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小林電人、書き下ろし官能羞恥小説の決定版
羞恥の教室 第三部
第十六章 崩壊する世界 【1】
著者= 小林電人
淫獣たちの手に落ちた忍と藤井。
獣たちが牙を研ぐ衆人環視の中で、狂乱の宴が始まる......。 現実と妄想が交錯するエロティックサスペンス、堂々完結の最終章!
第十六章 崩壊する世界
\x87T 忍と藤井 3
場内には生々しい噴出音と泣き叫ぶ忍の悲鳴が響き渡り、そして観客の歓声が沸き上がった。どんなに目をつぶっても、耳を塞ぐことのできない忍には、全て聞こえている。スクリーンの上では、自分が排泄している姿が映し出されているのがわかっているのだ。
たくさんの人に、人間として絶対に見せてはいけない姿を見られてしまっている。忍はかつてないほどの羞恥に襲われていた。顔が真っ赤に紅潮し、全身がぶるぶると震える。
しかも、その後も上映は続き、レッドや木村、山城たちに調教される姿が次々と映し出された。短く編集されたその映像の中で、可憐な少女は、何度も浣腸され排泄を繰り返し、そして男たちによって肛門を犯されていた。
忍は一度もスクリーンを見ることはなかったが、聞こえてくる音声で、どんな映像が映し出されているのかはわかった。その時々の屈辱的な記憶が甦る。
「このように立派なアナル奴隷として成長した忍ちゃんですが、まだ前は手つかずのままの処女なのです。処女でありながらアナルは完全開発済という貴重な奴隷少女。今回のショーのクライマックスを飾るに相応しい生贄だと言えましょう!」
司会者が声を張り上げると、割れんばかりの拍手。
「そして、このショーのもうひとりの主役がこちらのゆり先生です!」
名前を呼ばれて、ゆりは体をビクっとさせた。唇を噛み、目を強く閉じている。
「先ほども申し上げましたが、彼女は忍ちゃん、そしてこちらの絵里香ちゃんの通う学校の教師です。忍ちゃんと関係を持っていた藤井先生の同僚でもあります」
スクリーンには、どうやって撮影したのか教室で授業をしているゆりの姿が映し出されていた。ミルク色のスーツ姿の清楚な女教師。
「しかし、鬼畜教師藤井は、なんと教え子だけではなく、同僚のゆり先生までも、その毒牙にかけていたのでした」
映像は、藤井の部屋を盗撮したものになっていた。ベッドの上で全裸のゆりがうつ伏せで尻を高く掲げるポーズをしていた。しかも手を後ろに回して自分で尻肉を開いているという破廉恥極まりない姿だ。カメラはその姿を横から撮っているので、残念ながら剥き出しにされた菊花は画面には映っていないのだが、それを正面から見ている幸運な男がいた。藤井である。藤井は嬉しそうな表情で、ゆりの尻を覗き込んでいる。
「すごいよ、ゆり。丸見えだ。ゆりの可愛いお尻の穴が丸見えになってるよ。あんまり広げてるから、皺が引き延ばされちゃってる。ふふふ、お尻の穴の内側まで顔を覗かせてるよ。おまんこもぱっくり口を開けて、よだれをダラダラ流してるね」
「ああ、そんなこと、言わないで下さい」
「ゆり、舐めて欲しいんだろ?」
「は、はい......」
「じゃあ、ちゃんとお願いしないと」
「な、舐めて、下さい......」
「誰のどこを?」
「ああ......。ゆりのお尻を......」
「それじゃ駄目だ。もっとはっきり言うんだ。(ピー)女子高の教師、(ピー)ゆりのお尻の穴を舐めて下さいって」
生々しい二人の会話が流される。せめてもの情けのつもりなのか、学校名とゆりの名字の音声は、ピー音で消されていた。
「そんなこと、言えません......」
「じゃあ、舐めてあげないよ。俺はいつまでもこうやってお尻の穴を眺めてるよ」
「藤井さんのいじわる......。ああ......。(ピー)東女子高の(ピー)ゆりの......、お尻の穴を舐めて下さい。お願いします」
「ようし、よく言えたね」
画面の中の藤井がゆりの尻肉に顔を埋めた。
「あはっ!」
ゆりが短い声を上げ、仰け反る。明らかに快楽を感じている声と表情だ。
「あ、ああ......」
ステージの上のゆりは顔を真っ赤にして頭を振った。こんな姿を晒されるのは、調教姿を見られることよりも恥ずかしかった。全身が羞恥に熱く燃え上がる。
「いっ、いやぁっ!」
そんな悲鳴をあげたのは、ゆりではなかった。スクリーンを見上げて、ぶるぶると忍が震えていた。信じられないものを見てしまったという表情だ。
「ふ、藤井先生......」
自分が愛していた男が、こともあろうに同僚の教師、そして自分と同じ奴隷の境遇にある女性と愛し合っている。その映像は、忍に心を切り裂かんばかりの衝撃を与えた。
車椅子の上の藤井はがっくりと頭を垂れたまま、動かない。
「いやぁ、ああ、そうです。ゆりは、お尻の穴を、舐められてイッちゃいます。いやらしい先生です」
「お尻の穴で感じる変態なんだね」
「あああっ......。はい、変態です。(ピー)ゆりは、藤井先生の変態アナル奴隷なんですっ。だから、だからもっと舐めて下さいっ。 ひいっ、だめ、あっ、あああっ、もう、もうだめです。藤井さん、ゆり、イッちゃいます、お尻の穴を舐められて、イッちゃいます、いやっ、恥ずかしいっ、ああっ!」
ゆりが菊花を舐められて絶頂を迎え、がっくりとベッドに倒れ込むと、映像が暗くなる。
「忍ちゃんに続いて、藤井先生の餌食となったゆり先生を我々は保護し、こちらも正しい調教を行ないました。その際、手伝ってくれたのがゆり先生の教え子である絵里香ちゃんです」
スクリーンには、木村のマンションの調教室で責められているゆりの姿が映し出された。ソファの肘掛けに膝を乗せたM字開脚の姿勢で縛り上げられている全裸のゆり。大きく広げられた股間の根本では、ぐっしょりと濡れ光る淫花が口を開き、鮮やかな肉壁まで顔を覗かせている。
その頂きの最も敏感な肉芽へ電動マッサージ機の強烈な刺激を与え続けているのは制服姿の絵里香だった。
ゴム製の先端部が肉芽に当てられる度に、ゆりは体を仰け反らせて悲鳴を上げる。
「ああっ、だめぇっ、も、もう許して下さい、絵里香様っ!」
教え子に対して「様」をつけて許しを乞う女教師。絵里香が制服姿なだけに、余計に倒錯的なエロティシズムを感じさせる光景だった。
「だめよ。先生が失神するまで、続けてあげる。ほら、まだ余裕があるじゃない」
絵里香はマッサージ機を押しつけたり、離したりと自在にあやつり、それから何度となくゆりを絶頂へと追い立てた。ゆりが達する間隔はどんどん短くなり、やがてビクンと激しく仰け反ったかと思うと、全身の力が抜けて動かなくなり、同時に股間からピューっと透明の水飛沫があがった。
「ははは、先生、おもらしまでしちゃったの? 教え子に責められてイキまくったあげくにおもらしまでして、本当にいやらしい女教師ね、ゆり先生」
そんな絵里香の言葉と共に、ゆりの映像上映は終わった。司会者が話し始める。
「現役の女子校教師でありながら、完全調教済の変態奴隷、ゆり先生。そして処女のアナル奴隷・忍ちゃん。この二人による対決が本日のハイライトです!」
再び割れんばかりの拍手が巻き起こる。ステージの袖では、木村、吉村、高村の三人がニヤニヤ笑いながら忍たちを見ていた。
「ふふふ、ようやく俺たちの苦労が結実するってところだな」
「楽しんでただけじゃないかよ」
「まぁ、俺たちの場合は趣味と実益をかねてというところだからな」
「さて、あとは絵里香と新也が上手にできるかだな」
何か拍手と歓声のような音が微かに聞こえた。
「こんな地下で、いったい何をやってるんだ? コンサートホールでもあるのか?」
田崎は心の中で呟いた。こっそりと侵入した地下室は、想像以上に広い。この屋敷は地上に建っている部分よりも、地下の方がずっと広いという特殊な建造物になっているようだ。
田崎が入り込んだ倉庫から出ると、そこには赤い絨毯敷きの長い廊下が延びていた。左右にはいくつもの部屋が並び、まるで老舗の高級ホテルのような造りだ。この風格は下手をすると戦前のものかもしれない。
そのうちのドアが一つ半開きになっていた。人気がないのを確認しながら、田崎は部屋へ入り込む。部屋の中は真っ暗だったので、携帯電話についていたライトで照らしてみる。
大きなダブルベッドがドンとおかれた部屋だった。他には古めかしいソファとテーブル。
正にホテルといった造りの部屋だ。
ベッドはこの部屋の主が起きたまま放置されているようで、シーツが乱れている。
「ん?」
田崎はこの部屋が普通のホテルとは少々違うことに気がついた。まず、部屋の奥の壁が一面鏡になっていること。そしてベッドのそれぞれの足に鎖がついていて、そこから革製のベルトに繋がっている。恐らく手足を拘束するためのベルトだ。
さらに天井を見ると、何かを吊すための鉄輪が埋め込まれている。
田崎は数年前に取材で覗いたことがあるSM専用のラブホテルを思い出した。あそこの装備に似ているのだ。
――どうやらここは、いかがわしい目的でつくられた秘密の場所らしいな。本当に清島たちは乱交パーティでもやってるみたいだ。
田崎は空前のスクープを目前にした興奮で息を荒くした。それには裏付けとなる証拠が欲しい。なんとかして、清島たちが、いかがわしい行為に耽っている写真を撮ることができないだろうか。田崎はポケットの中のデジタルカメラを握りしめた。
その時、ドアの外で声がした。田崎はライトを消して暗闇の中で息をひそめる。
「さすがに意識を失ったみたいだな」
「ああ、もう何十発って射精したらしいからな。体もおかしくなってるんじゃないのか。薬の力とはいえ、恐ろしいもんだな」
「とりあえず女の方は縛って寝かしてある。しばらくは起きないだろうよ。男の方は医務室に運んだが、たぶんどうにもしないんだろ? どっかに捨ててこいって言われそうだな」
「あの女、これからどうするんだ? どこかに売り飛ばすのか? どうせならちょっと味見させて欲しいよな」
「やめとけよ。カシラに殺されるぜ」
会話の声は遠ざかっていった。完全に通り過ぎたことを確認してから、田崎はそっとドアから覗いてみた。黒いスーツ姿の男二人の後ろ姿が遠くに見えた。
やたらと物騒な会話だった。これは単なる乱交パーティという話ではなさそうだ。自分が飛んでもないところに首を突っ込んでしまっているのではないかと、田崎は焦った。どうやら逃げた方がよさそうだ。見つかったら警察に突き出されるだけでは済みそうにない。
人気がないのを確認して、田崎は廊下に出ると入ってきた方向へと戻っていった。薄暗い倉庫へ入ると、少しホッとした。もう出口はすぐだ。この建物の中で何が行われているかの証拠はつかめなかったが、これ以上危険を冒してもしょうがない。こっちには、清島の野外プレイの写真がすでにある。これだけでも十分なスクープだ。
再び声がした。まだ遠くの方だが、誰かが叫んでいる。田崎は慌てて、倉庫の隅の埃を被った大きな木箱の陰に姿を隠す。
声は段々近づいてくる。
「どこへ逃げやがった!」
「あっちか?」
男たちは誰かを捜しているようだ。このままだと倉庫の中も探すだろう。田崎の心臓が激しく脈打つ。木箱の陰でできるだけ身をかがめる。その時、背後の壁が微かに動くことに気づいた。グラグラしている。壁の一部が小さな隠しドアのようになっているようだ。試しに下の方の小さな突起を回してみると、ロックが外れたようだ。ドアが開いた。音を立てないようにそっと押すと、排気口のような狭い通路がある。かがめば、なんとか入れそうだ。田崎はそこに入り込み、ドアを閉めた。恐らくパッと見ただけではドアの存在はわからないだろう。そんな隠し扉だ。なんらかの有事のために作られた脱出経路なのかもしれない。
田崎がドアの中に入ってから、すぐに男たちがドヤドヤと倉庫の中にやって来て、誰かを捜し始めた。
「女はすっぱだかで、手も縛られたままだ。絶対にまだ中にいるはずだ。探せ!」
男たちはしばらく倉庫内をうろついていたが、やがてあきらめて、他へ移動していった。
息を殺してドアの隙間からその様子を見ていた田崎は、ホッと息を吐いた。
なんとか助かった。しかし、これでこの地下から逃げ出すのは、難しくなりそうだ。さてどうすればいいのか。
この通路が脱出経路だとすれば、どこか外へとつながっているかもしれないが......。
田崎がこれから、どうするか考えている時、再び人の気配がした。再び息を殺す。
身をかがめるようにして何者かが倉庫の中へと転がり込んできた。薄暗い中に、白いものが動いている。田崎は目を疑う。
それは全裸の女だった。
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著者= 小林電人
淫獣たちの手に落ちた忍と藤井。
獣たちが牙を研ぐ衆人環視の中で、狂乱の宴が始まる......。 現実と妄想が交錯するエロティックサスペンス、堂々完結の最終章!
第十六章 崩壊する世界
\x87T 忍と藤井 3
場内には生々しい噴出音と泣き叫ぶ忍の悲鳴が響き渡り、そして観客の歓声が沸き上がった。どんなに目をつぶっても、耳を塞ぐことのできない忍には、全て聞こえている。スクリーンの上では、自分が排泄している姿が映し出されているのがわかっているのだ。
たくさんの人に、人間として絶対に見せてはいけない姿を見られてしまっている。忍はかつてないほどの羞恥に襲われていた。顔が真っ赤に紅潮し、全身がぶるぶると震える。
しかも、その後も上映は続き、レッドや木村、山城たちに調教される姿が次々と映し出された。短く編集されたその映像の中で、可憐な少女は、何度も浣腸され排泄を繰り返し、そして男たちによって肛門を犯されていた。
忍は一度もスクリーンを見ることはなかったが、聞こえてくる音声で、どんな映像が映し出されているのかはわかった。その時々の屈辱的な記憶が甦る。
「このように立派なアナル奴隷として成長した忍ちゃんですが、まだ前は手つかずのままの処女なのです。処女でありながらアナルは完全開発済という貴重な奴隷少女。今回のショーのクライマックスを飾るに相応しい生贄だと言えましょう!」
司会者が声を張り上げると、割れんばかりの拍手。
「そして、このショーのもうひとりの主役がこちらのゆり先生です!」
名前を呼ばれて、ゆりは体をビクっとさせた。唇を噛み、目を強く閉じている。
「先ほども申し上げましたが、彼女は忍ちゃん、そしてこちらの絵里香ちゃんの通う学校の教師です。忍ちゃんと関係を持っていた藤井先生の同僚でもあります」
スクリーンには、どうやって撮影したのか教室で授業をしているゆりの姿が映し出されていた。ミルク色のスーツ姿の清楚な女教師。
「しかし、鬼畜教師藤井は、なんと教え子だけではなく、同僚のゆり先生までも、その毒牙にかけていたのでした」
映像は、藤井の部屋を盗撮したものになっていた。ベッドの上で全裸のゆりがうつ伏せで尻を高く掲げるポーズをしていた。しかも手を後ろに回して自分で尻肉を開いているという破廉恥極まりない姿だ。カメラはその姿を横から撮っているので、残念ながら剥き出しにされた菊花は画面には映っていないのだが、それを正面から見ている幸運な男がいた。藤井である。藤井は嬉しそうな表情で、ゆりの尻を覗き込んでいる。
「すごいよ、ゆり。丸見えだ。ゆりの可愛いお尻の穴が丸見えになってるよ。あんまり広げてるから、皺が引き延ばされちゃってる。ふふふ、お尻の穴の内側まで顔を覗かせてるよ。おまんこもぱっくり口を開けて、よだれをダラダラ流してるね」
「ああ、そんなこと、言わないで下さい」
「ゆり、舐めて欲しいんだろ?」
「は、はい......」
「じゃあ、ちゃんとお願いしないと」
「な、舐めて、下さい......」
「誰のどこを?」
「ああ......。ゆりのお尻を......」
「それじゃ駄目だ。もっとはっきり言うんだ。(ピー)女子高の教師、(ピー)ゆりのお尻の穴を舐めて下さいって」
生々しい二人の会話が流される。せめてもの情けのつもりなのか、学校名とゆりの名字の音声は、ピー音で消されていた。
「そんなこと、言えません......」
「じゃあ、舐めてあげないよ。俺はいつまでもこうやってお尻の穴を眺めてるよ」
「藤井さんのいじわる......。ああ......。(ピー)東女子高の(ピー)ゆりの......、お尻の穴を舐めて下さい。お願いします」
「ようし、よく言えたね」
画面の中の藤井がゆりの尻肉に顔を埋めた。
「あはっ!」
ゆりが短い声を上げ、仰け反る。明らかに快楽を感じている声と表情だ。
「あ、ああ......」
ステージの上のゆりは顔を真っ赤にして頭を振った。こんな姿を晒されるのは、調教姿を見られることよりも恥ずかしかった。全身が羞恥に熱く燃え上がる。
「いっ、いやぁっ!」
そんな悲鳴をあげたのは、ゆりではなかった。スクリーンを見上げて、ぶるぶると忍が震えていた。信じられないものを見てしまったという表情だ。
「ふ、藤井先生......」
自分が愛していた男が、こともあろうに同僚の教師、そして自分と同じ奴隷の境遇にある女性と愛し合っている。その映像は、忍に心を切り裂かんばかりの衝撃を与えた。
車椅子の上の藤井はがっくりと頭を垂れたまま、動かない。
「いやぁ、ああ、そうです。ゆりは、お尻の穴を、舐められてイッちゃいます。いやらしい先生です」
「お尻の穴で感じる変態なんだね」
「あああっ......。はい、変態です。(ピー)ゆりは、藤井先生の変態アナル奴隷なんですっ。だから、だからもっと舐めて下さいっ。 ひいっ、だめ、あっ、あああっ、もう、もうだめです。藤井さん、ゆり、イッちゃいます、お尻の穴を舐められて、イッちゃいます、いやっ、恥ずかしいっ、ああっ!」
ゆりが菊花を舐められて絶頂を迎え、がっくりとベッドに倒れ込むと、映像が暗くなる。
「忍ちゃんに続いて、藤井先生の餌食となったゆり先生を我々は保護し、こちらも正しい調教を行ないました。その際、手伝ってくれたのがゆり先生の教え子である絵里香ちゃんです」
スクリーンには、木村のマンションの調教室で責められているゆりの姿が映し出された。ソファの肘掛けに膝を乗せたM字開脚の姿勢で縛り上げられている全裸のゆり。大きく広げられた股間の根本では、ぐっしょりと濡れ光る淫花が口を開き、鮮やかな肉壁まで顔を覗かせている。
その頂きの最も敏感な肉芽へ電動マッサージ機の強烈な刺激を与え続けているのは制服姿の絵里香だった。
ゴム製の先端部が肉芽に当てられる度に、ゆりは体を仰け反らせて悲鳴を上げる。
「ああっ、だめぇっ、も、もう許して下さい、絵里香様っ!」
教え子に対して「様」をつけて許しを乞う女教師。絵里香が制服姿なだけに、余計に倒錯的なエロティシズムを感じさせる光景だった。
「だめよ。先生が失神するまで、続けてあげる。ほら、まだ余裕があるじゃない」
絵里香はマッサージ機を押しつけたり、離したりと自在にあやつり、それから何度となくゆりを絶頂へと追い立てた。ゆりが達する間隔はどんどん短くなり、やがてビクンと激しく仰け反ったかと思うと、全身の力が抜けて動かなくなり、同時に股間からピューっと透明の水飛沫があがった。
「ははは、先生、おもらしまでしちゃったの? 教え子に責められてイキまくったあげくにおもらしまでして、本当にいやらしい女教師ね、ゆり先生」
そんな絵里香の言葉と共に、ゆりの映像上映は終わった。司会者が話し始める。
「現役の女子校教師でありながら、完全調教済の変態奴隷、ゆり先生。そして処女のアナル奴隷・忍ちゃん。この二人による対決が本日のハイライトです!」
再び割れんばかりの拍手が巻き起こる。ステージの袖では、木村、吉村、高村の三人がニヤニヤ笑いながら忍たちを見ていた。
「ふふふ、ようやく俺たちの苦労が結実するってところだな」
「楽しんでただけじゃないかよ」
「まぁ、俺たちの場合は趣味と実益をかねてというところだからな」
「さて、あとは絵里香と新也が上手にできるかだな」
何か拍手と歓声のような音が微かに聞こえた。
「こんな地下で、いったい何をやってるんだ? コンサートホールでもあるのか?」
田崎は心の中で呟いた。こっそりと侵入した地下室は、想像以上に広い。この屋敷は地上に建っている部分よりも、地下の方がずっと広いという特殊な建造物になっているようだ。
田崎が入り込んだ倉庫から出ると、そこには赤い絨毯敷きの長い廊下が延びていた。左右にはいくつもの部屋が並び、まるで老舗の高級ホテルのような造りだ。この風格は下手をすると戦前のものかもしれない。
そのうちのドアが一つ半開きになっていた。人気がないのを確認しながら、田崎は部屋へ入り込む。部屋の中は真っ暗だったので、携帯電話についていたライトで照らしてみる。
大きなダブルベッドがドンとおかれた部屋だった。他には古めかしいソファとテーブル。
正にホテルといった造りの部屋だ。
ベッドはこの部屋の主が起きたまま放置されているようで、シーツが乱れている。
「ん?」
田崎はこの部屋が普通のホテルとは少々違うことに気がついた。まず、部屋の奥の壁が一面鏡になっていること。そしてベッドのそれぞれの足に鎖がついていて、そこから革製のベルトに繋がっている。恐らく手足を拘束するためのベルトだ。
さらに天井を見ると、何かを吊すための鉄輪が埋め込まれている。
田崎は数年前に取材で覗いたことがあるSM専用のラブホテルを思い出した。あそこの装備に似ているのだ。
――どうやらここは、いかがわしい目的でつくられた秘密の場所らしいな。本当に清島たちは乱交パーティでもやってるみたいだ。
田崎は空前のスクープを目前にした興奮で息を荒くした。それには裏付けとなる証拠が欲しい。なんとかして、清島たちが、いかがわしい行為に耽っている写真を撮ることができないだろうか。田崎はポケットの中のデジタルカメラを握りしめた。
その時、ドアの外で声がした。田崎はライトを消して暗闇の中で息をひそめる。
「さすがに意識を失ったみたいだな」
「ああ、もう何十発って射精したらしいからな。体もおかしくなってるんじゃないのか。薬の力とはいえ、恐ろしいもんだな」
「とりあえず女の方は縛って寝かしてある。しばらくは起きないだろうよ。男の方は医務室に運んだが、たぶんどうにもしないんだろ? どっかに捨ててこいって言われそうだな」
「あの女、これからどうするんだ? どこかに売り飛ばすのか? どうせならちょっと味見させて欲しいよな」
「やめとけよ。カシラに殺されるぜ」
会話の声は遠ざかっていった。完全に通り過ぎたことを確認してから、田崎はそっとドアから覗いてみた。黒いスーツ姿の男二人の後ろ姿が遠くに見えた。
やたらと物騒な会話だった。これは単なる乱交パーティという話ではなさそうだ。自分が飛んでもないところに首を突っ込んでしまっているのではないかと、田崎は焦った。どうやら逃げた方がよさそうだ。見つかったら警察に突き出されるだけでは済みそうにない。
人気がないのを確認して、田崎は廊下に出ると入ってきた方向へと戻っていった。薄暗い倉庫へ入ると、少しホッとした。もう出口はすぐだ。この建物の中で何が行われているかの証拠はつかめなかったが、これ以上危険を冒してもしょうがない。こっちには、清島の野外プレイの写真がすでにある。これだけでも十分なスクープだ。
再び声がした。まだ遠くの方だが、誰かが叫んでいる。田崎は慌てて、倉庫の隅の埃を被った大きな木箱の陰に姿を隠す。
声は段々近づいてくる。
「どこへ逃げやがった!」
「あっちか?」
男たちは誰かを捜しているようだ。このままだと倉庫の中も探すだろう。田崎の心臓が激しく脈打つ。木箱の陰でできるだけ身をかがめる。その時、背後の壁が微かに動くことに気づいた。グラグラしている。壁の一部が小さな隠しドアのようになっているようだ。試しに下の方の小さな突起を回してみると、ロックが外れたようだ。ドアが開いた。音を立てないようにそっと押すと、排気口のような狭い通路がある。かがめば、なんとか入れそうだ。田崎はそこに入り込み、ドアを閉めた。恐らくパッと見ただけではドアの存在はわからないだろう。そんな隠し扉だ。なんらかの有事のために作られた脱出経路なのかもしれない。
田崎がドアの中に入ってから、すぐに男たちがドヤドヤと倉庫の中にやって来て、誰かを捜し始めた。
「女はすっぱだかで、手も縛られたままだ。絶対にまだ中にいるはずだ。探せ!」
男たちはしばらく倉庫内をうろついていたが、やがてあきらめて、他へ移動していった。
息を殺してドアの隙間からその様子を見ていた田崎は、ホッと息を吐いた。
なんとか助かった。しかし、これでこの地下から逃げ出すのは、難しくなりそうだ。さてどうすればいいのか。
この通路が脱出経路だとすれば、どこか外へとつながっているかもしれないが......。
田崎がこれから、どうするか考えている時、再び人の気配がした。再び息を殺す。
身をかがめるようにして何者かが倉庫の中へと転がり込んできた。薄暗い中に、白いものが動いている。田崎は目を疑う。
それは全裸の女だった。
(続く)
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著者=小林電人 長年夢見ていた自分の「理想のSMビデオ」を自主制作したことがきっかけで、AV&SM業界のはじっこに首をつっこむことになった都内在住の40代自営業。 「羞恥の教室」をモチーフにした自主制作DVD最新作「1年S組 仲村忍 セーラー服肛門調教」が完成しました! 藤井と忍のアナル調教の模様を実写で再現しています。購入ご希望の方はhttp://denjin.5.dtiblog.com/blog-entry-136.htmlをご覧下さい。 |