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『S&Mスナイパー』1981年8月号 読者投稿小説
「悦虐天使の初体験」
作= 可児一朗

実母の浮気現場を目撃してしまった少女が自覚した変態性癖。ショックの中で秘裂に指を這わせてしまう彼女が妄想し始めるアブノーマル快楽の世界、そして現実に迫り来る貞操の危機とは……。『S&Mスナイパー』1981年8月号に掲載された読者投稿小説を、再編集の上で全6回に分けてお届けしています。
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【3】止まらない被虐妄想

(見て、見てよ。沙知子のオナニーよ。エッチなあたしを見て。……ああ……)

沙知子の姿は恥ずかしいものだった。汚れたトイレの床に尻をつき、板一枚をはさんだ向こう側には数人の女生徒がいる中で自慰に夢中になっている図は淫乱そのものと言えた。

この間も、秘花の蜜は溢れ、五本の指は異様な光を放っていた。

そして、もう一方の手は乳房をもみだした。小さいが形の整った乳房を、時にはやさしく、時には責めつけるようにもんだ。

(ああ、いいわよ……。ねえ、オッパイをいじめて……。沙知子、オッパイをいじめて欲しいの……)

指に力が入った。

(痛い、痛いわ……)

沙知子は、乳首をねじりあげた。

(痛い! ……ああ、でも、いいわあ。お願い、もっと……もっと強く……)

外の女生徒たちは全く気づかなかった。その女生徒たちもいつの間にか教室へ帰って行った。

再び静けさの戻った女子トイレの小部屋の中で、沙知子は絶頂を迎えようとしていた。

「ああ、いいわあ……、あっ、あっ、いい、あっ、あああ!」

圧し殺していた喘ぎが、今はっきりと声になった。人に聞かれる心配がない安心感がそうさせたのだった。

沙知子は、しばらくの間グッタリとしていた。両肩だけが大きく上下していた。乱れた呼吸が幾らか整いだして、沙知子は立ち上がった。

秘花に沈んでいた指はベトベトに濡れていた。

(お母さんは、これをなめさせられたんだわ……)

沙知子はその時の母の姿を思い浮かべた。すると、蜜に濡れた指はスーッと口に吸い込まれた。自分の蜜は、奇妙な味だった。

沙知子は、指に舌をからませた。そして、おいしそうに喉を鳴らしたのだった。

数分後、沙知子は教室へ戻って行った。その手には教室を出た時と同じように、小物入れがしっかりと握られていた。

午後の授業が始まってからも、沙知子の興奮は醒めなかった。その証拠に、目はうつろに焦点が定まらず、机に開いたノートも白いままだった。

陽が幾らか西に傾いた頃、最後の授業の終了を告げるベルが鳴った。


この日、帰宅した沙知子は、鞄を置き着替えを済ませると、すくに二階の自室から出てきた。そして、夜の早い両親が就寝するまで二階には上がらなかった。

沙知子は、己れの性癖を恥じていた。罪悪感さえ覚えていた。しかし、両親が寝室に消えた途端、沙知子は階段を登った。

胸の鼓動は、心なしか速かった。自室の扉を静かに閉じた沙知子は、引き出しから小物入れを取り出した。

沙知子は、再び雑誌を手にした。すると、半日前の出来事が鮮明に蘇ってきた。これまで我慢を強いられてきた官能は、一時に溢れ出した。

すでに沙知子の指は秘丘を這っていた。指までが快楽に酔い、その源を求めるかのようにあやしく動いていた。

(あ、ああ……。せ、先生、いじめて、あたしをいじめて……)

沙知子は若い教師を妄想の相手にするようになっていた。

(先生、好きにして……。先生の好きにして下さい)

沙知子は、快楽の夢世界にいた。全裸になって床に横たわると、妄想はますます広がっていった。

「いや! 縛るなんて、いや!」

沙知子は、後手に縛り上げられていた。

「許して、先生。許して下さい!」
「悪い生徒にお仕置きするのは当然だろう。どれどれ、お前のここが一番悪いみたいたぞ」

教師は、スカートの中に手を入れた。

「ひっ!」

スカートの中では、教師の手がパンティの上からではあるが、秘丘をなでていた。

「やめて! お願いですから、やめて下さい!」
「静かにしないか!」

突然、男は沙知子のブラウスを引き裂いた。

「いやあ! 静かにしますから、もう許して下さい」
「何を馬鹿なことを言ってるんだ。お仕置きは始まったばかりじゃないか」

教師は、ハサミを手に取った。

「おとなしくしていないと、お前のきれいな肌に傷がつくぞ」

教師は、刃を沙知子の頬に一度あてると、引き裂かれたブラウスから切り始めた。手際よくハサミを入れると、あっという間に沙知子はブラジャーとパンティだけの姿にされてしまった。

「いい躯をしているな」

沙知子は頬を染めた。

「それじゃ、大事なところを拝ませてもらうぞ」
「や、やめて! やめて下さい、先生! もう勘忍して下さい!」
「うるさい!」

教師は怒鳴った。そして、さっさとブラジャーとパンティを切り落としてしまった。

沙知子は、両脚を合わせて、異様な輝きを放ちだした男の視線から逃れようとした。

「可愛いオッパイだな。乳首もピンク色できれいなもんだ」

教師は、沙知子の乳房をやわらかく揉みしだいた。

「ああ、いや。お願い、先生……、やめて下さい」

沙知子は喘いだ。そのうちに、教師は乳首を指の間にころがし、一方を舌に包んだ。

「あ、ああん……、ああ……」

沙知子は身悶えた。とろけるような官能が沙知子に与えられていた。

「さて、今度は……。脚を広げるんだ」
「いや! お願いです、先生。それだけは許して下さい!」

沙知子は叫んだ。

「まだ先生の言うことが分かっていないようだな。お前がそのつもりなら、無理にでも見せてもらうぞ」

教師は脚をつかむと、足首に縄をかけ、両肢をいっぱいに開いたところで固定してしまった。こうなっては、沙知子に隠す術はなかった。

「なんだ、もうグショグショに流れているじゃないか。口では何とか言う癖に、結構楽しんでいたんだな」

教師は溢れる蜜を指ですくった。

「まるで洪水だな。床まで濡らしてやがる」
「言わないで……」

とうとう指は秘丘を這い始めた。教師の太くたくましい指は、茂みをまさぐり、突起物へ進んでいった。

「いや……、あ、あん……ああゥ……先生……」

教師は執拗に敏感な核をいたぶった。その度に、沙知子の薄く開かれた口から、声とも息ともつかぬ喘ぎが洩れた。

「あん、ああ……先生、つ、続けて……。お願い、もっと続けて……ああ……」

秘花は自分から教師を求めた。

「やめないで……ああ、いい……」
「先生の太いやつが欲しいんじゃないのか。欲しけりゃ、そう言いな」

教師は、耳もとにささやいた。すると、喘ぎに混じって、はっきりと言葉が聞こえた。

「は、はい。欲しいです。先生の……、××××が欲しいです……。ああ、欲しい。早く……ああ……ちょうだい……」
「よし、それじゃ四つん這いになりな。ワンワン・スタイルだ」

縄を解かれた沙知子は、言われるままに従った。

「それ! お前の欲しい××××をたっぷりとやるぜ」

沙知子は簡単に受け入れた。

「あああ……いい……あっ、あっ……すごい……、あああ」(あたしは牝犬……、淫らな沙知子よ。ああ、すてき……)

この時の沙知子の姿は、自縛の縄が幾重にも躯に喰い込み、ピンク色の乳首には洗濯バサミがはさまれていた。そして、ただ二本の手だけが激しく動いていた。

(あっ、あっ、あっ、ああ、いい……。あああ……!)

沙知子は達した。その途端、異様な姿のその躯は、胸だけが大きく波打っていた。

(続く)

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