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小林電人、書き下ろし官能羞恥小説の決定版 交錯する物語が急展開!
羞恥の教室 第2部
第九章 羞恥地獄に身を焦がす少女 【5】
著者=小林電人
第1部の登場人物とあらすじはこちら>>
第九章 羞恥地獄に身を焦がす少女
V 忍 24
「止めて。解いてくださいっ」
アダルトショップ「プレジャードーム」の店内で、天井から両腕を吊られてしまった忍は、身をよじって叫んだ。
しかし、レッドはそんな忍の全身を品定めをするように視線で舐め回した。野暮ったいくらいに清楚な制服姿の少女が、両手を高く吊られている姿は痛々しくもエロティックであった。恐怖に怯えている忍の表情もレッドのサディスティックな欲望をくすぐる。
「すごく可愛いよ、忍ちゃん。こんな大人しそうな子がアナル大好きな変態マゾだなんて、本当に信じられないわ。ああ、木村さんが苛めたくなるのも無理が無いわよね」
レッドはうっとりと忍を眺める。レズビアンのサディストである彼女にとっては、忍のような少女は何よりのご馳走だ。真っ赤に塗られた長い爪で、制服の上から忍の身体をなぞっていく。首筋から、胸へと指は下っていく。爪の先が乳首を捉えた瞬間、忍はビクっと身体を反応させた。
「あら、感じちゃったの? 本当に敏感なのね、忍ちゃん。服の上からなのに......」
確かに何枚もの布地越しではあったが、レッドの爪は確実に忍の敏感な部分を刺激していた。そしてレッドの唾液と共に口の中に流し込まれた媚薬が、忍の性感をいつも以上に昂ぶらせていたのだ。
「ち、ちがいます......」
慌てて忍は否定するが、頬は紅潮し、目は潤るみ、明らかに感じている表情だった。
レッドはしばらくの間、爪の先で両乳首を執拗に攻撃した。何枚もの布地越しのため、強い刺激にはならないのだが、それがもどかしい快感となって、じんわりと襲ってくる。
こんなことをされて感じてしまうなんて......。忍は自分の身体が信じられない。自分は本当に変態なのではないかと恐ろしくなる。
そんな思いとは裏腹に身体が熱くなる。息が荒くなっていく。
レッドはそんな忍の反応を確認すると妖艶な微笑みを浮かべて、さらに爪を下降させていく。脇腹を爪が這い回ると、くすぐったさと紙一重の快感が押し寄せる。
「ああ、いや......」
そして爪はスカートに包まれた下半身へと降りていった。
スカートの上からレッドの爪は忍のヒップの感触を確認する。そしてあることに気づいた。
「あら、忍ちゃん......。もしかして」
忍はハッとする。下着を穿いていないのだ。メールでの命令により、書店のトイレでショーツを脱いでしまっていたのだ。自分がノーパンでいることをレッドに知られてしまったと思うと、忍は急に恥ずかしくなった。思わず腰をモジモジさせた。
「パンティ、穿いてないのね。ノーパンで街を歩いていたなんて露出癖もあるのかしら」
「そ、それは命令されて......」
「いくら命令されたからって、まさか本当にノーパンで街を歩くなんて、まともな女の子にはできないことよ。忍ちゃんは、変態だから、そんな命令に従ったのよ。心のどこかで、みんなに見られたいと思っていたのね」
「そんなの、嘘です。ちがいますっ」
「だって、そんなこと言っても......」
レッドは突然、忍のスカートをめくりあげた。
「あっ!」
白い下半身が露になった。
「いやぁっ!」
「うふふふ、まだ薄いのね。可愛らしいわ」
レッドは顔が触れんばかりに近づいて、忍の股間を覗き込む。
「あっ、あっ、いや、見ないで......」
忍は顔を真っ赤にして両腿をよじりあわせ、必死にレッドの視線から股間を隠そうとする。しかし、レッドは構わずに顔をさらに近づけて、わざとクンクンを音を立てて匂いを嗅いだ。
「ここから、すごくいやらしい匂いがするわよ。興奮した牝の匂い。忍ちゃん、もうビショビショに濡らしてるんでしょ」
「そんなことありませんっ」
恥ずかしすぎるレッドの指摘を認めるわけにはいかなかった。しかし、そこがすでに熱く湿っていることは何より自分がわかっていた。
「いくら否定したって、すぐにわかっちゃうのよ。あなたがいやらしいマゾだってことはね。ノーパンで街を歩いて、こんないやらしいお店で、こんな格好にされて、興奮してビショビショに濡らす変態だってことがね」
そう言いながらレッドはカウンターからロープを取り出すと、手際よく忍の左膝へ括り付ける。忍は脚をばたつかせて抵抗するが、無駄だった。レッドはそのロープの端を天井のフックにひっかけた。
「さて、このロープをひっぱると、どうなるかわかるかしら、忍ちゃん」
「ひっ、い、いやぁっ!」
レッドはゆっくりとロープを引く。すると忍の左膝が天井へと引き上げられて行くのだ。脚が開き始める。
「あっ、ああっ」
「はい、ご開帳」
たちまち忍の左脚は高々と宙に吊り上げられ、膝が脇腹に付くほど股間は大きく広げられてしまった。レッドはロープを固定する。
「うわぁ、すごい格好になっちゃったわよ、忍ちゃん」
制服姿の清純な少女が立ったまま両腕を吊られ、まくりあげたスカートの下で下半身を丸出しにされ、さらに股間が裂けんばかりに広げられているのだ。当然、少女の恥ずかしい部分は何もかもさらけ出されている。薄い陰毛に縁取られた可憐な花びらは、ぱっくりと口を開き、内側の桃色の肉壁まで覗かせていた。
「ああああ、いや......、見ないで、見ないで下さい......」
忍は顔を真っ赤にして、頭を振った。
「ねぇ、忍ちゃん。これは何かしら」
レッドは開ききった忍の股間へと指を近づけた。
「あ、いやっ」
敏感な粘膜にレッドの指が触れた。
「うわぁ、すごいわよ。ほら、糸引いてる。ビショビショなんてもんじゃないわ。溢れてる。本当にいやらしい子なのね、忍ちゃん」
「うそっ、うそですっ!」
「だって、ほら、見てご覧よ。こんなに濡れてるわよ。聞こえるでしょ、ほら」
レッドは指先で、ゆっくりとその部分をかき混ぜる。クチュクチュと湿った音がした。いつの間にかにレッドはBGMを切っていたため、忍の股間から奏でられる卑猥な水音が、店内に響き渡った。
「それにしても、綺麗なアソコね。なんだか嫉妬しちゃうわ」
レッドは指先で忍の肉唇を閉じたり、開いたりさせた。その度に、たっぷりと愛蜜をたたえた恥穴は湿った音を立て、そして鮮やかなサーモンピンクの肉壁をさらけ出す。
「ああ、あああ......」
敏感な部分を弄ばれ、忍は甘い悲鳴を上げる。
「ふふ、本当に敏感なのね。ところで忍ちゃん。忘れてるみたいだけど、ここは営業中のお店の中なの。いつお客さんが来るかわからないって知ってた? 今、もしお客さんが来たら、忍ちゃんの恥ずかしい姿、見られちゃうわね」
レッドに言われて、忍は自分の置かれている状況に気づいた。そうなのだ。ここは密室ではなく、店の中なのだ。いつ、誰が入ってきてもおかしくない。
「ひっ、いやっ、ほどいて、ほどいて下さいっ」
「いいじゃない。ここに来るお客さんは、エッチな人ばかりなんだから、きっと喜んで忍ちゃんのヌードを眺めてくれるわ。そうだ、外に、『ただ今、美少女の実演中』って書いておいたら、いっぱいお客さんが来てくれて、うちのお店も繁盛するわけ」
「止めて、そんな恐ろしいことはいやっ」
「だって忍ちゃんはマゾの露出狂なんでしょ? たくさんの人にいっぱい見てもらえた方が嬉しいんでしょ?」
レッドはそう言いながら忍のクリトリスを爪先で刺激した。
「ああっ、いやぁっ」
忍が身をよじる。
「ふふふ、すごい反応ね」
レッドがそうして忍を愛撫していると、階段の方から物音がした。複数の男たちの話声も聞こえる。
「あら、ちょうどお客さんが来たみたいよ」
「ひっ、いや、お願いです。ほどいて下さい。み、見られちゃいます」
「見られたいんでしょ? 堂々と見せてあげなさいよ」
そう言ってレッドは、忍の口にボールギャグをはめ込んだ。
「ふぐぅ!」
そして、すたすたとカウンターの中へと戻ってしまった。後には恥ずかしい格好で吊られた忍だけが残された。
「ふぐっ! んぐぅ!」
忍が声にならない悲鳴を上げると同時にドアが開いた。3人の若い男が入ってきた。
「うわっ、何だっ」
男たちはすぐに天井から吊された忍を発見した。忍は思わず目をつぶる。
「うわ、人形かと思ったら、本物じゃないか......。なんかショーでもやってるのか」
「すごいな、丸見えじゃないか。いいのかよ、こんなの」
「ずいぶん若い子みたいだぞ」
男たちは忍の周りを取り囲んだ。予期せぬ見せ物に巡り会った幸運を喜んでいるようだった。そして男たちの視線は開ききった少女のその部分に集中する。
「すごいな、ぱっくりと開いちゃって......」
「ビショビショに濡れてるな」
「ねぇ、お嬢ちゃん、これ、なんかのショーなの?」
男の一人が忍に尋ねる。忍は目をつぶったまま顔を背ける。
物心ついて以来、藤井以外の男性に裸を見られるのは初めての体験なのだ。それも、ここまで恥ずかしい姿を3人もの男に見られてしまうとは。
裸の画像を全校生徒にバラまかれてしまってはいるが、やはり実際に見られる恥ずかしさはたまらない。それに画像では顔が出ていなかったため、あれが誰の身体かはわからなかった。しかし、今は、顔もしっかりと見られてしまっている。
藤井とのプレイでも羞恥心を煽られるような行為はたくさん行なわれたが、それはあくまでも愛する相手の目の前でのことだった。見も知らぬ男に、開ききった性器を覗き込まれる恥ずかしさは、想像を絶するものだった。頭の中が真っ白になり、そして身体が熱く燃え上がってくる。汗が噴き出す。
「このお嬢さん、うちの常連さんなんですよ」
カウンターの中からレッドが声をかけた。男たちは驚いたように彼女を見た。
「若いけれど真性マゾなんです。時々、こういうふうに露出プレイをさせてくれって、頼まれるんですよ。うちもこんなことが公になったら大変なんですけど、お得意さんの頼みですからしょうがなくて......。お客さんたちも、この子をいじめてあげてもらえませんか? うちのグッズを色々この子の身体で試してみて下さいよ」
「そうなのか。へぇ、人は見かけによらないと言うけど、こんな若くて可愛い女の子が真性マゾだとはねぇ」
「この子の身体で色々試していいのか。そうするとお姉さんも売上も上がって、うれしいってわけだね」
「ふふ、そういうことです。まず、このあたりのローターから試してみませんか?」
レッドはカウンターから出てくると、近くにあったローターを短い金髪の男に手渡した。忍に気づかれないように二人はニヤリと笑いあう。
「このローターは5種類の振動パターンが使えて、とても評判がいいんですよ」
「よし、じゃあ、ちょっと試させてもらおうかな」
そして、男はローターのスイッチを入れると、あられもない格好で吊られている忍へと近づいていった。
ふふふ、初めまして、忍ちゃん......。その男、木村は心の中で忍に挨拶した。
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V 忍 24
「止めて。解いてくださいっ」
アダルトショップ「プレジャードーム」の店内で、天井から両腕を吊られてしまった忍は、身をよじって叫んだ。
しかし、レッドはそんな忍の全身を品定めをするように視線で舐め回した。野暮ったいくらいに清楚な制服姿の少女が、両手を高く吊られている姿は痛々しくもエロティックであった。恐怖に怯えている忍の表情もレッドのサディスティックな欲望をくすぐる。
「すごく可愛いよ、忍ちゃん。こんな大人しそうな子がアナル大好きな変態マゾだなんて、本当に信じられないわ。ああ、木村さんが苛めたくなるのも無理が無いわよね」
レッドはうっとりと忍を眺める。レズビアンのサディストである彼女にとっては、忍のような少女は何よりのご馳走だ。真っ赤に塗られた長い爪で、制服の上から忍の身体をなぞっていく。首筋から、胸へと指は下っていく。爪の先が乳首を捉えた瞬間、忍はビクっと身体を反応させた。
「あら、感じちゃったの? 本当に敏感なのね、忍ちゃん。服の上からなのに......」
確かに何枚もの布地越しではあったが、レッドの爪は確実に忍の敏感な部分を刺激していた。そしてレッドの唾液と共に口の中に流し込まれた媚薬が、忍の性感をいつも以上に昂ぶらせていたのだ。
「ち、ちがいます......」
慌てて忍は否定するが、頬は紅潮し、目は潤るみ、明らかに感じている表情だった。
レッドはしばらくの間、爪の先で両乳首を執拗に攻撃した。何枚もの布地越しのため、強い刺激にはならないのだが、それがもどかしい快感となって、じんわりと襲ってくる。
こんなことをされて感じてしまうなんて......。忍は自分の身体が信じられない。自分は本当に変態なのではないかと恐ろしくなる。
そんな思いとは裏腹に身体が熱くなる。息が荒くなっていく。
レッドはそんな忍の反応を確認すると妖艶な微笑みを浮かべて、さらに爪を下降させていく。脇腹を爪が這い回ると、くすぐったさと紙一重の快感が押し寄せる。
「ああ、いや......」
そして爪はスカートに包まれた下半身へと降りていった。
スカートの上からレッドの爪は忍のヒップの感触を確認する。そしてあることに気づいた。
「あら、忍ちゃん......。もしかして」
忍はハッとする。下着を穿いていないのだ。メールでの命令により、書店のトイレでショーツを脱いでしまっていたのだ。自分がノーパンでいることをレッドに知られてしまったと思うと、忍は急に恥ずかしくなった。思わず腰をモジモジさせた。
「パンティ、穿いてないのね。ノーパンで街を歩いていたなんて露出癖もあるのかしら」
「そ、それは命令されて......」
「いくら命令されたからって、まさか本当にノーパンで街を歩くなんて、まともな女の子にはできないことよ。忍ちゃんは、変態だから、そんな命令に従ったのよ。心のどこかで、みんなに見られたいと思っていたのね」
「そんなの、嘘です。ちがいますっ」
「だって、そんなこと言っても......」
レッドは突然、忍のスカートをめくりあげた。
「あっ!」
白い下半身が露になった。
「いやぁっ!」
「うふふふ、まだ薄いのね。可愛らしいわ」
レッドは顔が触れんばかりに近づいて、忍の股間を覗き込む。
「あっ、あっ、いや、見ないで......」
忍は顔を真っ赤にして両腿をよじりあわせ、必死にレッドの視線から股間を隠そうとする。しかし、レッドは構わずに顔をさらに近づけて、わざとクンクンを音を立てて匂いを嗅いだ。
「ここから、すごくいやらしい匂いがするわよ。興奮した牝の匂い。忍ちゃん、もうビショビショに濡らしてるんでしょ」
「そんなことありませんっ」
恥ずかしすぎるレッドの指摘を認めるわけにはいかなかった。しかし、そこがすでに熱く湿っていることは何より自分がわかっていた。
「いくら否定したって、すぐにわかっちゃうのよ。あなたがいやらしいマゾだってことはね。ノーパンで街を歩いて、こんないやらしいお店で、こんな格好にされて、興奮してビショビショに濡らす変態だってことがね」
そう言いながらレッドはカウンターからロープを取り出すと、手際よく忍の左膝へ括り付ける。忍は脚をばたつかせて抵抗するが、無駄だった。レッドはそのロープの端を天井のフックにひっかけた。
「さて、このロープをひっぱると、どうなるかわかるかしら、忍ちゃん」
「ひっ、い、いやぁっ!」
レッドはゆっくりとロープを引く。すると忍の左膝が天井へと引き上げられて行くのだ。脚が開き始める。
「あっ、ああっ」
「はい、ご開帳」
たちまち忍の左脚は高々と宙に吊り上げられ、膝が脇腹に付くほど股間は大きく広げられてしまった。レッドはロープを固定する。
「うわぁ、すごい格好になっちゃったわよ、忍ちゃん」
制服姿の清純な少女が立ったまま両腕を吊られ、まくりあげたスカートの下で下半身を丸出しにされ、さらに股間が裂けんばかりに広げられているのだ。当然、少女の恥ずかしい部分は何もかもさらけ出されている。薄い陰毛に縁取られた可憐な花びらは、ぱっくりと口を開き、内側の桃色の肉壁まで覗かせていた。
「ああああ、いや......、見ないで、見ないで下さい......」
忍は顔を真っ赤にして、頭を振った。
「ねぇ、忍ちゃん。これは何かしら」
レッドは開ききった忍の股間へと指を近づけた。
「あ、いやっ」
敏感な粘膜にレッドの指が触れた。
「うわぁ、すごいわよ。ほら、糸引いてる。ビショビショなんてもんじゃないわ。溢れてる。本当にいやらしい子なのね、忍ちゃん」
「うそっ、うそですっ!」
「だって、ほら、見てご覧よ。こんなに濡れてるわよ。聞こえるでしょ、ほら」
レッドは指先で、ゆっくりとその部分をかき混ぜる。クチュクチュと湿った音がした。いつの間にかにレッドはBGMを切っていたため、忍の股間から奏でられる卑猥な水音が、店内に響き渡った。
「それにしても、綺麗なアソコね。なんだか嫉妬しちゃうわ」
レッドは指先で忍の肉唇を閉じたり、開いたりさせた。その度に、たっぷりと愛蜜をたたえた恥穴は湿った音を立て、そして鮮やかなサーモンピンクの肉壁をさらけ出す。
「ああ、あああ......」
敏感な部分を弄ばれ、忍は甘い悲鳴を上げる。
「ふふ、本当に敏感なのね。ところで忍ちゃん。忘れてるみたいだけど、ここは営業中のお店の中なの。いつお客さんが来るかわからないって知ってた? 今、もしお客さんが来たら、忍ちゃんの恥ずかしい姿、見られちゃうわね」
レッドに言われて、忍は自分の置かれている状況に気づいた。そうなのだ。ここは密室ではなく、店の中なのだ。いつ、誰が入ってきてもおかしくない。
「ひっ、いやっ、ほどいて、ほどいて下さいっ」
「いいじゃない。ここに来るお客さんは、エッチな人ばかりなんだから、きっと喜んで忍ちゃんのヌードを眺めてくれるわ。そうだ、外に、『ただ今、美少女の実演中』って書いておいたら、いっぱいお客さんが来てくれて、うちのお店も繁盛するわけ」
「止めて、そんな恐ろしいことはいやっ」
「だって忍ちゃんはマゾの露出狂なんでしょ? たくさんの人にいっぱい見てもらえた方が嬉しいんでしょ?」
レッドはそう言いながら忍のクリトリスを爪先で刺激した。
「ああっ、いやぁっ」
忍が身をよじる。
「ふふふ、すごい反応ね」
レッドがそうして忍を愛撫していると、階段の方から物音がした。複数の男たちの話声も聞こえる。
「あら、ちょうどお客さんが来たみたいよ」
「ひっ、いや、お願いです。ほどいて下さい。み、見られちゃいます」
「見られたいんでしょ? 堂々と見せてあげなさいよ」
そう言ってレッドは、忍の口にボールギャグをはめ込んだ。
「ふぐぅ!」
そして、すたすたとカウンターの中へと戻ってしまった。後には恥ずかしい格好で吊られた忍だけが残された。
「ふぐっ! んぐぅ!」
忍が声にならない悲鳴を上げると同時にドアが開いた。3人の若い男が入ってきた。
「うわっ、何だっ」
男たちはすぐに天井から吊された忍を発見した。忍は思わず目をつぶる。
「うわ、人形かと思ったら、本物じゃないか......。なんかショーでもやってるのか」
「すごいな、丸見えじゃないか。いいのかよ、こんなの」
「ずいぶん若い子みたいだぞ」
男たちは忍の周りを取り囲んだ。予期せぬ見せ物に巡り会った幸運を喜んでいるようだった。そして男たちの視線は開ききった少女のその部分に集中する。
「すごいな、ぱっくりと開いちゃって......」
「ビショビショに濡れてるな」
「ねぇ、お嬢ちゃん、これ、なんかのショーなの?」
男の一人が忍に尋ねる。忍は目をつぶったまま顔を背ける。
物心ついて以来、藤井以外の男性に裸を見られるのは初めての体験なのだ。それも、ここまで恥ずかしい姿を3人もの男に見られてしまうとは。
裸の画像を全校生徒にバラまかれてしまってはいるが、やはり実際に見られる恥ずかしさはたまらない。それに画像では顔が出ていなかったため、あれが誰の身体かはわからなかった。しかし、今は、顔もしっかりと見られてしまっている。
藤井とのプレイでも羞恥心を煽られるような行為はたくさん行なわれたが、それはあくまでも愛する相手の目の前でのことだった。見も知らぬ男に、開ききった性器を覗き込まれる恥ずかしさは、想像を絶するものだった。頭の中が真っ白になり、そして身体が熱く燃え上がってくる。汗が噴き出す。
「このお嬢さん、うちの常連さんなんですよ」
カウンターの中からレッドが声をかけた。男たちは驚いたように彼女を見た。
「若いけれど真性マゾなんです。時々、こういうふうに露出プレイをさせてくれって、頼まれるんですよ。うちもこんなことが公になったら大変なんですけど、お得意さんの頼みですからしょうがなくて......。お客さんたちも、この子をいじめてあげてもらえませんか? うちのグッズを色々この子の身体で試してみて下さいよ」
「そうなのか。へぇ、人は見かけによらないと言うけど、こんな若くて可愛い女の子が真性マゾだとはねぇ」
「この子の身体で色々試していいのか。そうするとお姉さんも売上も上がって、うれしいってわけだね」
「ふふ、そういうことです。まず、このあたりのローターから試してみませんか?」
レッドはカウンターから出てくると、近くにあったローターを短い金髪の男に手渡した。忍に気づかれないように二人はニヤリと笑いあう。
「このローターは5種類の振動パターンが使えて、とても評判がいいんですよ」
「よし、じゃあ、ちょっと試させてもらおうかな」
そして、男はローターのスイッチを入れると、あられもない格好で吊られている忍へと近づいていった。
ふふふ、初めまして、忍ちゃん......。その男、木村は心の中で忍に挨拶した。
(続く)
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著者=小林電人 長年夢見ていた自分の「理想のSMビデオ」を自主制作したことがきっかけで、AV&SM業界のはじっこに首をつっこむことになった都内在住の40代自営業。ひたすら羞恥責め、アナル責めを好み、70年代永井豪エッチ漫画の世界を愛する。これまでの監督作品として「1年S組 高橋真弓のおしおき」「同2」「穴牝奴〜町内会人妻肛虐倶楽部 」がある。以前、永井漫画をモチーフにした小説をネットに発表したことはあるが、オリジナルは本作が初めて。 |