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小林電人、書き下ろし官能羞恥小説の決定版

羞恥の教室 第三部
第十四章 淫獣たちの宴・承前 【3】


著者=
小林電人


現実と妄想が欲望のもとに交錯する第3部!
淫獣たちの手に握られた忍と藤井の運命は!?

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第十四章 淫獣たちの宴・承前

III 罠2

「あっ、ダメ、止めて下さいっ、真也先輩!」

真也は舌先を、しのぶの窄まりの中心へと強引に押し込んでいった。それは藤井のとろけるような優しい愛撫とは全く違う乱暴なものだ。しかし、その苦痛を伴う強引さが、しのぶの被虐心に火を付ける。全校生徒の前で、嫌悪している先輩に肛門を舐められている。そんな凄まじい恥辱が、しのぶの官能を昂ぶらせた。鳥肌がたつほど嫌いな男の舌の感触を敏感な粘膜で感じる屈辱。

「いや、いやです! 真也先輩だけはいやぁ!」


「くっくっく。遂に新也まで登場させたのか」

助手席で木村がノートパソコンの画面を見ながら笑った。高村が開設したサイト「新・羞恥学園新聞」を見ていたのだ。

ハンドルを握りながら高村が答える。

「ああ、絵里香もな。あいつらが読んだら怒るかな?」
「どうだろ? あいつら、いちいち読んでないとは思うけどね」
「新也は、自分が女から嫌われてるって気づいていないからな。しのぶちゃんに嫌われてる役だって知ったら傷ついたりして」
「ははは、まぁ、あいつらがどう思おうと関係ないけどね」
「これ、もう最後まで書いたんだって?」
「うん。なんか面白くなって来ちゃってね。二日ぐらい徹夜してラストまで一気に書いちゃったよ」
「最後、どうなるんだ? ハッピーエンドとかありえないよな」
「まぁ、それはお楽しみってことで」
「この藤井先生もどうなっちゃうのかねぇ、小説の中でも、現実でも」

後部座席で吉村が、意識を失ってグッタリしている隣の藤井を見ながら言う。目はアイマスクで覆われ、腕は手枷で拘束されている。

「ああ、現実での藤井先生の処分までは考えてなかったな。まぁ、どうにかなるんじゃねぇの?」

三人は笑った。後部座席で藤井を抱きかかえるようにしているゆりだけがじっと唇を噛んでいた。ゆりはコートを着せられているが、その下は全裸のままだった。それだけではなく、ゆりの前後の秘穴にはラジコンで遠隔操作が可能なローターが挿入され、さっきからジジジと低い音を上げながら振動していた。気を抜くと、はしたない声が漏れてしまいそうなのだ。ゆりは意識のない藤井の手を握りしめて、必死に耐えていた。

「さぁ、着いたぞ、ゆり。ここがお前たちのショーの舞台だ」

間もなく5人を乗せた車は、大きな門の前で一時停止した。門柱のテレビカメラに向かって高村は言う。

「ラッツです」

それは山城から、木村たちのグループに与えられたニックネームだった。このパーティの中ではお互いのことは全てニックネームで呼ぶ決まりとなっている。

しばらくして扉が開き、車はその大邸宅の中へと吸い込まれていった。

「こんな時期に女連れでお忍び旅行か。ふてぶてしいよなぁ。まぁ、それくらいの神経じゃなくちゃ、政治家なんて商売は勤まらないんだろうけどな」

田崎は呟いた。早朝から目の前を走るベンツを追跡して、もう数時間になる。ベンツはどんどん東京を離れN県の山奥へと進んでいった。てっきり都内での張り込みになると思っていた田崎は、こんなところにまで追いかけることになるとは予想していなかった。

早朝の山道は、他に車影はない。かなりの距離を保っていなければ、追跡していることに気づかれてしまう。見失わない程度のギリギリの車間を保つのは、大変なことだった。

もともと田崎は、こんな探偵まがいの取材が得意なわけではない。編集部の遊撃隊的な立場にある田崎は、どんな種類の取材もやらされる。今回は、アジアからの食材の輸入にからむ不正事件を追っているうちに清島という与党議員にたどりついた。そのルートの利権は清島が一手に握っているようなのだ。

清島は以前から、何かとダーティな噂が絶えない政治家ではあるが、今までに尻尾をつかまれたことはない。恐らく今回の件でも、そう簡単には証拠をつかませてはもらえないだろうということは、田崎にもわかっていた。清島のような政治家を狙うならば、それ専門の記者に任せた方がいい。編集長も自分にそれほど期待をしているわけじゃないのだろう。

それでも何日も貼り付いているのだ。少しは何かの成果がないと、編集部での立場が悪くなる。壊滅的な出版不況の波は、彼の所属する週刊誌にも押し寄せ、大幅な経費節減と人員削減が編集長に命じられているという。田崎のように無駄にキャリアのある契約社員記者などは、真っ先にリストラの対象になってしまうだろう。40歳を越えた年齢で、他に仕事を見つけるのは難しい。ここは何としてもネタを拾っておきたい。

とりあえず清島が美しい愛人を連れて旅行に出たという証拠写真は押さえた。

不正事件への関与が疑われているさなかであり、選挙が近いという今の時期の休日に地元に帰らずに、愛人と旅行する政治家、という切り口ならば、そこそこの記事にはなりそうだ。あとは、どこの旅館に泊まるかを押さえておきたいし、車を降りた二人のツーショットも撮っておきたい。

しかし、こんな山奥に女連れで泊まるような温泉旅館なんかあるのか? カーナビで調べても、この先に温泉街や高級旅館などは存在しない。またこの方面に清島が別荘を所持しているというデータもない。いったい二人はどこへ向かっているのだろう。

しばらくして、清島のベンツが、路肩で停車した。慌てて田崎も車を止める。上手い具合に、ベンツの位置から死角になるところに車を止めることが出来た。

田崎は車から降りて、道の横の茂みの中に潜んだ。ここからなら、相手に気づかれずに清島たちの様子を伺うことが出来るはずだ。超望遠レンズを装着したカメラを構えて、ターゲットを狙う。

ベンツから清島が降りてきた。キョロキョロと周囲を見回す。そして人影がないことを確認すると、車内に声をかけた。すると、ベンツから和服を着た女が降りてきた。

田崎はその女の顔をズームする。年の頃は30歳前後だろうか。淡い色合いの和服がよく似合う線の細い美しい女だった。しかし、愛人と旅行に来ているというのに、笑顔はなく、むしろどこか哀しげな表情を浮かべているというのが気になった。

二人は、道路の横の林へと入っていった。

「何する気だ?」

田崎は思わず呟いた。まさか林の中で小便でもするのか? それにしても二人揃って行くことはないだろう......。

興味を持った田崎は、思い切って二人が姿を消した林の方へと近づいていった。気づかれてしまったらおしまいだ。出来るだけ死角になるように気をつけながら、素早く移動する。なんとか望遠レンズでズームアップすれば、二人の姿が確認できるギリギリの位置まで近づくことが出来た。

「!?」

ズームアップしたファインダーに浮かび上がったのは、木々の間から見える白い肌だった。それはあの女の裸の下半身だった。

「おいおい、何をやってるんだ、あいつら」

女は立ったまま木に寄りかかるようにして、和服の裾を大きくまくり上げ、真っ白な下半身を丸出しにしていた。そして脚を左右に大きく開き、がに股のような姿勢になっている。半泣きのような羞恥に耐えている表情から、女が清島に命じられて無理矢理その姿勢を取らされていることが推測できた。清島は、その前にしゃがみ込んで女の股間を覗き込んでいる。ニヤニヤと好色な笑顔を浮かべている。

女は何かしゃべっている。どうやら許しを乞うているようだ。しかし、しばらくすると目をつぶり、諦めたような表情になる。

その直後、女の股間から一筋の水流が迸った。女は泣いている。泣きながら、放尿していた。その姿を清島は笑いながら、凝視している。女は無理矢理に野外立ち放尿を清島に命じられたのだろう。

それは合意の上のSMプレイなのかもしれない。いや、おそらくそうなのだろう。しかし、現職国会議員が愛人と野外でそんな変態行為に及んでいるというのは大きなニュースとなる。

田崎は息を飲んだ。自分は今、とんでもないスクープを手にしたのだ。そして羞恥に身を焦がすように嗚咽しながら長い立ち放尿を続ける女の姿に魅せられた。あれだけの美しい女のそんな姿を見るということ自体が、滅多にできる体験ではない。

その女のみじめな姿を素直に美しいと思った。田崎にスカトロ趣味はないが、それを見ながら激しく興奮していた。

驚くほど長い時間をかけて女の放尿は止まった。しかし、女はがに股の姿勢を崩さずに、そのまま泣きじゃくっている。清島はその股間に手を伸ばし、ティッシュペーパーかハンカチのようなもので、そこを拭った。その時、田崎は初めて、女のそこがあるべき陰りのない無毛であることに気づいた。

田崎は夢中でシャッターを切る。あまりに刺激的で、これはそのままでは誌面に掲載することは出来ないだろう。しかし、これがマスコミ史に残るスクープ写真であることは間違いない。

股間を拭き終えると清島は、女に何かを言った。その言葉を聞くと女は、悲しそうな顔で頷き、くるりと後ろを向いた。和服の裾はまくりあげられたままなので、女の白い尻が林の中に浮かび上がった。ムッチリと適度に脂の乗った艶めかしい尻だった。田崎は唾を飲み込んだ。

女は身体を前に折り曲げ、腰を後ろに突き出した。脚も左右に大きく広げられているため清島には、女の恥ずかしい部分は何もかも丸見えになっているはずだ。

ズームの限界で、田崎からは女のその部分は、はっきりとは見えない。至近距離で覗き込んでいる清島を羨ましいと思ってしまう。しかし、あんな美しく上品な和服の女が野外でまくり上げた下半身を男の前に突き出させられることを強要され、羞恥に身を焦がしているというその光景は、卑猥極まりなく、その事実だけで田崎は激しく興奮した。

清島は女の股間に手を伸ばした。尻肉を左右に押し開いた。女の表情がさらにつらいものになる。田崎は剥き出しになった女の肛門、そして肉裂から、それぞれ紐のようなものが出ていることに初めて気がついた。その紐は女の和服の腰のところにつながっているようだ。清島は、その紐をひっぱる。

一瞬、聞こえるはずのない、女の喘ぎ声が田崎の耳に響いた気がした。

清島は女の二つの穴から、小さなカプセルを引きずり出した。女の体内から引っ張り出された二つのカプセルは、紐の先にぶら下がっていた。

田崎はそれがローターと呼ばれる女を責める道具であることは知っていた。女はずっと肛門と膣にこのローターを埋め込まれていたのだ。車の中で、ずっとローターの刺激に耐えていたのだ。

清島は、女に自らの尻肉を広げさせ、ローターの抜き出した後の二つの穴をじっくりと調べた。指が穴に触れる度に、女の表情が変化する。

卑猥な光景だった。その卑猥な光景をのぞき見しているという状況が、田崎の興奮をさらに高めた。田崎は思わず、固く勃起してしまった己のペニスをジーンズ越しに触ってしまった。

やがて、清島は再び、女の二穴にローターをそれぞれ挿入すると、和服の裾を直させ、二人で車へ戻っていった。

すごい写真が撮れた。田崎は心の中でガッツポーズを取る。もうこれだけで世の中が騒然となるスクープだろう。前代未聞、破廉恥議員の変態行為、という見出しが頭の中に浮かぶ。

しかし、もっとすごい写真が撮れるかもしれない。田崎はそう思う。まだ二人の後を付けていけば、もっとすごい行為を見せてくれるかもしれない。いや、もう記者としての仕事は二の次になっていた。あの女の痴態をもっとみたい。その気持ちがどんどん膨れあがっていたのだ。

ベンツは動きだし、田崎はその後を追跡する。清島はさらに山の中へと入っていく。そして、しばらくして、唐突に大きな門のある大邸宅が姿を現した。

清島のベンツはその門の中へと消えていった。追跡はここまでか。田崎は、車から降りて、遠くからその門を見た。

清島が愛人と共に入っていったこの大邸宅。ここでは何かとんでもなく淫猥なことが行なわれているのではないか。長年週刊誌の記者として働いてきた田崎の勘がそう教えていた。

どこか内側の様子を知ることができるところはないか。田崎は探し始めた。

(続く)

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著者=小林電人 長年夢見ていた自分の「理想のSMビデオ」を自主制作したことがきっかけで、AV&SM業界のはじっこに首をつっこむことになった都内在住の40代自営業。 「羞恥の教室」をモチーフにした自主制作DVD最新作「1年S組 仲村忍 セーラー服肛門調教」が完成しました! 藤井と忍のアナル調教の模様を実写で再現しています。購入ご希望の方はhttp://denjin.5.dtiblog.com/blog-entry-136.htmlをご覧下さい。
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08.12.01更新 | 小説  >  羞恥の教室