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小林電人、書き下ろし官能羞恥小説の決定版
羞恥の教室 第三部
第十六章 崩壊する世界 【6】
著者= 小林電人
淫獣たちの手に落ちた忍と藤井。
獣たちが牙を研ぐ衆人環視の中で、狂乱の宴が始まる......。 現実と妄想が交錯するエロティックサスペンス、堂々完結の最終章!
第十六章 崩壊する世界
VI 忍とゆり 1
「それでは、いよいよ忍ちゃんと、ゆり先生による対決を始めましょう。これから、二人の体をそれぞれ責めていき、3回絶頂に達してしまった方が負けとなります。負けてしまった女性には、当然、厳しいおしおきが待っています。また見事、3回イカせた調教師には、豪華な賞品がありますので、がんばって下さい」
司会者のその言葉に、ステージの上の絵里香と新也はガッツポーズを取ってみせる。おどけた笑顔を見せている二人だが、その目は笑っていない。どちらも本気で勝とうとライバル心を剥き出しにしている。特に新也は、自分の奴隷だと思いこんでいた絵里香が、いつのまにか自分と同じ立場に立っていることにプライドを傷つけられ、どうしても負けるわけにはいかないと気負っていた。
また絵里香も、ここで負けてしまえば、また奴隷の立場に逆戻りさせられてしまうかもしれない。何としても自分の調教師としての実力を見せつけておかねばならないのだ。
「あ、ああ......」
否応なしに、そんな対決をさせられることとなってしまった忍とゆりは、恥ずかしい格好で拘束された体を震わせて、怯えるばかりだ。執拗な調教によって、敏感ないやらしい肉体へと磨き抜かれてきた二人だ。愛撫を耐え抜くことなどできるはずもない。忍などは、たった今、肛門を晒されただけで、絶頂を迎えてしまったほどなのだ。
ステージ脇から、様々な器具を乗せたワゴンが運ばれてくる。係員のような顔をしてワゴンを押してきたのは、木村と高村だった。
木村は道具の準備をしながら、忍に言った。
「この勝負で忍ちゃんがゆり先生に勝てたら、自由にしてやるよ。もう、俺たちはお前に指一本触れないし、今まで撮影したビデオや写真も、全部処分してやる。お前の愛しい藤井先生も自由にしてやるよ」
忍は、驚いたような顔で木村の顔を見る。木村はニヤリと笑う。いつもながら、虚無的な目のままでの不気味な笑顔だ。
「ふふ、少しは頑張る気になったか。その代わり、負けたら、どんなおしおきをされるか、わからないぜ。まぁ、せいぜい耐えぬくんだな。がんばれよ」
3回絶頂を迎えた方が負け。つまり3回以上、イカなければいいのだ。そうすれば、自分はこの地獄のような日々から抜け出すことが出来る。しかも、藤井と一緒に......。
藤井が自分を裏切ってゆりと愛し合っている姿を見てしまい、そして藤井にも自分が木村たちに責められている姿を見られてしまっている。もう、もとの二人には戻れないかもしれない。それでも、忍は、藤井と愛し合いたいと思った。
せめて一度だけでも、あの甘い時間をもう一度味わいたいと思った。そうすれば、徹底的に汚されてしまった自分の肉体と精神が、少しは救われるような気がするのだ。
藤井が再び自分を受け入れてくれるのかどうかはわからない。でも、とにかく自分は耐えてみようと決意した。なによりも、脅されていたとは言え、自分と藤井をこんな地獄へ堕とす手引きをしたゆりには負けたくなかったのだ。
高村に同じことを聞かされたゆりも、また忍への対抗意識を燃やしていた。自分が木村たちの手先となって二人を陥れた罪悪感に苛まれていたゆりだが、ステージへ運ばれた藤井が、ひたすら忍の裸身に目を奪われている光景を見て、嫉妬の炎が燃え上がっていたのだ。あの時、藤井は自分には一瞥もくれずに、忍の局部をじっと見つめていた。
悔しかった。木村たちの命令によって藤井に近づいたゆりだったが、本当に藤井を愛してしまっていた。自分よりも、ずっと年下の、教え子である小娘に藤井を奪われることは、耐えられなかった。
その藤井は二人の拘束台の間の、どちらもよく見える特等席に設置された。藤井の視線は、忍の二つの恥花に吸い寄せられたままだ。そして剥き出しになったペニスは、今も硬く屹立している。
「では、スタート!」
司会者が叫ぶと、絵里香と新也はワゴンからそれぞれ道具を手にした。新也が選んだのは細身のバイブレーター。一方、絵里香が選んだのは筆だった。
「ゆり先生は、ソフトにネチネチ責められるのが好きなんだもんね」
絵里香はそう言うと、筆の先をゆりの耳のあたりに這わせた。
「あっ......」
筆先の感触は、くすぐったいような、痒いような微妙な刺激だった。触れるか触れないかのギリギリのところで、絵里香は筆先を滑らせていく。
それは決して強烈な快感をもたらす愛撫ではなかったが、ゆりの官能を少しずつ少しずつ高めていく。
絶対に感じるものかと、歯を食いしばって耐えようとしていたゆりだが、筆のデリケートな刺激は頑なな神経を、ゆっくりと押し開いてしまう。
「ああ......、はぁ......」
筆が首筋から鎖骨、そして腋へと到達する頃には、ゆりの息は荒くなり、肌も紅く染まっていた。
「だめ......、坂本さん。許して......」
必死に押さえ込もうとしていた性感を、女ならではの繊細な愛撫で解きほぐさせてしまい、ゆりは許しを乞う。自分は、感じてはいけないのだ。これ以上、責められたら、どうなってしまうかわからない。
「いいのよ、先生。いっぱい感じて。気持ちよくなって欲しいの。先生の、エッチな顔、もっと見せて」
絵里香が耳元で囁き、そして耳たぶをそっと噛んだ。
「はあんっ」
不意打ちの刺激に、ゆりは体を仰け反らせる。
「ふふふ、先生、可愛いわ。そんなに感じちゃったの?」
絵里香は、半開きになっているゆりの唇に、そっと自分の唇を触れさせる。ゆりはビクンと体をこわばらせ、慌てて唇を固く閉じる。抵抗しようというのだ。
それでも絵里香は慌てずに、閉ざされた唇を舌先でチロチロと舐め回す。同時に筆を動かす手も止めない。
それは、なんとも艶めかしい光景だった。レザーのレオタードに身を包んだの巨乳の少女が、恥ずかしい姿に拘束された年上の美女を愛撫しているのだ。背徳感にあふれた甘く淫らなムードが二人の姿から漂ってくる。
観客席に向かって大きく広げられたゆりの肉裂は、しっとりと濡れ光り、口を開いていた。そしてまた、頑なに閉ざされていたゆりの唇も、ゆっくりと開き始めた。
その隙間に気づいた絵里香は、舌先を口内へと滑り込ませていく。やがて舌と舌が触れあう。
「ん、んん......」
たっぷりと湿った滑らかな少女の舌の感触を、舌で感じると、ゆりは脳天から痺れるような快楽に打ち震えた。知らず知らずのうちに口が開いていく。
絵里香の舌は、ねっとりとゆりの舌にからみついてゆく。そして気がつけば、ゆりの舌も、絵里香の舌を求めるように蠢きはじめていた。
こうなれば、もうこっちのものだとばかりに、絵里香はゆりの舌を吸い、激しくからめていく。ゆりも、それに応える。女の舌と舌が、淫らにからみあう。ゆりの目がトロンとして、息も熱く荒くなっている。
絵里香は、そこで唇を離す。ゆりの舌が名残惜しそうに追いかける。唾液がツーッと舌と舌の間で伸びた。
「感じてくれてるのね、先生。うれしいわ。ねぇ、もっといっぱい気持ちよくなって」
絵里香はまた耳元で囁く。
「ああ......」
ゆりが吐息を漏らす。
絵里香は筆で、乳房の周りをゆっくりと撫で回す。渦巻きを描くようにして少しずつ、内側へと進んでいく。しかし、筆の先は乳輪を丹念に這い回ると、乳首には達せずに、また乳房の外側から螺旋を描く。
絵里香は左右の乳房で何度も、そんな愛撫を繰り返す。乳首に触れるかという瞬間、期待は裏切られる。
その度に、ゆりは切ない声を上げ、体をくねらせる。
「ああん......、そんな......」
「なあに、先生?」
「いじわる、しないで......」
「別に意地悪なんてしていないわ」
「で、でも......」
散々に焦らしておきながら、絵里香の筆は結局、乳首に触れることなく、脇腹の方へと進んでいく。
「ああ......、いやぁ......」
直接刺激されなかったことで、ゆりの乳首はジンジンと熱くほてっていた。乳首を刺激して欲しい、ゆりの頭はそんな欲望でいっぱいになっていた。
そこまで官能が高まっている時に、敏感な脇腹を刺激されるとたまらない。いつもなら、くすぐったく感じるはずの感触が、強烈な快感となってしまうのだ。
そして絵里香は、ゆりの開ききった股間の前にしゃがみ込んだ。
「ふふふ、先生。すごいわ。ぐっしょり濡れちゃってる」
絵里香の言葉通り、ゆりの肉裂からは止めどなく透明な蜜があふれ出していた。それはその下の可憐な窄まりまでも、十分に濡らしてしまっている。
「ああ......、だめ、坂本さん、見ないで。恥ずかしいの」
「まだ、ここは全然触っていないのに、こんなになっちゃってるのね。先生って、すごくエッチなのね。ふふふ、これでクリトリスをいじられたら、すぐにイッちゃいそうよ」
「いや......、だめ......」
イカされてはいけない。頭の片隅に、そんな意識が顔を覗かせるが、それはすぐにピンク色の靄に覆い隠されてしまう。
絵里香の筆先は攻撃の手を弛めることはない。ゆりの左右に広げられた太股の内側を絶妙な動きで這い回る。乳房への攻撃と同じように、外側から局部へと向かいつつも、ギリギリまで近づくと、また外へ戻ってしまう。
そんなことを何回も繰り返させるうちに、ゆりの理性は耐えられなくなる。
「ああん、坂本さん、もう、もう......」
「どうしたの? ゆり先生」
「お願い。もう我慢できないの......」
「何が我慢できないのか、言わないとわからないわ」
「ち、ちゃんと、して......」
「え、何をちゃんとするの? ゆり先生はどこをどうして欲しいの?」
「ああ、だめ。そんなに焦されたら、おかしくなっちゃう......」
「だから、ちゃんと言ってごらんなさい、先生。大人なんだからどうして欲しいか言えるでしょ?」
「ああ......、あそこを、触って欲しいの......」
「あそこじゃわかんないわ。ちゃんと言ってよ、先生」
さすがにゆりは躊躇した。これだけの大勢の観客の前で、そんな恥ずかしいことを言うことなど、できるはずがない。しかし、もはやゆりの理性は崩壊しつつあった。
「わかったわ、坂本さん。ちゃんと言うから、笑わないで」
ゆりは一瞬、唾を飲み込み、それからか細い声で、言った。
「お、おまんこも刺激して......」
しかし、絵里香は残酷だ。
「よく聞こえないわ。ほら、会場のお客様にも、ちゃんと聞こえるように言って」
「ああ......。おまんこを、おまんこも刺激してください」
「だめ、もっと大きい声で」
「おまんこを、いじくって!」
ヤケになったように、ゆりは叫んだ。その瞬間、ゆりの中の何かが壊れたような気がした。
「よく言えたわ、先生。おまんこをいじくって欲しいのね」
絵里香はそう言うと、指でゆりの肉裂を押し開いた。そして敏感な包皮を剥き上げ、口をその部分へ押し当てた。
「ひ、ひっ!」
いきなり、その部分を舐められた衝撃で、ゆりは拘束された不自由な体を大きく仰け反らせた。
絵里香の舌先が剥き上げられた陰核を小刻みに舐め上げる。ゆりの全身に電流が走った。脳天に突き抜ける。
「ああーっ!」
一瞬だった。ビクンと腰が跳ね上がり、ヒクヒクと痙攣する。誰が見ても、ゆりが絶頂を迎えたことは明かだった。
じわじわと性感を高めて、一気に押し上げる絵里香のやり方は効果的だった。
「まずは一回目ね」
絵里香は満足げに呟く。
しかし、その隣では、新也にアナルを責められた忍が、早くも二回目の絶頂に達しようとしていた。
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羞恥の教室 第三部
第十六章 崩壊する世界 【6】
著者= 小林電人
淫獣たちの手に落ちた忍と藤井。
獣たちが牙を研ぐ衆人環視の中で、狂乱の宴が始まる......。 現実と妄想が交錯するエロティックサスペンス、堂々完結の最終章!
第十六章 崩壊する世界
VI 忍とゆり 1
「それでは、いよいよ忍ちゃんと、ゆり先生による対決を始めましょう。これから、二人の体をそれぞれ責めていき、3回絶頂に達してしまった方が負けとなります。負けてしまった女性には、当然、厳しいおしおきが待っています。また見事、3回イカせた調教師には、豪華な賞品がありますので、がんばって下さい」
司会者のその言葉に、ステージの上の絵里香と新也はガッツポーズを取ってみせる。おどけた笑顔を見せている二人だが、その目は笑っていない。どちらも本気で勝とうとライバル心を剥き出しにしている。特に新也は、自分の奴隷だと思いこんでいた絵里香が、いつのまにか自分と同じ立場に立っていることにプライドを傷つけられ、どうしても負けるわけにはいかないと気負っていた。
また絵里香も、ここで負けてしまえば、また奴隷の立場に逆戻りさせられてしまうかもしれない。何としても自分の調教師としての実力を見せつけておかねばならないのだ。
「あ、ああ......」
否応なしに、そんな対決をさせられることとなってしまった忍とゆりは、恥ずかしい格好で拘束された体を震わせて、怯えるばかりだ。執拗な調教によって、敏感ないやらしい肉体へと磨き抜かれてきた二人だ。愛撫を耐え抜くことなどできるはずもない。忍などは、たった今、肛門を晒されただけで、絶頂を迎えてしまったほどなのだ。
ステージ脇から、様々な器具を乗せたワゴンが運ばれてくる。係員のような顔をしてワゴンを押してきたのは、木村と高村だった。
木村は道具の準備をしながら、忍に言った。
「この勝負で忍ちゃんがゆり先生に勝てたら、自由にしてやるよ。もう、俺たちはお前に指一本触れないし、今まで撮影したビデオや写真も、全部処分してやる。お前の愛しい藤井先生も自由にしてやるよ」
忍は、驚いたような顔で木村の顔を見る。木村はニヤリと笑う。いつもながら、虚無的な目のままでの不気味な笑顔だ。
「ふふ、少しは頑張る気になったか。その代わり、負けたら、どんなおしおきをされるか、わからないぜ。まぁ、せいぜい耐えぬくんだな。がんばれよ」
3回絶頂を迎えた方が負け。つまり3回以上、イカなければいいのだ。そうすれば、自分はこの地獄のような日々から抜け出すことが出来る。しかも、藤井と一緒に......。
藤井が自分を裏切ってゆりと愛し合っている姿を見てしまい、そして藤井にも自分が木村たちに責められている姿を見られてしまっている。もう、もとの二人には戻れないかもしれない。それでも、忍は、藤井と愛し合いたいと思った。
せめて一度だけでも、あの甘い時間をもう一度味わいたいと思った。そうすれば、徹底的に汚されてしまった自分の肉体と精神が、少しは救われるような気がするのだ。
藤井が再び自分を受け入れてくれるのかどうかはわからない。でも、とにかく自分は耐えてみようと決意した。なによりも、脅されていたとは言え、自分と藤井をこんな地獄へ堕とす手引きをしたゆりには負けたくなかったのだ。
高村に同じことを聞かされたゆりも、また忍への対抗意識を燃やしていた。自分が木村たちの手先となって二人を陥れた罪悪感に苛まれていたゆりだが、ステージへ運ばれた藤井が、ひたすら忍の裸身に目を奪われている光景を見て、嫉妬の炎が燃え上がっていたのだ。あの時、藤井は自分には一瞥もくれずに、忍の局部をじっと見つめていた。
悔しかった。木村たちの命令によって藤井に近づいたゆりだったが、本当に藤井を愛してしまっていた。自分よりも、ずっと年下の、教え子である小娘に藤井を奪われることは、耐えられなかった。
その藤井は二人の拘束台の間の、どちらもよく見える特等席に設置された。藤井の視線は、忍の二つの恥花に吸い寄せられたままだ。そして剥き出しになったペニスは、今も硬く屹立している。
「では、スタート!」
司会者が叫ぶと、絵里香と新也はワゴンからそれぞれ道具を手にした。新也が選んだのは細身のバイブレーター。一方、絵里香が選んだのは筆だった。
「ゆり先生は、ソフトにネチネチ責められるのが好きなんだもんね」
絵里香はそう言うと、筆の先をゆりの耳のあたりに這わせた。
「あっ......」
筆先の感触は、くすぐったいような、痒いような微妙な刺激だった。触れるか触れないかのギリギリのところで、絵里香は筆先を滑らせていく。
それは決して強烈な快感をもたらす愛撫ではなかったが、ゆりの官能を少しずつ少しずつ高めていく。
絶対に感じるものかと、歯を食いしばって耐えようとしていたゆりだが、筆のデリケートな刺激は頑なな神経を、ゆっくりと押し開いてしまう。
「ああ......、はぁ......」
筆が首筋から鎖骨、そして腋へと到達する頃には、ゆりの息は荒くなり、肌も紅く染まっていた。
「だめ......、坂本さん。許して......」
必死に押さえ込もうとしていた性感を、女ならではの繊細な愛撫で解きほぐさせてしまい、ゆりは許しを乞う。自分は、感じてはいけないのだ。これ以上、責められたら、どうなってしまうかわからない。
「いいのよ、先生。いっぱい感じて。気持ちよくなって欲しいの。先生の、エッチな顔、もっと見せて」
絵里香が耳元で囁き、そして耳たぶをそっと噛んだ。
「はあんっ」
不意打ちの刺激に、ゆりは体を仰け反らせる。
「ふふふ、先生、可愛いわ。そんなに感じちゃったの?」
絵里香は、半開きになっているゆりの唇に、そっと自分の唇を触れさせる。ゆりはビクンと体をこわばらせ、慌てて唇を固く閉じる。抵抗しようというのだ。
それでも絵里香は慌てずに、閉ざされた唇を舌先でチロチロと舐め回す。同時に筆を動かす手も止めない。
それは、なんとも艶めかしい光景だった。レザーのレオタードに身を包んだの巨乳の少女が、恥ずかしい姿に拘束された年上の美女を愛撫しているのだ。背徳感にあふれた甘く淫らなムードが二人の姿から漂ってくる。
観客席に向かって大きく広げられたゆりの肉裂は、しっとりと濡れ光り、口を開いていた。そしてまた、頑なに閉ざされていたゆりの唇も、ゆっくりと開き始めた。
その隙間に気づいた絵里香は、舌先を口内へと滑り込ませていく。やがて舌と舌が触れあう。
「ん、んん......」
たっぷりと湿った滑らかな少女の舌の感触を、舌で感じると、ゆりは脳天から痺れるような快楽に打ち震えた。知らず知らずのうちに口が開いていく。
絵里香の舌は、ねっとりとゆりの舌にからみついてゆく。そして気がつけば、ゆりの舌も、絵里香の舌を求めるように蠢きはじめていた。
こうなれば、もうこっちのものだとばかりに、絵里香はゆりの舌を吸い、激しくからめていく。ゆりも、それに応える。女の舌と舌が、淫らにからみあう。ゆりの目がトロンとして、息も熱く荒くなっている。
絵里香は、そこで唇を離す。ゆりの舌が名残惜しそうに追いかける。唾液がツーッと舌と舌の間で伸びた。
「感じてくれてるのね、先生。うれしいわ。ねぇ、もっといっぱい気持ちよくなって」
絵里香はまた耳元で囁く。
「ああ......」
ゆりが吐息を漏らす。
絵里香は筆で、乳房の周りをゆっくりと撫で回す。渦巻きを描くようにして少しずつ、内側へと進んでいく。しかし、筆の先は乳輪を丹念に這い回ると、乳首には達せずに、また乳房の外側から螺旋を描く。
絵里香は左右の乳房で何度も、そんな愛撫を繰り返す。乳首に触れるかという瞬間、期待は裏切られる。
その度に、ゆりは切ない声を上げ、体をくねらせる。
「ああん......、そんな......」
「なあに、先生?」
「いじわる、しないで......」
「別に意地悪なんてしていないわ」
「で、でも......」
散々に焦らしておきながら、絵里香の筆は結局、乳首に触れることなく、脇腹の方へと進んでいく。
「ああ......、いやぁ......」
直接刺激されなかったことで、ゆりの乳首はジンジンと熱くほてっていた。乳首を刺激して欲しい、ゆりの頭はそんな欲望でいっぱいになっていた。
そこまで官能が高まっている時に、敏感な脇腹を刺激されるとたまらない。いつもなら、くすぐったく感じるはずの感触が、強烈な快感となってしまうのだ。
そして絵里香は、ゆりの開ききった股間の前にしゃがみ込んだ。
「ふふふ、先生。すごいわ。ぐっしょり濡れちゃってる」
絵里香の言葉通り、ゆりの肉裂からは止めどなく透明な蜜があふれ出していた。それはその下の可憐な窄まりまでも、十分に濡らしてしまっている。
「ああ......、だめ、坂本さん、見ないで。恥ずかしいの」
「まだ、ここは全然触っていないのに、こんなになっちゃってるのね。先生って、すごくエッチなのね。ふふふ、これでクリトリスをいじられたら、すぐにイッちゃいそうよ」
「いや......、だめ......」
イカされてはいけない。頭の片隅に、そんな意識が顔を覗かせるが、それはすぐにピンク色の靄に覆い隠されてしまう。
絵里香の筆先は攻撃の手を弛めることはない。ゆりの左右に広げられた太股の内側を絶妙な動きで這い回る。乳房への攻撃と同じように、外側から局部へと向かいつつも、ギリギリまで近づくと、また外へ戻ってしまう。
そんなことを何回も繰り返させるうちに、ゆりの理性は耐えられなくなる。
「ああん、坂本さん、もう、もう......」
「どうしたの? ゆり先生」
「お願い。もう我慢できないの......」
「何が我慢できないのか、言わないとわからないわ」
「ち、ちゃんと、して......」
「え、何をちゃんとするの? ゆり先生はどこをどうして欲しいの?」
「ああ、だめ。そんなに焦されたら、おかしくなっちゃう......」
「だから、ちゃんと言ってごらんなさい、先生。大人なんだからどうして欲しいか言えるでしょ?」
「ああ......、あそこを、触って欲しいの......」
「あそこじゃわかんないわ。ちゃんと言ってよ、先生」
さすがにゆりは躊躇した。これだけの大勢の観客の前で、そんな恥ずかしいことを言うことなど、できるはずがない。しかし、もはやゆりの理性は崩壊しつつあった。
「わかったわ、坂本さん。ちゃんと言うから、笑わないで」
ゆりは一瞬、唾を飲み込み、それからか細い声で、言った。
「お、おまんこも刺激して......」
しかし、絵里香は残酷だ。
「よく聞こえないわ。ほら、会場のお客様にも、ちゃんと聞こえるように言って」
「ああ......。おまんこを、おまんこも刺激してください」
「だめ、もっと大きい声で」
「おまんこを、いじくって!」
ヤケになったように、ゆりは叫んだ。その瞬間、ゆりの中の何かが壊れたような気がした。
「よく言えたわ、先生。おまんこをいじくって欲しいのね」
絵里香はそう言うと、指でゆりの肉裂を押し開いた。そして敏感な包皮を剥き上げ、口をその部分へ押し当てた。
「ひ、ひっ!」
いきなり、その部分を舐められた衝撃で、ゆりは拘束された不自由な体を大きく仰け反らせた。
絵里香の舌先が剥き上げられた陰核を小刻みに舐め上げる。ゆりの全身に電流が走った。脳天に突き抜ける。
「ああーっ!」
一瞬だった。ビクンと腰が跳ね上がり、ヒクヒクと痙攣する。誰が見ても、ゆりが絶頂を迎えたことは明かだった。
じわじわと性感を高めて、一気に押し上げる絵里香のやり方は効果的だった。
「まずは一回目ね」
絵里香は満足げに呟く。
しかし、その隣では、新也にアナルを責められた忍が、早くも二回目の絶頂に達しようとしていた。
(続く)
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著者=小林電人 長年夢見ていた自分の「理想のSMビデオ」を自主制作したことがきっかけで、AV&SM業界のはじっこに首をつっこむことになった都内在住の40代自営業。 「羞恥の教室」をモチーフにした自主制作DVD最新作「1年S組 仲村忍 セーラー服肛門調教」が完成しました! 藤井と忍のアナル調教の模様を実写で再現しています。購入ご希望の方はhttp://denjin.5.dtiblog.com/blog-entry-136.htmlをご覧下さい。 |