新連載 異端のAV監督・ゴールドマンが放つ待望の新作小説 毎週木曜日更新!
Interview with Love-Storyteller by Goldman [SEX・MINUS・LOVE-MACHINE]
数々の伝説に彩られた異端のAV監督・ゴールドマンによる書き下ろし小説第2弾! 金も地位も名声も手に入れたはずの美人恋愛小説家。しかし彼女には男運だけがなかった。その秘められたる理由とは――。一度ハマッたら二度と抜け出すことができない、対話形式で繰り広げられるエクストリームな愛の語らい!!
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いつの時代においても、
女と男のセックスと恋愛に関する悩みは、
永遠に尽きることのない泉のようなものだが、
近代にあっては、
ことさら複雑で、
とても奇妙な味わいに満ちている。
それらは、 決して甘ったるいだけのものではなくて、 ベットリと舌の上にこびりついて離れない、 ひどく後味の悪いマーマレードみたいなものなのだ。
第一章 恋愛小説家 「プロフィール〜最後の恋」
それらは、 決して甘ったるいだけのものではなくて、 ベットリと舌の上にこびりついて離れない、 ひどく後味の悪いマーマレードみたいなものなのだ。
それでは、よろしくお願いします。
「はい、こちらこそ、よろしくお願いいたします」
緊張してますか?
「はい、ゆうべは、あまり眠れなくて……」
いろいろ質問しますけど、適当でいいですから。
「はっ、はい、ありがとうございます」
おキレイですよね。
「あっ、そっ、そうでもないです……」
美人だって、よく言われるでしょう?
「はあっ、たまに……言われることも……」
誰かに、似てるって言われます?
「えっと海外の方だと、ジェシカ・アルバさんとか……」
あ〜っ、似てますねえ、他には?
「日本人だと、よくモデルの平子理沙さんとか……」
あ〜っ、そうですね。二人のいいところを合わせたような……。
「お上手なんですね」
いえいえ、事実ですから。ところで、お仕事は?
「あっ、小説家です」
どういったジャンルを?
「そうですね、ほとんど恋愛小説専門で……」
ああ〜っ、そういえば、なんかの雑誌でお見かけしたかも……。
「えっも、ええっ、それなりにメディアには出てますので……」
かなり有名ですよね?
「まっ、まあ、それなりには……」
美人恋愛小説家ということで、全女性の憧れの的ですよ。
「お恥ずかしいかぎりです」
たしか、“恋愛マスター”とか“愛のカリスマ”なんて呼ばれてますよね?
「いや〜っ、実際は、そんなんじゃないんですけど……」
現在、恋人は?
「いません」
ご結婚は?
「もちろん、独身です」
失礼ですけど、おいくつですか?
「今年、34歳になります」
へえーっ、ものすごく若く見えますね。20代かと思いました。
「またまた、ホントに、お上手なんですね」
迷惑なんですか?
「いえっ、とっても、うれしいです」
今、お住まいは?
「南麻布のマンションです」
印税で買われたんですか?
「はい、自分自身へのごほうびのつもりで……」
間取りは?
「7LDKです」
じゃあ、相当なお値段で……。2億くらいですか?
「いやっ、金額はちょっと……、もうちょっと高かったです」
すごいですね。超セレブじゃないですか?
「いえいえ、まだまだです」
一人暮らしなんですか?
「そうなんです。……だから、淋しすぎて……」
ペットとかは?
「動物は大好きなんですが、ペットを飼っちゃうと、一生独身になりそうで……」
それは、あるかもしれません。やはり、男の人がいい?
「そうですね。ステキな恋人が欲しいですね」
いつから、カレシがいないんですか?
「もう半年になりますね。去年のクリスマスの直前から……」
クリスマスの前ですか?
「そうなんですよ、ひどいんです。他に女ができたみたいで……」
あなたほどの美人のカノジョがいながら?
「なんか相手は、グラビアとかに出てる、いわゆる巨乳タレントだったみたいで」
まあ、男はたいてい巨乳好きですからね。
「それで、その女と、ず〜っとホテルにいたらしくて」
それっきりですか?
「今思うと、低脳すぎる男だったので、丁度よかったと思います」
低脳すぎるって、どういうことですか?
「いちおう一流大学卒のカレだったんですが……」
一流大学卒で、それで?
「でも、カレが求めていたのは、ロマンチックな恋愛とかじゃなくて……」
恋愛じゃなくて?
「結局、私のカラダというか、ただ単に射精したかったみたいな……」
好きじゃなかったんですか?
「いいえ、私は、カレを愛していました」
デートとかもしたんでしょう?
「ええ、レインボーブリッジをドライブした夜は最高でした」
それって、立派な恋愛ですよ。
「でも……」
でも?
「車で一時間くらい走ると、必ず暗がりに車を止めるんです」
休憩っていうことですか?
「そうじゃなくて、ガマンできなくて、しゃぶらせるんです」
えっ、それって、Hなことですか?
「ええ。車の中でずっと二人きりだと、欲情するらしくて」
イヤじゃないんですか?
「私は、カレを愛してましたから……」
それで、最後までするんですか?
「いいえ、カレはおしゃぶりが好きだったみたいなので」
一生懸命、しゃぶったんですか?
「はいっ、カレを愛していたし、もっと私を愛してほしかったから……」
射精はするんですか?
「そうですね。おしゃぶりの度に、飲んでました」
平気なんですか?
「はい、なんか、あのねばねばしたのを飲んでいると……」
飲んでいると?
「やっと、カレとひとつになれたような気がして……」
シアワセ感じたんですか?
「その通りです。二人が愛で、とけていく感じです」
毎回、デートの度、そうだったんですか?
「ですから、5時間デートすると、5回はおしゃぶりさせられました」
それで、何回射精するんですか?
「全部です。毎回、絶対飲まされます」
その後、セックスとかもするんですか?
「ごくたまには……。でも、カレのほうが疲れちゃうみたいで……」
じゃあ、車の中で精液を飲まされるだけで帰宅すると?
「そういうことになります」
それが、通常のデート?
「……」
でも、カレを愛していたんでしょう?
「それで、ショックだったのが、カレのお誕生日の時まで……」
なにか事件でも?
「その日は、すごくオシャレもして、イタリアンを二人で食べに行ったんです」
うらやましい光景ですね。
「その帰り道、プレゼントということで、お願いされちゃって……」
なにをですか?
「特別な日だからって、特別な場所ということで……」
どこですか?
「夜の公園の汚い男便所に連れこまれたんです」
なんか物騒ですね?
「まわりには、ホームレスのダンボールの家がもぞもぞしてました」
それで、どうしたんですか?
「もちろん、跪いて、おしゃぶりさせられました」
公衆便所で、お誕生日に?
「それで、カレが異常にコーフンしたらしくて……」
コーフンしてしまって?
「いつもなら飲ませるのに、脳天から、ぶっかけたんです」
ええっ!?
「この日のためにオーダーした春のドレスも、ダイヤのピアスも精子でドロドロになっちゃって……」
悲惨ですね。
「でも、カレがすごく喜んでくれたから、うれしかったんです」
そのまま、家に帰ったんですか?
「ええ、カレはその後、まだ仕事が残ってるって言って……」
送ってくれなかったんですか?
「はい、その日は、自分でタクシーで帰りました」
あんまり、いい恋愛ではなかったみたいですね。
「……やっぱり、そうですか?」
いやあ〜っ、あなたのような美人にしては、あり得ないでしょう?
「そうなんですよ。私って、男運悪いんですよ」
才能、美貌、名声、財産、すばらしすぎる環境なのに……。
「男運だけが……悪すぎるなんて……」
それで、今日は相談に来られたんですよね?
「はい、私も、ドラマや小説のようなステキな恋愛がしてみたくて……」
じゃあ、いろいろ過去のことも聞いていきましょう。
「はい、よろしくお願いします」
恥ずかしがることはなにもないから、正直に話してください。
「はい、誰にも話したことのない私を、受けとめてください」
それでは、始めましょう。
(続く)
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ゴールドマン 87年にアートビデオより「電撃バイブマン」で監督デビュー。その後、実験的な作品をリリースするなどAV業界に対して常に挑戦的な姿勢を持ち続ける。中でも89年に発表された60分ワンカットの8ミリビデオ作品「なま」は伝説級。近年はハメ撮りでの言わせ系淫語で独自の世界を展開。20年間で約1500人の女とハメ撮りし、300本以上のハメ撮り作品を制作してきたAV業界の巨頭。
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11.12.15更新 |
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