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小林電人、書き下ろし官能羞恥小説の決定版 交錯する物語が急展開!
羞恥の教室 第2部
第八章 脅迫者たち 【3】
著者=小林電人
第1部の登場人物とあらすじはこちら>>
第八章 脅迫者たち
III 忍 19
全裸の少女を十人近くの裸の男たちが取り囲み、その可憐な肉体を容赦なく視姦している。混浴温泉という場であっても、それは異様なシチュエーションだった。少女は肌を真っ赤に染めながら羞恥に身を焦がしている。
普段はチラチラと女性客の裸身をさりげなく盗み見るにとどめる男性客も、この時ばかりはと大胆な視線を浴びせていた。何しろ、連れの男が、この少女に露出プレイをさせようとしていることがわかっているからだ。いくら不躾な視線を浴びせようとも、怒られる心配はないのだ。しかも輝くばかりの裸身を晒しているのは10代の美しい少女とくれば、見ない男の方がおかしいだろう。
「なんとも柔らかそうなおっぱいだぜ」
「お尻もプリプリして美味しそうだ。若い娘の肌はいいもんだな」
「ひひひ、どうせならもっと奥まで見せてもらえないもんかな」
男たちのいやらしい言葉が、忍の羞恥をさらにかきたてる。しかし恥ずかしいと思えば思うほど、体の奥から熱いものがにじみ出てくる。忍は自分のマゾヒスティックな性癖を恨めしく思った。
「みんなに裸を見られる気分はどうだ?」
藤井が囁く。忍は泣きそうな表情になる。
「恥ずかしいです。もう許して下さい」
許しを乞うその表情が可愛らしく、藤井はもっと苛めてやりたいという気持ちになる。
「ふふふ。せっかくの温泉だからね。もっと楽しまないともったいないよ。さぁ、体をあらってあげよう」
「えっ?」
とまどう忍の手を引いて、藤井は湯から上がる。忍は慌てて手で股間を隠す。右手を藤井につかまれているので、左手しか使えない。かろうじて股間の茂みは隠しているものの、初々しい乳房もヒップも湯の中の男たちに丸見えになっている。男たちは、声にならない歓声を上げた。
「ああっ、いや......」
直接に視線が突き刺さってくるようで、お湯の中にいるよりも恥ずかしさを感じてしまう。忍は体をできるだけ縮めて、へっぴり腰になって藤井に引っ張られる。
小さな蛇口とシャワーがついた洗い場の腰掛けの上に忍を腰かけさせる。お湯の中の観客にも見えるように、わざと斜めに座らせた。
「さぁ、体を洗ってあげよう」
藤井は石鹸を泡立てると、両手で忍の肌をまさぐっていく。洗うというよりも、まるで愛撫のようなソフトタッチだ。羞恥で敏感になっている忍の肉体は、つい反応してしまう。藤井の指が肌を滑る度にビクンビクンと震える。微かに吐息も漏れてしまう。
湯の中の男たちもたまらない。全裸の女子高生が愛撫されているという姿を見せつけられているのだ。シャボンにまみれて濡れ光る十代の肌は恐ろしくエロティックだ。誰もが言葉を忘れて忍の裸身を見つめている。ほとんどの男が湯の中で激しく勃起していた。
見ず知らずの大勢の男たちの目の前で恥ずかしい姿を晒している。これが現実の出来事とは忍には思えなかった。こんなところで感じてはいけないと思えば思うほど、快感は膨れあがっていく。藤井の指は乳首などのはっきりした性感帯をわざと避けるようにして肌を這い回っているのだが、もうどこを触られても凄まじい快感に襲われてしまう。
「ああ......。先生、恥ずかしい......」
忍は思わず禁止されていた「先生」の呼び名を口にしてしまう。
「先生じゃないだろ」
「ああ......、ごめんなさい。藤井さん、もう許して下さい」
「だめだ。先生と呼んだ罰を与えなくちゃな。さぁ、どうしよう。みんなの方を向いて脚を大きく広げるか? それともお尻の穴を剥きだしにして、みんなに見てもらうか?」
藤井の恐ろしい言葉を聞いて忍は真っ青になる。いくら何でも、そんなことをさせられたら、恥ずかしさで気が狂ってしまう。
「いや......、先生以外の人に、もう見られたくないの......」
また禁じられている「先生」という言葉を使ってしまった。藤井は苦笑する。そして本当に泣き出しそうな忍の表情を見て、これ以上は無理だと判断した。
「冗談だよ。さぁ、もう上がろうか。忍の可愛いヌードは、これで公開終了だ」
藤井はお湯をかけて、忍の肌のシャボンを洗い流した。そして立ち上がり、忍の手を引いて脱衣所の方へと向かおうとした。
その時だった。忍の足の裏に少しだけ残っていたシャボンが、彼女のバランスを崩させた。
「あっ!」
忍は濡れた床面に足を取られて滑って転んでしまった。長時間お湯につかっていてのぼせ、さらに羞恥に身を焦がしていたために、頭がぼんやりしてしまっていた忍は、不意をつかれて派手に転倒した。
ドスンと腰を強く打った。そしてお湯の中の男たちに見せつけるかのように両脚は大きくM字型に開いていた。
「うっ、う〜ん、いった〜い」
思わず激しい痛みのために腰を押さえた。その一瞬後に自分が何もかも丸出しにした恥ずかしい姿を晒していることに気づき、慌てて足を閉じ、股間を押さえた。
しかしもう遅かった。お湯の中の男たちは、忍の淡い陰りも、そしてその中央の可憐な肉裂も、しっかりと目に焼き付けてしいた。その瞬間、お湯の中で射精してしまった者までいた。
「すごいサービスっぷりだったな、忍。あそこにいた男の人全員が、お前のアソコをしっかり見てしまったぞ」
ハンドルを握りながら、藤井は笑う。助手席の忍は、まだベソをかいている。あの後、忍はずっと泣きっぱなしなのだ。
「ひどい、ひどいです、先生」
「ははは、悪かったよ。でも、いい気分だったんだよ。おれの可愛い奴隷を、みんなに見せびらかしたかったんだ。普段は、絶対に秘密にしているから、その反動だな。旅の恥はかき捨てっていうだろ」
「でも、恥ずかしすぎますっ」
「そう言いながらも、お前も興奮してたんじゃないか? 恥ずかしい思いをすると感じてしまうんだろ、忍は」
確かに、見ず知らずの男たちに肌を見られるという初めての体験は、忍の心に未知の興奮を与えた。今までの藤井との行為とは違った快感を覚えたのは事実だった。しかし、それは認めたくなかったし、そんなことで感じる自分が許せなかった。
「でも、でも、先生以外の人に裸を見られるのはイヤなんです。もう、こんなことしたくないの。許して下さい」
忍は目にいっぱいの涙を浮かべて藤井に訴える。藤井は車を路肩に止めた。忍の方を向く。
「悪かった。もうこんなことはしないよ。忍の裸はおれだけのものだ。もう誰にも見せたりしないよ」
藤井にそう言われて、忍はまた泣き始めた。
「ごめんなさい、先生。奴隷のくせにこんなこと言って」
藤井は忍を抱きしめた。忍は藤井の腕の中で何度も「ごめんなさい」を繰り返しながら泣きじゃくった。藤井は黙って忍の頭を撫でる。
車の中でしばらく二人はそうやって抱き合っていた。山中の道で、通行する車も全く無い。二人はどちらからともなく唇を合わせ、舌を吸い合った。
「あ、ああ......」
忍は甘い吐息を漏らした。藤井は忍のフレアスカートの中に手を差し入れる。股間を触る。
「あん......」
ショーツのその部分は湿っていた。藤井はその脇から指を内側へ滑り込ませる。ヌルリとした感触。指はスムースに肉の裂け目へと入り込んだ。そこは熱く湿っていた。
「はああっ、せ、先生......」
中指と薬指で、その内部をかき混ぜるようにして蜜をすくい取る。それから薬指を、その下の窄まりにあてがった。
「あっ、あっ」
忍の体の中で最も敏感なその部分は一瞬だけキュンと収縮し、それからゆっくり口を開いた。
「ああ、先生......」
「力を抜いて......」
藤井が言うまでもなく、忍の窄まりは柔らかく薬指を受け入れていた。十分に開発された忍の肛門は何の抵抗もなく、あっさりと藤井の薬指の第二関節までをくわえ込んだ。
中指はまだ膣の中だ。藤井は二つの指をゆっくりと蠢かせる。腸壁を挟んで互いの指の存在が感じられる。
「はぁっ、先生、気持ち、いい......」
二つの穴は、キュンキュンと指を締め付けてくる。その感触がたまらない。忍は、ここが白昼の車の中だということも忘れて、激しく快楽の声を上げた。
「あああっ、それ、すごくいいです。ああん。あっ、あっ......」
藤井はさらに人差し指も肉裂の中に沈め、淫蜜をすくい取る。そしてすでに十分に固くなっている肉芽へと押し当てた。細かく振動させる。
「はうっ、あっ、あああっ」
人差し指でクリトリス、中指で膣、そして薬指で菊花という最も敏感な三カ所を同時に責められて、忍は身をよじる。快感が大きな波となって押し寄せる。
「これは邪魔だな」
藤井は忍のショーツを脱がせた。そして助手席の上で両脚を大きく開かせると、三カ所責めの続きを始めた。
外はまだ明るい。人気のない山中とは言え白昼堂々だ。もし近くを通る者がいれば、フロントガラス越しに忍の剥きだしの下半身が丸見えだろう。
ついさっきの混浴温泉で目覚めかけていた露出の快感が忍の官能に火を付ける。こんなところで、こんなことをされている......。そう思うと、藤井の愛撫が何倍もの快感を引き起こすのだ。
「ああっ、先生、先生っ。いっちゃう、忍、いっちゃいますっ」
忍の体が大きく仰け反り、そして電撃を受けたかのように痙攣した。
「あ、ああ......」
車内に、牝の匂いが充満していた。
二人はもう一度キスをした。忍は自分から激しく藤井の舌を吸った。そして潤んだ目で藤井を見つめて、言った。
「先生も、気持ちよくなって欲しい......」
その時だった。藤井の携帯電話が鳴った。いつもならこんな時は無視するのだが、登録しているメロディで、それが学校からの電話だということがわかった。こんな休日に学校からの連絡があるということは緊急の用件の可能性が高い。
藤井は仕方なく電話に出た。
「はい、藤井です」
「お休みのところ申し訳ありません。教頭の小島です。また例のメールが送られてきたようです。藤井先生のところにも行ってませんでしょうか?」
「例のメール? ああ、あの卑猥な写真のですか? 今、調べてみます」
数ヵ月前、杉村東女子校の生徒と教職員の携帯電話に卑猥な画像を添付したメールが送られるという事件があった。誰の仕業か。そしてなぜ生徒と教職員のメールアドレスがわかったのか。教師たちは調査したものの、結局真相はわからないままだった。
その事件が再び起きたというのだ。いったい誰が何の目的でこんなことを行なっているのか。
「何があったんですか?」
忍が不安げに聞く。もしかして自分たちの関係が学校にしれたのではないかと、忍は心配になったのだ。
「ほら、前に学校の全生徒にいやらしい写真のメールが送りつけられてきたことがあっただろう。あれがまた起きたらしいんだ。忍の携帯にも来てるんじゃないか? 見てご覧」
そして藤井は自分の携帯電話のメールをチェックした。そして凍りついた。
問題のメールは藤井の携帯電話にも、そして忍の携帯電話にも届いていた。添付されている画像には、ベッドの上で四つんばいになり、腰を高く上げた女性の裸身が写っていた。顔は見えないものの、やや幼さを残した体つきで、それが10代の少女のものであることが見て取れた。足を大きく開き、腰を突き出しているので、性器も、そして尻肉の谷間の窄まりも、はっきりと写っている。卑猥極まりない画像だ。
藤井は、その画像に見覚えがあった。それは藤井が撮影した忍の痴態だったのだ。
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III 忍 19
全裸の少女を十人近くの裸の男たちが取り囲み、その可憐な肉体を容赦なく視姦している。混浴温泉という場であっても、それは異様なシチュエーションだった。少女は肌を真っ赤に染めながら羞恥に身を焦がしている。
普段はチラチラと女性客の裸身をさりげなく盗み見るにとどめる男性客も、この時ばかりはと大胆な視線を浴びせていた。何しろ、連れの男が、この少女に露出プレイをさせようとしていることがわかっているからだ。いくら不躾な視線を浴びせようとも、怒られる心配はないのだ。しかも輝くばかりの裸身を晒しているのは10代の美しい少女とくれば、見ない男の方がおかしいだろう。
「なんとも柔らかそうなおっぱいだぜ」
「お尻もプリプリして美味しそうだ。若い娘の肌はいいもんだな」
「ひひひ、どうせならもっと奥まで見せてもらえないもんかな」
男たちのいやらしい言葉が、忍の羞恥をさらにかきたてる。しかし恥ずかしいと思えば思うほど、体の奥から熱いものがにじみ出てくる。忍は自分のマゾヒスティックな性癖を恨めしく思った。
「みんなに裸を見られる気分はどうだ?」
藤井が囁く。忍は泣きそうな表情になる。
「恥ずかしいです。もう許して下さい」
許しを乞うその表情が可愛らしく、藤井はもっと苛めてやりたいという気持ちになる。
「ふふふ。せっかくの温泉だからね。もっと楽しまないともったいないよ。さぁ、体をあらってあげよう」
「えっ?」
とまどう忍の手を引いて、藤井は湯から上がる。忍は慌てて手で股間を隠す。右手を藤井につかまれているので、左手しか使えない。かろうじて股間の茂みは隠しているものの、初々しい乳房もヒップも湯の中の男たちに丸見えになっている。男たちは、声にならない歓声を上げた。
「ああっ、いや......」
直接に視線が突き刺さってくるようで、お湯の中にいるよりも恥ずかしさを感じてしまう。忍は体をできるだけ縮めて、へっぴり腰になって藤井に引っ張られる。
小さな蛇口とシャワーがついた洗い場の腰掛けの上に忍を腰かけさせる。お湯の中の観客にも見えるように、わざと斜めに座らせた。
「さぁ、体を洗ってあげよう」
藤井は石鹸を泡立てると、両手で忍の肌をまさぐっていく。洗うというよりも、まるで愛撫のようなソフトタッチだ。羞恥で敏感になっている忍の肉体は、つい反応してしまう。藤井の指が肌を滑る度にビクンビクンと震える。微かに吐息も漏れてしまう。
湯の中の男たちもたまらない。全裸の女子高生が愛撫されているという姿を見せつけられているのだ。シャボンにまみれて濡れ光る十代の肌は恐ろしくエロティックだ。誰もが言葉を忘れて忍の裸身を見つめている。ほとんどの男が湯の中で激しく勃起していた。
見ず知らずの大勢の男たちの目の前で恥ずかしい姿を晒している。これが現実の出来事とは忍には思えなかった。こんなところで感じてはいけないと思えば思うほど、快感は膨れあがっていく。藤井の指は乳首などのはっきりした性感帯をわざと避けるようにして肌を這い回っているのだが、もうどこを触られても凄まじい快感に襲われてしまう。
「ああ......。先生、恥ずかしい......」
忍は思わず禁止されていた「先生」の呼び名を口にしてしまう。
「先生じゃないだろ」
「ああ......、ごめんなさい。藤井さん、もう許して下さい」
「だめだ。先生と呼んだ罰を与えなくちゃな。さぁ、どうしよう。みんなの方を向いて脚を大きく広げるか? それともお尻の穴を剥きだしにして、みんなに見てもらうか?」
藤井の恐ろしい言葉を聞いて忍は真っ青になる。いくら何でも、そんなことをさせられたら、恥ずかしさで気が狂ってしまう。
「いや......、先生以外の人に、もう見られたくないの......」
また禁じられている「先生」という言葉を使ってしまった。藤井は苦笑する。そして本当に泣き出しそうな忍の表情を見て、これ以上は無理だと判断した。
「冗談だよ。さぁ、もう上がろうか。忍の可愛いヌードは、これで公開終了だ」
藤井はお湯をかけて、忍の肌のシャボンを洗い流した。そして立ち上がり、忍の手を引いて脱衣所の方へと向かおうとした。
その時だった。忍の足の裏に少しだけ残っていたシャボンが、彼女のバランスを崩させた。
「あっ!」
忍は濡れた床面に足を取られて滑って転んでしまった。長時間お湯につかっていてのぼせ、さらに羞恥に身を焦がしていたために、頭がぼんやりしてしまっていた忍は、不意をつかれて派手に転倒した。
ドスンと腰を強く打った。そしてお湯の中の男たちに見せつけるかのように両脚は大きくM字型に開いていた。
「うっ、う〜ん、いった〜い」
思わず激しい痛みのために腰を押さえた。その一瞬後に自分が何もかも丸出しにした恥ずかしい姿を晒していることに気づき、慌てて足を閉じ、股間を押さえた。
しかしもう遅かった。お湯の中の男たちは、忍の淡い陰りも、そしてその中央の可憐な肉裂も、しっかりと目に焼き付けてしいた。その瞬間、お湯の中で射精してしまった者までいた。
「すごいサービスっぷりだったな、忍。あそこにいた男の人全員が、お前のアソコをしっかり見てしまったぞ」
ハンドルを握りながら、藤井は笑う。助手席の忍は、まだベソをかいている。あの後、忍はずっと泣きっぱなしなのだ。
「ひどい、ひどいです、先生」
「ははは、悪かったよ。でも、いい気分だったんだよ。おれの可愛い奴隷を、みんなに見せびらかしたかったんだ。普段は、絶対に秘密にしているから、その反動だな。旅の恥はかき捨てっていうだろ」
「でも、恥ずかしすぎますっ」
「そう言いながらも、お前も興奮してたんじゃないか? 恥ずかしい思いをすると感じてしまうんだろ、忍は」
確かに、見ず知らずの男たちに肌を見られるという初めての体験は、忍の心に未知の興奮を与えた。今までの藤井との行為とは違った快感を覚えたのは事実だった。しかし、それは認めたくなかったし、そんなことで感じる自分が許せなかった。
「でも、でも、先生以外の人に裸を見られるのはイヤなんです。もう、こんなことしたくないの。許して下さい」
忍は目にいっぱいの涙を浮かべて藤井に訴える。藤井は車を路肩に止めた。忍の方を向く。
「悪かった。もうこんなことはしないよ。忍の裸はおれだけのものだ。もう誰にも見せたりしないよ」
藤井にそう言われて、忍はまた泣き始めた。
「ごめんなさい、先生。奴隷のくせにこんなこと言って」
藤井は忍を抱きしめた。忍は藤井の腕の中で何度も「ごめんなさい」を繰り返しながら泣きじゃくった。藤井は黙って忍の頭を撫でる。
車の中でしばらく二人はそうやって抱き合っていた。山中の道で、通行する車も全く無い。二人はどちらからともなく唇を合わせ、舌を吸い合った。
「あ、ああ......」
忍は甘い吐息を漏らした。藤井は忍のフレアスカートの中に手を差し入れる。股間を触る。
「あん......」
ショーツのその部分は湿っていた。藤井はその脇から指を内側へ滑り込ませる。ヌルリとした感触。指はスムースに肉の裂け目へと入り込んだ。そこは熱く湿っていた。
「はああっ、せ、先生......」
中指と薬指で、その内部をかき混ぜるようにして蜜をすくい取る。それから薬指を、その下の窄まりにあてがった。
「あっ、あっ」
忍の体の中で最も敏感なその部分は一瞬だけキュンと収縮し、それからゆっくり口を開いた。
「ああ、先生......」
「力を抜いて......」
藤井が言うまでもなく、忍の窄まりは柔らかく薬指を受け入れていた。十分に開発された忍の肛門は何の抵抗もなく、あっさりと藤井の薬指の第二関節までをくわえ込んだ。
中指はまだ膣の中だ。藤井は二つの指をゆっくりと蠢かせる。腸壁を挟んで互いの指の存在が感じられる。
「はぁっ、先生、気持ち、いい......」
二つの穴は、キュンキュンと指を締め付けてくる。その感触がたまらない。忍は、ここが白昼の車の中だということも忘れて、激しく快楽の声を上げた。
「あああっ、それ、すごくいいです。ああん。あっ、あっ......」
藤井はさらに人差し指も肉裂の中に沈め、淫蜜をすくい取る。そしてすでに十分に固くなっている肉芽へと押し当てた。細かく振動させる。
「はうっ、あっ、あああっ」
人差し指でクリトリス、中指で膣、そして薬指で菊花という最も敏感な三カ所を同時に責められて、忍は身をよじる。快感が大きな波となって押し寄せる。
「これは邪魔だな」
藤井は忍のショーツを脱がせた。そして助手席の上で両脚を大きく開かせると、三カ所責めの続きを始めた。
外はまだ明るい。人気のない山中とは言え白昼堂々だ。もし近くを通る者がいれば、フロントガラス越しに忍の剥きだしの下半身が丸見えだろう。
ついさっきの混浴温泉で目覚めかけていた露出の快感が忍の官能に火を付ける。こんなところで、こんなことをされている......。そう思うと、藤井の愛撫が何倍もの快感を引き起こすのだ。
「ああっ、先生、先生っ。いっちゃう、忍、いっちゃいますっ」
忍の体が大きく仰け反り、そして電撃を受けたかのように痙攣した。
「あ、ああ......」
車内に、牝の匂いが充満していた。
二人はもう一度キスをした。忍は自分から激しく藤井の舌を吸った。そして潤んだ目で藤井を見つめて、言った。
「先生も、気持ちよくなって欲しい......」
その時だった。藤井の携帯電話が鳴った。いつもならこんな時は無視するのだが、登録しているメロディで、それが学校からの電話だということがわかった。こんな休日に学校からの連絡があるということは緊急の用件の可能性が高い。
藤井は仕方なく電話に出た。
「はい、藤井です」
「お休みのところ申し訳ありません。教頭の小島です。また例のメールが送られてきたようです。藤井先生のところにも行ってませんでしょうか?」
「例のメール? ああ、あの卑猥な写真のですか? 今、調べてみます」
数ヵ月前、杉村東女子校の生徒と教職員の携帯電話に卑猥な画像を添付したメールが送られるという事件があった。誰の仕業か。そしてなぜ生徒と教職員のメールアドレスがわかったのか。教師たちは調査したものの、結局真相はわからないままだった。
その事件が再び起きたというのだ。いったい誰が何の目的でこんなことを行なっているのか。
「何があったんですか?」
忍が不安げに聞く。もしかして自分たちの関係が学校にしれたのではないかと、忍は心配になったのだ。
「ほら、前に学校の全生徒にいやらしい写真のメールが送りつけられてきたことがあっただろう。あれがまた起きたらしいんだ。忍の携帯にも来てるんじゃないか? 見てご覧」
そして藤井は自分の携帯電話のメールをチェックした。そして凍りついた。
問題のメールは藤井の携帯電話にも、そして忍の携帯電話にも届いていた。添付されている画像には、ベッドの上で四つんばいになり、腰を高く上げた女性の裸身が写っていた。顔は見えないものの、やや幼さを残した体つきで、それが10代の少女のものであることが見て取れた。足を大きく開き、腰を突き出しているので、性器も、そして尻肉の谷間の窄まりも、はっきりと写っている。卑猥極まりない画像だ。
藤井は、その画像に見覚えがあった。それは藤井が撮影した忍の痴態だったのだ。
(続く)
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著者=小林電人 長年夢見ていた自分の「理想のSMビデオ」を自主制作したことがきっかけで、AV&SM業界のはじっこに首をつっこむことになった都内在住の40代自営業。ひたすら羞恥責め、アナル責めを好み、70年代永井豪エッチ漫画の世界を愛する。これまでの監督作品として「1年S組 高橋真弓のおしおき」「同2」「穴牝奴〜町内会人妻肛虐倶楽部 」がある。以前、永井漫画をモチーフにした小説をネットに発表したことはあるが、オリジナルは本作が初めて。 |