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企画・編集:東京公司
1994年5月20日発行/データハウス
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The text for reappraising a certain editor.
ある編集者の遺した仕事とその光跡

天災編集者!
青山正明の世界 第8回


吉永嘉明氏インタビュー part3

取材・構成・文=ばるぼら

21世紀を迎えてはや幾年、はたして僕たちは旧世紀よりも未来への準備が整っているだろうか。乱脈と積み上げられる情報の波を乗り切るために、かつてないほどの敬愛をもって著者が書き下ろす21世紀の青山正明アーカイヴス、吉永嘉明氏のインタビュー第3回を掲載いたします。
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データハウスと東京公司


──『エキセントリック』は6号で廃刊になりますが、その編集部員が東京公司の前身になるわけですか?

吉永:そうですね。せっかく集まったんだから仕事を続けてみよう、その方が仕事をとりやすいだろうと。

──その頃編集していたのは?

吉永:沢山ありましたよ。パッケージツアー雑誌『パックン』だの、大学受験情報誌『TORU』だの、リクルート情報誌だのバンバン仕事はとれて。本当にバブルがあったんですね。割り切ってやってるんですよ、お金がいいから。

──東京公司の名前を初めて使ったのはどの本なんですか?

吉永:多分データハウスの謎本。僕らはチーム組んでたんで、じゃあチーム名でやろうってなって東京公司になったんですね。

──データハウスとは後々まで深い付き合いになりますよね。もともと謎本はどういった経緯で手がけるようになったんですか?

吉永:データハウスの鵜野社長が、僕らがヒーコラ時間かけて手間かけて売れない本やってるのを見て「もっと楽に稼ぎなよ」って。でも僕は漫画をほとんど読んだことがなくて、まともに読んだのって『寄生獣』くらい。じゃあってんで『寄生獣』の謎本を2日間で作ったんですよ。そしたら8万部くらい売れちゃって、本当にボロ儲けなんだなって。別冊宝島なんて丸々2ヶ月くらいかけて作ってたのに。全然違いますよね、内容の濃さとかも。恥ずかしくなってきますよね。でも売れるからしょうがない。今は無理でしょうけど、当時は謎本っていうのが本当に、空前のブームだったんですね。パイオニアは赤田さんの『磯野家の謎』ですよね。赤田さんとデータハウスの社長は仲が良いんですけど、まあ謎本に関しては完全に後追いですよね。赤田さんは儲かるものをガンガンっていうよりは今度は何をしようかって人だから、謎本ばっかり作ったりはしなかったんですよね。

──東京公司は謎本をいくつか編集していますけど、表向きには著者名は「×××研究会」みたいになってますよね。東京公司の名前は奥付に小さく。

吉永:それは謎本の一つのパターンですよ。名前出して書くようなものでもないでしょう(笑)。研究会とかいって、そういうスタイルが出来ちゃったわけですよね。

──その時期に青山さんはデータハウスの社員になっています。

吉永:彼が社員になったのは『危ない1号』の直前ですね。1994〜95年の頃じゃないかな。ドラッグでおかしくなってお金が無くなって、社長に泣きついて社員にしてもらっただけなんですよ。机をもらったんだけど全然出社しないからクビ。務まるわけ無いんですよ。そこが愚かなところで。東京公司は青山さんが社員になった頃に、僕以外はデータハウスに吸収されたみたいな形になりました。僕は社員にはなりたくなかったから、フリーで編集を持続するって不規則な形でやらせてもらったんですけどね。


別冊宝島と東京公司


──当時の仕事はデータハウス中心だったんですか?

吉永:うーん、でも書店売りじゃない本の仕事も随分してたんで。まあ書店売りではデータハウスと別冊宝島が多かったですね。サブカル系が一番売れてる頃で、初刷り5万部って時期です。考えられないですよね今。別冊宝島の『タイ読本』は25万部くらい売れました。随分昔の本なんですけど、今でも文庫本になって重版印税が入ってくるんですよ。

──末永いベストセラーですね。『エキセントリック』もそうですが、当時は海外旅行が流行っていたんでしょうか?

吉永:海外旅行が流行ってたというよりは、タイっていうのはリピーターが多い国なんですよ。でも、セカンドガイドで濃厚な本がなかったんですね。個人的な旅行記ばっかりで、ジャーナリスティックな視点・資質の本がなかったんです。そこにうまくハマったんじゃないですかね。『タイ読本』が出てから、タイの旅行本を出してる人達から反感を買いましたね。こんなん出されたんじゃ商売にならないって、抗議文まできましたよ。

──これが売れたから『ハワイ読本』が出たんですか?

吉永:そうです。でもタイの次に僕らがよく行ってる国って特に無かったんで、じゃあ観光地としてドメジャーなハワイにでも行ってみようかって。タイとハワイは売れました。ただハワイの時は、青山さんは最初の奥さんと離婚する時で絶不調で、何もしてくれなかったんです。取材は僕と青山さんとカメラマンで行ったんですけど、青山さんは着いた途端ドラッグストアに行って睡眠薬を買って、一週間くらい一歩もホテルから出なかったんじゃないかな(笑)。色々学ばせてもらってるし、タイは青山さん主導だからいいんですけど、一人で取材して一人で原稿全部書くってのはちょっと辛かったですね(笑)。

──『宝島30』でも東京公司の名前を何度か見たことがあります。

吉永:当時、別冊宝島には3つの班あったんですね。一番サブカルで売ってたのが僕らのいた上田(高史)編集長の班で、そのうち上田さんは別冊宝島を降りて、『宝島30』を立ち上げた。じゃあ俺らも『宝島30』でやろうかって感じの流れです。『宝島30』廃刊のあとは、上田さんは海外投資顧問の会社を始めて、大ベストセラー作家になってますよ。

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『ああっ女神さまっの秘密』
『ああっ女神さまっの秘密』
ニヴルヘイムお助け商会著/
企画・編集:東京公司
1994年2月14日発行/データハウス
『BASTARD!!の秘密』
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企画・編集:東京公司
1994年1月31日発行/データハウス

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man.gif ばるぼら ネットワーカー。周辺文化研究家&古雑誌収集家。著書に『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』『ウェブアニメーション大百科』など。なんともいえないミニコミを制作中。

「www.jarchive.org」 http://www.jarchive.org/

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08.05.11更新 | WEBスナイパー  >  天災編集者! 青山正明の世界