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『S&Mスナイパー』1981年8月号 読者投稿小説
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作= 可児一朗
実母の浮気現場を目撃してしまった少女が自覚した変態性癖。ショックの中で秘裂に指を這わせてしまう彼女が妄想し始めるアブノーマル快楽の世界、そして現実に迫り来る貞操の危機とは……。『S&Mスナイパー』1981年8月号に掲載された読者投稿小説を、再編集の上で全6回に分けてお届けしています。
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【4】盗撮と脅迫

幾日か経ったある日のこと、沙知子は下校中のバスの中で激しい尿意を催した。

それをやっとの思いで降車停留所まで我慢した沙知子は、急いで提防上の道を歩いた。しかし、尿意はますますきびしいものになり、とても我慢出来ないところまできてしまった。

(どうしよう……。家まではだいぶあるし)

沙知子は困り果て、辺りを見廻した。すると、上手い具合に、河川敷にボロ小屋があるではないか。沙知子は、股間を圧さえるようにしながら、小屋に駆け込んだ。

小屋の中はひどく荒れていた。うず高く積まれたガラクタには、ホコリが厚く積っていた。

沙知子は扉からは見られる心配のない隅へ行くと、あわててパンティを下ろし、その場にしゃがみ込んだ。と同時に、股間から一条の水流が勢いよくほとばしった。

水流は板を打ち、床を黒く変色させていった。ところが沙知子が尿意の苦痛から解放されつつあったその時、背後から一瞬の強烈な光が沙知子を照らした。そして、その光は連続して沙知子をとらえた。

「キャッ!」

沙知子は咄嗟に振り向いた。そこには、いつの間にか初老の男が立っていた。再び、沙知子は強烈な光を浴びた。

「いい写真が撮れたわい、ヒヒヒヒ」

男の声は低かった。逆光の為に顔も分からなかった。

「誰? 誰なの?」

男は沙知了に近寄った。

「分からないかね、山本沙知子君?」

沙知子は、男か目の前に立って、やっとその正体を知った。

「わしたよ。英語の前田だよ、ヒヒヒヒ」
「先生!」

沙知子の驚きは余りあるものだった。前田は、校内でも生徒たちに慕われていた。物分かりがよく、生徒の相談にも親身にのってくれた。そんな前田が、写真の隠し撮りをするとは考えにも及ばなかった。

「写真を返して! 今すぐ返して下さい、前田先生!」

前田は無情にも首を振った。

「ヒヒヒヒ、駄目だな。隠し撮りはわしの趣味なんだよ。それに、教え子のオシッコシーンなど滅多にお目にかかれないね。これはわしの大切な宝物にするつもりだよ」
「返して、返して!」

前田は無表情だった。そればかりではなく、嘆願する沙知子を何枚も写真に収めた。

「山本君、可愛いお尻がかぜをひくよ」

沙知子は不様な姿のままだった。沙知子のパンティは、まだ膝にあった。

「キヤーッ!」

沙知子はあわてた。力まかせにパンティを引き上げた。

「返して、お願いですから返して下さい!」
「何度言われても返事は同じだ」

前田は冷淡だった。

「山本君、わしは君の秘密を知っているんだがね、ひとつ相談にのってくれんかね、ヒヒヒヒ」
「いやです! そんなことより写真を返して下さい」

沙知子は、繰り返し写真の返却を求めた。

「くどいようだが、わしは君の秘密を知っていることを忘れないでくれ給え」
「秘密? あたしに秘密なんてありません!」

前田は不敵な笑いを浮かべた。

「ほほう、そうかな。君はトイレで随分いやらしいことをしているね。ヒヒヒヒ」

沙知子はハッとした。誰にも気づかれてはいないと思っていたトイレでの自慰が、今目の前にいる前田に気づかれてしまっていたのだった。

「そ、相談というのは何ですか、先生?」
「相談にのってくれるかね」

沙知子は小さくうなずいた。

「はい。先生の相談にのりますから、どうか写真を返して下さい」

前田の表情が険しくなった。

「また写真かね。写真は返さない、君には相談にのってもらう。これが嫌だと言うのなら、写真を学校の掲示板にでも貼るがね、嫌かね?」

沙知子は、大きな弱味を握られすぎていた。沙知子はうなだれてしまった。

「い、一体どうすればいいんですか?」
「ヒヒヒヒ、やっと分かったようだな」

前田は不気味に笑った。

「君は被虐願望が強いようだ。わしは『いじめて』という君の色っぽい声を何度も聞かせてもらったよ。つまり、君はマゾヒストだ」
「言わないで……」

沙知子は顔を紅らめた。

「そこでだ。実を言うと、わしは最近、隠し撮りだけでは物足りなくなってきた。一度でいいから若いピチピチした女を好きなようにしてみたい。どうかね? わしの望みを聞いてくれるかね?」
「いやです! そんなことはいやです!」

しかし、前田は依然として微笑を浮かべていた。

「写真がどうなってもいいのかね? ……まず、裸になってもらおうか」

前田は、沙知子を見下し命じた。

「ああ……」

沙知子は、もはや逆らえなかった。

「わしが脱がしてやろうか、ヒヒヒヒ」
「ぬ、脱ぎます。自分で脱ぎます! でも、お願いですから、見ないで下さい」

沙知子は観念したように、前田に背を向けて、スーツ・タイプの制服の上着から脱ぎ始めようとした。

「山本君、こっちを向いて脱いでくれんかね、ヒヒヒヒ」

沙知子は、言葉を返そうともせず、力なくうなずくと、真っ赤になりながら、震える手で一枚一枚脱いでいった。

「そこからはわしがやってやろう、ヒヒヒヒ」

沙知子がブラジャーとパンティだけの姿になった時、、前田は口元につばを溜めながら、沙知子の躯に手を伸ばした。

「あ、いや……」

前田は沙知子を抱きしめるようにつかまえると、胸から腰にかけてなでまわした。

「いや、先生! やめて、やめて、お願い!」
「ヒヒヒヒ、すべすべしたいい肌だ。どれ、ブラジャーをはずしてやろうかな」

前田はホックをはずした。そして、ブラジャーに顔を埋めた。

「おお、娘の匂いだわい……」

沙知子は、両腕で胸を隠した。

「おや、可愛らしいオッパイだそ、ヒヒヒヒ」

前田は手に持ったブラジャーを上着のポケットに突っ込むと、今度は沙知子の白い乳房を吸いつくようになで始めた。

「さわらないで!」
「おお、この感触……、たまらんわい」

前田は沙知子の声など聞こえぬかのように、二つの乳房をもんでいた。

「あん……、や、やめて、先生……」
「感じてるんかね、ヒヒヒヒ」

前田は耳もとにささやいた。その途端、前田の手に力が入った。

「い、痛い!」
「ヒヒヒヒ……」

今度は乱暴にいじくりだした前田だった。乳房に爪を立てたり、乳首を指で弾いたりつまんだりした。そのために乳房の所々が赤く変色していた。

「あ、ああ、痛い……。先生、お願い……」

沙知子はすでに喘ぎだしていた。

(続く)

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