special issue for silver week 2011
2011シルバーウィーク特別企画/特集「女性向けAVの現在形」
特集「女性向けAVの現在形」、AVレビュー編――大人しいけどちょっと生意気な教え子をラブホに連れ込み、裸にして悪戯を仕掛けるエッチな女教師……。嫌がりながらも感じてしまう彼を焦らしに焦らして巧みに追い詰め、恥じらいいっぱいの表情を引き出していく淫靡な過程! 自然で卑猥な言葉のやり取りにも注目です!健太さんはオナニーは大好きなんだけど、撮影で出さなきゃいけないので(何をだ)ためておかねばならず、今は大好きなオナニーがほとんどできない状態なのだということです。では、それを発散していただきましょう!ということで、エッチシーンに入っていきます。
健太さんはウブな予備校生の設定。予備校の帰りに女教師にラブホに連れ込まれ、オドオドビクビクしながらリュックを抱えて固まっている状態。これが、さっきまでのインタビューシーンとは全然違うキャラなのに、自然で実にうまいんです。男優さんとしての実力を感じます。「成績あんま上がってないよね? 人とあんましゃべんないよね?」「関係ないじゃないスか」「けっこういいカラダしてるよね。鍛えてる?」「鍛えてないです。っていうかなんでこっち来るんですか」「逃げるから迫ってるだけだよ〜」と、女教師にじりじりにじり寄られてタジタジの健太さん。
スカーフで手を縛られ、メガネを取られて「外すとイケメンじゃーん!」とからかわれながら目隠しされ、乳首を弄られて「ちょっと何やってんですか、やめて下さい。くすぐったいですよ」と生意気に口答えしまくりながら、感じ始めると無言になっちゃう健太さんの反応がイイ感じです。
かなりひっきりなしに会話をしてるんですが、この会話がむちゃくちゃうまい。多分アドリブだと思うんですが、女教師がからかったり、挑発したりする言葉を投げかけて、健太さんが「やめて下さい」「関係ないじゃないですか」と逆らったり抵抗したりする。思いっきり言葉では否定してるのに、カラダは反応しててボクサーパンツ越しにもすごい勃起してるのがくっきり見えるので、やりとりがもういやらしくてしょうがないんですね。言葉責めもモロAVっぽい感じじゃなく「こういうの先生がやったってバレたらマズイですよね?」「あ、言うの? 何されたか言えるの?」みたいな、ちょっと意地悪な感じでいい。2人の会話の息が合ってて、言葉でも盛り上げてくれます。
舌を出させて指でいじり「もっかい舌出して」「なんでですか」「あ、素直に出すんだ〜」ってベロキスしちゃう展開とかもいいですね。「なんで腰クネクネしてんの?」「気のせいですよ」「ふーん、気のせいなんだぁ」(クネクネ)みたいなのもなかなか……。焦らし焦らされてつい出ちゃうカラダの反応と言葉のやりとりで独特のグルーヴが生まれてます!
すっごいしゃべってるのに、カラダを舐め回されると感じちゃうのか無言になってハァハァ言い出す健太さん。ついに「先生のも触らせて下さいよ」と迫るものの「あとでね〜」とかわされ、TENGA EGGらしきものを装着させられ、目の前でオナニーさせられることに。いやー、観てる側も焦らされました! ついに!という感じです。
これも、いきなり直でオナニーさせるのではなく、ボクサーパンツの中でしごかせてそれを観察したりと、モザイクの入らない(でもエロい)撮影方法を工夫して撮影されている感じで、もちろんモロ出しでオナニーしてるシーンもあるんですけど、出さずにパンツの上から触っていたりする場面も全部ギンギンで、形がこう、クッキリわかるので「!!!」という感じでした。
オドオドしつつ感じちゃう、ウブで生意気な予備校生を演じ切る健太さんの度量にも驚かされました。これ、前後のインタビューがなければ素でこういう人なのかと思ってしまったかも……。正直最初は「あんまタイプじゃないかも」なんて思ってたのに(すみません)あまりの反応の良さと、丁々発止の2人の歯車がガッチリ噛み合ったエロさにグッと引き込まれてしまいました。
文=雨宮まみ
『オナ×MEN feat.健太〜予備校に通う“メガネ男子”とラブホで… (JUICY DINER)』
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雨宮まみ エロ本を中心に活躍中のエロ・AVライター。1976年生まれ。2000年ワイレア出版入社、投稿系エロ雑誌の編集に携わる。2002年フリーライターとして独立。主にAV誌を中心に取材やレビューなどの執筆活動を続けている。また、弟に向けてAVを紹介するという形式のAVレビュー系ブログ「弟よ!」も話題に。
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