Lovely-Candle 2 ミストレスランド 2 本家三行広告 1 女王様・M男動画サイト 1
最新記事20件
ゲーム音楽から転生した音質と音楽の魅力/『チップチューンのすべて All About Chiptune: ゲーム機から生まれた新しい音楽』著者=田中治久(hally) 文=三木学
「あぶらいふ」新着投稿作品展示室 2017年10月号
特選AVレビュー『M男クンのアパートの鍵、貸します。/緒奈もえ 』(ワープエンタテインメント)
特選AVレビュー『狂叔父専用、性玩具●女 七海ゆあ』(GLORY QUEST)
インターネットラジオ番組「村上裕一のゴーストテラス」第60回
川上譲治写真展 すとりっぷ小屋発・裸的群像伝「1976-2006 アングラの残影」開催!!
特選AVレビュー『ヤキ入れ錬成女子 入魂シゴキ倶楽部』(シネマジック)
特選AVレビュー『童貞たちの性処理奴隷になった猥褻おばさん 二階堂ゆり』(ドグマ)
特選AVレビュー『となりの奥さん2 NTR日帰り温泉 夏海あや』(HMJM)
インターネットラジオ番組「四日市とばるぼらのゲストを呼ぶラジオ」第2回
絵を描く人々 最終回 美しいもの、不思議なもの、不気味なもの
特選AVレビュー『パイパンむちむち豊乳尻サセコちゃんのどすけべ肉体ボランティア 』(クリスタル映像)
特選AVレビュー『少女もキスをガマンできない 心花ゆら』(ドリームチケット)
2ページまんが 酒場の女【11】
インターネットラジオ番組「四日市とばるぼらのゲストを呼ぶラジオ」第1回
とりあたまちゃんシーズン4 日常【2】「死ぬ体力」
特選AVレビュー 『ショタ狩り娼婦 結衣さんの場合』(GLORY QUEST)
特選AVレビュー『デカパイ女子校生とちっぱい女子校生の学校こっそりレズえっち(レズれ!)』
特選AVレビュー『接吻プロレス/AIKA 』(ワープエンタテインメント)
「あぶらいふ」新着投稿作品展示室 2017年9月号
アクセスアップ
新刊情報
giri giri Vol.20(大洋図書)
俺の旅 2017年11月号(ミリオン出版)
漫画奥様のエロス Vol.12(ミリオン出版)
よろめき 2017年11月号(ミリオン出版)
花と蜜 Vol.43(ワイレア出版)
別冊投稿キングDVD 2017年11月号(ワイレア出版)
働くレディ お貸しします Vol.37(ミリオン出版)
LOVE LADY 2017年11月号(大洋図書)
中に欲しがるドエロ妻(ミリオン出版)
兄の親友お嫁においで(大洋図書)
カテゴリー
特集記事
体験取材記事
お尻の学校
アーカイブス
フォトギャラリー
ニッポンの年中行事
食卓リンガフランカ
御菓子司 なゝた
あぶらいふ
雪村春樹・現代成熟交合
濡木痴夢男の猥褻快楽遺書
芳野流人生相談
官能小説
口中の獄
百鬼女衒とお化け医師
稲荷山デイドリーム
赤い首輪
監禁志願アリス
セックス・ムーヴィー・ブルース
セックス・マイナス・ラヴマシーン
レビュー
美少女ゲームの哲学
現場から遠く離れて
エロティカルパレード・ジャポン
オナニー平和主義!
やる夫がSM風俗に興味を持ったようです
カヲリチャンネル
青山正明の世界
舞姫爛漫
イベントレポート
女性向けAVの現在形
Twitter
copyright: Jacob Jorgensen, JJFilm, Denmark

WEB SNIPER Cinema Review!!
同じ現実、違う世界。あなたには何色に見えるだろうか?
空間、光、水、霧などの自然界の要素を巧みに使い、人間の知覚に作用するインスタレーションを数多く生み出し続ける現代アートシーンの重要人物オラファー・エリアソン。彼が仕掛けた「時間と空間」「観客と映画」のアート・エクスペリエンスとは――。

8月5日(土)よりアップリンク、横浜シネマ・ジャック&ベティーほか全国劇場公開
 | 
copyright: Jacob Jorgensen, JJFilm, Denmark

素敵な本屋に行って、なんか面白そうな本はないかな~と探す。コーナーごとにいろいろな本が特集されていて、綺麗な表紙だなとか、面白そうな題だなと思って一冊を手に取ると、読んでいるうちに世界が変わってくるような体験をする。そういうのが好きな人には、この映画もおすすめだ。本作は、現代アーティスト、オラファー・エリアソンについてのドキュメンタリー。であると同時に、彼の作品にもなっている。NYのイーストリバーに4つの滝を出現させるという2008年のプロジェクト『ザ・ニューヨークシティ・ウォーターフォールズ』完成までの過程を追いつつ、ベルリンスタジオでの制作風景、アイスランドへの撮影旅行や、その芸術論が語られる。

copyright: Jacob Jorgensen, JJFilm, Denmark

エリアソンは、空間に惹かれるという。そもそも空間とはなんなのか、そこでスクリーンは白一色になり、どうやったらここに奥行きを感じるか?問いかける声だけが映画館に響く。やがて画面の端からオラファー・エリアソンが入ってきて、スクリーンに映っていたのは真っ白なスタジオだったことが判明する。次にエリアソンは手前に向かって歩いてくる。「さらに空間を感じるはずです。僕を見ていた時間が空間を作るのです」と言うのだが、それは運動が距離をつくって、それが空間を感じさせるということだろうか。
copyright: Jacob Jorgensen, JJFilm, Denmark

この映画、興味深い映像が流れつつ、興味深いことが英語で語られるので、ときどき字幕を追って映像を見逃したり、逆に映像を見て字幕を読む暇がなかったりする。だから全体を捉えやすいように、いつもより少し後ろの席から観るのがいいかもしれない。彼はさらにスクリーンは、照明でもあることを語り出す。「さあスクリーン以外の部分を見てください」、俺は斜め前の席のおっさんを見た......。すると多分スクリーンの中でカメラに黄色い色紙をかぶせたのだろう、おっさんの横顔が黄色く染まっていくではないか! 映画館の中にはたくさんの人が座っている。みんなスクリーンからの光に照らされている。壁の非常灯の枠もちょっとスクリーンの光を反射している。と思っていたら、おっさんが黄色から赤に変化していった、エリアソンが色紙を切り替えたのだ。
エリアソンは「どこを見るか」は観客の自由だと言う。環境は見る人間によっても決められている。その話を聞きながら今度は、フジロックを思い出していた。山の上にある、奥のステージ。初めて聴く異国の音楽家の演奏を前に空を眺める、雲が流れて行くあの美しさ。みんなけっこうステージしか見ていない、せっかく野外にいるんだから、周りの木とかも眺めればいいのに! ステージと反対側を向くと、山が見える。遠くで鳥が飛んでいたりする。それを眺めながらあーフジロックいいなーって思う、こういことだよね!?これってエリアソンしちゃってるみたいな!?さらに演奏と演奏の間、無音になると虫の音とかも聴こえてきて、ほんと最高なんだよな~、あー今年もフジロックの季節がやってきた。話がずれてしまった。

copyright: Jacob Jorgensen, JJFilm, Denmark

何も映っていないスクリーンにエリアソンが入ってくると、そこが空間になる。じゃあスクリーンの中で人が歩く代わりに、川というスクリーンから水を吸い上げてまた落としたらどうなるのか。すると川やNYは、どう変わるのか......。映画を観ているうちに、簡単な話から始まって、それがどう都市全体の話にまでスケールアップしていくのか、エリアソンの思考経路を少し体験できるのがおもしろい。
彼は幼少期アイスランドで過ごし、今ではデンマークに暮らしている。仕事場はベルリンにあり、それは大きな工房のようだ。設計、技術、さまざまな専門家たちが集っていて、専門の料理人すらいる。映画の撮影時には金沢21世紀美術館や直島に送るための作品を作っていて、彼は「いろんな言語を使って、でも同じ一つのことを言っているんだ」と言う。それはこの映画を観ている時に、スクリーンからおっさんの横顔へと目を移した時に感じた、あのフィーリングだろうか。それは同時にスクリーンに照らされた自分が、誰かに見られている状況でもあるかもしれない。エリアソンは人々の意識を、目的から引き剥がして今ここに引き戻す。よし俺もそういう感じの実験を今からするぞ!!!あなたはこの文章をいまスマホで見ているだろうか......、パソコンで見ているだろうか......。どちらにせよ視界の中に、あなたの手があるはずだ。親密で、あなたの思い通りに、動いてくれる手......。私も今、手を使ってこれを書いている。手を伝わって外に出た言葉が、手にたぐられてあなたに届いている。たとえあなたの手はマウスを握っていて、文字の上を移ろっているのがポインタだとしても。結局のところ、私の手とあなたの手は今触れているといえないだろうか。さあ私の手の温もりを感じて......。私は生きていて、あなたも今生きている。私たちは今同じ世界にいるのだから、あなたがこの文章を読んでいる瞬間、私もどこかにいて存在している。さあ、私にファンレターを書いて......。ターHELLクン、初めてお便りします......。

copyright: Jacob Jorgensen, JJFilm, Denmark

文=ターHELL穴トミヤ

すべての観客を巻き込む、77分間の知的エンターテイメント!


『オラファー・エリアソン 視覚と知覚』
8月5日(土)よりアップリンク、横浜シネマ・ジャック&ベティーほか全国劇場公開

copyright: Jacob Jorgensen, JJFilm, Denmark
原題=『Olafur Eliasson : Space is Process』
監督=ヘンリク・ルンデ、ヤコブ・イェルゲンセン
出演= オラファー・エリアソン
配給=ficka
宣伝=サニー映画宣伝事務所

2009│デンマーク│英語、デンマーク語│16:9│ステレオ│カラー│77分

関連リンク

映画『オラファー・エリアソン 視覚と知覚』公式サイト

関連記事

今年も始まるフランス映画祭!カトリーヌ・ドヌーヴに、ヴァーホーヴェンに、ドワイヨンに......と大物ぞろいの中、意外とトラン・アン・ユン監督がよかった「フランス映画祭2017」直前レビュー!!

anahell.jpg
ターHELL 穴トミヤ  ライター。マイノリティー・リポーター。ヒーマニスト。PARTYでPARTY中に新聞を出してしまう「フロアー新聞」編集部を主催(1人)。他にミニコミ「気刊ソーサー」を制作しつつヒーマニティー溢れる毎日を送っている。
http://sites.google.com/site/tahellanatomiya/
 |