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『S&Mスナイパー』1980年5月号読者投稿嗜虐小説
「セックス・ママ」
「セックス・ママ」
肉感的な女性教師に屈折した欲望を抱く男子学生が堕ちていく淫虐の奈落。自分はなぜ愛のある普通のセックスができないのか、悩む彼には誰にも言えない衝撃的な秘密があった――。レイプ、調教、倒錯、羞恥、屈辱、排泄……様々なテーマを盛り込みながらアブノーマルな性の世界を瑞々しく描いた力作。『S&Mスナイパー』1980年5月号に掲載された読者投稿小説を、再編集の上で全5回に分けてお届けします。
新学期になって、南由香が担任になった時から光生は胸がときめいていた。彼女は飛び抜けて美人というほどではないが、色白でなかなかのグラマーだった。しかし、それでいて肉感的な印象を与えないというのは清楚で初々しさが残っているためだからであろう。昨年春、由香が赴任して来た時から秘かに想いを馳せていたが、言葉を交わす機会もなくただ遠くから眺めて恋焦れていたのである。
その由香が担任となって、一緒に勉強できると思うと、光生はいい知れぬ喜びに体がゾクゾクした。授業が終わると由香は学級委員になった光生に職員室に来るように命じた。
「実は春の遠足の幹事になっているの。二、三候補地を決めておいたのでみんなの意見を聞いてくれないかな」
由香はそう言いながら大きなガイドブツクを開いてみせた。
候補地を一生懸命説明する由香の真剣さに押されて、光生も思わず身を乗り出すようにして机の上に拡げられた地図を覗き込む。
「ここからずーとっ下にくだって……」
白い指先を追っている中に、いつしか二人の体は接近し、由香の髪が光生の頬を撫で、白いブラウスの胸元からは仄かに甘いオーデコロンの香りが漂ってくる。
光生は頭が熱くなって来た。同時に股間のふくらみがだんだん大きくなるのを覚えた。
(ああ。職員室でなかったら――)
淫らな妄想に耽っていた光生は、由香からなにを言いつかり、自分でなにを喋ったかも判らないまま家に帰った。その夜、光生は山香を犯した夢を入てパンツを汚した。
光生は授業が楽しくなった。教室で由香と視線が合うだけで満足だった。
あれ以来、もっと親しくなるようなチャンスを作ろうと用事をみつけて職員室に行ったり、廊下で呼びとめたりしたが、根が内気な質のため、いざとなると必要なことだけ喋って逃げるように戻ってしまうのだった。
遠足が無事に終わって反省会のあった日、光生はいったん下校したが、ノートを忘れたのに気がつき慌てて学校へ引き返した。すでに校舎には人影がなく辺りは宵闇に包まれていた。
灯りの点っている職員室を目標に理科室の前を通り過ぎようとして、何気なく窓越しに室内を覗くと、実験台の間になにやら人影の動く気配を察知した。
(誰かな)
目を凝らしてよく見ると、なにやら揉み合っている二、三の人影。
闇に馴れた眼で凝視していると次第にその輪郭が明確になってきた。
「あっ……」
組み敷かれた半裸の女性は由香で、馬乗りになっているのはクラスメトの大中と細野だった。二人はズボンを脱ぎ、大中は由香の両脚を抱えて自分の熱い塊を彼女の草むらの奥深くへ沈ませようとし、細野は顔を跨いで紅唇に埋めこもうとしていた。
あまりの光景に光生は声も出す、呆然として立ちつくしていた。
最初のうちは腰をずらしたり、顔をしかめ唇を真一文字に結んで二人の行為を峻拒していた由香も、しだいに侵略され男の塊が上下の口に押し込まれた瞬間から抵抗を失った。
由香のスカートは胸元までたくし上げられ白い肌は夜目にもくっきりと浮かび、黒い草むらは濃く拡がっていた。
やがて少年達は急ピッチに体を動かしていった。由香の腰がくねり始めた。二人が顔をしかめたのは同時だった。
その夜、光生は興奮の余りまんじりともせず、明け方近くになってようやく眠りについたが、「早く起きないと学校に遅れるわよ」と、瞬く間に母・鈴恵の声に起こされてしまった。
朝食もとらずに学校に駈け込んだ。息をはずませながら教室に入ったとたんに由香が姿を見せた。
黒板を背に教壇に立つ由香はコーヒーブラウンのセーターに薄茶のスカート、豊かな胸の中央にペンダントが光っていた。
いつもと変わらない爽やかな口調で朝の挨拶をする。
これが昨夜二人の生徒から凌辱を受け、半裸で髪を振り乱し腰をくねらせていた教師かと見まごうばかりの静かな態度だった。視線をずらして大中と細野の席を眺めると、二人とも何喰わぬ顔で教壇の由香を見つめていた。
(一体どうなっているんだろう)
大中たちは別段悪びれた様子もなく、由香も平素と変わらぬ態度で授業を続けている。そこには暴力で女を犯した加害者と屈辱に泣く被害者といった陰惨な関係は微塵も感じられなかった。
一週間が過ぎた。
大中達に対する処分はいっこうに公表されなかった。そして、由香と大中達の態度にも変化はみられなかった。
光生は嫉妬に苦しむようになった。天女のように清らかな由香を淫欲の赴くままに辱しめ、乙女の聖域を蹂躙した二人がとても憎かった。放校処分になっていればまだしも、現に同じ教室で机を並べているかと思うと余計に憎悪感が増した。
怨念に悩まされながら廊下を歩いていると、
「クルマ君、顔色がよくないわ。具合でも悪いの」
由香に声をかけられた。
「いえ。なんでもありません」
自分の心を見すかされまいとして光生は平静を装いながら答えた。
「そう、ならいいけど。ところで来週の火曜日、家庭訪問したいの。お母さんに伝えておいてくれる?」
そういえば新学期になってからまだ家庭訪問がなかった。
甘いオーデコロンの香りに光生は、先日職員室でのふくよかな肉体の感触が蘇り、股間が熱くなるのを覚えた。
火曜日の午後。由香はカーデガン姿の軽装で光生の家を訪れた。
「ママは急用で出かけましたがすぐ戻りますから、ちょっと待って下さい」
迎えに出た光生はそう言いながら由香を居間に案内した。
「先生。僕訊きたいことがあるんです」
テーブルに対座すると光生は由香に詰問調で切り込む。
「なあーに」
笑みをたたえて次の言葉を待つ由香のカーデガンのボタンを、今にもはじき飛ばしそうに突き出た胸の隆起。薄地のスカートがくっきりと曲線を描く豊かな腰と腿。光生はまぶしげに由香の姿態に視線を走らせていた。
今の彼にとって由香は師でなく、女に感じられた。
「僕見たんです。大中たちのやったこと――」
「えっ、そ、それ本当……」
由香の顔が一瞬蒼ざめる。
「……先生は、その口で細野のモノを頬張り、あそこに大中のモノを受けながら最後には腰を浮かして自分も気分を出していた。終わった後も先生のあそこを大中がペロペロと舐めると嬉し泣きしながら……」
「やめて! お願い、やめて!」
由香はテーブルに俯せになると、両手で耳を覆う。肩が小刻みに震えている。
「憎いよ。大中達と――」
「……」
「先生の体が……」
光生は体内に黒い血潮が逆流するのを覚え、長い間抑圧されていた淫欲が堰を切って奔濤するのを制止できなかった。
(続く)
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