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『S&Mスナイパー』1986年4月号読者投稿小説
「SM快楽図鑑 花咲けるオンナ教師」
「SM快楽図鑑 花咲けるオンナ教師」
少女時代にバレエ講演を見たことによって被虐願望を目覚めさせた槇村真樹は妖艶な女教師へと成長した。男子生徒たちを悩ませる露出癖、パートナーと密かに繰り広げる過激な痴態……。教師にあるまじき行為に惑溺し、背徳感を覚えながらも欲望に逆らうことができない真樹は、次第に妄想と現実との境界を見失っていく――。アブノーマルプレイの魅力と魔力をスタイリッシュに描いた傑作。『S&Mスナイパー』1986年4月号に掲載された読者投稿小説を、再編集の上で全5回に分けてお届けしています。
「白鳥だって、瀕死の状態のとき、パイブレーターで執拗なほど秘部を責められたら、感じるにちがいないわ」
「お前も、バイブを使ってほしいのか」
乳液に濡れた指で、真樹の秘部を丹念にマッサージしながら水上は言った。真樹は、局部にあたえられる執拗な愛撫に、拘束されたままで身をよじって抵抗した。
水上は、にやりと笑うと、右手で真樹の乳房を掴み、にぎりだすように揉みながら、真樹のエイナスに節くれだった人差し指を押しこんだ。
指のつけねまで押しこむと、水上は、なかで指をまげて前立腺をさぐった。
「ううっ」
括約筋が押し開かれているというのは、まるで出かかった大便が、切れないで肛門にはさまっているような感じだった。そのうえ、前立腺を指でさぐられると、ふたたびあの勃起に似た衝動が下腹部に起こるのだ。
勃起の感覚があっても、真樹は、女だから究極でも射精がない。だから、躯にわき起こった快感は、真樹の身体のなかで、いつまでもくすぶり続けるのである。
不能の強姦魔のような苦痛が真樹をおそう。
指をエイナスにおさめたままで、水上は、サイドテーブルから白い卵型のバイブレーターをとりあげた。
「ふふっ」
にんまりと笑い、指を、ゆっくりとピストン運動させる。押し開かれた括約筋が、刺激に感じて、痙攣する。どんよりとした快感が真樹の下半身にゆっくりとひろがっていった。
卵型のバイブが、エイナスより数センチ前のあたりにあてられる。冷たい感触を覚えたと思うなり、ブーン、と小さな振動がはじまっていた。
「感じているのか?」
「うん」
「どこが感じるんだ。指がはいっているケツの穴のほうか?」
「ちがう」
「どこだ?」
「……うん……真樹が感じているのは、、バ、バイブがあたっているほう」
「バイブ」
「うん。お……××こ。ああっ、ま、真樹のお××こ、気持ちがいい……」
「もっと、いってみろ」
「ああっ、とても気持ちがいい……真樹のお××こ、とても……いい気持ちだわ。もっとバイブをしっかり……な、中のほうまで押しこんで」
征服者としての快感を味わっているのだろう。水上秀之は、唇の端を興奮でピクピクと痙攣させ、耳朶の静脈を青く浮き出させながら、卵型のバイブレーターを強く深く、真樹の粘膜の襞で造られたたほら穴の中へ沈めていった。
「ああっ」
と、真樹が吠えるような声をあげるたびに鎖がゆれ、真樹のシェイプアップされたみごとな躯が、空中でマリオネットのように踊った。
真樹は、膣のホールから水上の手の電池ケースにつながる赤いコードをのぞかせ、そのコードを透明な粘液でキラキラと光らせていた。
「振動を強くするぞ」
水上が太い親指でスイッチを切りかえる。バイブがうなる。膣の入り口の感覚が痺れたように鈍くなり、真樹は闇のなかから小さなエクスタシーの波が押し寄せてくるのを感じ、あえぎ声をあげた。
「ああ、死にそう」
真樹は呟いた。
「ああ、死にそうなほど、いい気持ち」
水上秀之の羞恥責めは、ネチネチと陰険でしつこい。陰鬱たるBDルーム『惨』で、真樹の肉体は隠花のように拘束されて、淫蕩な淫売のように、咽頭から激しい声を迸らせていた。
「お、おねがい。……ひと思いにとどめをさして」
空中で、濡れた黒い髪をふり乱しながら、真樹は哀願した。
「なにがほしい」
「あ、あなたを」
「俺の、なにがほしいんだ」
「ち、ち、ち……」
眼を閉じ、真樹は苦しそうに呻いた。
「あ、あなたの、おちん×」
「駄目だ。もっとたのしんでからだ」
聖職者である女教師のプライドは剥奪されて、真樹はただの雌になっていた。
(ああ、あたしは雌。ブタのようにみにくい大きなお尻の雌。教壇に立つ資格も、生徒たちに尊敬される資格もない、堕落した女。露出狂のマゾヒスト。淫乱な雌。ああ、あたしは、淫乱な雌なのだ)
水上は、性感帯が集中した太股や腕に、強靭な縄を巻きつけ、引きしぼり、血液の流れをせきとめて躯を痺れさせ、真樹を燃えさせた。
振動を伝え続ける卵型のバイブレーターの長時間にわたる責めによって、真樹の充血した秘部からは、透明な液体がコンクリートの床にむかってトロトロとしたたり落ちていた。
女の甘い匂いがBDルーム『惨』にひろがっていく。
真樹は、色情狂のように腰をゆすり、かん高い声を迸らせながら、何度も哀願した。
「おねがいよ、あ、あなた。あなたのおちん×で、ひと思いに真樹をつらぬいて」
「駄目だ」
水上は首を横に振り、にんまりと笑った。
「真樹の肉体の底に眠っている欲望は、おまえよりも俺のほうがよく知っているのだ。真樹は、ひと思いにつらぬかれて満足する女じゃぁない」
むろん、水上秀之は、むやみやたらに真樹を責めているわけではなかった。真樹の肉体が耐えうるぎりぎりの限度までは、縄を引きしぼり、鎖や枷で逆海老のかたちでのけぞらせ、精神的苦痛や、肉体的な衝撃や、性的な羞恥をあたえはしたが、それが限界を超えることがないように、冷静に計算している男なのだった。
(続く)
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