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『S&Mスナイパー』1980年7月号 読者投稿小説
「女学生エネマ地獄」
「女学生エネマ地獄」
スキャンダルを飯の種にするルポライター・山本和彦が味わう、悪徳にまみれた蜜の味。罠に落ちた女学生を脅迫して行なう、濃厚且つ執拗な加虐の数々とは……。『S&Mスナイパー』1980年7月号に掲載された読者投稿小説を、再編集の上で全7回に分けてお届けしています。
土曜日の午後、アキラと浜木由美はタクシーで新宿に行った。三光町の交差点で降り、住宅街のほうに歩いていく。5分も歩いていくと、10階建てのマンションがあった。どうやらアキラはその中に、由美を連れていくらしい。
エレベーターに乗って、二人は5階で降りた。503号室とある。その部屋のドアの傍らにあるチャイムを、アキラは3度続けて押した。すぐに、中からドアのキイを外す音がして、25、6歳の若い男が顔を出した。
アキラのほうを見てから、ゆっくり由美に眼を向けると、「どうぞ」と言って2人を招いた。
ワンルームタイプの広い室内のまわりには、10人程の男たちがいた。みな30歳前後という年恰好である。たばこで室内が澱んでいた。
室内の真ん中には30センチほど高くなった、直径3メートル程度の、まるい舞台があった。舞台のまわりにいた男たちが、一斉に浜木由美に注目した。それぞれの首からカメラがぶらさがっている。
由美はまわりの視線に戸惑いながら、アキラのほうをみた。アキラは由美のセーラー服の背中を押しながら、真ん中の舞台を指差した。
「さぁこの舞台の上に乗って」
ニヤニヤしながら言う。
由美は恥ずかしそうに上に立つと、「ねえ、どうするの」とアキラに訊ねた。
「いいから、いいから」
アキラは気のない返事をして、傍のイスに腰を下ろした。
舞台に立つと、由美は男たちの視線が全身に突き刺さってくるのを感じた。
「皆さん」
由美を見ていた男たちは、一斉に声のするほうに眼を移した。喋り始めたのは、先程のドアを開けた若い男であった。
「今回もこの会が開かれましたことに、大変意義を感じております。これも皆さん方の結束のおかげであります」
若い男は由美のほうをチラッと見て、舞台の上にあがった。
「きょうのモデルは、ある女子高の由美さんです。ごらんのとおり、セーラー服のよく似合う18歳の娘さんです」
アキラから名前を聞いているらしいその若い男は、彼女をそんなふうに紹介した。
「今回のテーマは、極限の芸術です。人間の極限は死に直面しないと表現できないのですが、これは我がサークルとしても無理なことです。したがって、代わりを使わざるを得ないことをお許しください」
由美には何のことだかさっぱり見当がつかなかった。いつの間にか、アキラが由美の両手を後ろから押さえていた。
「では、ごゆっくりどうぞ。カメラは自由です。いつでも撮影してかまいません」
若い男はそう言うと、由美のセーラー服に手を掛けた。
「何をするの」
由美は自分が何をされようとしているのかわからなかったが、本能的に身を守ろうとした。
「裸になってもらいます」
若い男はそう言うと、セーラー服の脇のファスナーを開け始めた。
「いや、やめて。アキラさん、助けて」
若い男は、アキラと二人で、抵抗する由美を押さえつけて、プリーツスカートを脱がしてしまった。
「いやーっ!! 何するの。いやよ」
由美は大声で泣き始めた。やっと自分の身に起きたことがわかったようだ。しかしもう遅かった。由美は恥ずかしさを感じる間もなく、ブラジャーとパンティ1枚の姿にされてしまった。
男たちは一斉に写真を撮り始めていた。室内は明るいのでフラッシュなどは付けていない。いつの間にか用意されていた縄で手首を後ろで縛られた。ブラジャーをむしり取られパンティを脱がされてしまっていた。
由美は必死になって身体をよじった。
「やめて!! いたいッ」
ご大勢の眼前で全裸の処女の身体を見られることは、理屈抜きで、恥ずかしいことだった。由美は縛られた身体を舞台の上に横たえて、しばらくシャッターの音を聞いていた。
「もうやめて!!」
泣きながら、それでも訴えずにはおれなかった。全員がひと通り写真を撮り終えたのか、シャッターの音がしなくなった。
アキラが、由美の衣類を部屋の隅のほうに運んでいった。由美は若い男に起こされて、舞台から下ろされた。アキラが持ってきた、大きなビニールが、若い男と2人で舞台の上に被せられた。由美はそれらを涙を出しながら見守っていた。
不安であった。これからここで何が始まるのか、皆目見当がつかなかった。ただ犯されることは、まちがいないだろう。そしてこのパーティが、秘密クラブのようなものだろうとは感じた。自分は その生贅であろうことも。
(続く)
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