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(C)2012 - Pyramide Productions - France 3 Cinéma

WEB SNIPER Cinema Review!!
アラン・ドロンの再来とフランスメディアが絶賛!
ラファエル・ペルソナ主演作初上陸
10日後に社長令嬢との結婚を控えた青年・アラン(ラファエル・ペルソナ)は、パーティで友人たちとハメを外した帰り道、深夜のパリの街角で轢き逃げをしてしまう。その一部始終を見ていた女・ジュリエット(クロティルド・エスム)の存在には気づかずに......。罪を背負った男を巡り、目撃者の女と被害者の妻の運命が交錯するクライム・サスペンス。

公開中!!
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ELLEがVOGUEが、誰もが、「アラン・ドロンの再来よ!」と叫ぶ。淑女たちの「濡れる!」コール。ゲイたちの「勃っちゃう~!」コール。今、フランスから新たなるスタアがユーラシア大陸を超え、日本海を超え、さざ波のように日本を覆い尽くそうとしているのである。

それこそが本作の主演ラファエル・ペルソナ。監督は『彼女たちの時間』『熟れた本能(公開時のタイトルは、旅立ち)』のカトリーヌ・コルシニ。映画の骨子となるのは、ある日、ひき逃げをしてしまった男アル(ラファエル・ペルソナ)と、それを目撃してしまった女ジュリエット(クロチルド・エム)、さらに轢かれた男の妻ヴェラ(アルタ・ドブロシ)、この3人の人間関係だ。
社長令嬢との結婚を間近にひかえる主人公アル。順風満帆だったはずの彼は、夜道で人をはねてしまう。同乗していたのは会社の同僚2人。アルは「逃げるんだ」というアドバイスに従い、とっさにその場から逃走する。しかし医学生のジュリエットは、その一部始終を2階の窓から眺めていた。あわてて道に飛び出し救急車を呼ぶ彼女。翌日病院へたずねて行くと、ひき逃げされた男は昏睡状態となっていた。

本作、登場人物が各々の人間関係の中で生きている、その演出がとても丁寧でかつうまい。轢かれる男でさえ、主人公をピンチに陥れるためだけの道具ではなく、妻、故郷の仲間を通して、人生をもった一人の人間としてあらわれる。主人公は、婚約相手の家と階級がつりあわないことを気に病む母親を持ち、ジュリエットは学生でありながら教授の子供を身ごもっている。轢かれた男とその妻は不法移民で、この3人から見える景色が、同じフランスでありながらまったく違うのが面白い。
そして彼らがみな、ストーリー展開のための不条理な反応を見せない、これがいい。「なんでそこで気づかないんだ!」とか、「さっさと警察に通報しろよ!」などと気にかかることもなく、みんな実に妥当な行動を重ねていく。じゃあ、どこにサスペンスの余地があるのかといえば、それが男女間のマジックなのよー! 

ジュリエットは、被害者の妻に付き添って病室に向かう途中、そこから出てきた加害者アルを見かける。どこか見覚えのある男......、しかし妻ヴェラから「あれは誰?」と聞かれたときになぜか、とっさにごまかしてしまう。そのときすでにエロスの火花は燃え上がっていたに違いない。アルのあとをつけたジュリエットは、彼がひき逃げ犯だと確信する。が、しかししかし、しかしなのよ~! 挙げ句のはてになのよ~! さすがフランス映画、エロスこそは、論理や社会性を超えた、現代のサスペンスというわけなのよ~!

(C)2012 - Pyramide Productions - France 3 Cinéma

『彼女たちの時間』『熟れた本能』と、いつも恋愛の果てに、相当トホホな行動に走ってしまう女性を描いてきたコルシニ監督。本作にはこの2作ほど「あイター!」という瞬間はないものの、やはり目撃者のジュリエットが、ダメ部門を担当しているといえる。彼女は最もインテリで、そして優柔不断だ。アルの味方をするのか! ヴェラの味方をするのか! それは彼女自身にすら分からない。
アルは車のディーラーで働いており、同僚の1人を今やフランス映画の粗暴な移民顔といえばこの人、レダ・カテブ(『預言者』)が演じている。仕事柄、車がたびたび登場するのだが、この撮影がまた渋い。黒い車が濡れたように艶めかしく、『勝手にしやがれ』『サムライ』とつづくこれこそこそフランス映画の車だろう。

この映画に出てくるのは原始社会と同じ加害者、被害者、裁定者、とその家族(取り巻き)たちだ。罪をどうさばくか。通報すれば、主人公は逮捕され、裁判が行なわれ、輝かしい未来を失う。しかしそれは行政「手続き」であり、思考の放棄でもある。ではどうするか。復讐、金、それとも......。当事者たちの裁きの試みが続く。しかししかし、しかしなのよ~! そこで、ラファエル・ペルソナがイケメンすぎなのよ~! なんだかおかしなことになっちゃうのよ~!  

作中、引用される哲学者たちの言葉が良い。ハイデガーいわく「どんなに善良な人間も、他人の死だけは肩代わりできない」。モンテーニュいわく「哲学とは、自分がどう死ぬかを知ることである」。死は全ての人間が、自分で引き受けなければならない。死こそは人生の源泉なのだ。
そんな果てに本作、ラファエル・ペルソナのイケメン正面カットで終わります。最後の最後で無精髭なワイルドな感じも堪能できる。そしてあなたは「私がどう死ぬかはガッテン承知! ラファエル様に轢かれたい!」と叫ぶ淑女の姿を目撃することになるだろう! 

文=ターHELL穴トミヤ

フィルム・ノワールの香りも高い、ドラマティックな本格サスペンス――



『黒いスーツを着た男』公開中!!
(C)2012 - Pyramide Productions - France 3 Cinéma
原題=『Trois Mondes』
監督=カトリーヌ・コルシニ(Catherine Corsini)
キャスト=ラファエル・ペルソナ、クロチルド・エム、アルタ・ドブロシ、レダ・カテブ、アルバン・オマール
配給=セテラ・インターナショナル

2012年|フランス=モルドヴァ|フランス語|101分|スコープ|カラー

関連リンク

映画『黒いスーツを着た男』公式サイト

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ターHELL 穴トミヤ  ライター。マイノリティー・リポーター。ヒーマニスト。PARTYでPARTY中に新聞を出してしまう「フロアー新聞」編集部を主催(1人)。他にミニコミ「気刊ソーサー」を制作しつつヒーマニティー溢れる毎日を送っている。
http://sites.google.com/site/tahellanatomiya/
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