 決して甘ったるいだけのものではなくて、 ベットリと舌の上にこびりついて離れない、 ひどく後味の悪いマーマレードみたいなものなのだ。
お帰りなさい!
「おひさしぶりです。お元気でしたか?」
ええ、いつドバイから戻られたんですか?
「え〜と、先週の金曜日に日本に着きました」
じゃあ、まだ時差とか、お疲れでしょう?
「ちょっとだけ……でも早く貴方にオミヤゲ渡したくて……」
あっ、ありがとうございます。うっ、うれしいです!
「その喜んでくれる顔が、見たかったんです」
なんか……、テレちゃうなあ……。
「ウフフフフッ……」
ところで、そのドバイのイケメンくんとは、どうなったんですか?
「えっ? どっ、どうって?」
手紙には、超ラヴラヴで、もうすぐ結ばれるかもって、書いてありましたけど?
「……」
結局、ダメになっちゃったんですか?
「……ダメになったというか……」
なったというか?
「……もともと好きじゃなかったんです……」
ええっ? 熱愛中って書いてありましたよ!
「……それは……」
それは?
「それは……、ドバイの海が美しすぎたから……」
美しすぎっ?
「そう、それで……錯覚におちいってしまって……」
錯覚ですか?
「はい、顔もよくよく見たら、全然イケメンなんかじゃなくて……」
なくて?
「ゴリラをブルドーザーで、百万回踏んつぶしたみたいな顔で……」
ぐちゃぐちゃじゃないですか?
「そんな顔で……、お下劣な行為を……」
お下劣な行為?
「ホテルの部屋で、二人きりになったとたん……」
なったとたん?
「いきなり、ベロベロむしゃぶりついてきたんです!」
えっ? どこにですか?
「おっ……、女の子の部分……です」
女の子の部分といいますと?
「オッ……オマンコです! オマンコにむしゃぶりついてきたんです!」
いっ、いきなりですか?
「そうなんです。普通はキスとかしますよね?」
ドバイ流ですか?
「それはわかりませんが、とにかくベロベロなめまくられたんです!」
気持ちよくはなかったんですか?
「気持ちよくないことはなかったんですが……」
ですが?
「とにかくオマンコだけを、ずーっとなめつづけられたんです」
どのくらいの時間か覚えてます?
「たぶん3日3晩、飲まず食わずで……」
ひえ〜っ! そんなになめつづけたんですか?」
「途中で気絶して、意識が戻った頃には……」
頃には?
「オマンコの皮がフニャフニャにふやけて、透明になってました!」
とっ、透明マンコですか?
「それだけでも、ウンザリだったんですが……」
他にもイヤなところが?
「はい、日本人と違って、体臭が強烈で……」
くさかったんですか?
「フェラチオさせられそうになってたチンボコが……」
チンボコが?
「豚の内臓が腐ったみたいなニオイで……」
げっ! それは強烈すぎっ!!
「その腐ったチンボコを、ひとなめしたら……」
チンボコなめたら?
「激しい嘔吐とめまいで、ベッドから転がり落ちて……」
げげげげっ!!
「気がつくと、病院のベッドで点滴を打っていました……」
ほへ〜〜っ……。
「せっかくのバカンスが、台無しでした……」
それは恋愛じゃなくて、事故ですねぇ……。
「それで私、やっと気づいたんです!」
えっ? なにをですか?
「私という女は、一人の男しか愛せないっていうことを……」
はあ……?
「“真実の愛”は、いつだって目の前にあるっていうことなのよ!」
ぼっ、ぼくのことですか?
「ニブイわね〜っ。そうよ、愛を告白しちゃってるのよ!」
あっ、あっ、あっ……、でっ、でもっ……。
「でも……なにかしら?」
前にさんざん“ちんかす野郎”とか言われたし……。
「フフフッ、おバカさんねえ……」
えっ? どういう意味ですか?
「“ちんかす野郎”なんて言ったのは、テレ隠しに決まってるでしょう!」
ええっ! そっ、そうなんですか?
「愛しすぎているから、素直になれない女心だったのよ!」
ほっ、本当ですか〜っ?
「今……、心をこめて……、アイ・ラヴ・ユー……」
……。
「……私のこと、キライですか?」
いいえっ、ぼっ、ぼくも……。
「ぼくも?」
あっ、貴女を愛しすぎていますっ!!
「……」
あっ、愛しすぎているから……。
「……いるから?」
毎晩、貴女でオナッてましたっ!
「……」
貴女のくさすぎるマンコを想って、射精しつづける切ない夜でしたっ!!
「まあ……」
ぼっ、ぼくって、キッ、キモイですか?
「いいえ、ステキよ、ステキすぎる王子様よ!」
おっ、王子様なんて……。
「私は貴方にぶっ刺されるために、この世に生まれてきたんです!」
チンボコ、ぶっ刺してもいいんですか?
「私のオマンコ、ぶっ刺していただけますか?」
イエス、アイ、ドゥー!
「くさすぎるマンコで、後悔しませんか?」
くっさすぎる貴女のマンコを、アイ・ラヴ・ユーッ!!
「オマンコすり切れるまで、愛してくれますか?」
イエス、アイ、キャンッ!!!
「じゃあ、今すぐハメてっ! ハメ殺してちょーだいっ!!」
こんなオープンカフェで、いいんですか?
「ウルセーッ! さっさとハメろっ! “ちんかす野郎”っ!!」
はっ、はいっ! ハメさせていただきます〜っ!! ズブリッ!!!
「ひいいっ! 痛っ!!」
あぁぁ〜〜っ!! しっ、しまるぅぅ〜〜!!!
「痛たたたたたたた〜〜っ!!」
あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、出ちゃうぅ〜っ!!! どぴゅん!!
「……」
……ごめんなさい……出ちゃいました……。
「……ちんかす野郎……アイ・ラヴ・ユー……(ハート)」
第十六章 サントリーニ島にて「私の愛は永遠に……」
エーゲ海に沈む
黄金に輝く夕日を眺めながら、
私は、おまえとの日々を思い出す。
朝、目覚めた時、
そして、夜、眠りにつく前に、
おまえのマンコに直接、
消臭スプレーを噴射するのが、
私の唯一の仕事だった。
今となっては、
懐かしすぎる、
うれしい、楽しい、
二人だけの愛の時間だった。
今度また、
人間として生まれてきたとしても、
私はまた、
おまえを愛しぬくだろう。
ひどく
厄介者のおまえだけれど、
私は必ず、
おまえを見つけだすだろう。
なぜなら、
おまえが孤独になってしまって
味わう悲しみに比べたら、
私の日々の労苦など、
ちっぽけな塵のようなものだからだ。
そして、
おまえがほんの少しだけ、
先に死んでくれたので、
この人生という名の劇における
真の自由と幸福を、
私は満喫することができた。
くさすぎるおまえのマンコに、最大の感謝と花束を……。
I LOVE YOU FOREVER!
(完)
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ゴールドマン 87年にアートビデオより「電撃バイブマン」で監督デビュー。その後、実験的な作品をリリースするなどAV業界に対して常に挑戦的な姿勢を持ち続ける。中でも89年に発表された60分ワンカットの8ミリビデオ作品「なま」は伝説級。近年はハメ撮りでの言わせ系淫語で独自の世界を展開。20年間で約1500人の女とハメ撮りし、300本以上のハメ撮り作品を制作してきたAV業界の巨頭。
12.03.01更新 |
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