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小林電人、書き下ろし官能羞恥小説の決定版 交錯する物語が急展開!
羞恥の教室 第2部
第十章 堕ちてゆく二人 【6】
著者=小林電人
第1部の登場人物とあらすじはこちら>>
第十章 堕ちてゆく二人
VI ゆり 3
「いやぁっ!」
自分が置かれている状態を知ったゆりは悲鳴を上げた。ベッドの上で大の字に縛りつけられ、身動きひとつ取れず、そして一切の衣服をはぎ取られているのだ。その恥ずかしい姿を見知らぬ男たちがニヤニヤしながら取り囲むように眺めていた。
「お目覚めですか、谷口ゆり先生」
男の一人がゆりの名前を口にした。
「な、なんで私の名前を?」
「何でも知ってますよ。杉村東女子高の先生だってこともね。ほぉ、大人しそうな顔してますけど、けっこういい身体してるじゃないですか。学生時代には、相当遊んでたんじゃないですか?」
男は、左右に大きく広げられたゆりの股間を覗き込んだ。
「アソコ自体は綺麗なピンク色ですけれど、クリトリスはずいぶん大きいみたいですよ。こりゃ、男と遊んでいたというよりも、オナニーばかりしてたのかな」
「い、いやっ、そんなところ見ないで!」
さすがに処女ではないものの、男性経験は少ないゆりにとって、自分の身体をここまであからさまに眺められたことはない。信じられないほどの羞恥がゆりを襲っていた。
そして自分のオナニー癖を見破られてしまったことにもショックを受けていた。
「見ないでと言っても、もう無駄ですよ。谷口先生が気を失っている間に、身体の隅々までじっくりと見させてもらっただけじゃなく、こうやって写真にも撮らせていただいてますからね」
その男の隣で、もう一人の眼鏡をかけた男がデジタルカメラをゆりに見せた。液晶画面には、男の指で秘裂を広げられ、桃色の肉壁までさらけ出しているゆりの恥態がはっきりと映し出されていた。気を失って目を閉じていても、それがゆりの顔であることは明白だった。
「ひ、ひっ。いやっ、消して! そんな写真、消して下さいっ!」
「ああ、いいですよ。こんな写真はもういりませんから」
そういうと眼鏡の男はなにやらデジタルカメラを操作した。
「ほら、消しましたよ」
予想もしなかった男の行動に、ゆりは一瞬ほっとした。しかし、男はそのカメラのレンズをゆりに向けた。
「これから、もっと楽しい写真を撮りますからね。気絶している時の写真じゃ、いまいち迫力にかけますよね」
もう一人の体格のいい男がゆりの頭をつかんで、むりやりカメラの方を向かせた。
「い、いやっ」
カシャッ、カシャッ。
フラッシュが何度も点滅し、眼鏡の男はゆりの裸身を改めて撮影していく。
「いや、いや、止めて、撮らないで下さい」
ゆりは泣き叫ぶ。
「まだまだですよ。これから、もっと恥ずかしいポーズにして、すごい写真を撮るんですから。お尻の穴までバッチリ撮らせてもらいますからね」
その言葉どおり、それから男たちはゆりを様々は屈辱的なポーズにして、撮影していった。両脚をM字型にさせて、秘裂を指で押し開いた姿、身体を折り曲げるようにして、股間を天井に向けさせ、性器と肛門を剥き出しにさせた姿、そして四つんばいで尻を高く上げ、足を大きく広げさせた姿......。
ゆりは女として考えられるだけの恥ずかしいポーズを撮影されてしまった。どんなに泣き叫んでも男たちは構わなかった。
「ここはしっかり防音しているからね。いくら叫んでも無駄だよ。今まで一度もバレたことがないんだからね」
男たちは、これが常習的に行われていることを匂わせた。
「ど、どうしてこんなひどいことをするんですか......」
「そりゃあ、可愛い女の子や綺麗な女性がいれば、こういうことをしたくなるのは、男の本能だろう? おれたちはね、女の子が恥ずかしそうにしていたり、哀しそうな顔をしてたりするのを見るのが大好きなんだ」
「そんな......」
「先生は、ひどいことって言ったけど、まだまだこんなもんじゃないよ。先生はね、これからもっと可哀想な目にあうんだから。楽しみだろ。ふふふ」
「いやです。このことは誰にも言いませんから、もう返して下さいっ」
「そうはいかないよ。これからが本番なんだからさ」
「ああ......」
再びベッドの上に仰向けに寝かされていたゆりは絶望に沈む。両腕が左右にひっぱられるように拘束されているのは、気がついた時と同じだが、違っていたのは両脚が天井からぶら下がった鎖に繋がれて大きく広げられたまま直角に吊られていることだ。しかもご丁寧に腰の下にクッションを入れられているため、股間は何もかもをさらけ出すようにして天井を向いている。
「綺麗なお尻の穴してるよね、谷口先生」
リーダー格らしい金髪の男がゆりの尻肉を左右に押し開く。恥ずかしい菊花は、皺が伸びてしまうほどに広げられてしまった。
「ああ、そこはやめて」
これまで単なる排泄器官に過ぎず、男性に見られることなど考えたこともなかった部分をさっきから押し広げられては視姦されている。性器を見られることも恥ずかしかったが、予想もしていなかっただけ、その窄まりを見られることは耐え難い恥辱だった。
「色も綺麗だし、形も崩れていないし。いくら顔が美人でもお尻はひどい子もけっこういるんですよ。でも谷口先生のお尻は素晴らしいですよ。自信を持って、みんなに見せびらかしてあげるといい」
男は勝手なことを言いながら、顔を真っ赤にして泣きじゃくっているゆりに、撮影したデジカメの液晶画面を見せる。
ゆりは一瞬そこに目をやったが、慌てて顔を背ける。ゆりの恥ずかしい窄まりが画面一杯に映し出されていたのだ。
「私はこんなに綺麗な肛門をしていますって、名刺にでも印刷して、みんなにアピールしてもいいくらいだよ。ははは」
勝手なことを言いながら3人の男たちはゲラゲラ笑う。
「さて、それじゃあ、少し谷口先生の緊張をほぐしてあげようか」
男たちは、一斉にゆりの身体に手を伸ばした。体格のいい男が両胸を、眼鏡の男が秘肉を、そして金髪の男がその下の窄まりへそれぞれ指を触れさせた。
体格のいい男は、その太くてごつごつした指からは想像もつかないようなソフトタッチで、ゆりの両乳房を愛撫した。指先で乳房をそっと撫で回し、手のひらを乳首に触れるか触れないかという距離で疼かせる。しかし、急にグイッと乱暴につかんだりもする。その暖急をつけた愛撫は、ゆりの官能をゆっくりと燃え上がらせていく。
その一方で、眼鏡の男もまた絶妙な繊細さでゆりの秘肉を責めていた。腿の付け根から大陰唇にかけて、指の腹を滑らせるように這わせる。しかし、決してクリトリスや秘肉の内側の敏感な部分には触れない。じわじわと焦らしているのだ。すると、直接触れられていないにも関わらず、うっすらと口を開いた淫裂に蜜がしたたってきた。
「あ、ああ......」
ゆりの息が荒くなってきていた。それまで恥辱に震えるばかりだった肉体が熱く燃え上がり始めていた。
これまでのゆりの乏しい性体験では、これほどまでのテクニックを味わったことはなかった。ゆりの身体を求めてきた男たちは、愛情という言葉でごまかすかのように自分の欲望をはき出すだけであったのだ。
「ああ、こんなの......だめ......」
ゆりは思わず切ない息を漏らす。自分の身体の中で、何かが目覚めてしまいそうな恐怖があった。見ず知らずの男たちに凌辱されているというのに、肉体が勝手に反応している。自分はそんな淫らな女ではないと必死に、その感覚と闘おうとするのだが、燃え上がり始めた官能は押しとどめられない。自然に腰が動き、クリトリスが男の指の刺激を求めてしまう。しかし、男の指はぎりぎりまで近づいて来ながらも、その直前でクリトリスから離れてしまう。生殺しだった。
しかし、そんな官能の昂ぶりの中で、違和感を覚えているのは、肛門への愛撫だった。金髪の男の指は、何かヌルヌルしたクリーム状のものをゆりの肛門へと塗り込んでいた。皺の一本一本に擦り込むように男の指は動く。それはくすぐったいばかりで、ただ不快だった。なぜこの男がそんなところを執拗に触っているのか、ゆりには全く理解できなかった。
男たちが一瞬顔を見合わせた。その直後、体格のいい男はゆりの両乳首を強くつねり上げた。眼鏡の男は焦らしに焦らしていたクリトリスを指先で激しく擦った。強烈な快感がゆりの身体を駆け抜けた。
「ひっ、ひいっ!」
と、同時に金髪の男がゆりの肛門へ人差し指を一気に沈めた。その瞬間、それまでくすぐったいばかりだった肛門の感覚が変わった。指を挿入されたことによって窄まりを無理矢理押し広げられた苦痛が官能となってゆりの下半身を燃え上がらせた。
「あっ、あっ、ああっ」
乳首、そしてクリトリスの快感も凄まじいものだったが、肛門のそれはさらに強烈だった。未だかつて味わったことのない官能がゆりを襲っていた。
「お、お尻、だめぇ!」
ゆりは思わず叫んでしまった。その反応に、男たちはニヤリと笑う。
「そんなにお尻が気持ちいいのかい? 谷口先生」
「い、いや、やめて、お尻はやめて下さい。あ、ああっ、だめ、おかしくなっちゃう」
金髪の男は指を激しく抜き差しする。ゆりはその快感に翻弄される。肛門が熱く燃え上がり、頭の中が真っ白になってくる。
「ひっ、だめ、ああっ、も、もうだめ、あああーっ」
絶頂が近かった。乳首やクリトリスの責めも併用されているとは言え、初めての肛門責めで、ゆりはエクスタシーを迎えようとしていたのだ。身体が細かく痙攣する。喘ぎ声がさらに高くなる。
その時、男たちは一斉に手を引いた。胸も、クリトリスも、そして菊花も、男は愛撫をすることを止めてしまった。
「?!」
絶頂を迎える寸前で、いきなり放り出されてしまったゆりは、一瞬何が起こったのかわからなかった。身体はひたすら刺激を求めていた。ゆりは恨めしげに男たちを見る。
「ひ、ひどい......」
金髪の男は冷酷な笑顔を浮かべてゆりに言う。
「何がひどいんだい? 止めてくれと言っていたのは谷口先生の方だろ?」
「でも、ああ......」
燃え上がった身体が刺激を求めてじんじんと痺れている。もはや理性では押さえきれない。勝手に腰が悩ましげに動き出す。
「どうして欲しいんだい、谷口先生?」
「それは、ああ......」
乳首が、クリトリスが、そして菊花が熱く疼いている。
「これが欲しいんじゃないのか?」
金髪の男はそう言いながら黒いレザーのパンツを脱いだ。下着も脱ぐ。固く屹立したペニスがゆりの前に突き出された。
「あ、ああ......」
照明を消した中でのセックスしか体験したことのないゆりにとっては、勃起した男性の性器をまともに見るのは初めてだった。普段のゆりなら直視できなかっただろう。しかし、快楽に理性を崩壊されつつある今のゆりは違った。視点の合わない目で、男のペニスを見つめていた。
「ここに入れて欲しいんじゃないのか?」
男はペニスの先端をゆりの熱く疼く窄まりに、一瞬だけ触れさせた。
「あううっ......」
それは強烈な快感だった。肛門にペニスを受け入れるなど、想像だにしなかったゆりである。しかし、もはや理性は消え失せてしまっている。もっと、刺激が欲しい。ただその欲望だけがゆりを突き動かしていた。
「い、入れて欲しいです......」
ゆりはついにその言葉を口にしてしまった。男たちは勝ち誇った笑顔を浮かべた。
「お願いするときは、もっとはっきり言わないとわからないね。誰のどこに何を入れて欲しいんだい?」
ゆりの理性の最後のひとかけらも吹き飛んだ。
「ゆりのお尻の穴に、おちんちんを入れてくださいっ。お願いします」
「ふふふ、なんて変態女教師だ。よし、入れてやるよ」
金髪の男は一気にペニスを天井を向いて口をあけているゆりの肛門へ沈めた。
「ひぃぃーっ!」
身体を引き裂かれるような苦痛、と同時に脳天まで突き抜ける快感がゆりを襲った。
「い、いいっ、お尻、お尻が気持ちいいのっ!」
それから男たちは代わる代わるゆりの前後の秘穴を犯した。そしてその恥ずかしい姿を写真に収めていったのだ。
「家に帰してもらえたのは夜中の3時頃でした......」
ゆりは震えた声で、そう言うと黙り込んだ。
「な、なんてひどいことを......」
藤井は怒りで胸がいっぱいになっていた。握りしめた拳が震える。そんな鬼畜のような男たちが存在するのか。そして、それが藤井を脅迫した男たちと同一グループの仕業だとすれば、忍も同じような目にあっているかもしれない。
「谷口先生、つらかったでしょう。よく話してくれました。その男たちは許せません」
ゆりは藤井を見た。その目には涙が浮かんでいる。
「でも、お願いします。警察や学校には絶対に言わないでください。あの人たちが言っていたんです。もし誰かにこのことを言ったら、あの生徒たちのように、メールをばらまくと......」
「え、やっぱりあいつらが......」
生徒への猥褻メール送信、藤井と忍への脅迫、そしてゆりへの暴行。これらは全て同一犯グループによることが判明した。狡猾で鬼畜な奴らであることは間違いない。
一介の高校教師である藤井に闘う術はあるのか。しかし、なんとしても忍を彼らから救わなければならない。
「藤井先生......」
ゆりがいきなり藤井に抱きついてきた。
「た、谷口先生」
柔らかな女体の感触に藤井はとまどう。しかも今、生々しい告白を聞かされたばかりなのだ。ゆりの甘い体臭が藤井を痺れさせる。
「だめですよ、谷口先生」
「怖い、怖いんです。お願いです。しばらくこうさせていて下さい」
哀れな被害者にそう言われてしまうと、断ることなどできはしない。彼女の気持ちを落ち着かせるだけだ、と自分の心に言い訳をしながら藤井はゆりをギュッと抱きしめる。
「ああ、藤井先生......」
「大丈夫ですよ。僕がいます。もう、怖くありませんから......」
抱きしめられながら、ゆりは心の中で藤井に謝っていた。
ゆりが藤井に語った凌辱体験は本当のことだった。しかし、それは昨日起こったことではなく、数カ月前の出来事だったのだ。
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羞恥の教室 第2部
第十章 堕ちてゆく二人 【6】
著者=小林電人
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第十章 堕ちてゆく二人
VI ゆり 3
「いやぁっ!」
自分が置かれている状態を知ったゆりは悲鳴を上げた。ベッドの上で大の字に縛りつけられ、身動きひとつ取れず、そして一切の衣服をはぎ取られているのだ。その恥ずかしい姿を見知らぬ男たちがニヤニヤしながら取り囲むように眺めていた。
「お目覚めですか、谷口ゆり先生」
男の一人がゆりの名前を口にした。
「な、なんで私の名前を?」
「何でも知ってますよ。杉村東女子高の先生だってこともね。ほぉ、大人しそうな顔してますけど、けっこういい身体してるじゃないですか。学生時代には、相当遊んでたんじゃないですか?」
男は、左右に大きく広げられたゆりの股間を覗き込んだ。
「アソコ自体は綺麗なピンク色ですけれど、クリトリスはずいぶん大きいみたいですよ。こりゃ、男と遊んでいたというよりも、オナニーばかりしてたのかな」
「い、いやっ、そんなところ見ないで!」
さすがに処女ではないものの、男性経験は少ないゆりにとって、自分の身体をここまであからさまに眺められたことはない。信じられないほどの羞恥がゆりを襲っていた。
そして自分のオナニー癖を見破られてしまったことにもショックを受けていた。
「見ないでと言っても、もう無駄ですよ。谷口先生が気を失っている間に、身体の隅々までじっくりと見させてもらっただけじゃなく、こうやって写真にも撮らせていただいてますからね」
その男の隣で、もう一人の眼鏡をかけた男がデジタルカメラをゆりに見せた。液晶画面には、男の指で秘裂を広げられ、桃色の肉壁までさらけ出しているゆりの恥態がはっきりと映し出されていた。気を失って目を閉じていても、それがゆりの顔であることは明白だった。
「ひ、ひっ。いやっ、消して! そんな写真、消して下さいっ!」
「ああ、いいですよ。こんな写真はもういりませんから」
そういうと眼鏡の男はなにやらデジタルカメラを操作した。
「ほら、消しましたよ」
予想もしなかった男の行動に、ゆりは一瞬ほっとした。しかし、男はそのカメラのレンズをゆりに向けた。
「これから、もっと楽しい写真を撮りますからね。気絶している時の写真じゃ、いまいち迫力にかけますよね」
もう一人の体格のいい男がゆりの頭をつかんで、むりやりカメラの方を向かせた。
「い、いやっ」
カシャッ、カシャッ。
フラッシュが何度も点滅し、眼鏡の男はゆりの裸身を改めて撮影していく。
「いや、いや、止めて、撮らないで下さい」
ゆりは泣き叫ぶ。
「まだまだですよ。これから、もっと恥ずかしいポーズにして、すごい写真を撮るんですから。お尻の穴までバッチリ撮らせてもらいますからね」
その言葉どおり、それから男たちはゆりを様々は屈辱的なポーズにして、撮影していった。両脚をM字型にさせて、秘裂を指で押し開いた姿、身体を折り曲げるようにして、股間を天井に向けさせ、性器と肛門を剥き出しにさせた姿、そして四つんばいで尻を高く上げ、足を大きく広げさせた姿......。
ゆりは女として考えられるだけの恥ずかしいポーズを撮影されてしまった。どんなに泣き叫んでも男たちは構わなかった。
「ここはしっかり防音しているからね。いくら叫んでも無駄だよ。今まで一度もバレたことがないんだからね」
男たちは、これが常習的に行われていることを匂わせた。
「ど、どうしてこんなひどいことをするんですか......」
「そりゃあ、可愛い女の子や綺麗な女性がいれば、こういうことをしたくなるのは、男の本能だろう? おれたちはね、女の子が恥ずかしそうにしていたり、哀しそうな顔をしてたりするのを見るのが大好きなんだ」
「そんな......」
「先生は、ひどいことって言ったけど、まだまだこんなもんじゃないよ。先生はね、これからもっと可哀想な目にあうんだから。楽しみだろ。ふふふ」
「いやです。このことは誰にも言いませんから、もう返して下さいっ」
「そうはいかないよ。これからが本番なんだからさ」
「ああ......」
再びベッドの上に仰向けに寝かされていたゆりは絶望に沈む。両腕が左右にひっぱられるように拘束されているのは、気がついた時と同じだが、違っていたのは両脚が天井からぶら下がった鎖に繋がれて大きく広げられたまま直角に吊られていることだ。しかもご丁寧に腰の下にクッションを入れられているため、股間は何もかもをさらけ出すようにして天井を向いている。
「綺麗なお尻の穴してるよね、谷口先生」
リーダー格らしい金髪の男がゆりの尻肉を左右に押し開く。恥ずかしい菊花は、皺が伸びてしまうほどに広げられてしまった。
「ああ、そこはやめて」
これまで単なる排泄器官に過ぎず、男性に見られることなど考えたこともなかった部分をさっきから押し広げられては視姦されている。性器を見られることも恥ずかしかったが、予想もしていなかっただけ、その窄まりを見られることは耐え難い恥辱だった。
「色も綺麗だし、形も崩れていないし。いくら顔が美人でもお尻はひどい子もけっこういるんですよ。でも谷口先生のお尻は素晴らしいですよ。自信を持って、みんなに見せびらかしてあげるといい」
男は勝手なことを言いながら、顔を真っ赤にして泣きじゃくっているゆりに、撮影したデジカメの液晶画面を見せる。
ゆりは一瞬そこに目をやったが、慌てて顔を背ける。ゆりの恥ずかしい窄まりが画面一杯に映し出されていたのだ。
「私はこんなに綺麗な肛門をしていますって、名刺にでも印刷して、みんなにアピールしてもいいくらいだよ。ははは」
勝手なことを言いながら3人の男たちはゲラゲラ笑う。
「さて、それじゃあ、少し谷口先生の緊張をほぐしてあげようか」
男たちは、一斉にゆりの身体に手を伸ばした。体格のいい男が両胸を、眼鏡の男が秘肉を、そして金髪の男がその下の窄まりへそれぞれ指を触れさせた。
体格のいい男は、その太くてごつごつした指からは想像もつかないようなソフトタッチで、ゆりの両乳房を愛撫した。指先で乳房をそっと撫で回し、手のひらを乳首に触れるか触れないかという距離で疼かせる。しかし、急にグイッと乱暴につかんだりもする。その暖急をつけた愛撫は、ゆりの官能をゆっくりと燃え上がらせていく。
その一方で、眼鏡の男もまた絶妙な繊細さでゆりの秘肉を責めていた。腿の付け根から大陰唇にかけて、指の腹を滑らせるように這わせる。しかし、決してクリトリスや秘肉の内側の敏感な部分には触れない。じわじわと焦らしているのだ。すると、直接触れられていないにも関わらず、うっすらと口を開いた淫裂に蜜がしたたってきた。
「あ、ああ......」
ゆりの息が荒くなってきていた。それまで恥辱に震えるばかりだった肉体が熱く燃え上がり始めていた。
これまでのゆりの乏しい性体験では、これほどまでのテクニックを味わったことはなかった。ゆりの身体を求めてきた男たちは、愛情という言葉でごまかすかのように自分の欲望をはき出すだけであったのだ。
「ああ、こんなの......だめ......」
ゆりは思わず切ない息を漏らす。自分の身体の中で、何かが目覚めてしまいそうな恐怖があった。見ず知らずの男たちに凌辱されているというのに、肉体が勝手に反応している。自分はそんな淫らな女ではないと必死に、その感覚と闘おうとするのだが、燃え上がり始めた官能は押しとどめられない。自然に腰が動き、クリトリスが男の指の刺激を求めてしまう。しかし、男の指はぎりぎりまで近づいて来ながらも、その直前でクリトリスから離れてしまう。生殺しだった。
しかし、そんな官能の昂ぶりの中で、違和感を覚えているのは、肛門への愛撫だった。金髪の男の指は、何かヌルヌルしたクリーム状のものをゆりの肛門へと塗り込んでいた。皺の一本一本に擦り込むように男の指は動く。それはくすぐったいばかりで、ただ不快だった。なぜこの男がそんなところを執拗に触っているのか、ゆりには全く理解できなかった。
男たちが一瞬顔を見合わせた。その直後、体格のいい男はゆりの両乳首を強くつねり上げた。眼鏡の男は焦らしに焦らしていたクリトリスを指先で激しく擦った。強烈な快感がゆりの身体を駆け抜けた。
「ひっ、ひいっ!」
と、同時に金髪の男がゆりの肛門へ人差し指を一気に沈めた。その瞬間、それまでくすぐったいばかりだった肛門の感覚が変わった。指を挿入されたことによって窄まりを無理矢理押し広げられた苦痛が官能となってゆりの下半身を燃え上がらせた。
「あっ、あっ、ああっ」
乳首、そしてクリトリスの快感も凄まじいものだったが、肛門のそれはさらに強烈だった。未だかつて味わったことのない官能がゆりを襲っていた。
「お、お尻、だめぇ!」
ゆりは思わず叫んでしまった。その反応に、男たちはニヤリと笑う。
「そんなにお尻が気持ちいいのかい? 谷口先生」
「い、いや、やめて、お尻はやめて下さい。あ、ああっ、だめ、おかしくなっちゃう」
金髪の男は指を激しく抜き差しする。ゆりはその快感に翻弄される。肛門が熱く燃え上がり、頭の中が真っ白になってくる。
「ひっ、だめ、ああっ、も、もうだめ、あああーっ」
絶頂が近かった。乳首やクリトリスの責めも併用されているとは言え、初めての肛門責めで、ゆりはエクスタシーを迎えようとしていたのだ。身体が細かく痙攣する。喘ぎ声がさらに高くなる。
その時、男たちは一斉に手を引いた。胸も、クリトリスも、そして菊花も、男は愛撫をすることを止めてしまった。
「?!」
絶頂を迎える寸前で、いきなり放り出されてしまったゆりは、一瞬何が起こったのかわからなかった。身体はひたすら刺激を求めていた。ゆりは恨めしげに男たちを見る。
「ひ、ひどい......」
金髪の男は冷酷な笑顔を浮かべてゆりに言う。
「何がひどいんだい? 止めてくれと言っていたのは谷口先生の方だろ?」
「でも、ああ......」
燃え上がった身体が刺激を求めてじんじんと痺れている。もはや理性では押さえきれない。勝手に腰が悩ましげに動き出す。
「どうして欲しいんだい、谷口先生?」
「それは、ああ......」
乳首が、クリトリスが、そして菊花が熱く疼いている。
「これが欲しいんじゃないのか?」
金髪の男はそう言いながら黒いレザーのパンツを脱いだ。下着も脱ぐ。固く屹立したペニスがゆりの前に突き出された。
「あ、ああ......」
照明を消した中でのセックスしか体験したことのないゆりにとっては、勃起した男性の性器をまともに見るのは初めてだった。普段のゆりなら直視できなかっただろう。しかし、快楽に理性を崩壊されつつある今のゆりは違った。視点の合わない目で、男のペニスを見つめていた。
「ここに入れて欲しいんじゃないのか?」
男はペニスの先端をゆりの熱く疼く窄まりに、一瞬だけ触れさせた。
「あううっ......」
それは強烈な快感だった。肛門にペニスを受け入れるなど、想像だにしなかったゆりである。しかし、もはや理性は消え失せてしまっている。もっと、刺激が欲しい。ただその欲望だけがゆりを突き動かしていた。
「い、入れて欲しいです......」
ゆりはついにその言葉を口にしてしまった。男たちは勝ち誇った笑顔を浮かべた。
「お願いするときは、もっとはっきり言わないとわからないね。誰のどこに何を入れて欲しいんだい?」
ゆりの理性の最後のひとかけらも吹き飛んだ。
「ゆりのお尻の穴に、おちんちんを入れてくださいっ。お願いします」
「ふふふ、なんて変態女教師だ。よし、入れてやるよ」
金髪の男は一気にペニスを天井を向いて口をあけているゆりの肛門へ沈めた。
「ひぃぃーっ!」
身体を引き裂かれるような苦痛、と同時に脳天まで突き抜ける快感がゆりを襲った。
「い、いいっ、お尻、お尻が気持ちいいのっ!」
それから男たちは代わる代わるゆりの前後の秘穴を犯した。そしてその恥ずかしい姿を写真に収めていったのだ。
「家に帰してもらえたのは夜中の3時頃でした......」
ゆりは震えた声で、そう言うと黙り込んだ。
「な、なんてひどいことを......」
藤井は怒りで胸がいっぱいになっていた。握りしめた拳が震える。そんな鬼畜のような男たちが存在するのか。そして、それが藤井を脅迫した男たちと同一グループの仕業だとすれば、忍も同じような目にあっているかもしれない。
「谷口先生、つらかったでしょう。よく話してくれました。その男たちは許せません」
ゆりは藤井を見た。その目には涙が浮かんでいる。
「でも、お願いします。警察や学校には絶対に言わないでください。あの人たちが言っていたんです。もし誰かにこのことを言ったら、あの生徒たちのように、メールをばらまくと......」
「え、やっぱりあいつらが......」
生徒への猥褻メール送信、藤井と忍への脅迫、そしてゆりへの暴行。これらは全て同一犯グループによることが判明した。狡猾で鬼畜な奴らであることは間違いない。
一介の高校教師である藤井に闘う術はあるのか。しかし、なんとしても忍を彼らから救わなければならない。
「藤井先生......」
ゆりがいきなり藤井に抱きついてきた。
「た、谷口先生」
柔らかな女体の感触に藤井はとまどう。しかも今、生々しい告白を聞かされたばかりなのだ。ゆりの甘い体臭が藤井を痺れさせる。
「だめですよ、谷口先生」
「怖い、怖いんです。お願いです。しばらくこうさせていて下さい」
哀れな被害者にそう言われてしまうと、断ることなどできはしない。彼女の気持ちを落ち着かせるだけだ、と自分の心に言い訳をしながら藤井はゆりをギュッと抱きしめる。
「ああ、藤井先生......」
「大丈夫ですよ。僕がいます。もう、怖くありませんから......」
抱きしめられながら、ゆりは心の中で藤井に謝っていた。
ゆりが藤井に語った凌辱体験は本当のことだった。しかし、それは昨日起こったことではなく、数カ月前の出来事だったのだ。
(続く)
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著者=小林電人 長年夢見ていた自分の「理想のSMビデオ」を自主制作したことがきっかけで、AV&SM業界のはじっこに首をつっこむことになった都内在住の40代自営業。ひたすら羞恥責め、アナル責めを好み、70年代永井豪エッチ漫画の世界を愛する。これまでの監督作品として「1年S組 高橋真弓のおしおき」「同2」「穴牝奴〜町内会人妻肛虐倶楽部 」がある。以前、永井漫画をモチーフにした小説をネットに発表したことはあるが、オリジナルは本作が初めて。 |