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羞恥の教室 第2部
第八章 脅迫者たち 【6】


著者=
小林電人

 | 

第1部の登場人物とあらすじはこちら>>

第八章 脅迫者たち

VI 麻里亜 3

「可愛い顔に似合わず、毛が濃いんだな、麻里亜ちゃん」
「ビラビラの中まで、ばっちり見えちゃったぜ、ひひひ」
「それどころかケツの穴まで、ぱっくりだったぜ」

必死に体を縮ませて体を隠した麻里亜にD組の生徒たちの容赦のない言葉が投げつけられる。

ああ、こんな人たちに恥ずかしいところを見られてしまった......。麻里亜は顔を真っ赤にしながら羞恥に身を震わせた。

生徒たちと同じように下卑たニヤニヤ笑いを浮かべた町村が、麻里亜に言う。

「ふふふ、頼みもしないのにそこまで見せてくれるとは伊藤もサービスがいいな。みんな大喜びしてるぞ。しかし、ちゃんと授業を続けないといけないからな。よし、この後は伊藤も机に座って一緒に授業をうけてもらうとするか」

町村は、ちょうど空いていた中央の席を指さした。

「その席に座れ」
「あの、服を、返して下さい」
「何言ってるんだ。お前は、その格好のままで授業を受けるんだよ。あそこまでおっぴろげてみんなに見せたんだ。今さら恥ずかしがることもないだろう」
「あ、ああ......」

麻里亜は今日何度目かの絶望の呻きをあげる。自分はまだまだ晒し者にされる運命なのだ。

それでも麻里亜にとって少しの救いになったのは、手で体を隠すことが許されたことだった。麻里亜は右手で股間を、左手で豊かな乳房を隠しながら、よろよろと指定された席へと向かった。お尻は丸出しになってしまうが、それはあきらめるしかない。

飢えた男子学生たちの視線を浴びながら、麻里亜は席に座った。右隣の席には最初に質問に正解した宮下、左隣の席にはショーツを獲得した吉本がいた。吉本は麻里亜に見せつけながら、そのショーツを弄くりまわした。裏返して股間の部分を表に出すと、クンクンと匂いを嗅いだ。

「ふふふ、お姉ちゃんのオシッコの匂いがするぜ。ああ、いい匂いだ」

麻里亜は真っ赤になり、思わず吉本が手に持った自分のショーツを取り返そうとした。しかし、吉本は素早く手を上げて、避けた。

「せっかくの宝物だ。そう簡単には返せねぇよ。それより、おっきなおっぱいが丸見えだぜ、お姉ちゃん」

言われて、麻里亜は自分の乳房が剥きだしになってることに気づき、慌てて隠した。キッと吉本を睨みつける。

「そんな格好で恐い顔しても様にならないぜ。どうせなら色っぽい表情で誘ってくれよ」

教室中の生徒が笑った。麻里亜は顔を真っ赤にしてうつむく。

「さぁ、それでは授業を続けようか。それじゃあ、伊藤。この教科書の30ページを読んでくれ」

町村は麻里亜に教科書を渡す。麻里亜は左手で胸を隠したまま、右手で受け取った。太腿をギュッと閉じているが、股の付け根に鬱そうと茂った黒いデルタは隠すことが出来ない。隣の席の宮下や吉本、そして立っている町村からは、茂みは見えてしまう。そのいやらしい視線に気づくと、麻里亜はもじもじと太腿を擦り合わせるが、無駄な抵抗であった。

「か、寛永6年に、アメリカ合衆国はマシュー・ペリーを派遣する。ペリーは東インド艦隊司令長官で......」

なんとか右手一本で教科書を机の上に広げて読み始めた麻里亜だったが、町村が怒鳴った。

「馬鹿野郎。指名されたら、起立して読むもんだろう。横着するじゃない!」
「は、はい......」

このまま立ち上がったら、下半身は丸出しになってしまう。かといって、左手で教科書を持ったら乳房を隠せない。

ああ、どうしたらいいの......。麻里亜は悩み苦しむ。一度転んだ時に、すべてを見せてしまっているとはいえ、もう二度と彼らに恥ずかしいところを見せる気にはなれない。しかも立って音読となれば、長時間に渡って教室の真ん中で立っていなければならないのだ。

「ほら、さっさと立つんだ。ぐずぐずしてると、それなりのおしおきをしなければならないぞ、伊藤!」
「た、立ちます」

悩んだ末に麻里亜は立ち上がった。右手で股間は隠したまま。そして左手の腕の部分で両乳首を隠して教科書を持った。

左手だけで広げた教科書を広げ、なおかつ両乳首も隠さなければならないという、苦しいポーズだ。そんな往生際の悪い姿を晒してでも、恥ずかしい部分は隠しておきたいという乙女心の意地だった。

「うひょーっ、こりゃいい眺めだ。麻里亜ちゃんのでかいケツが目の前でぷりぷりしてるぜ」

麻里亜の真後ろの席の市川が、芝居のかかった大声を上げた。確かに市川の目と鼻の先に麻里亜の豊かなヒップがあるのだ。それに気づいた麻里亜は思わずしゃがみ込む。

「いやっ」

すぐに町村が注意する。

「こら、いつまでもふざけているんじゃない。せっかく手で隠すことを許してやっているのに。そんなに公開しおきがいいのか? 全校生徒の前で、何もかも晒け出したいのか」
「ご、ごめんなさい。ちゃんと読みます。だから、だから公開しおきだけは許して下さいっ」

麻里亜はあきらめて立ち上がる。全てを隠すことは出来ないのだ。お尻を見られることはあきらめるしかない。それよりも、早く読み終えて座りたい。

「ぺ、ペリーは東インド艦隊を率いて、嘉永7年7月に浦賀沖に......」

D組の全男子生徒と町村の視線が自分の体に集中しているのが痛いほどわかった。恥ずかしさに体が熱くなる。

結局、麻里亜は4ページも読まされた。それは麻里亜には果てしなく長い時間に思えた。いくら読み上げても、文章の内容は少しも頭に入ってきていなかった。ただ懸命に字を追っていただけだ。

町村の許しが出て、椅子に座り込む。どっと疲れが出た。

手で隠していいというのは、この学園のおしおきにしては、かなり緩い方ではある。たいていのおしおきで女子生徒は、問答無用で恥ずかしい部分を晒しものにされるのだ。

成績優秀で品行方正な麻里亜はこれまで幸運にもおしおきを受けることはなかったが、同級生などの女生徒が、恥ずかしいおしおきを受ける現場は何度も見てきている。

ある者は全裸大の字で縛り上げられて、廊下に晒された。またある者は、肛門を剥き出しにされて、何本ものガラス棒を挿入された。ローター責めで絶頂に達する姿をクラスメート全員に見られてしまった者もいた。それに比べれば、このおしおきは、まだ軽い。麻里亜はそう思うことで自分を励ました。

しかし、それは甘い考えだった。



それから授業は何事もなく進んだ。D組では珍しく生徒たちも無駄口をきかずに、授業に集中しているように思えた。しかし、それは町村が麻里亜に対して何かを企んでいるということがD組の生徒たちも感づいていたからだ。大人しく授業を受けていた方が楽しいことがあるはずだ。男子生徒たちは、ちらちらと教室中央の麻里亜の裸身を眺めながら、とりあえずは静かにしていた。

しばらくして町村は麻里亜の異変に気づいた。麻里亜の白い肌が薄ピンクに染まり、うっすらと汗まで浮かんでいる。目はうつろになり、焦点が定まっていない。息も荒くなっている。

さっきまでも肌を晒す恥ずかしさで、肌をうっすらと上気させて震えていたのだが、今の麻里亜からは発情した牝の匂いが漂っていた。淫らな女の表情が浮かんでいた。

ふふふ、そろそろ薬が効いてきたようだな......。町村は内心ニヤリと笑った。

今朝、旧校舎へ向かう前に、町村は麻里亜に一個の錠剤を飲ませていた。まず自分が毎日服用しているビタミン剤だと言って飲んでみせて安心させた上で、麻里亜にも飲ませた。

もちろんそれは見た目が同じようでも、違う成分の錠剤だ。麻里亜が飲んだのは、学園で開発中の強力な媚薬だった。その実験台として、麻里亜を選んだのだ。だから、あえて一気に局部を責めるようなおしおきにせず、じわじわと羞恥心をあおるような目に合わせていったのだ。

そしてそれは見事に効果を上げていた。麻里亜は自分の体の中からわき上がるむず痒さと闘っていた。乳首と股間が恐ろしく熱く敏感になっている。じんじんと痺れるような感覚があるのだ。

胸を隠しながら、教科書を開くという無理な体勢を取っている左腕が、はずみで乳首に擦れる度に、思わず声が出てしまいそうな快感に襲われる。

どうして、こんな......。麻里亜は今朝、町村に飲まされた錠剤のことなどすっかり忘れていた。突然自分の体に訪れた変化にとまどうばかりだ。

むず痒さは耐えきれないものとなり、麻里亜は熱く燃え上がった乳首と股間を指で思い切りかき回したい衝動に駆られる。理性が必死にそれを押しとどめていた。

「伊藤、答えろ」

突然、町村に指名されて麻里亜はハッとする。授業のことなどは全く頭に入っていなかった。町村が何を質問してきたかもわからない。麻里亜はトロンとしたままの顔で町村を見た。

「なんだ、そのいやらしい顔は。裸をみんなに見られて露出の快感にでも目覚めたのか?」

町村の言葉に男子生徒たちは笑った。しかし、麻里亜は愕然とした。

そ、そんなこと......。でも、私、こんなにいやらしい気持ちになっちゃってる。もしかして、本当に露出狂になっちゃったの?!

今まで恥ずかしくて辛いばかりだった男子生徒たちの飢えた視線に対する感覚が、確かに変わってきていた。その視線のひとつひとつが自分の肌を愛撫する指のようにも感じられてきていたのだ。

全てをみんなに見せてしまいたい。体の奥の奥まで、じっくりと見られたい。そんな衝動にも駆られていた。転んで恥ずかしいところを晒け出してしまった、ついさっきの自分の姿が頭の中でぐるぐる回っていた。恥ずかしいばかりだったはずなのに、それがとてつもない快感だったように記憶が変わってきている。自分が自分でなくなってしまいそうな、そんな恐怖もあった。

股間を隠している右手が、愛液のぬめりを感じていた。淫裂から溢れ出したそれは、椅子の上を濡らしていたのだ。

ああ、このまま指を動かしたい。麻里亜はその誘惑と必死に戦う。授業中に、そんなことをしていることが知れたら、ただじゃ済まない。しかも、周りは飢えたD組の男子生徒ばかりなのだ。

町村は授業を中断して、ニヤニヤと麻里亜を眺めていた。教室中の男子生徒も、麻里亜の異変に気づき、息を飲んで見つめている。

そんな教室の状況も、もう麻里亜にはわからなかった。熱くなった体を震わせながら、本能と理性が闘っていた。

「は、はぁぁ......」

麻里亜の唇から声が漏れた。それはあの生真面目な少女のものとは思えないほど、淫らな濡れた声だった。

続いて、クチュッと湿った音がした。それは極めて小さな音だったが、シンと静まりかえった教室の中では、よく聞こえた。

「ああ......、も、もうだめ」

麻里亜が、そう呟くと、湿った音はさらに大きく激しくなった。

クチュ、クチュ、クチュクチュ......。

もう何も考えられなくなっていた。麻里亜の指は自分の濡れた股間で激しく蠢いていた。同時に左手で、自分の乳房を揉みしだく。

「あああっ、いいっ」

そうして麻里亜は、教室の真ん中で淫らなオナニーショーを始めたのだ。

(続く)

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著者=小林電人 長年夢見ていた自分の「理想のSMビデオ」を自主制作したことがきっかけで、AV&SM業界のはじっこに首をつっこむことになった都内在住の40代自営業。ひたすら羞恥責め、アナル責めを好み、70年代永井豪エッチ漫画の世界を愛する。これまでの監督作品として「1年S組 高橋真弓のおしおき」「同2」「穴牝奴〜町内会人妻肛虐倶楽部 」がある。以前、永井漫画をモチーフにした小説をネットに発表したことはあるが、オリジナルは本作が初めて。
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08.03.17更新 | 小説  >  羞恥の教室