異端のAV監督・ゴールドマンが放つ待望の新作小説 毎週木曜日更新!
Interview with Love-Storyteller by Goldman [SEX・MINUS・LOVE-MACHINE]
数々の伝説に彩られた異端のAV監督・ゴールドマンによる書き下ろし小説第2弾! 金も地位も名声も手に入れたはずの美人恋愛小説家。しかし彼女には男運だけがなかった。その秘められたる理由とは――。一度ハマッたら二度と抜け出すことができない、対話形式で繰り広げられるエクストリームな愛の語らい!!
いつの時代においても、
女と男のセックスと恋愛に関する悩みは、
永遠に尽きることのない泉のようなものだが、
近代にあっては、
ことさら複雑で、
とても奇妙な味わいに満ちている。
それらは、 決して甘ったるいだけのものではなくて、 ベットリと舌の上にこびりついて離れない、 ひどく後味の悪いマーマレードみたいなものなのだ。
第六章 元恋人・芸能プロ社長の証言「逆さまな愛」
それらは、 決して甘ったるいだけのものではなくて、 ベットリと舌の上にこびりついて離れない、 ひどく後味の悪いマーマレードみたいなものなのだ。
“役立たずの肉の塊”って言ってましたよ。
「ひでえなあ! あのクソ女っ!!」
“クソ女”ですか?
「あ〜そうだよ。あいつは、とんでないクソ女だよ!」
とごらへんが、“クソ女”なんですか?
「あいつは、もともと事務員として採用してやったのに……」
してやったのに?
「途中から『ミュージカル女優になりたい』とか言いだして……」
ほうっ、初耳ですね?
「仕方なく、個人的にオーディションをしてやったんだよ」
それは、本格的ですね?
「そしたら、ひどいのなんのって、悲惨の極みだったね」
どう、ひどかったんですか?
「完璧な音痴だし、ダンスなんて“どじょうすくい”かと思ったよ」
才能は、あまり感じられませんでしたか?
「ないないないない! なさすぎだよっ!!」
そういうのって、努力で克服することは、できないものなんですか?
「ゼロになにかけても、ゼロにしかならないんだよっ!」
才能ゼロパーセントってことですか?
「才能は、ゼロじゃねえよ。マイナスの底辺だっ!!」
きびしいお言葉ですね?
「芸能界を、なめてもらっちゃ困るっ!」
彼女にも、そう言ったんですか?
「まあ、もっとソフトには言ったけど……」
そしたら、彼女は?
「突然、大声で泣きだして、4時間くらいかな、ずーっと泣いてたよ」
ちょっと、かわいそうですね?
「仮にも、自分の会社の社員だからよ……」
それで、どうしたんですか?
「オレも必死になって、なぐさめたよ。早く家に帰りたかったしな」
なんて言ったんですか?
「細かいことは、忘れたよ」
『輝いて見える』とか言いました?
「う〜ん、言ったかもしれねえな」
それで、どうなったんですか?
「とりあえず、ミュージカル女優はあきらめるってことになって……」
あきらめて?
「その代わりに、オレの愛人にしてくれって言ったんだ」
えっ! それで愛人にしたんですか?
「だって、泣きじゃくりながら、土下座されちゃあねえ……」
それから、男と女の関係になったんですね?
「まあ、そういうことだろうな」
最初は、どんな感じだったんですか?
「そうだねえ。あいつが、会社にいきなりパンツを持ってきて……」
プレゼントかなにかですか?
「さあ? ラッピングとかされてない、ただのパンツだよ」
それで、どうしたんです?
「仕事中だからって断わったんだけど、今すぐ穿いてくれって、しつこいから……」
穿いたんですか?
「そう、それもあいつの見てる前で、穿き替えさせられて……」
どんなパンツだったんですか?
「まったく趣味の悪いベージュのスケスケのヤツだったな」
穿いて、どうなったんですか?
「そしたら、あいつが、いきなりチンポにしゃぶりついてきて……」
ええっ! 会社の中ですよね?
「ああ、男便所だけどね」
便所で、急にしゃぶりだしたんですか?
「そう、それで、社長の立場もあるし、誰か来たら絶対マズイから……」
マズイから?
「急いで、自分でしごいて終わらせたんだ」
自分で、しごいちゃったんですか?
「だって、早く終わらせないとヤバイだろう?」
立場的には、そうなっちゃいますね。
「それでも、あいつは仕事中にしゃぶりたがって……」
注意しなかったんですか?
「注意すると、すぐ泣くし、とにかくしゃぶらせるしかなかったんだ」
じゃあ、超早漏じゃないんですね?
「あったりめえだっ! ふざけんなっ、クソ女っ!!」
でも、彼女は、性器を見ただけで発射したって?
「ああ、それは、あいつのマンコが異様にくさかったんで……」
くさかったんだ?
「ヘンな病気もらうとヤバイから、コーフンして射精しちゃったことにしたんだ」
やっぱり、自分でしごいて?
「その通り!」
けっこう、苦労されてますね?
「けっこうじゃねえよ! もう永遠にあのクソ女には、かかわりたくないねっ!!」
そうなっちゃいますよね?
「アンタも、あの女には気をつけなっ!」
はっ、はい! それで最後は、どうなったんですか?
「あまりにもムカついたので、知り合いのAVプロダクションに、売ってやったんだ!」
Avプロダクションですか?
「そう、女優になれるかもって言ったら、ホイホイ行ったよ」
それで彼女は、AVに出たんですか?
「本番は絶対イヤだとかゴネたらしいから……」
そりゃあ、そうですよね?
「だから、マニア物で、逆さ吊りにされて……」
逆さに吊られて?
「それで、ケツの穴に、どじょうとか、ウナギを入れられたらしいよ」
ひえ〜っ!!
「ざまあみろだいっ! あのクソ女めっ!!」
……。
「兄ちゃん、アンタも気をつけるんだよ!」
はっ、はい! 最後に、ひとつだけ質問いいですか?
「ああ、なんでも聞きなよ!」
えっ、え〜と、彼女とは、恋愛ではなかったんですか?
「コノヤロー! 殺されてえのか、てめえっ!!」
あっ! すっ、すいません! ジョッ、ジョークです、ジョーク!!
「今度ヘンな質問しやがったら、ただじゃおかねえぞっ!」
はっ、はい!
「こちとら忙しいんだ。さっさと帰んなっ!」
はい! ありがとうございましたっ!
(続く)
関連記事
異端のAV監督・ゴールドマンが放つ衝撃の告白小説
セックス・ムーヴィー・ブルース
ゴールドマン 87年にアートビデオより「電撃バイブマン」で監督デビュー。その後、実験的な作品をリリースするなどAV業界に対して常に挑戦的な姿勢を持ち続ける。中でも89年に発表された60分ワンカットの8ミリビデオ作品「なま」は伝説級。近年はハメ撮りでの言わせ系淫語で独自の世界を展開。20年間で約1500人の女とハメ撮りし、300本以上のハメ撮り作品を制作してきたAV業界の巨頭。
12.01.19更新 |
WEBスナイパー
>
セックス・マイナス・ラヴマシーン
|
|