編集者突撃モニター 女子大生は蝋燭がお好き −第一回− プレイ報告=本村夏彦 スナイパーアーカイブ、数回にわたって当時の記事をご紹介します。 |
●ローソクプレイ●
ミツコからの電話は私宛にかかってきた。先月号を見たのだという。
「あのォ、アタシ、プレイの経験はないんですけどォ、一度経験してみたくてェ、電話したんですけど……」
甘ったるい、可愛い声だった。
「失礼ですけど、年齢は?」
「はたちです」
「独身ですか?」
「ええ。学生です」
「大学生」
「ええ」
「撮影はかまいませんね?」
「ええ。でも、雑誌に載せるときは、顔がわからないようにしてほしいんです」
「わかりました。編集部で責任をもってそうしますから」
「あのォ、撮影って、大勢でするんですか?」
「いや、僕ともう一人、たぶん二人になると思います。いいですか?」
「ええ」
「それで、プレイはいつがいいですか?」
「あの、はやいほうがいいんですけど……」
気がかわらないうちに、という気持があったのかもしれない。
「じゃあ明日でも?」
「ええ」
そこで待ち合わせ場所、時間を決め、一応、参考のために希望するプレイがあるかどうか訊いてみると、
そういって考えている気配だったが、
「あのォ、自分でやってみたことがあるんですけどォ……」
「どんなこと?」
「うーん、いっちゃおうかな」
照れ臭そうに笑っていうのを、
「そう、いっちゃおう。せっかくプレイするんだもの、そのほうが満足するプレイができるよ」
そういって促すと、
「自分で手と足を縛って、ロ−ソクを落とすの」
「ローソクが好きなんだ?」
「そう。……でも、あまり熱いとだめなの」
「適当なら、感じちゃう?」
「そうみたい……」
「濡れてきちゃう?」
「やだァ!」
笑い声でいう。しだいに会話もノッてきた感じだ。
「当然、そうなっちゃうよね?」
「それはまあ……ね」
「でもそうなると、ローソクプレイだけじゃすまないんじゃないの?」
「すまないって?」
「自分で慰めたくなるとか?」
「やだァ」
それがクセなのか、そういいながらもいやがっているようすはない。会話はこういう話もできる調子ですすんでいたのだ。せっかくのプレイ志願者の心証を害するようなら、私だって、こんなことまではいわない。つまり、彼女のほうも話すのをいやがっているようすはなかったのだ。それに電話だから話せることだってある。彼女がいやがればべつだが、そうでないかぎり彼女を知るためにもできるだけ話を聞いておこうと私はおもったのだ。
「たとえばバイブレーターを使うとか?」
「だって、もってないもん」
「じゃあどうするの?」
「ふつうに……」
「指で?」
「そう」
「ほかに自分でやってみたことは?」
「べつに……」
「じゃあ明日のプレイはローソク責め中心にやろう、いいね?」
「ええ……。でも、あまり熱くしないで」
「大丈夫。ウチの編集部はボクを含め全員フェミニストだから安心していい」
最後に私は彼女の名前を訊き、明日は待ってるから必ず来てくれるよう念を押して電話を切った。そのとき彼女は「ミツコ」と名乗ったのだった。
(続く)
プレイ志願者紹介 ミツコ(仮)。20歳。都内の某私立女子大英文科在学中。初体験は高二の夏。以来、男性経験3人。これでも以外にマジメ、それに根アカとは本人の自己診断。が、その3人目の今までで最も好きになった彼との関係が3カ月前に破局。一転して根暗に。傷心、自暴自棄、自虐的気分……そんな時、書店で本誌を手に取った。自分で手足を縛ってローソク責めを試みた。その時から求虐の気持ちがめばえた。ただし、実際のプレイ経験はナシ。 |
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