異端のAV監督・ゴールドマンが放つ待望の新作小説 毎週木曜日更新!
Interview with Love-Storyteller by Goldman [SEX・MINUS・LOVE-MACHINE]
数々の伝説に彩られた異端のAV監督・ゴールドマンによる書き下ろし小説第2弾! 金も地位も名声も手に入れたはずの美人恋愛小説家。しかし彼女には男運だけがなかった。その秘められたる理由とは――。一度ハマッたら二度と抜け出すことができない、対話形式で繰り広げられるエクストリームな愛の語らい!!
いつの時代においても、
女と男のセックスと恋愛に関する悩みは、
永遠に尽きることのない泉のようなものだが、
近代にあっては、
ことさら複雑で、
とても奇妙な味わいに満ちている。
それらは、 決して甘ったるいだけのものではなくて、 ベットリと舌の上にこびりついて離れない、 ひどく後味の悪いマーマレードみたいなものなのだ。
第九章 恋愛小説家「お礼の手紙・愛のさざ波」
それらは、 決して甘ったるいだけのものではなくて、 ベットリと舌の上にこびりついて離れない、 ひどく後味の悪いマーマレードみたいなものなのだ。
前略
先日は、お話を聞いていただいて、ありがとうこございました。
私にとっては、至福の時間でした。
本当に感謝しております。重ねて、ありがとうございました。
私のつたない恋愛体験に、
イヤな顔ひとつせずに、
耳を傾けていただいて、
申し訳ないやら、恥ずかしいやら、
本当に、本当に、感謝の気持ちでいっぱいです。
普段は、わりと人見知りな私なのですが、
あの日、貴方様の流暢なエスコートもあって、よけいなことまでベラベラと、喋ってしまったみたいで、もしかして嫌われてましったんじゃないかと、
少し、心配しております。
でも、これだけは、信じてください。
あの日、貴方様に、語ったことは、
まぎれもない真実で、
すべて、私自身の生きた証であり、
そういう意味では、
裸の私を、貴方様に、全部お見せした感じです。
ちょっと大胆すぎることを、話してしまったかもしれませんが、
貴方様には、
貴方様だけには……、
なぜか、本当の私を……、伝えたかった。
ごめんなさい。
初対面でしたのに、
迷惑かけちゃいましたよね、きっと。
でも、これだけは、信じてください。
あの時、私は、感じたんです。
貴方様とは、初めて逢った感じがしないって……。
それで、なにか……、
愛のさざ波のような音が、聴こえたんです、
たしかに……。
ごめんなさい。
余計なことばかり書いてしまって、申し訳ありませんでした。
でも、隠しようのない、私の正直な気持ち、
貴方様だけには、
そっと、打ち明けたかったんです。
愛が…、はじまる時……、
それは……、
瞳の奥に……、
かすかな炎を感じた時……。
今度、お逢いした時には、
あの時のお礼に、
美味しいディナーを、
ごちそうさせてください。
そして、できれば……、
また、私のつたない話を、聞いてやってください。
わがままばかり言って、ごめんなさい。
でも、貴方様だけには……、甘えたくて……。
失礼いたします。
with LOVE
第十章 恋愛小説家「最高のディナータイム」
美味しかったですね! ごちそうさまでした!
「こちらのほうこそ……、こんなモノでよければいつでも……」
いつも、こんな美味しいステーキを、食べてるんですか?
「いえ、一人では来ませんけど、大切なお客様と一緒の時とかは……」
でも、いい肉だとレアが一番ですね?
「そうですね。黒毛和牛のメスは、血がしたたるくらいが最高ですね」
それにしても、満足なディナーでした。
「喜んでいただけて、私のほうこそ、大満足ですわ」
それでは、遅くなってしまったので、今日はここらへんで……。
「あっ、もしよろしかったら、私の部屋でワインでも飲みなおしません?」
えっ、でも、もう時間も時間なので……。
「やっぱり、迷惑ですか?」
いやっ、迷惑なんてとんでもない!
「今週は、原稿の整理のために、スウィートルームに滞在してるんです」
えっ? ホテルのですか?
「そう、海の見えるステキなお部屋なんですけど……」
けど?
「逆に、一人じゃ寂しくなっちゃって、仕事が手につかないんです」
そういうことって、ありますね?
「だから、もうちょっとだけ一緒にいてくれると……うれしいな」
で……でも、恋人でもないのに、深夜のホテルの部屋は……。
「やっぱり……迷惑?」
いやっ、迷惑とかそんなんじゃなくて……。
「そんなんじゃなくて?」
もし、それで間違いが起こったら……。
「間違いって?」
間違いって言ったら、当然、男と女のアレですよ……。
「男と女のアレ?」
セッ、セッ、セックス的なことですよ!
「フフフッ、純情なんですね?」
……。
「私も子供じゃないから、おっしゃりたい意味はよくわかります」
……。
「私だって、好意のない男性とは、二人っきりになりたくありません」
……。
「男と女なんて、所詮、そういうものでしょう?」
……。
「私の言ってること、間違ってます?」
……。
「抱かれてもいい覚悟ぐらい、私だってあるんです!」
……。
「迷惑ですか?」
いやっ、迷惑っていうか……。
「いうか?」
風の噂を耳にしたんです!
「えっ? 噂?」
……。
「どういう噂なんです?」
……。
「教えてください!」
……。
「お願い! 怒らないから……」
……本当に、怒りませんか?
「はい、絶対約束します!」
噂によると……。
「噂によると?」
アンタ、そうとうマンコがくさいらしいじゃないですか?
「ええっ!!」
“美人恋愛小説家”かなんか知らないけど、くさすぎるマンコのほうが有名ですよ!!
「……!」
だから、ホテルの部屋で二人っきりになったとたん、くっさいマンコをなめさせられるんじゃないかと思って……。
「……!」
それで、用心していたんですっ!
「……!」
わかりました?
「……ひどすぎます!」
そうとうマンコがくさすぎるらしいですよ?
「……だっ、誰が、そんなこと言ってたんですか!」
いやあ〜、みんな言ってましたよ、とにかくマンコがくさすぎるって!
「ひどいっ! 成功を妬んでるだけですっ!!」
でも、マンカスもすごすぎて、ゲロ吐いたって言ってましたよ!
「いったい誰なんですかっ! 訴えてやるっ!!」
そうそう、うんこみたいなニオイのバキュームカー・マンコって言ってました!
「なにィ〜〜〜ッ!! 絶対に許さない!!」
死ぬほどくっさい地上最低・最悪のマンコだって!
「キィ〜〜〜〜〜〜ッ!!!」
そう言えば、ケツの穴もゆるゆるガバガバで、クソもらしまくりのクソ女だって!!
「絶対に殺すっ! ぶっ殺してやるっ!!」
だけど……、僕だけは信じてるんです……。
「えっ? なっ、何を?」
貴方のように美しい女性のマンコが、そんなにくっさいわけがないって……。
「……」
違いますか?
「……ありがとう、信じていただけてうれしいわ……」
さあ、涙をふいてください!
「……ありがとう、やっぱり……あなたを好きになってしまいそう……」
最後に、ひとつだけいいですか?
「あっ……はっ、はい!」
念のため、マンコのニオイを確認させてください!
「いっ、今ですか?」
そう、今、ここで!
「こっ、ここって、六本木の交差点ですよっ!」
いいから、早く! スカートをたくし上げて、下着を脱いでっ!!
「……こっ、これで……いいですか?」
そう、じゃあ股を全開にして!
「はっ、恥ずかしいです……」
さっさとしなさいっ! 人に見られちゃうよっ!!
「あっ、はいっ! お願いします!」
じゃあ、マンコの二オイを嗅がせてもらいます!
「……」
おっ! おえ〜〜〜っ!! くっ……くっさすぎるう〜〜っ!!!
「……」
死んでもらって、いいですか?
「……ごめんなさい……」
(続く)
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ゴールドマン 87年にアートビデオより「電撃バイブマン」で監督デビュー。その後、実験的な作品をリリースするなどAV業界に対して常に挑戦的な姿勢を持ち続ける。中でも89年に発表された60分ワンカットの8ミリビデオ作品「なま」は伝説級。近年はハメ撮りでの言わせ系淫語で独自の世界を展開。20年間で約1500人の女とハメ撮りし、300本以上のハメ撮り作品を制作してきたAV業界の巨頭。
12.02.09更新 |
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