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小林電人、書き下ろし官能羞恥小説の決定版 交錯する物語が急展開!
羞恥の教室 第2部
第九章 羞恥地獄に身を焦がす少女 【4】
著者=小林電人
第1部の登場人物とあらすじはこちら>>
第九章 羞恥地獄に身を焦がす少女
IV 麻里亜 5
「はぁん......、ああ......」
教室の黒板の前で、全裸のまま両腕を頭の後ろに組んで拘束されるというポーズを取らされた麻里亜は、D組の男子生徒全員の視線を浴びながら、立ち続けていた。
飢えた獣のようにギラついた熱い視線が、麻里亜の肌を這い回る。豊かな乳房はみっしりとした重量感があるが、全く垂れ下がっていないのは若さゆえの特権だろう。釣り鐘状につんと上を向いている。その中央の乳輪は淡いピンク色。そして頂点で恥ずかしそうに震える乳首は乳房の大きさとは不似合いなくらいに小さい。腋の下も露になるほど肘を高く上げさせられているため、乳房の下にはくっきりと肋骨が浮き上がり、それも生々しいエロティシズムを感じさせる。
腹部には、やや肉がついていて、それほどくびれてはいないが、そこから一気に広がるようにボリュームのある臀部へと続いているため、艶めかしいメリハリを感じさせる。股間には、大人しそうな顔立ちとはミスマッチな印象の黒々とした茂みが、むっちりとした白い太腿の付け根を飾っていた。
美味そう、という言葉がふさわしい女体だった。肌は上気して薄桃色に染まり、細かい汗の粒が浮いている。そして毛穴のひとつひとつから淫らな牝の匂いを発散しているかのようだった。
「あ......、う......」
麻里亜は息を荒げ、熱い吐息を漏らす。固く閉じた瞼の裏側ではピンク色の光が渦巻いていた。
身体の奥からむず痒い快感が、、とめどなくにじみ出てくるのだ。乳首や股間はもちろんのこと、ありとあらゆる部分が異様に敏感になっている。刺激が欲しくて欲しくてしょうがない。知らず知らずのうちに太腿がモジモジと動いてしまう。
男子生徒の前で恥ずかしい姿を晒しているという現実すらも、もはや麻里亜の頭の中から消えつつあった。
「も、もう、だめぇ......」
麻里亜の口から、そんな声が漏れた。
「ん、何だ、伊藤?」
教壇の上の町村がわざとらしく聞き返す。
「何か言ったか?」
「あ、あの......」
もう限界だった。麻里亜はこの身体の疼きを解消すること以外に考えられなくなっていた。これまでオナニーすら自ら禁じていた貞淑さは完全に消え去ってしまった。
「なんとか、なんとかして下さい。もう、だめなんです......」
「なんとかと言われても、先生にはよくわからないよ。どうして欲しいのか具体的に言ってもらわないとな」
「ああ......」
麻里亜のわずかに残った羞恥心が、その言葉を一瞬だけとどめた。しかし、とめどなくあふれ出てくる凄まじい疼きはそんなものを吹き飛ばしてしまう。
「さ、触って下さい......」
「ほう、どこを触って欲しいんだ?」
「ど、どこでも......」
あえて性感帯の名称を口にしなかったのは、羞恥心のためだけではない。どこでもいいから触って欲しい、刺激が欲しいというのは、その時の麻里亜の正直な気持ちだった。本当にどこでもいいから、触って欲しかったのだ。
「なんだ、しょうがない奴だな」
町村は麻里亜に近づくと、指先で紅く染まった頬をサッと撫でた。
「はぁっ!」
頬を少し撫でられただけだというのに、麻里亜の身体を快感が走った。足がガクガク震えてしまうほどの刺激だった。
しかし町村はそれだけで、何食わぬ顔で教壇に戻り、授業を再開しようとした。
「ずいぶん中断してしまったな。それでは教科書の87ページを開いてくれ」
頬を撫でられる刺激だけでは、麻里亜の疼きを鎮めることはなかった。むしろ快感を求める欲望は、さらに燃え上がる。
「ああ......、先生......」
麻里亜は恨めしげに町村を見る。まともに焦点も定まらず、涙で潤んだその瞳は、淫ら極まりない光を放っていた。
「なんだ、伊藤。まだ授業の邪魔をするつもりか?」
「お願いです。もっと、もっとして下さい」
「望み通りに触ってやっただろう。まだ不満なのか? どうして欲しいんだ?」
「あ、あそこを触って下さい......」
麻里亜の最後の理性が消え失せる瞬間だった。
「あそこ? あそこじゃわからんよ」
「おまんこです、おまんこをいっぱい触って下さいっ、かきむしって下さいっ!」
麻里亜は叫んだ。あの清純な少女は、もうどこにもいなかった。ここにいるのは、ただ快楽を貪欲に求めることしか頭にない一匹の色情狂の牝だった。
あまりの麻里亜の変貌ぶりに教室中の男子生徒が息を飲んだ。少年たちは女性の性の恐ろしい奥深さを垣間見たような気がした。
「そうか、伊藤麻里亜はおまんこをかきむしって欲しいのか。まったくお前には驚かされるよ。頼みもしないのに、大股おっぴろげてクラス全員に性器を丸出しにして見せるわ、授業中にオナニーを始めるわ、挙げ句の果てには、おまんこをかきむしってくれだ。こんな変態女生徒は、この学園が始まって以来聞いたことがないぞ」
そんな町村の言葉も、麻里亜の耳には入らない。ただ、ただ刺激が欲しかった。
「ああ、お願い。早く、早くして......」
「まぁ、待て。これも質問に答えた奴に手伝ってもらうとするか」
男子生徒から歓声が上がる。あの女体に触れることが出来るというのだ。男子生徒たちの興奮も頂点に達した。
最初の解答者は、さっき麻里亜のパンティを獲得した大柄な吉本だった。他の生徒を威嚇するようにして見事に解答権を勝ち取ったのだ。
「ようし、吉本。伊藤の胸を触ってやれ」
「ひひひ、たまんねぇな」
吉本はよだれを垂らさんばかりの表情で立ち上がり、身をよじりながら全裸を晒す麻里亜に近づく。
「ああ、早く......、お願い」
麻里亜は濡れた目で吉本を見て懇願する。吉本はゴクリと唾を飲み込んで、麻里亜の背後に回り、そして手を回して豊かな乳房へと手をかけた。
「あっ、あああっ!」
吉本のゴツゴツとした指が、麻里亜の乳房に食い込んだ。分厚い掌が乳首を押し潰した。その瞬間、麻里亜は強烈な快感に貫かれた。ガクリと膝が折れ、背後の吉本に倒れかかる。吉本は思わず麻里亜の柔らかな身体を抱きしめる。甘い牝の匂いが吉本の鼻を指す。麻里亜は全身の力が抜けたように吉本にもたれかかった。
吉本の本能に火がついた。吉本は麻里亜の半開きになった唇に自分の唇を重ねた。欲望のままに吸い付く。理性を失っている麻里亜もそれに応えるように吉本の唇を貪った。
もう二人には何も見えなくなった。吉本は押し潰さんばかりの力で荒々しく麻里亜の乳房を揉みしだく。
「おい、こら、何勝手にキスまでしてるんだ、吉本。おい、やめろ」
町村が慌てて吉本を止めようとする。しかし吉村は町村を勢いよく払いのけた。
「うるせぇ!」
D組一の腕っぷしを誇る吉本の力に町村がかなうわけもない。町村は跳ね飛ばされ教壇に叩きつけられた。D組といえど、ここまであからさまに教師へ暴力をふるうことはなかった。だが、もう若い吉本の欲望は止まらない。
麻里亜と激しく唇を吸い合いながら、吉本の右手は股間へと伸びていく。黒々とした茂みの中のぬかるみを吉本の指が捉えた。
「ああっ、いいっ!」
麻里亜が吉本の唇から口を離し、身を仰け反らせて絶叫した。淫らな歓喜の声だった。
「ちくしょう、もう我慢できるかっ!」
麻里亜と吉本の愛欲絵図を見せつけられていた男子生徒たちの欲望も臨界点に達していた。男子生徒たちは雪崩を打って麻里亜の肉体に押し寄せた。
「おい、よせ、席に戻れっ!」
町村が慌てて押しとどめようとしたが無駄だった。男子生徒たちの勢いに跳ね飛ばされ、そして倒れたその身体を踏みつけられた。
「止めろ、こいつは俺のものだ!」
「うるせえ、独り占めなんかさせるかよ!」
「おれにも触らせろ!」
あっという間に麻里亜の身体は、男子生徒の群れの中に巻き込まれた。何十本もの腕が麻里亜の身体をつかみ、触りまくった。
「ああっ、ああああっ!」
もう、何がどうなっているのか、麻里亜にもわからなかった。ただただ快感があった。ひたすら快感を我慢させられていた肉体は、その荒々しい刺激をも喜んで受け入れた。
麻里亜の手足は四方からつかまれて、大きく広げられた。唇は次々と吸われ、乳房は揉まれた。無数の指と舌が麻里亜の白い肌の上を這い回る。
麻里亜の肉体を独り占めしようとした吉本と、生徒たちを押さえようとした町村は、暴動のようなエネルギーに跳ね飛ばされ、意識を失って床に倒れていた。
もうこの性欲の爆発を止められる者は誰もいなかった。
「あっ、いいっ、そこぉっ!」
限界まで広げられた麻里亜の股間の中央のぬかるみに乱暴に指が突っ込まれた。本来なら激しい痛みを伴うはずだが、正常さを失い、性欲の虜となってしまっている麻里亜には、そんな苦痛さえも快感だった。
「うわっ、柔らけぇ! ビショビショだぜ」
指を挿入した紀田がその感触に感動する。
「おい、俺にも入れさせてくれよ」
「もっと開かせろ。よく見えねぇぞ」
男子生徒たちの怒号と麻里亜の快楽の声が教室の中に響き渡る。そこにいるのは、理性を失った獣の群れだった。
「ああ、もう耐えきれねぇ」
斎藤があわただしくベルトを弛め始めた。
「なんだ、てめぇ。一番最初は俺だぜ」
「ばかやろう、てめえは引っ込んでろ!」
一部の生徒たちは順番を争って殴り合いを始めた。誰もが欲望を抑えきれなくなっていた。血が飛び散る。怒号が飛び交う。
その間も麻里亜は全身を這い回る指と舌の愛撫にのたうち回り、甘い声を上げていた。
その日以来、麻里亜の姿を見た者はいなかった。クラスメイトには、急な理由によって転校したと伝えられた。また、町村も同時に学園を去っていった。
そして集知学園のどこかに存在するというD組の噂も、いつの間にかに聞かなくなっていた。勇気ある生徒が、D組があるという旧校舎を探しに行ったが、そこには全く人気のない古い建物が朽ち果てる寸前の姿を晒しているだけだったという。D組の存在は、よくある学校の噂ということになった。
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IV 麻里亜 5
「はぁん......、ああ......」
教室の黒板の前で、全裸のまま両腕を頭の後ろに組んで拘束されるというポーズを取らされた麻里亜は、D組の男子生徒全員の視線を浴びながら、立ち続けていた。
飢えた獣のようにギラついた熱い視線が、麻里亜の肌を這い回る。豊かな乳房はみっしりとした重量感があるが、全く垂れ下がっていないのは若さゆえの特権だろう。釣り鐘状につんと上を向いている。その中央の乳輪は淡いピンク色。そして頂点で恥ずかしそうに震える乳首は乳房の大きさとは不似合いなくらいに小さい。腋の下も露になるほど肘を高く上げさせられているため、乳房の下にはくっきりと肋骨が浮き上がり、それも生々しいエロティシズムを感じさせる。
腹部には、やや肉がついていて、それほどくびれてはいないが、そこから一気に広がるようにボリュームのある臀部へと続いているため、艶めかしいメリハリを感じさせる。股間には、大人しそうな顔立ちとはミスマッチな印象の黒々とした茂みが、むっちりとした白い太腿の付け根を飾っていた。
美味そう、という言葉がふさわしい女体だった。肌は上気して薄桃色に染まり、細かい汗の粒が浮いている。そして毛穴のひとつひとつから淫らな牝の匂いを発散しているかのようだった。
「あ......、う......」
麻里亜は息を荒げ、熱い吐息を漏らす。固く閉じた瞼の裏側ではピンク色の光が渦巻いていた。
身体の奥からむず痒い快感が、、とめどなくにじみ出てくるのだ。乳首や股間はもちろんのこと、ありとあらゆる部分が異様に敏感になっている。刺激が欲しくて欲しくてしょうがない。知らず知らずのうちに太腿がモジモジと動いてしまう。
男子生徒の前で恥ずかしい姿を晒しているという現実すらも、もはや麻里亜の頭の中から消えつつあった。
「も、もう、だめぇ......」
麻里亜の口から、そんな声が漏れた。
「ん、何だ、伊藤?」
教壇の上の町村がわざとらしく聞き返す。
「何か言ったか?」
「あ、あの......」
もう限界だった。麻里亜はこの身体の疼きを解消すること以外に考えられなくなっていた。これまでオナニーすら自ら禁じていた貞淑さは完全に消え去ってしまった。
「なんとか、なんとかして下さい。もう、だめなんです......」
「なんとかと言われても、先生にはよくわからないよ。どうして欲しいのか具体的に言ってもらわないとな」
「ああ......」
麻里亜のわずかに残った羞恥心が、その言葉を一瞬だけとどめた。しかし、とめどなくあふれ出てくる凄まじい疼きはそんなものを吹き飛ばしてしまう。
「さ、触って下さい......」
「ほう、どこを触って欲しいんだ?」
「ど、どこでも......」
あえて性感帯の名称を口にしなかったのは、羞恥心のためだけではない。どこでもいいから触って欲しい、刺激が欲しいというのは、その時の麻里亜の正直な気持ちだった。本当にどこでもいいから、触って欲しかったのだ。
「なんだ、しょうがない奴だな」
町村は麻里亜に近づくと、指先で紅く染まった頬をサッと撫でた。
「はぁっ!」
頬を少し撫でられただけだというのに、麻里亜の身体を快感が走った。足がガクガク震えてしまうほどの刺激だった。
しかし町村はそれだけで、何食わぬ顔で教壇に戻り、授業を再開しようとした。
「ずいぶん中断してしまったな。それでは教科書の87ページを開いてくれ」
頬を撫でられる刺激だけでは、麻里亜の疼きを鎮めることはなかった。むしろ快感を求める欲望は、さらに燃え上がる。
「ああ......、先生......」
麻里亜は恨めしげに町村を見る。まともに焦点も定まらず、涙で潤んだその瞳は、淫ら極まりない光を放っていた。
「なんだ、伊藤。まだ授業の邪魔をするつもりか?」
「お願いです。もっと、もっとして下さい」
「望み通りに触ってやっただろう。まだ不満なのか? どうして欲しいんだ?」
「あ、あそこを触って下さい......」
麻里亜の最後の理性が消え失せる瞬間だった。
「あそこ? あそこじゃわからんよ」
「おまんこです、おまんこをいっぱい触って下さいっ、かきむしって下さいっ!」
麻里亜は叫んだ。あの清純な少女は、もうどこにもいなかった。ここにいるのは、ただ快楽を貪欲に求めることしか頭にない一匹の色情狂の牝だった。
あまりの麻里亜の変貌ぶりに教室中の男子生徒が息を飲んだ。少年たちは女性の性の恐ろしい奥深さを垣間見たような気がした。
「そうか、伊藤麻里亜はおまんこをかきむしって欲しいのか。まったくお前には驚かされるよ。頼みもしないのに、大股おっぴろげてクラス全員に性器を丸出しにして見せるわ、授業中にオナニーを始めるわ、挙げ句の果てには、おまんこをかきむしってくれだ。こんな変態女生徒は、この学園が始まって以来聞いたことがないぞ」
そんな町村の言葉も、麻里亜の耳には入らない。ただ、ただ刺激が欲しかった。
「ああ、お願い。早く、早くして......」
「まぁ、待て。これも質問に答えた奴に手伝ってもらうとするか」
男子生徒から歓声が上がる。あの女体に触れることが出来るというのだ。男子生徒たちの興奮も頂点に達した。
最初の解答者は、さっき麻里亜のパンティを獲得した大柄な吉本だった。他の生徒を威嚇するようにして見事に解答権を勝ち取ったのだ。
「ようし、吉本。伊藤の胸を触ってやれ」
「ひひひ、たまんねぇな」
吉本はよだれを垂らさんばかりの表情で立ち上がり、身をよじりながら全裸を晒す麻里亜に近づく。
「ああ、早く......、お願い」
麻里亜は濡れた目で吉本を見て懇願する。吉本はゴクリと唾を飲み込んで、麻里亜の背後に回り、そして手を回して豊かな乳房へと手をかけた。
「あっ、あああっ!」
吉本のゴツゴツとした指が、麻里亜の乳房に食い込んだ。分厚い掌が乳首を押し潰した。その瞬間、麻里亜は強烈な快感に貫かれた。ガクリと膝が折れ、背後の吉本に倒れかかる。吉本は思わず麻里亜の柔らかな身体を抱きしめる。甘い牝の匂いが吉本の鼻を指す。麻里亜は全身の力が抜けたように吉本にもたれかかった。
吉本の本能に火がついた。吉本は麻里亜の半開きになった唇に自分の唇を重ねた。欲望のままに吸い付く。理性を失っている麻里亜もそれに応えるように吉本の唇を貪った。
もう二人には何も見えなくなった。吉本は押し潰さんばかりの力で荒々しく麻里亜の乳房を揉みしだく。
「おい、こら、何勝手にキスまでしてるんだ、吉本。おい、やめろ」
町村が慌てて吉本を止めようとする。しかし吉村は町村を勢いよく払いのけた。
「うるせぇ!」
D組一の腕っぷしを誇る吉本の力に町村がかなうわけもない。町村は跳ね飛ばされ教壇に叩きつけられた。D組といえど、ここまであからさまに教師へ暴力をふるうことはなかった。だが、もう若い吉本の欲望は止まらない。
麻里亜と激しく唇を吸い合いながら、吉本の右手は股間へと伸びていく。黒々とした茂みの中のぬかるみを吉本の指が捉えた。
「ああっ、いいっ!」
麻里亜が吉本の唇から口を離し、身を仰け反らせて絶叫した。淫らな歓喜の声だった。
「ちくしょう、もう我慢できるかっ!」
麻里亜と吉本の愛欲絵図を見せつけられていた男子生徒たちの欲望も臨界点に達していた。男子生徒たちは雪崩を打って麻里亜の肉体に押し寄せた。
「おい、よせ、席に戻れっ!」
町村が慌てて押しとどめようとしたが無駄だった。男子生徒たちの勢いに跳ね飛ばされ、そして倒れたその身体を踏みつけられた。
「止めろ、こいつは俺のものだ!」
「うるせえ、独り占めなんかさせるかよ!」
「おれにも触らせろ!」
あっという間に麻里亜の身体は、男子生徒の群れの中に巻き込まれた。何十本もの腕が麻里亜の身体をつかみ、触りまくった。
「ああっ、ああああっ!」
もう、何がどうなっているのか、麻里亜にもわからなかった。ただただ快感があった。ひたすら快感を我慢させられていた肉体は、その荒々しい刺激をも喜んで受け入れた。
麻里亜の手足は四方からつかまれて、大きく広げられた。唇は次々と吸われ、乳房は揉まれた。無数の指と舌が麻里亜の白い肌の上を這い回る。
麻里亜の肉体を独り占めしようとした吉本と、生徒たちを押さえようとした町村は、暴動のようなエネルギーに跳ね飛ばされ、意識を失って床に倒れていた。
もうこの性欲の爆発を止められる者は誰もいなかった。
「あっ、いいっ、そこぉっ!」
限界まで広げられた麻里亜の股間の中央のぬかるみに乱暴に指が突っ込まれた。本来なら激しい痛みを伴うはずだが、正常さを失い、性欲の虜となってしまっている麻里亜には、そんな苦痛さえも快感だった。
「うわっ、柔らけぇ! ビショビショだぜ」
指を挿入した紀田がその感触に感動する。
「おい、俺にも入れさせてくれよ」
「もっと開かせろ。よく見えねぇぞ」
男子生徒たちの怒号と麻里亜の快楽の声が教室の中に響き渡る。そこにいるのは、理性を失った獣の群れだった。
「ああ、もう耐えきれねぇ」
斎藤があわただしくベルトを弛め始めた。
「なんだ、てめぇ。一番最初は俺だぜ」
「ばかやろう、てめえは引っ込んでろ!」
一部の生徒たちは順番を争って殴り合いを始めた。誰もが欲望を抑えきれなくなっていた。血が飛び散る。怒号が飛び交う。
その間も麻里亜は全身を這い回る指と舌の愛撫にのたうち回り、甘い声を上げていた。
その日以来、麻里亜の姿を見た者はいなかった。クラスメイトには、急な理由によって転校したと伝えられた。また、町村も同時に学園を去っていった。
そして集知学園のどこかに存在するというD組の噂も、いつの間にかに聞かなくなっていた。勇気ある生徒が、D組があるという旧校舎を探しに行ったが、そこには全く人気のない古い建物が朽ち果てる寸前の姿を晒しているだけだったという。D組の存在は、よくある学校の噂ということになった。
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著者=小林電人 長年夢見ていた自分の「理想のSMビデオ」を自主制作したことがきっかけで、AV&SM業界のはじっこに首をつっこむことになった都内在住の40代自営業。ひたすら羞恥責め、アナル責めを好み、70年代永井豪エッチ漫画の世界を愛する。これまでの監督作品として「1年S組 高橋真弓のおしおき」「同2」「穴牝奴〜町内会人妻肛虐倶楽部 」がある。以前、永井漫画をモチーフにした小説をネットに発表したことはあるが、オリジナルは本作が初めて。 |