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『S&Mスナイパー』1984年1月号 パンティプレゼント読者応募作品
「西脇ケイのウォーターパワー'84」
「西脇ケイのウォーターパワー'84」
『S&Mスナイパー』誌に登場したグラビアモデルをヒロインにして描く「パンティプレゼント応募小説」。1983年〜1984年にかけて何度か行なわれたこの懸賞企画の当選作品とは……。本作はモデル・西脇ケイ嬢をイメージしてハードなプレイ模様を書き込んだ、欲望に満ちたSM小説。1984年1月号に掲載された全編を再編集の上で全4回に分けて掲載しています。
木馬の各所には騎乗者の肉体を取り囲むような形に奇妙な部品が取り付けられていた。スチールパイプのあちζちに、馬の背中に、騎乗者の跨がった両足に沿うように穿たれた溝に。これは一体何なのか。
俺は、ケイに施す最後の責め具を取り出した。それは何本もの、馬の掃除に使われるような羽根ボウキだった。俺は1本をケイの側面のパイプに取り付けられているその部品に差し込んだ。角度を調節して羽根がちゃんとケイの肉体に触れるようにする。次の1本は反対側のパイプに。背後のパイプにも。馬の背、ケイの股倉の前部に。馬の脇腹、太腿に沿った溝の部品へと、羽根ポウキはしっかりとセットされた。
「これで準備完了だ。気分はどうだい、ケイ」
ケイは木馬の上でガタガタと震えていた。装置はまだ作動していなかったが、ケイはこれから自分の肉体にどういう責めが行なわれるか、そしてそれがどんなに淫らで恐ろしいか、すでに理解したのだ。
「お、お願い……。ウ……クッ。助けて。こんな恐ろしい……ことしないで……」
「まだ始めないうちから随分弱気だね。もっと気分を楽にして。この木馬はただ乗っているだけで体中の性感を高めてくれて、昇天させてくれる夢みたいな機械なんだ。ケイもすぐに天国に昇ったような気持ちになれるよ」
「イヤ! イヤ! ウウ……。何でも言うことを聞きます! 私に――何を、ウッ! し、してもいいから……! お願いです。ここから降ろしてえッ!!」
ケイの声は上ずり、引きつり、耐えるような、感じいったような調子になっていた。下半身が突っ張り、盛んに尻をもじりかせ、肉体の中でただひとつ自由に動かせる足首をひっ切りなしに捩り動かしていた。強烈な排泄感に攻められて我慢が出来ないのだ。
しかし堪まらず尻を振り動かすと今度は前部の奥深く挿入されている物が膣内を掻き回し淫らな感覚を湧き起こす。肛門にアヌス栓を打たれたケイは終わることのない責め苦に必死に耐えなければならないのだ。
苦痛と淫楽の多重責め。そして、それは今何倍にも膨れあがって彼女の無防備の裸身を襲おうとしている。俺は木馬から離れ、装置盤の所へ行った。そして、その中のひとつのスイッチをオンにした。
ウイイ――ン。
羽根ボウキが一斉に回転を始めた。
「ア、ア、アッ!! イヤー、ヒイーッ」
ケイの上半身をぐるりと取り囲むようにセットされた3本の羽根ボウキは、首を振り動かし、高速で回転しながら、スチールバイブのレールを上下してケイの肉体を隈なく擽り回した。
側面のやつはケイの喉から胸元、いびつに引き伸ばされた乳房、なだらかなカーブを描く脇腹、白い滑らかな腹部を。背後の1本はうなじから臀部までを幾度も往復し、特に最下部に到達すると羽根は尻の割れ目の奥深く、浣腸の苦しみにひくつく肛門までも嫌らしく刺激し、ケイを悩乱の極致に追い込むのだった。
馬の胴体、股座の正面にセットされたやつは絶えることなくケイの股間をまさぐり、木馬の両脇腹のやつは太腿の鋭敏な神経を縦横無尽に攪乱しながらレール溝を往復する。
俺はまたひとつのスイッチを入れた。
ブウウウン。
「ヒイイーッ!!」
ケイの膣の奥深く、根元まで含まされた電動コケシが不気味な音を立てながら淫らな蠢動を開始した。
俺は残りのスイッチも全部オンにした。
円形ステージがゆっくりと回りだし、ステージの中央、ケイ目がけてスポットが照らされた。それは赤・青・黄と刻々と変化していった。壁に備えっけのスピーカーからこの残酷で淫楽に満ちた場面とは場違いな美しいムードミュージックが流れてきた。
俺は冷蔵庫からビールを取り出してきてステージの正面に椅子を据えるとドッカリと腰を下ろしコップにビールを注いだ。
ステージの上では女体を責め嬲り、泣き悶えさせるためにのみ生まれてきた黒く精惇な駿馬がその逞しい背中に哀れな犠牲者をうち跨らせ、持てる力の全てをその生贅の裸身に向けて発揮している。
ケイは白い肌を朱色に染め、全身の毛穴から汗を滴たらせ、この世の物とも思えない凄まじい責めに、裸身をくねらせ悶え狂った。愉悦の源泉に深々と埋まり、淫らな感覚を体の芯から抉り出す電動コケシ。腸内を非情に掻き回す、浣腸。羽根ボウキは間断なく全身の性感帯を刺激し、身を動かすたびに乳房の根元は締めつけられ、乳首は鋭いワニ口クリップの牙に責めつけられる。
魂も溶ろけるような快感と肉体を切り裂くような苦痛。終わりのない激痛と快楽。ふたつはともに結びつき、相まってケイを責めまくる。
悩乱の極到に達したケイは白目を剥き、口からは涎を垂らし、悲鳴とも喘ぎ声ともつかない声を洩らし、七色のスポットに照らされながら美しい音楽の中、淫虐かつ華麗なる舞いを踊り続けるのだった。
俺はいつまで眺めていても飽きなかった。こんなにも楽しい、男心を操る見せ物はなかった。だが俺はビールを飲み、煙草に火をつけながら考える。次はどういう風にして責めてやろう。ベッドに縛りつけて舌と手で思いっきり嬲ってやろうか。それともあの可愛い唇に俺の物をくわえさせてやろうか。
まあゆっくり考えるとしよう。 夜はまだ長いのだから。
文= 梅田志郎
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