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小林電人、書き下ろし官能羞恥小説の決定版
羞恥の教室 第三部
第十三章 淫獣たちの宴 【4】
著者= 小林電人
現実と妄想が欲望のもとに交錯する第3部!
淫獣たちの手に握られた忍と藤井の運命は!?
第十三章 淫獣たちの宴
IV 宴への招待状2
「ねぇ、今度の3連休、旅行に行きませんか?」
キッチンで野菜を刻みながら、ゆりが言った。家事をするのが好きだというゆりは、藤井の部屋でこまめに料理を作る。好きだというだけあって手際がよく、いつも短い時間で美味しい料理を作った。
今日も平日の仕事帰りで、あまり時間がないというのに、ゆりは自分で料理を作りたいと言ってキッチンに立った。
「ああ、特に予定は立てていなかったけど......。今からで予約なんか取れるかな」
リビングのソファに座った藤井は、キッチンに立つゆりの背中に答える。なんだか新婚夫婦みたいで、くすぐったい気持ちになる。
「大丈夫。大学時代の友達が別荘を持ってるんですよ。本当はその子が行く予定がダメになっちゃって、よかったら代わりにって言われたの。N県のY山なんだけど、かなりいいところらしいですよ。ここからだと車で2時間くらいで行けるって」
「そうか......。それはいい話だな。ゆりとは初めての旅行になるな。たまには、人目を気にしないで外を歩きたいもんな」
やはり同じ学校の教員同士の恋愛は色々と問題があるということで、二人は近所では一緒にいるところをあまり見られないように注意をしていた。生徒にでも目撃されたら、どんな噂を立てられるかわかったものではない。いや、すでに学校内では藤井とゆりが出来ているという噂が流れ始めていたのだが。
それよりも藤井としては、「脅迫者」たちからの監視から逃れたいというのが本音だった。奴らはいつ、どこから藤井の私生活を盗撮しているかわからない。姿の見えない監視者を常に意識して生活しなければならないということは、大変な緊張を強いられる。
旅行先なら、さすがの彼らも追ってはこれまい。ゆりの申し出は、藤井にとっても渡りに舟だった。
「いいんですか? わぁ、うれしい」
ゆりが喜びの声を上げた。しかし、藤井の目には入らないその表情は、声とは裏腹に哀しみに満ちたものだった。
「藤井さん。最近、抱いてくれないんですね......」
食事を終えたあと、ゆりがポツリといった。藤井は驚いてゆりを見る。大人しい性格のゆりが、自分からそんなことを言うとは、信じられなかった。
「あ、いや、特にそんなつもりじゃ......」
藤井はしどろもどろになって言葉を濁す。藤井とゆりがセックスしている姿を盗撮した画像を「脅迫者」から送りつけられてから、藤井はこの部屋でゆりを抱く気にはなれなかったのだ。あの後、盗撮盗聴器の発見器まで使ってまで部屋中を調べたのだが、結局カメラは発見できなかった。どこからどうやって二人の姿を盗撮してのか、藤井には全くわからなかった。不安感は高まるばかりで、今、この瞬間にも盗撮されているかもしれないと思うと、とてもゆりを抱く気にはなれない。
しかし、その事実をゆりに話すわけにもいかない。羞恥心の強いゆりのことだ。自分の恥ずかしい姿を盗撮されたなどという事実を知ったら、どうなるかわからない。
「あの、女からこんなこというの、すごくはしたないことだと思うんですけど......。今日はすごく抱いて欲しい気分なんです......」
ゆりは目を伏せて、切れ切れの声でそう言った。頬が真っ赤に上気していた。
恥ずかしさに耐えてその言葉を口にしたゆりの気持ちを考えると、藤井は胸が苦しくなった。断れるわけがない。
奴らが盗撮しているとしても、構うものか。少なくとも、もう一度は撮られてしまっているのだ。
藤井はゆりを抱きしめる。
「ゆり......。君にそんなことまで言わせてごめん。おれも、ゆりが抱きたいよ」
「ああ、藤井さん......」
二人は立ったまま激しく唇を吸いあい、舌をからませた。ゆりの身体から力が抜けて、とろとろにとろけたようになる。藤井はゆりを抱き上げて、ベッドに寝かせた。
「藤井さん......」
ゆりはとろんとした目で藤井を見る。藤井はゆりの上に跨るように乗り、そしてもう一度キスをする。ゆりはその藤井の頭をぎゅうと抱きしめる。甘い牝の匂いがした。
藤井は唇から耳、そして首筋へと舌を這わせる。その度にゆりは息を荒くさせていく。その表情を見て、藤井は固く勃起した。スラックスの下で、藤井のペニスは熱く膨れあがっていた。
もどかしげにゆりのブラウスのボタンを外していく。白いブラジャーを押し上げると、白い豊かな乳房が現れる。ゆりは着やせするタイプで、裸になると意外にむっちりとした身体つきなことに驚かされる。胸も大きく、藤井の手のひらからはみ出すほどだ。
揉みしだき、その柔らかな感触を味わうと、藤井はむしゃぶりつくように左の乳首を吸った。淡いピンク色の小さな乳首を前歯で軽く噛み、舌先で転がすように舐める。同時に右の乳首は指で摘んで刺激している。
「はぁっ、あっ、ああっ」
ゆりは激しくのけぞった。清楚で大人しそうな性格に似合わず、ゆりの身体の反応は素晴らしかった。どこをどう触っても、強烈な反応を見せる。愛撫のしがいのある素晴らしい身体だ。もともと責め好きである藤井にとっては最高の女体だった。
しかし、そのゆりの肉体を開花させたのは、木村たち「脅迫者」の調教であることを藤井は知らない。連日の如くにゆりの身体を嬲り抜き、性感のひとつひとつを磨き上げているのだ。ゆりの肉体はあらゆる官能を教え込まれていた。
ただ、木村たちの調教に欠けていたのは愛情だった。彼らはあくまでも女たちをオモチャとして扱った。女体は彼らの欲望を満たす道具でしかない。
藤井とのセックスには愛情があった。忍のことが脳裏にあったとしても、今の藤井はゆりを愛していた。深い愛情を持って、藤井はゆりを抱く。
そして、最初は木村たちの命令によって藤井に近づいたゆりだが、今は好意以上の感情を持っていた。
官能を開花された肉体を愛する男に触れられる。それは恐ろしいまでの快感をゆりの身体にもたらした。技術で言えば、木村たちの方が巧みだろうし、マゾヒスティックな悦びに目覚めてしまったゆりには、彼らの過激なプレイは痺れるような快感を与えていた。しかし、藤井とのセックスはそれ以上だった。
それだけに、木村たちの命令通りに、藤井を不幸へと導かなければならない自分が哀しかった。
ごめんなさい、藤井さん......。藤井と過ごしている間、ゆりは何度も心の中でそう呟いているのだ。
「あっ、ああっ」
藤井は丁寧に乳首を舐めながら、手をスカートの中へと侵入させた。白くむちっとした太腿を撫でまわすと、その付け根へと藤井の指は進んでいく。ショーツ越しに指が触れる。その部分の布はぐっしょりと湿り気を帯びていた。
「だ、だめです......、ちょっと待って」
ゆりは太腿を綴じ、そして侵入してきた藤井の腕をつかんだ。
突然の拒否に藤井はちょっと驚く。
「ん? どうした?」
「あの、シャワーを浴びてもいいですか?」
「おれは気にしないよ。このままのゆりを愛したいんだ」
「でも、あの......」
ゆりは目を伏せて、恥ずかしそうに言った。
「今日は......、お、お尻を愛して欲しいから......」
「え?」
ゆりが自分からアナルへの愛撫を望むとは信じられなかった。ゆりがアナルの感じる女だということは知っていたが、そこへの愛撫はいつも藤井が望んで行なっていた。ゆりは恥じらいながらも、それを受け入れる。それがいつものパターンだったのだ。
「だから、綺麗にしておきたいんです。藤井さんに、お尻をいっぱい、舐めてもらいたいから......」
ゆりは真っ赤になりながら、その言葉を口にした。あまりに恥ずかしい告白だ。
「そ、そういうことなら」
自分からそこを舐めてくれとせがむとは、藤井にとっては何とも嬉しいゆりの成長だった。
「そんなに、お尻の穴を舐めてもらいたいのか? ゆり」
「は、はい......」
「お尻の穴が気持ちいいのか?」
「はい。すごく気持ちいいんです。藤井さんに、舐めてもらいたくて、ずっとそのことばかり考えていました。恥ずかしいです」
「ゆりはお尻の穴が感じる恥ずかしい女教師なんだね」
「はい、いやらしい女です......」
藤井は、ゆりの羞恥心を煽るように言葉責めをする。恥ずかしい言葉を浴びせられ、そして自分で口にする度に、ゆりの羞恥心が燃え上がり、マゾヒスティックな興奮を呼び起こす。ショーツはさらに濡れていく。
サディストではあっても、本当に女の嫌がることはしないのが藤井だ。ゆりにシャワーを浴びることを許す。
「いいよ、シャワーを浴びてきなさい。ちゃんとお尻の穴を綺麗に洗ってくるんだよ。おれがたっぷり舐めてあげるからね」
「あ、ああ......」
藤井のその言葉にゆりの官能はさらに高まる。
「シャワーは浴びてもいいけど、その代わりそこで全部脱ぐんだ。おれの目の前で、裸になってからバスルームに行くんだ」
「は、はい......」
ゆりはベッドから降りると、藤井の前に立ち、ゆっくりと服を脱ぎ始めた。ブラウスのボタンはすでに外されているので、簡単に脱げる。ブラジャーを取ると、白くて大きな乳房が重たげに姿を現す。
「ああ、そんなに見ないで、藤井さん」
藤井の熱い視線がゆりの肌に降り注ぐ。もう何度も見せている裸身なのに、こうまじまじと見られると、恥ずかしくて仕方がない。
「ほら、早く脱がないと」
「はい......」
スカートを下ろす。ゆりの成熟した身体を隠すのは、ショーツだけになった。ゆりは思わず腕で胸を隠し、身体を縮こませる。
「パンティを穿いたままシャワーを浴びるのかい?」
「ぬ、脱ぎます」
ゆりは顔を真っ赤にしながらショーツに手をかけ、ゆっくりと引き下ろす。やわらかそうな肉付きの下腹部が露になっていく。黒い茂みが顔を覗かせる。成熟した女性の色香がむんむんと匂ってくる。
ショーツが股間から引き下ろされた時、きらりと光ったのを藤井は見逃さない。
「ゆり、そのままで足を開くんだ」
「?」
藤井に言われた通りにショーツを太腿のあたりで止める。藤井はその部分覗き込む。
「糸を引いてるよ、ゆり」
ゆりの股間から、それがあたっていたショーツの裏地の部分まで、光る糸が伸びていた。愛液だ。
「いやっ」
ゆりは思わずしゃがみ込む。
「そんなに濡らしてたのかい。どれどれ」
藤井はゆりの脚から強引にショーツを引き下ろして、手に取った。
「だめ、いや、藤井さん、見ないで」
藤井は脱がせたショーツをくるりと裏返す。
「うわ、すごいな」
股間に当たる裏地の部分には、粘り気のある透明の液体がびっしょりと染みていた。
「びしょびしょだね、ゆり。おれにお尻の穴を舐められることを想像して、こんなに濡らしちゃったの?」
「いや、いや、そんなこと言わないで下さい......」
ゆりは顔を真っ赤にして泣きべそをかいている。その姿を見て、藤井は心底ゆりが愛おしいと思った。このまま押し倒してしまいたいと思った。
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「ねぇ、今度の3連休、旅行に行きませんか?」
キッチンで野菜を刻みながら、ゆりが言った。家事をするのが好きだというゆりは、藤井の部屋でこまめに料理を作る。好きだというだけあって手際がよく、いつも短い時間で美味しい料理を作った。
今日も平日の仕事帰りで、あまり時間がないというのに、ゆりは自分で料理を作りたいと言ってキッチンに立った。
「ああ、特に予定は立てていなかったけど......。今からで予約なんか取れるかな」
リビングのソファに座った藤井は、キッチンに立つゆりの背中に答える。なんだか新婚夫婦みたいで、くすぐったい気持ちになる。
「大丈夫。大学時代の友達が別荘を持ってるんですよ。本当はその子が行く予定がダメになっちゃって、よかったら代わりにって言われたの。N県のY山なんだけど、かなりいいところらしいですよ。ここからだと車で2時間くらいで行けるって」
「そうか......。それはいい話だな。ゆりとは初めての旅行になるな。たまには、人目を気にしないで外を歩きたいもんな」
やはり同じ学校の教員同士の恋愛は色々と問題があるということで、二人は近所では一緒にいるところをあまり見られないように注意をしていた。生徒にでも目撃されたら、どんな噂を立てられるかわかったものではない。いや、すでに学校内では藤井とゆりが出来ているという噂が流れ始めていたのだが。
それよりも藤井としては、「脅迫者」たちからの監視から逃れたいというのが本音だった。奴らはいつ、どこから藤井の私生活を盗撮しているかわからない。姿の見えない監視者を常に意識して生活しなければならないということは、大変な緊張を強いられる。
旅行先なら、さすがの彼らも追ってはこれまい。ゆりの申し出は、藤井にとっても渡りに舟だった。
「いいんですか? わぁ、うれしい」
ゆりが喜びの声を上げた。しかし、藤井の目には入らないその表情は、声とは裏腹に哀しみに満ちたものだった。
「藤井さん。最近、抱いてくれないんですね......」
食事を終えたあと、ゆりがポツリといった。藤井は驚いてゆりを見る。大人しい性格のゆりが、自分からそんなことを言うとは、信じられなかった。
「あ、いや、特にそんなつもりじゃ......」
藤井はしどろもどろになって言葉を濁す。藤井とゆりがセックスしている姿を盗撮した画像を「脅迫者」から送りつけられてから、藤井はこの部屋でゆりを抱く気にはなれなかったのだ。あの後、盗撮盗聴器の発見器まで使ってまで部屋中を調べたのだが、結局カメラは発見できなかった。どこからどうやって二人の姿を盗撮してのか、藤井には全くわからなかった。不安感は高まるばかりで、今、この瞬間にも盗撮されているかもしれないと思うと、とてもゆりを抱く気にはなれない。
しかし、その事実をゆりに話すわけにもいかない。羞恥心の強いゆりのことだ。自分の恥ずかしい姿を盗撮されたなどという事実を知ったら、どうなるかわからない。
「あの、女からこんなこというの、すごくはしたないことだと思うんですけど......。今日はすごく抱いて欲しい気分なんです......」
ゆりは目を伏せて、切れ切れの声でそう言った。頬が真っ赤に上気していた。
恥ずかしさに耐えてその言葉を口にしたゆりの気持ちを考えると、藤井は胸が苦しくなった。断れるわけがない。
奴らが盗撮しているとしても、構うものか。少なくとも、もう一度は撮られてしまっているのだ。
藤井はゆりを抱きしめる。
「ゆり......。君にそんなことまで言わせてごめん。おれも、ゆりが抱きたいよ」
「ああ、藤井さん......」
二人は立ったまま激しく唇を吸いあい、舌をからませた。ゆりの身体から力が抜けて、とろとろにとろけたようになる。藤井はゆりを抱き上げて、ベッドに寝かせた。
「藤井さん......」
ゆりはとろんとした目で藤井を見る。藤井はゆりの上に跨るように乗り、そしてもう一度キスをする。ゆりはその藤井の頭をぎゅうと抱きしめる。甘い牝の匂いがした。
藤井は唇から耳、そして首筋へと舌を這わせる。その度にゆりは息を荒くさせていく。その表情を見て、藤井は固く勃起した。スラックスの下で、藤井のペニスは熱く膨れあがっていた。
もどかしげにゆりのブラウスのボタンを外していく。白いブラジャーを押し上げると、白い豊かな乳房が現れる。ゆりは着やせするタイプで、裸になると意外にむっちりとした身体つきなことに驚かされる。胸も大きく、藤井の手のひらからはみ出すほどだ。
揉みしだき、その柔らかな感触を味わうと、藤井はむしゃぶりつくように左の乳首を吸った。淡いピンク色の小さな乳首を前歯で軽く噛み、舌先で転がすように舐める。同時に右の乳首は指で摘んで刺激している。
「はぁっ、あっ、ああっ」
ゆりは激しくのけぞった。清楚で大人しそうな性格に似合わず、ゆりの身体の反応は素晴らしかった。どこをどう触っても、強烈な反応を見せる。愛撫のしがいのある素晴らしい身体だ。もともと責め好きである藤井にとっては最高の女体だった。
しかし、そのゆりの肉体を開花させたのは、木村たち「脅迫者」の調教であることを藤井は知らない。連日の如くにゆりの身体を嬲り抜き、性感のひとつひとつを磨き上げているのだ。ゆりの肉体はあらゆる官能を教え込まれていた。
ただ、木村たちの調教に欠けていたのは愛情だった。彼らはあくまでも女たちをオモチャとして扱った。女体は彼らの欲望を満たす道具でしかない。
藤井とのセックスには愛情があった。忍のことが脳裏にあったとしても、今の藤井はゆりを愛していた。深い愛情を持って、藤井はゆりを抱く。
そして、最初は木村たちの命令によって藤井に近づいたゆりだが、今は好意以上の感情を持っていた。
官能を開花された肉体を愛する男に触れられる。それは恐ろしいまでの快感をゆりの身体にもたらした。技術で言えば、木村たちの方が巧みだろうし、マゾヒスティックな悦びに目覚めてしまったゆりには、彼らの過激なプレイは痺れるような快感を与えていた。しかし、藤井とのセックスはそれ以上だった。
それだけに、木村たちの命令通りに、藤井を不幸へと導かなければならない自分が哀しかった。
ごめんなさい、藤井さん......。藤井と過ごしている間、ゆりは何度も心の中でそう呟いているのだ。
「あっ、ああっ」
藤井は丁寧に乳首を舐めながら、手をスカートの中へと侵入させた。白くむちっとした太腿を撫でまわすと、その付け根へと藤井の指は進んでいく。ショーツ越しに指が触れる。その部分の布はぐっしょりと湿り気を帯びていた。
「だ、だめです......、ちょっと待って」
ゆりは太腿を綴じ、そして侵入してきた藤井の腕をつかんだ。
突然の拒否に藤井はちょっと驚く。
「ん? どうした?」
「あの、シャワーを浴びてもいいですか?」
「おれは気にしないよ。このままのゆりを愛したいんだ」
「でも、あの......」
ゆりは目を伏せて、恥ずかしそうに言った。
「今日は......、お、お尻を愛して欲しいから......」
「え?」
ゆりが自分からアナルへの愛撫を望むとは信じられなかった。ゆりがアナルの感じる女だということは知っていたが、そこへの愛撫はいつも藤井が望んで行なっていた。ゆりは恥じらいながらも、それを受け入れる。それがいつものパターンだったのだ。
「だから、綺麗にしておきたいんです。藤井さんに、お尻をいっぱい、舐めてもらいたいから......」
ゆりは真っ赤になりながら、その言葉を口にした。あまりに恥ずかしい告白だ。
「そ、そういうことなら」
自分からそこを舐めてくれとせがむとは、藤井にとっては何とも嬉しいゆりの成長だった。
「そんなに、お尻の穴を舐めてもらいたいのか? ゆり」
「は、はい......」
「お尻の穴が気持ちいいのか?」
「はい。すごく気持ちいいんです。藤井さんに、舐めてもらいたくて、ずっとそのことばかり考えていました。恥ずかしいです」
「ゆりはお尻の穴が感じる恥ずかしい女教師なんだね」
「はい、いやらしい女です......」
藤井は、ゆりの羞恥心を煽るように言葉責めをする。恥ずかしい言葉を浴びせられ、そして自分で口にする度に、ゆりの羞恥心が燃え上がり、マゾヒスティックな興奮を呼び起こす。ショーツはさらに濡れていく。
サディストではあっても、本当に女の嫌がることはしないのが藤井だ。ゆりにシャワーを浴びることを許す。
「いいよ、シャワーを浴びてきなさい。ちゃんとお尻の穴を綺麗に洗ってくるんだよ。おれがたっぷり舐めてあげるからね」
「あ、ああ......」
藤井のその言葉にゆりの官能はさらに高まる。
「シャワーは浴びてもいいけど、その代わりそこで全部脱ぐんだ。おれの目の前で、裸になってからバスルームに行くんだ」
「は、はい......」
ゆりはベッドから降りると、藤井の前に立ち、ゆっくりと服を脱ぎ始めた。ブラウスのボタンはすでに外されているので、簡単に脱げる。ブラジャーを取ると、白くて大きな乳房が重たげに姿を現す。
「ああ、そんなに見ないで、藤井さん」
藤井の熱い視線がゆりの肌に降り注ぐ。もう何度も見せている裸身なのに、こうまじまじと見られると、恥ずかしくて仕方がない。
「ほら、早く脱がないと」
「はい......」
スカートを下ろす。ゆりの成熟した身体を隠すのは、ショーツだけになった。ゆりは思わず腕で胸を隠し、身体を縮こませる。
「パンティを穿いたままシャワーを浴びるのかい?」
「ぬ、脱ぎます」
ゆりは顔を真っ赤にしながらショーツに手をかけ、ゆっくりと引き下ろす。やわらかそうな肉付きの下腹部が露になっていく。黒い茂みが顔を覗かせる。成熟した女性の色香がむんむんと匂ってくる。
ショーツが股間から引き下ろされた時、きらりと光ったのを藤井は見逃さない。
「ゆり、そのままで足を開くんだ」
「?」
藤井に言われた通りにショーツを太腿のあたりで止める。藤井はその部分覗き込む。
「糸を引いてるよ、ゆり」
ゆりの股間から、それがあたっていたショーツの裏地の部分まで、光る糸が伸びていた。愛液だ。
「いやっ」
ゆりは思わずしゃがみ込む。
「そんなに濡らしてたのかい。どれどれ」
藤井はゆりの脚から強引にショーツを引き下ろして、手に取った。
「だめ、いや、藤井さん、見ないで」
藤井は脱がせたショーツをくるりと裏返す。
「うわ、すごいな」
股間に当たる裏地の部分には、粘り気のある透明の液体がびっしょりと染みていた。
「びしょびしょだね、ゆり。おれにお尻の穴を舐められることを想像して、こんなに濡らしちゃったの?」
「いや、いや、そんなこと言わないで下さい......」
ゆりは顔を真っ赤にして泣きべそをかいている。その姿を見て、藤井は心底ゆりが愛おしいと思った。このまま押し倒してしまいたいと思った。
(続く)
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著者=小林電人 長年夢見ていた自分の「理想のSMビデオ」を自主制作したことがきっかけで、AV&SM業界のはじっこに首をつっこむことになった都内在住の40代自営業。 「羞恥の教室」をモチーフにした自主制作DVD最新作「1年S組 仲村忍 セーラー服肛門調教」が完成しました! 藤井と忍のアナル調教の模様を実写で再現しています。購入ご希望の方はhttp://denjin.5.dtiblog.com/blog-entry-136.htmlをご覧下さい。 |