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『S&Mスナイパー』1980年7月号 読者投稿小説
「女学生エネマ地獄」
「女学生エネマ地獄」
スキャンダルを飯の種にするルポライター・山本和彦が味わう、悪徳にまみれた蜜の味。罠に落ちた女学生を脅迫して行なう、濃厚且つ執拗な加虐の数々とは……。『S&Mスナイパー』1980年7月号に掲載された読者投稿小説を、再編集の上で全7回に分けてお届けしています。
由美は呻いた。
グルグルーッ。グルーッ。
早くも、下腹部が鳴り始めている。
「ううーん。いたいわ。お腹が痛い。たすけて。出ちゃう。トイレに行かせて。あああっ、いや!!」
悲鳴であった。由美の顔面が蒼白になった。全身に悪寒のような、震えが起きはじめた。
由美のピンクのかわいい菊の形をした蕾は、汚物を出すために、花開こうとしていた。それを必死で耐える由美である。カメラのシャッターの音が、一段と高くなったようだ。
「ああっ、だめ。もう、出ろう。ああ、いやいやいやーっ」
シャーツと茶色の水が飛び散った。花火のようである。そしてすぐ菊の蕾が大きく開かれた。やわらかくなった固形物が、ポタリポタリと、尻の割れ目にそって、流れ出した。止めようもなく、次々と流れ出て来るのだった。
由美は顔をしかめ、唇を噛みしめて、涙を流していた。誰にも見せたことのない一番恥ずかしい排泄を、大勢の男たちに見られたことは、由美にとってこの上もなく辛い地獄の苦しみであった。
固形物が一通り出てしまってからも、まだ蕾は開きたがっている。グリセリン液の量が多いので、それらがまだ腸の中に残っているのだろう。ピュッ、ピュッとそのたびに蕾から茶色の水が、時折小さな固形物と一緒に飛び出してきた。
「ああーっ、お腹がいたいっ」
由美は顔をしかめている。男たちはどの顔も紅潮して額に汗をかいていた。そして、満足げであった。
縄をほどかれた由美は、なおもその場を動けなかった。腰が抜けたように、下半身がいうことを利かなかった。痺れていた。
アキラは由美のぐったりした脚を高々と上げ、赤ちゃんのおむつを取り換える恰好にした。尻の割れ目にそって、ティッシュペーパーを当てがった。きれいに汚物を拭き取った。舞台の上の汚物にまみれたビニールを片付け、再び由美をその上に横たえた。由美はぐったりしていた。
自宅に帰ったのは7時過ぎであった。両親にはクラブで遅くなる、といってあるので別に何も言わなかった。しかし顔を合わせたくなかった。部屋にとじ込もって、泣いた。思い出すたびに涙が溢れてきた。まだ腸の中がへんであった。トイレにいっても何も出なかった。出そうな感じがするだけである。
「あっ、あなたは……」
翌日、由美は校門の前で立っていた一人の男性をみて、ハッとした。見覚えのある顔だったのである。
「やあ、こんにちわ」
男は気軽に声をかけてきた。そして名刺を渡した。簡単に用件を説明した。山本和彦、27歳。ルポライターであること。1週間ほど前の秘密クラブについて取材したいこと、などを。
「ちょっとお茶でも飲みながら、話をしたいんですがね」
由美はとにかく山木の後に付いていった。校門の前で、できる話ではなかった。由美は内心怯えた。
200メートルほどいったところに、音楽喫茶があった。2人はそこに入った。店内は人もまばらで、話を聞かれる心配はなさそうである。ウェイトレスが去るのを待って、山本は喋り始めた。
「いやあ、探しましたよ。まさかほんとうに高校生とは思いませんでしたよ」
「……」
由美は何を言っていいのか、わからなかった。
山本が1週間前の秘密ショーに参加したのは、実はある雑誌社からたのまれて、潜入ルポをするためだったと打ちあけた。きょうはモデルの生活を取材にきた、と言った。
「え、あれを記事にするんですか」
由美は最初のほうしか、聞いていなかった。後は耳に入らなかったのである。
「それが仕事ですからね。だからきょうはあなた個人の、あの時の心境を取材にきたんですよ。あなたが何のためにああいう仕事を、いやアルバイトかな。それを引き受けているのか。いやあ、あれはとても演技とは思えませんでしたがねえ」
山本の質問に由美は顔を紅く染めた。
「演技だなんて……あれは……とにかく記事にするのはやめてください。そういうの、わたし困るんです」
由美はうろたえた。思っても見なかったことだった。
「もちろん匿名にしますが、話してくれませんか。動機とか、その時……つまりあれを出す時の気持ちとかを」
「いやです、お願いだから、記事にしないでください」
由美は泣きそうになって、山本に懇願した。
「それじゃあ、僕の仕事になりませんよ」
山本はたばこを取り出した。灰皿には早くも4本の吸殻が置いてあった。
「そのかわり……私の処女を差し上げます。それで許して」
由美は小さな声で、下を向いて言った。
「え、何だって。あなたまさか。そうですか。ほんとうに処女だとは思わなかったなあ。そういえば……」
山本はショウでの由美の秘部を思い浮かべているようであった。由美は恥ずかしそうに下を向いたますである。
「でも僕は……」
「いえ、どんなことでもします」
「どんなことでも?」
山木は興味ありげに、体をのり出した。
「一晩だけなら……あなたの自由になります」
「一晩……僕の自由に?」
山本は聞き返した。
「そう、何でもします。でも約束して。記事にしないって」
「わかった、約束しよう」
由美はまた、地獄の苦しみを味わうのだろうかと思った。一瞬悪寒がした。しかし、この前のに比較すれば、どんなことでも耐えられそうに思えた。
(続く)
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