毎週土曜日更新! オナニーマエストロ遠藤の ぶらりエログッズの旅 【最終回】 第77回 思えば遠くへきたもんだ 文=遠藤遊佐 ←枯葉散る秋……っつーかもう冬ですね。この連載を始めたのは確か昨年の6月でしたよ。エログッズ漬けの一年半、時の経つのって早いなあ。 |
ほえー、寒いいぃぃぃ。
築数十年の木造家屋、隙間風入りまくりで真冬には家の中が氷点下になる遠藤家ではありますが、この寒さはちょっと異常だろ……。
まだ11月だというのにユニクロのヒートテックババシャツを2枚重ね着。MAJIで凍死する5秒前!! 遠藤です。
さて皆様。こんな寒い日、マエストロはきっとコタツに首までもぐって新宿アートセンターさんのカタログを熟読しているんだろうとお思いでしょうが、実はそうではありません。
これまで77週にわたって試してきたエログッズの数々をひとつひとついとおしむように撫でながら、思い出に浸っているところなのでございます。
ああ、これは“電マアタッチメント・ドテちん”……。使った後しばらくベッドの横に飾っておいたけど、老母に「その手みたいなの何? 気持ち悪いから捨てなさいよ」と言われて押入れに逆戻りしたのよね。
あ、こっちはアナル洗浄グッズ「尻が原の穴洗」だっけ。自分でやったこととはいえ、まさか白昼からアナルにウィダーインゼリーを入れるとは思わなかったなあ。うふふふふ。
そうかあ、もう1年半にもなるのかあ。長いようで短い時間でした。こうやって思い返すとなんだかしんみりしちゃいますね。
というのも一カ月ほど前、WEBスナイパー編集部のI氏と居酒屋で辛子レンコンをつまみながら打ち合わせをしていた時のこと。
I氏「(ほろ酔いで)……で、遠藤さん。次のエログッズはどんなのいきましょうかね。もう何か狙ってるのがあるんじゃないですかあ?」
遠藤「(泥酔で)いや、それなんですけど、考えてみればこのコラムを始めてもう1年半になるじゃないですか。電マにアナルバイブに乳首グッズに媚薬にローション……もちろんエログッズは次々に新しいものが出てきますけど、もう一通りは試しちゃったんじゃないかって気がするんですよね」
I氏「うーん、まあそうですかね」
遠藤「このままいくと最終的にはダッチハズバンドしか残ってないですよ! ……ていうか、他のコラム陣の方々の連載回数ってだいたい30回くらいですよね。ローターの振動がどうだとかこのバイブ超太いとか言ってるだけで、こんなに長々とどうでもいいこと書き散らかしてていいんでしょうか」
I氏「いやあ、僕はいいと思いますけど。人それぞれいろんな個性(?)がありますし……」
遠藤「いや、でも『腐った遺伝子』の早川舞女王様だって、ひととおりのことを書き終えたら自分から連載の幕をひいたでしょう。引き際ってものも大事じゃないかなって……思うんですよ……」
I氏「……(芋焼酎をゴクリ)」
というわけで、唐突ですが「ぶらりエログッズの旅」は今回をもって終了いたします!
えー、まじでー。
はい、まじです。寂しいですが仕方がありません。だって人はいつまでも一つの場所に留まっていることなんてできないんですもの……。
思えば、この連載を通して人間として大事なことをたくさん教わりました。
電マは20分以上連続して使うと故障の原因になるということ……。
外国製のエログッズは電池が付属していなかったりするので、注意しなくてはいけないということ……。
アナルバイブを使う際には、何はさておきまずウンコ問題に留意すべきだということ……。
みんなみんな、わたくしのこれからの人生に大いに役立ってくれることでしょう!
ありがとう、そしてさようなら。「ぶらりエログッズの旅」……。
いやほんと真面目に言いますと、私はかなりディープなオナニストではあるものの、このコラムを書くという目的がなかったらこんなふうにアグレッシブにエログッズを使うなんてことは一生なかったと思うんです(なんてったって貧乏ですから!)。
「オナニーとは単なる性欲処理ではない。人生をゆたかにする趣味の一つである」というのがマエストロの基本理念で、それは今も昔も変わりません。しかしエログッズに手を出したことで幸か不幸かこれまで以上に開き直ることができたような気がするんですよね。
単なる趣味だったオナニーがレジャーの域にまで広がった、とでもいいましょうか。たとえば音楽が好きな人だったら、家でCD聞いてるのもいいけど野外ライブに出かけるともっと楽しいよ! みたいな感じ。わかります?
「独り暮らしOL まんずり中毒」 発売:2008/11/13 品番:ARMD-902 監督:夢野あいだ 出演者:ミムラ佳奈 時間:125分 価格:4,930円(税込) メーカー:アロマ企画 copyright(C)1993-2008 AROMA PLANNING |
我に返ると一瞬どんよりしますが、マエストロにとってはこういうオナニーライフはある意味理想形だったりします。まじでまじで。
だから、本当にやってみてよかった。
考えてみれば、今や私のソウルメイトといっても過言ではない“電マ”とも、このコラムがなかったら出会ってなかったわけですよね。うわ、電マのない生活なんてもはや信じられねえよ。
I氏「……じゃあそれはそれでいいとして、遠藤さんは何が書きたいんですか?」
遠藤「え?」
I氏「(ほろ酔い)いや、『エログッズの旅』が終わったら、何かほかのことを書けばいいじゃないですか。遠藤さんが世の中に訴えたいことってなんなんですか」
遠藤「(泥酔)訴えたいことですか。そりゃアレです、女子はもっとオナニーすべきだってことですよ! だいたいねえ、オナニーはセックスできない女がやる代用行為だっていう偏見がまるでなってないっ!
いいですか、Iさん。オナニーってのは楽しいことなんですよ。レジャーなんですよ。私に言わせりゃ、妙齢の女子にリストカットが多いのは、オナニーに罪悪感を持ってるからです! オナニーライフが充実していれば、必要以上にモテとか非モテとかに惑わされず心穏やかに生きていくことができるんですよ!」
I氏「ほう。じゃあ今度はそれを書けばいいじゃないですか!」
遠藤「(一気にクールダウン)……えー。でも私、毎週毎週そんなに熱いこと言えませんよぅ。お題がないと書けないタイプなんですよぅ」
I氏「じゃあこうしましょう。もうすぐWEBスナイパーでもアダルトグッズの扱いが始まることになったので、そちらの商品を試しながら遠藤さんのオナニー論を語っていくんです」
遠藤「……? あのう、それって今までの連載と同じなんじゃ……」
I氏「何言ってるんですか! 全然違いますよ! 一旦終わってまた新たに始まるんです。その証拠にタイトルも変えましょう。はい決まり。あ、遠藤さん、辛子れんこんもう一皿食べますか?」
……えー、まあそんなわけで「ぶらりエログッズの旅」は今回をもって終了。
来週からは装いも新たに、新コラム「オナニーマエストロ遠藤のオナニー平和主義」が始まりますので請うご期待☆(なんだそれ、とか言うな)。
ゆくゆくは一般的な女子の赤裸々なオナニー感なんかも知りたいとか思ってるんですけど、なにぶん自分以外のサンプルがほとんどないわたくし(女子同士ってのは男子と違って、かなりヤリヤリな子でもほとんどオナニー話をしないものなのです)。
正直なところを語ってもいいよという同志の方、いらっしゃいましたらWEBスナイパーまでお気軽にご一報ください。
遠藤の知り合いでオナニー話してもいいという女の子もメールください。サイゼリヤでワイン(デカンタ370円)くらいおごりますんで。
(おわり)
「アダルトグッズ(大人のおもちゃ)&マニアックAV オンラインショップ 新宿アートセンター」
http://s-artcenter.com/
新宿アートセンター「ACEスーパーカタログ」の無料請求もできます。 お申し込みは>>>こちら フリーダイヤル 0120−800−750 |
(C)花津ハナヨ |
遠藤遊佐 AVとオナニーをこよなく愛する三十路独身女子。一昨年までは職業欄に「ニート」と記入しておりましたが、政府が定めた規定値(16歳から34歳までの無職者)から外れてしまったため、しぶしぶフリーターとなる。AV好きが昂じて最近はAV誌でレビューなどもさせていただいております。好きなものはビールと甘いものと脂身。性感帯はデカ乳首。将来の夢は長生き。 遠藤遊佐ブログ=「エヴィサン。」 |
08.11.29更新 |
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