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羞恥の教室 第2部
第五章 交錯する少女たちの運命 【8】


著者=
小林電人

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第1部の登場人物とあらすじはこちら>>

第5章 交錯する少女たちの運命

VIII 景子 6


「はぁ、はぁ、お願い......、おトイレに、いかせて、下さい」

無駄だとわかっていても、しのぶはその言葉を繰り返すしかなかった。教師たちの目の前で、排泄行為など出来るはずがない。しのぶは今にも決壊してしまいそうな肛門を必死に引き締めている。しかし、それは明らかにもう限界だった。可憐な窄まりはヒクヒクと痙攣し、薬液が滲んでいた。

「あ、あ、ああ......」

肌がピンク色に染まり、細かい汗がびっしりと浮かぶ。噛みしめた歯がガチガチと音を立てた。

「ほう。初めてなのに、ずいぶん我慢できていますね、高橋さん。立派な心懸けですよ。こうでなければ面白くありませんからね。ふふふ......」
「そうだ、我慢すれば我慢するほど、勢いよく噴き出すんだからな。さぞかしすごいことになるだろうよ。ははは......」

学園長と今田は、食い入るようにしてブルブル震える少女の双丘を眺め入っている。その瞬間を、今か今かと待ちかまえているのだ。

「た、高橋さん......」

強制されたとはいえ自分の手でしてしまった浣腸で、教え子が苦しんでいる。そんな姿を見るのは景子には辛いことだった。

「学園長、高橋さんをおトイレに行かせてあげて下さい。高橋さんは、もう十分に苦しみました。これでおしおきにはなったはずです」

思わず景子は学園長に直訴した。しかし学園長は、もちろん相手にしない。

「本学園の女生徒に対するおしおきのモットーは苦痛ではなく羞恥です。いくら苦しんだとしてもおしおきにはならないのですよ。人前で排泄をするという恥辱に悶えてこそ、初めておしおきになるのですから。わかりますね、夏川先生」
「ああ......」

何を言っても無駄なのだ。自分には高橋しのぶを救う手だてはない。あまりの無力感に景子は立ちすくむばかりだ。

そしてしのぶの苦悶の声が一層高まる。

「あ、ああっ、あっ、も、もう......だめぇ」
「どうやらもう限界のようですね、高橋さん。出すのでしたら、今田先生におまるを当ててもらわないといけませんよ。ちゃんとお願いするんですよ、いいですね」
「そうだ。勝手に漏らして床を汚したら、自分で舐めて掃除させるからな。おまるを当てて下さいと言ってみろ」

今田はそう言いながら、しのぶにステンレス製のボウルを見せた。これがしのぶのトイレになるというのだ。

しかし、もう、しのぶには反抗する気力など一片も残っていなかった。ただただ必死に便意を堪えるだけだ。一瞬でも肛門から力を抜いたら、たちまち全てが噴出してしまうだろう。しのぶは震える声で、今田に言った。

「先生、おまるを当てて、下さい」
「もっとちゃんと言ってもらおうかな。一年S組高橋しのぶは、先生方の前でウンチをするところを見てもらいたいので、おまるを当てて下さい、だ。言ってみろ」

そんな屈辱的な命令にも従うしかなかった。もう限界だった。

「い、一年S組の、高橋しのぶは、先生方の前で、う、ウンチをするところを、見てもらいたいので、お、おまるを、当てて下さい......。お願いしますっ、もう我慢できないんですっ」

最後は悲鳴となっていた。本当の限界が近づいたと見た今田はしのぶの股間にボウルを近づけた。

「さぁ、いいぞ、高橋。でも、あまり勢いよくひりだしてまき散らすなよ。ちゃんとこの中に収めろよ」
「あ、ああ......見ないで下さい......」

一瞬、しのぶの白い尻がブルッと大きく震えたかと思うと、可憐な窄まりが盛り上がり、そして一気にほとばしった。

「いやぁっ、見ないで、見ないでぇっ!」

しのぶの絶叫、そして破裂音が矯正室の中に響き渡った。

「おお、やったっ」

少女の菊花からは、まず透明な薬液が勢いよく噴き出し、それからそれは茶褐色に変わっていく。

「あっ、あっ、あああっ!」

奔流は段々激しくなり、やがてそれは流動物へと変わっていく。

「いやいやっ、見ないで、見ないでぇ!」

しのぶがいくら哀願しようと、教師たちはその凄まじい痴態を食い入るように見入っていた。ただ一人、景子だけが必死に目をつぶって顔を背けていたが、ボウルの底を叩く激しい水音としのぶの悲痛な叫び声はいやでも耳に入ってくる。

「ふふふ、ずいぶんたくさん出ますねぇ、高橋さん。お尻の穴がこんなに開いてますよ。恥ずかしいですねぇ」
「こら、高橋。そんなに勢いよくひり出すなよ。こぼれちゃうじゃないか、汚いな」

学園長と今田は、しのぶをからかいながらゲラゲラと笑う。

しのぶは号泣するばかりだ。紅生姜のように真っ赤に染まった顔をくしゃくしゃにして泣きじゃくる。しかし、排泄は止まらない。茶色い流動物があとからあとから噴き出していく。それは壮絶な光景だった。

「見ないで、お願い、見ないで下さい」

教師たちに禁断の生理現象の一切を見られているという極限の羞恥に身を焦がしながら、しのぶはうわごとのように「見ないで」を繰り返していた。

一度途切れたかと思うと、また噴き出す。そんなことを何回か繰り返して、ようやく発作はおさまった。生々しく口を開いた肛門がヒクヒクと蠢いている。赤い腸壁までもが顔を覗かせていた。

「全部出したか? 高橋。まだ残っているようなら、もう一本入れてやるぞ」

顔を伏せてすすり泣いているしのぶは、その言葉を聞くとイヤイヤと頭を振った。
「もう許して下さい......」

学園長が凄まじい排泄絵図の跡を物語るその部分を改めてまじまじと眺めた。手で尻たぶを左右に大きく広げる。まだ浣腸液をしたたらせている菊花が顔を覗かせる。

「ああ、いや。見ないで、そんな汚れたところを......」
「ふふふ、まだ物欲しげにヒクヒクしていますね。少し充血して腫れぼったくなっているようですよ。それにしても、このままでは臭くていけませんね。夏川先生、高橋さんのお尻を拭いてあげて下さい」

急に名前を呼ばれて、身を固くしていた景子はビクっと反応した。想像もつかないような羞恥地獄に喘いでいるしのぶの気持ちを考えると、胸が苦しくなり、まともに立ってはいられない。そんな景子に学園長は後始末までさせようというのだ。

市川が、景子にティッシュペーパーを渡す。いつまでも汚物まみれのままにしておくよりは、綺麗にしてあげた方がいい。景子は黙ってティッシュペーパーを手に、しのぶの尻に近づいた。

「ごめんなさいね、高橋さん」

一言謝ってから、景子は左手の指でしのぶの尻肉を広げて、窄まりを剥き出しにした。

「ああ、先生、恥ずかしい......」
「ごめんね、でも、拭いておかないと」

景子はしのぶの汚れを丁寧に拭き取っていく。敏感な菊花にティッシュペーパー越しに景子の指が触れた瞬間、しのぶは小さな声を上げた。

「あんっ」
「あ、ごめんなさいっ」

浣腸、排泄という凌辱行為によって、しのぶの肛門はいつも以上に敏感になっていたのだ。自分の指が触れたことで、しのぶが反応したという事実に、景子は少しどぎまぎした。

「先生、恥ずかしいです」

憧れの先生に汚れたお尻を拭いてもらっている。そんな恥ずかしい立場に自分が置かれていることにしのぶは悶える。すすり泣きながら「恥ずかしい」を繰り返す。

「大好きな夏川先生に、そんなことまでしてもらって、高橋も嬉しいだろう」
「浣腸していただいて、お尻まで拭いてもらえるのですから、夏川先生には感謝しないといけませんよ、高橋さん」

景子がなんとか全ての汚れを拭き清めると、そのティッシュペーパーと、しのぶの汚物の入ったボウルを、市川が処理しに行った。

「私は浣腸のおしおきで女生徒が羞恥に悶え苦しんでいる姿は大好きなのですが、どうも臭いは苦手でね。当学園が開発した浣腸液は臭いを抑えるような調合をしているのですが、それでもやはり完全に消せるわけではありませんからね。どんな美少女でも、出すものは臭いわけですよ」

わざと臭い、臭いを連発する学園長の言葉は、しのぶの心の傷に塩を塗り込むようだった。臭いと言われる度に、しのぶはビクっと身体を固くした。

「今、対処いたしますので」

ボウルを片付け終わった市川は、今度は消臭スプレーを矯正室の中に噴射した。一気に独特の人工香が広がり、さっきまでの臭いは消えた。

「よかったなぁ、高橋。お前がひり出した臭いも、これでなくなったぞ」

今田がしのぶの顎を持ち上げて、まだ泣きじゃくっている顔を向けさせる。

「高橋は浣腸のおしおきは初めてだったんだよなぁ。どんな気持ちだ? ええっ? 先生方に見守られながらウンチをするのは、どんな気分だったんだ?」
「うう......」

また、しのぶは泣きじゃくる。

「今回はおしおき部屋でしてやったが、次は教室で、クラスメートが見ている前でやってやるからな。1年S組も、もうお前の裸は見飽きているだろうから、少し違ったものも見たいと思ってるんじゃないかな」

そんなことになったら、もう生きてゆけない。クラスにいられなくなる。しのぶは絶望的な気持ちになった。

「まぁ、高橋はお尻の穴を責められるのが大好きなマゾの露出狂だから、そんなことになったら嬉しくてたまらないだろうけどな」
「ま、マゾなんかじゃありません」

しのぶは必死に否定した。自分がそんないやらしい女であるなどと認められるわけがない。

「そうか? でもお前はお尻の穴が気持ちいいんだろ? それだけでもまともな女の子じゃないぞ」
「そ、そんなところ、気持ちよくありませんっ」
「そうか、それなら、何だこれは?」

今田はしのぶの股間の方へ移動すると、肉裂を指で左右に大きくくつろげた。ひくひくと震える肛門の下で、真っ赤な花が咲いたかのようだった。

「ああっ」

性器が広げられ、ピンク色の肉壁が露になる。そこはたっぷりの蜜でしたたっていた。淫裂が広げられた途端に、蜜がとろりとこぼれ落ちた。そこがいわゆる「濡れている」状態なのは誰が見ても明らかだった。

「どうしてこんなに濡らしてるんだ、高橋? 浣腸されて興奮したんじゃないのか?」
「そんなこと、そんなことありませんっ」
「いや、高橋さんは、おしおきの最初から濡らしていましたからね。おしおきを受けている時はずっと濡れっぱなしということですよ。これは、もう立派なマゾ以外の何者でもないと思いますよ」
「ああ、違います、違います」

学園長と今田はそうやっていつまでもネチネチとしのぶを、からかい、そして指でしのぶの肛門やクリトリスを嬲った。しのぶは、その度に甘い悲鳴を上げる。

この「おしおき」が教師たちの性欲を満たすためのものであるのは確実だ。断じて教育などではない。しかし、今の景子には、それを止める手だてはない。それどころか、自分もそんなおしおきに参加させられてしまったのだ。景子は自分の無力さに愕然として、立ちつくしていた。

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著者=小林電人 長年夢見ていた自分の「理想のSMビデオ」を自主制作したことがきっかけで、AV&SM業界のはじっこに首をつっこむことになった都内在住の40代自営業。ひたすら羞恥責め、アナル責めを好み、70年代永井豪エッチ漫画の世界を愛する。これまでの監督作品として「1年S組 高橋真弓のおしおき」「同2」「穴牝奴〜町内会人妻肛虐倶楽部 」がある。以前、永井漫画をモチーフにした小説をネットに発表したことはあるが、オリジナルは本作が初めて。
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07.11.05更新 | 小説  >  羞恥の教室