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小林電人、書き下ろし官能羞恥小説の決定版
交錯する物語が急展開!
羞恥の教室 第2部
第十章 堕ちてゆく二人 【8】
著者= 小林電人
第1部の登場人物とあらすじはこちら>>
第十章 堕ちてゆく二人
\x87XIII 忍 29
「さぁ、ここがあなたのトイレよ」
レッドに首輪の鎖を引っ張られながら店の奥の部屋に連れ込まれた忍は思わず悲鳴を上げた。
「ひ、ひぃっ!」
コンクリート打ちっ放しの壁の殺風景な部屋ではあったが、意外なほどの広さがあった。壁や天井には鎖や鉄輪が打ち込まれ、恐ろしげな器具や道具が床に無造作に転がっている。それがSMプレイをするために特別に作られた部屋だということは、忍にもわかった。
しかし忍を何よりも震え上がらせたのは、部屋の中央に設置された台だった。1・5メートルほどの高さのそれは透明樹脂で作られており、その上部には穴が空いている。レッドの言うトイレが、この恐ろしい装置を示していることを忍は直感した。やはりこの悪魔たちは自分の排便行為を見物するつもりなのだ。一瞬でも普通のトイレに行かせてもらえると希望を持った自分が愚かに思える。
「どう? 素敵なトイレでしょう? あなたみたいなアナル好きの変態マゾ少女には、ぴったりよね」
「さぁ、早いとこあの上にのぼって、たっぷりひりだしてくれや。わしらがじっくりと見てあげるからな」
「そ、そんな......」
ただでさえ死ぬほど恥ずかしい行為を、あんな台の上で見物されながらするなど、忍には考えられないことだ。それでも限界を超えた便意は忍の下腹部を激しく責め立てている。いくらストッパーでせき止められているとは言え、いつまでもこの苦痛に耐えられるはずもない。
「さぁ、ここからのぼるのよ」
レッドに追い立てられ、忍は台にとりつけられた階段を上っていく。両腕を背中で縛られ、強烈な便意に苦しめられているため、その足取りは不確かだ。よろけながら一歩一歩上がっていく。
最上部にたどり着くと、レッドは忍の手枷を、天井からぶら下がっている鎖に結びつけた。そして両脚を大きな穴の左右に置かせて、その位置で足枷に固定する。
「あ、いや......」
足を穴の上で大きく開かされ、低い位置の鎖に手枷を繋がれると、必然的に忍は腰を落としてガニ股という、あまりにも恥ずかしい体勢になってしまう。下から見上げる観客からは、何もかもが見えてしまう。
「さぁ、ショーのクライマックスよ」
そういうとレッドは壁のスイッチを押した。すると床に設置されたいくつもの照明が点灯した。
「いやぁーっ!」
下方からいくつものスポットライトが忍の開ききった股間へと当てられた。隠しておきたい恥ずかしい部分へ光を当てられるのは、耐え難い羞恥だった。
「おお、こりゃよく見えますな」
「処女のオメコがぱっくり開いとるわ。ひひひ」
「忍ちゃん、綺麗に撮ってあげるからな」
高村と吉村はカメラのレンズを忍の股間へと向けている。
「これなら皺の一本一本まで、ばっちり撮影できるぞ」
「いや、いや、撮らないで。撮らないで下さい」
忍は泣きじゃくりながら頭を振る。
「出したくなったら、いつでも言ってちょうだい。そのアナルストッパーを抜いてあげるわ。みんなの見ている前で、思い切りひり出せるのよ。きっとすごく気持ちいいわよ」
「そ、そんなのいや......」
「それが嫌なら、いつまででもそこで我慢していなさい。ずっと可愛い尻ふりダンスをしているがいいわ」
「あ、ああ......」
信じがたいほどの苦痛が忍の下腹部を暴れ回っている。腸が破裂してしまいそうだ。もう呼吸もまともに出来ない。
汗でびっしょりになった白い身体をくねらせて喘ぐ少女を悪魔たちは楽しそうに眺めている。このサディストたちにとっては、最高の見せ物なのだ。
「あ、も、もう、だめ......」
忍があきらめたように呟く。もう限界だった。
「出したいの? 忍ちゃん。みんなに見てもらいながら、うんちをひりだしたいの?」
「い、いや......」
「いやなら、そのままよ。もし出したいのだったら、ちゃんとみんなにお願いしないとだめよ」
そしてレッドは、少女にとってはあまりにも恥ずかしい屈服の言葉を並べた。そんな言葉を口にすることなど出来ないと忍は思った。しかし、もう言うしかないのだ。忍は涙を浮かべながら、ゆっくりと口を開いた。
「す、杉村東女子高、1年S組の、な、仲村忍は......」
「へぇ、忍ちゃんは杉村東なんだ。いい学校行ってるじゃないか。そんな優等生がこんな変態マゾだとはね」
「ああ、言わないで......」
この淫獣たちに自分のプロフィールを教えるなどとは危険であることはわかっている。しかし、もう忍はレッドの命令に従うしかないのだ。
「さぁ、早く続けて!」
レッドに促されて、忍は言葉を続ける。
「し、忍は、お、お尻の穴をいじめられるのが大好きな変態マゾです。特に、か、浣腸プレイが一番興奮します......。大勢の人に見られながら、う、うんちをするのが大好きです」
泣きじゃりながらなので、言葉がはっきり聞こえないとレッドに叱責されて、何度も言い直させられる。
「こ、これから汚くて、臭い物を出しますが、どうかじっくり見て下さい。ちゃんと、さ、撮影もして下さいね。し、忍のお願い」
最後は笑顔をカメラのレンズに向けるようにとレッドに命令されていたのだが、涙に崩れた表情は、とても笑顔には見えなかった。
「よく言えたわね、忍ちゃん。それじゃあ、お尻の栓を抜いてあげる。でも、これを抜いたら、忍ちゃんの汚いうんちが出てきちゃうのよ。そんなにみんなに見てもらいたいの?」
「あ、ああ......」
「いやならこのままにしておくけど」
「......お願いします、抜いて下さい」
忍は目をつぶった。もうお終いだ。
「それじゃあ、いくわよ。いきなり私にかけないでよ」
レッドは勢いよく忍の窄まりからアナルストッパーを引き抜いた。
「ひ、ひぃっ」
窄まりが一気に広げられる苦痛に忍は声を上げる。そして菊花は一瞬窄まったかと思うと、それから崩壊した。
「いやぁっ!」
まず茶褐色の液体がしたたり落ち、それから窄まりが広がり、一気に噴出を始めた。恥ずかしい破裂音と共に奔流が穴の下へ噴き出していく。忍は足をガニ股のように広げて腰を上げた格好を取らされているため、周りを取り囲んだ男たちには何もかもが見えてしまっている。誰もが息を飲んで、少女の凄まじい羞恥絵図を見つめている。
「い、いや、見ないでぇ......。あ、ああ、だめぇ......」
一度、水流が途切れたかと思うと、今度はさらに菊花が広がり、流動物が噴き出す。そしてそれは大きな固形物へと変わっていく。
「あああ、いや、いやぁ、先生、助けて」
思わず忍は叫んだ。
忍にとっても、取り囲んだ男たちにとっても、それは永遠に思える時間だったが、実際には数十秒のことだったのだろう。
忍は汗と涙でぐしょぐしょになった顔を伏せて、声を押し殺してすすり泣いていた。全てを絞り出した菊花は、微かに口を開けてヒクヒクと震えていた。
そのあまりに壮絶な少女の崩壊を押し黙って見つめていた男たちも、ようやく口を開いた。
「ううむ、わしもずいぶんたくさんの女を浣腸責めにかけてきたが、こんなにいい声で泣く子は初めてや」
「ひひひ、もうあんなに可愛く窄まってますよ。あんなにぶっといのをひりだしたくせに」
「しかし、ずいぶん派手に垂れ流したな」
「どんなに可愛い女の子でも、出すものは同じだな。ははは」
男たちは口々に不躾な感想を述べ、うちひしがれている忍の羞恥心をさらに傷つける。
「さぁ、その汚いお尻を拭いてあげるわ」
レッドが台に上り、まだ突き出されたままの忍の尻肉を押し開き、ティッシュで汚れを拭った。忍は抵抗もせず、ぐったりと動かない。ただ目をつぶって荒く息をつくだけだ。
「本当に可愛いわ、忍ちゃん。あなたはいじめられるために産まれてきたみたいな子よ。サディストにとっては宝物。私が、あなたを最高のマゾに磨き上げてあげるわ」
そんなレッドの言葉は、忍の耳にはどこか遠くから聞こえてくる風音のように届いていた。
凌辱を受けたことをゆりが藤井に告白した翌日、忍は久しぶりに登校してきた。授業の時に教室で忍の姿を見つけた藤井は安堵した。状況はどうであれ、とりあえず忍が無事であるということは藤井を少しホッとさせた。
もちろん授業中は、忍を特別扱いすることなどできないが、どうしてもチラチラと見てしまう。しかし、忍は決して藤井と目を合わせない。表情も終始固いままだ。
忍の身に何かが起こっているのか、聞きたくても校内では話しかけるわけにはいかない。かといって、メールも着信拒否されてしまっている。
忍が自分からコンタクトを取りに来てくれないかと、藤井は自分の授業がない時間は理科準備室にこもっていた。忍はきっと人目を忍んで会いに来てくれるのではないか。藤井はそう考えて、ひたすら待ったが、結局そのまま放課後となってしまった。
あきらめてもうそろそろ帰ろうかと藤井が思った時、携帯電話にメールが着信した。忍からでは、と慌ててチェックすると、それはゆりからのメールだった。
「よろしければ、今日もお会いしていただけませんか? 怖いんです」
藤井としては忍のことで頭がいっぱいなのだが、あんなことがあったばかりの女性を放置しておくわけにもいかないし、もしかしたら、ゆりを巻き込んでしまったのは自分たちにも責任の一端はあるのかもしれない。
藤井は自宅近くの駅で、ゆりと待ち合わせることにした。ゆりの自宅もその駅に近いはずだった。
数十分後、藤井は待ち合わせの場所でゆりの姿を見つけた。藤井と目が合うと、ゆりはパッと表情を明るくして駆け寄ってきた。傍から見れば二人は恋人同士に思えるだろう。
異性の同僚教師と会っていることが生徒や学校関係者に知られたら、何かと面倒くさいことになるとは思うのだが、状況が状況だ。それにゆりを襲った連中の話を聞けば、忍を助けるための何かのヒントがつかめるかもしれない。
「とりあえず、どこかの喫茶店に入りますか?」
藤井が言うと、ゆりは少し困ったような表情を浮かべた。
「あの、話を誰かに聞かれたくはないので......」
「ああ、そうですね。すいません、気がきかなくて。じゃあ、どうしようかなぁ。そうだ、カラオケボックスに行きましょうか」
誰にも聞かれたくない話の時はカラオケボックスに限る。そういえば忍と最初に話したのも、カラオケボックスだったっけと藤井は思い出す。
「もしよろしければ、また藤井先生のお宅にお邪魔してもいいですか?」
ゆりは、少し濡れた目で藤井を見た。その表情の艶かしさに、藤井はドキリとした。
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第十章 堕ちてゆく二人
\x87XIII 忍 29
「さぁ、ここがあなたのトイレよ」
レッドに首輪の鎖を引っ張られながら店の奥の部屋に連れ込まれた忍は思わず悲鳴を上げた。
「ひ、ひぃっ!」
コンクリート打ちっ放しの壁の殺風景な部屋ではあったが、意外なほどの広さがあった。壁や天井には鎖や鉄輪が打ち込まれ、恐ろしげな器具や道具が床に無造作に転がっている。それがSMプレイをするために特別に作られた部屋だということは、忍にもわかった。
しかし忍を何よりも震え上がらせたのは、部屋の中央に設置された台だった。1・5メートルほどの高さのそれは透明樹脂で作られており、その上部には穴が空いている。レッドの言うトイレが、この恐ろしい装置を示していることを忍は直感した。やはりこの悪魔たちは自分の排便行為を見物するつもりなのだ。一瞬でも普通のトイレに行かせてもらえると希望を持った自分が愚かに思える。
「どう? 素敵なトイレでしょう? あなたみたいなアナル好きの変態マゾ少女には、ぴったりよね」
「さぁ、早いとこあの上にのぼって、たっぷりひりだしてくれや。わしらがじっくりと見てあげるからな」
「そ、そんな......」
ただでさえ死ぬほど恥ずかしい行為を、あんな台の上で見物されながらするなど、忍には考えられないことだ。それでも限界を超えた便意は忍の下腹部を激しく責め立てている。いくらストッパーでせき止められているとは言え、いつまでもこの苦痛に耐えられるはずもない。
「さぁ、ここからのぼるのよ」
レッドに追い立てられ、忍は台にとりつけられた階段を上っていく。両腕を背中で縛られ、強烈な便意に苦しめられているため、その足取りは不確かだ。よろけながら一歩一歩上がっていく。
最上部にたどり着くと、レッドは忍の手枷を、天井からぶら下がっている鎖に結びつけた。そして両脚を大きな穴の左右に置かせて、その位置で足枷に固定する。
「あ、いや......」
足を穴の上で大きく開かされ、低い位置の鎖に手枷を繋がれると、必然的に忍は腰を落としてガニ股という、あまりにも恥ずかしい体勢になってしまう。下から見上げる観客からは、何もかもが見えてしまう。
「さぁ、ショーのクライマックスよ」
そういうとレッドは壁のスイッチを押した。すると床に設置されたいくつもの照明が点灯した。
「いやぁーっ!」
下方からいくつものスポットライトが忍の開ききった股間へと当てられた。隠しておきたい恥ずかしい部分へ光を当てられるのは、耐え難い羞恥だった。
「おお、こりゃよく見えますな」
「処女のオメコがぱっくり開いとるわ。ひひひ」
「忍ちゃん、綺麗に撮ってあげるからな」
高村と吉村はカメラのレンズを忍の股間へと向けている。
「これなら皺の一本一本まで、ばっちり撮影できるぞ」
「いや、いや、撮らないで。撮らないで下さい」
忍は泣きじゃくりながら頭を振る。
「出したくなったら、いつでも言ってちょうだい。そのアナルストッパーを抜いてあげるわ。みんなの見ている前で、思い切りひり出せるのよ。きっとすごく気持ちいいわよ」
「そ、そんなのいや......」
「それが嫌なら、いつまででもそこで我慢していなさい。ずっと可愛い尻ふりダンスをしているがいいわ」
「あ、ああ......」
信じがたいほどの苦痛が忍の下腹部を暴れ回っている。腸が破裂してしまいそうだ。もう呼吸もまともに出来ない。
汗でびっしょりになった白い身体をくねらせて喘ぐ少女を悪魔たちは楽しそうに眺めている。このサディストたちにとっては、最高の見せ物なのだ。
「あ、も、もう、だめ......」
忍があきらめたように呟く。もう限界だった。
「出したいの? 忍ちゃん。みんなに見てもらいながら、うんちをひりだしたいの?」
「い、いや......」
「いやなら、そのままよ。もし出したいのだったら、ちゃんとみんなにお願いしないとだめよ」
そしてレッドは、少女にとってはあまりにも恥ずかしい屈服の言葉を並べた。そんな言葉を口にすることなど出来ないと忍は思った。しかし、もう言うしかないのだ。忍は涙を浮かべながら、ゆっくりと口を開いた。
「す、杉村東女子高、1年S組の、な、仲村忍は......」
「へぇ、忍ちゃんは杉村東なんだ。いい学校行ってるじゃないか。そんな優等生がこんな変態マゾだとはね」
「ああ、言わないで......」
この淫獣たちに自分のプロフィールを教えるなどとは危険であることはわかっている。しかし、もう忍はレッドの命令に従うしかないのだ。
「さぁ、早く続けて!」
レッドに促されて、忍は言葉を続ける。
「し、忍は、お、お尻の穴をいじめられるのが大好きな変態マゾです。特に、か、浣腸プレイが一番興奮します......。大勢の人に見られながら、う、うんちをするのが大好きです」
泣きじゃりながらなので、言葉がはっきり聞こえないとレッドに叱責されて、何度も言い直させられる。
「こ、これから汚くて、臭い物を出しますが、どうかじっくり見て下さい。ちゃんと、さ、撮影もして下さいね。し、忍のお願い」
最後は笑顔をカメラのレンズに向けるようにとレッドに命令されていたのだが、涙に崩れた表情は、とても笑顔には見えなかった。
「よく言えたわね、忍ちゃん。それじゃあ、お尻の栓を抜いてあげる。でも、これを抜いたら、忍ちゃんの汚いうんちが出てきちゃうのよ。そんなにみんなに見てもらいたいの?」
「あ、ああ......」
「いやならこのままにしておくけど」
「......お願いします、抜いて下さい」
忍は目をつぶった。もうお終いだ。
「それじゃあ、いくわよ。いきなり私にかけないでよ」
レッドは勢いよく忍の窄まりからアナルストッパーを引き抜いた。
「ひ、ひぃっ」
窄まりが一気に広げられる苦痛に忍は声を上げる。そして菊花は一瞬窄まったかと思うと、それから崩壊した。
「いやぁっ!」
まず茶褐色の液体がしたたり落ち、それから窄まりが広がり、一気に噴出を始めた。恥ずかしい破裂音と共に奔流が穴の下へ噴き出していく。忍は足をガニ股のように広げて腰を上げた格好を取らされているため、周りを取り囲んだ男たちには何もかもが見えてしまっている。誰もが息を飲んで、少女の凄まじい羞恥絵図を見つめている。
「い、いや、見ないでぇ......。あ、ああ、だめぇ......」
一度、水流が途切れたかと思うと、今度はさらに菊花が広がり、流動物が噴き出す。そしてそれは大きな固形物へと変わっていく。
「あああ、いや、いやぁ、先生、助けて」
思わず忍は叫んだ。
忍にとっても、取り囲んだ男たちにとっても、それは永遠に思える時間だったが、実際には数十秒のことだったのだろう。
忍は汗と涙でぐしょぐしょになった顔を伏せて、声を押し殺してすすり泣いていた。全てを絞り出した菊花は、微かに口を開けてヒクヒクと震えていた。
そのあまりに壮絶な少女の崩壊を押し黙って見つめていた男たちも、ようやく口を開いた。
「ううむ、わしもずいぶんたくさんの女を浣腸責めにかけてきたが、こんなにいい声で泣く子は初めてや」
「ひひひ、もうあんなに可愛く窄まってますよ。あんなにぶっといのをひりだしたくせに」
「しかし、ずいぶん派手に垂れ流したな」
「どんなに可愛い女の子でも、出すものは同じだな。ははは」
男たちは口々に不躾な感想を述べ、うちひしがれている忍の羞恥心をさらに傷つける。
「さぁ、その汚いお尻を拭いてあげるわ」
レッドが台に上り、まだ突き出されたままの忍の尻肉を押し開き、ティッシュで汚れを拭った。忍は抵抗もせず、ぐったりと動かない。ただ目をつぶって荒く息をつくだけだ。
「本当に可愛いわ、忍ちゃん。あなたはいじめられるために産まれてきたみたいな子よ。サディストにとっては宝物。私が、あなたを最高のマゾに磨き上げてあげるわ」
そんなレッドの言葉は、忍の耳にはどこか遠くから聞こえてくる風音のように届いていた。
凌辱を受けたことをゆりが藤井に告白した翌日、忍は久しぶりに登校してきた。授業の時に教室で忍の姿を見つけた藤井は安堵した。状況はどうであれ、とりあえず忍が無事であるということは藤井を少しホッとさせた。
もちろん授業中は、忍を特別扱いすることなどできないが、どうしてもチラチラと見てしまう。しかし、忍は決して藤井と目を合わせない。表情も終始固いままだ。
忍の身に何かが起こっているのか、聞きたくても校内では話しかけるわけにはいかない。かといって、メールも着信拒否されてしまっている。
忍が自分からコンタクトを取りに来てくれないかと、藤井は自分の授業がない時間は理科準備室にこもっていた。忍はきっと人目を忍んで会いに来てくれるのではないか。藤井はそう考えて、ひたすら待ったが、結局そのまま放課後となってしまった。
あきらめてもうそろそろ帰ろうかと藤井が思った時、携帯電話にメールが着信した。忍からでは、と慌ててチェックすると、それはゆりからのメールだった。
「よろしければ、今日もお会いしていただけませんか? 怖いんです」
藤井としては忍のことで頭がいっぱいなのだが、あんなことがあったばかりの女性を放置しておくわけにもいかないし、もしかしたら、ゆりを巻き込んでしまったのは自分たちにも責任の一端はあるのかもしれない。
藤井は自宅近くの駅で、ゆりと待ち合わせることにした。ゆりの自宅もその駅に近いはずだった。
数十分後、藤井は待ち合わせの場所でゆりの姿を見つけた。藤井と目が合うと、ゆりはパッと表情を明るくして駆け寄ってきた。傍から見れば二人は恋人同士に思えるだろう。
異性の同僚教師と会っていることが生徒や学校関係者に知られたら、何かと面倒くさいことになるとは思うのだが、状況が状況だ。それにゆりを襲った連中の話を聞けば、忍を助けるための何かのヒントがつかめるかもしれない。
「とりあえず、どこかの喫茶店に入りますか?」
藤井が言うと、ゆりは少し困ったような表情を浮かべた。
「あの、話を誰かに聞かれたくはないので......」
「ああ、そうですね。すいません、気がきかなくて。じゃあ、どうしようかなぁ。そうだ、カラオケボックスに行きましょうか」
誰にも聞かれたくない話の時はカラオケボックスに限る。そういえば忍と最初に話したのも、カラオケボックスだったっけと藤井は思い出す。
「もしよろしければ、また藤井先生のお宅にお邪魔してもいいですか?」
ゆりは、少し濡れた目で藤井を見た。その表情の艶かしさに、藤井はドキリとした。
(続く)
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著者=小林電人 長年夢見ていた自分の「理想のSMビデオ」を自主制作したことがきっかけで、AV&SM業界のはじっこに首をつっこむことになった都内在住の40代自営業。ひたすら羞恥責め、アナル責めを好み、70年代永井豪エッチ漫画の世界を愛する。これまでの監督作品として「1年S組 高橋真弓のおしおき」「同2」「穴牝奴〜町内会人妻肛虐倶楽部 」がある。以前、永井漫画をモチーフにした小説をネットに発表したことはあるが、オリジナルは本作が初めて。 |