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いつの時代においても、 女と男のセックスと恋愛に関する悩みは、 永遠に尽きることのない泉のようなものだが、 近代にあっては、 ことさら複雑で、 とても奇妙な味わいに満ちている。
それらは、 決して甘ったるいだけのものではなくて、 ベットリと舌の上にこびりついて離れない、 ひどく後味の悪いマーマレードみたいなものなのだ。
Goldman
第四章 大学時代の親友・R美の証言「むせかえる愛」

最近は、会ったりしないんですか?

「そうですね。彼女が有名になってからは……」

大学時代の一番の親友だったとか?

「仲はよかったですね、たしかに」

最初に出会った印象は?

「まあ、どちらかといえば地味でしたね」

今じゃ、美人セレブで、女性たちの憧れですけど?

「……」

その片鱗もなかった?

「言いにくいんですけど……、ずいぶん変わっちゃったな……と」

変わっちゃったんですか?

「はい、たしか……あんな顔じゃなかったはずです」

整形ってことですか?

「それは、わかりません。本人に聞いてみてください」

聞きにくい話ですよね?

「私が言ったって、絶対に言わないでくださいよ!」

はい、約束は守ります。同じサークルだったんですよね?

「そうです。同じテニスサークルでした」

そこでの彼女はどうでした?

「すごく楽しそうでした。お酒も男も大好きだから……」

そのサークルの先輩とつきあったのは知ってます?

「はい、よく知ってます」

はじめてのカレシだったとか?

「そんな話を、よくしてましたね」

男のほうから、告白してきたとか?

「そういうことになってますけど、彼女のほうから、そういう風にしむけたんじゃないですか?」

えっ、彼女のほうから?

「彼女は、男の人と二人っきりになると、まるで別人格なんです」

別人格って?

「とくに、男の人と二人っきりになると、甘え上手になるらしいですよ」

まあ、それは誰にでもある側面だと思いますが?

「本人は演技してるつもりはないんだろうけど……」

だろうけど?

「はっきり言って、気持ち悪いです」

……。

「全然、そんな人間じゃないくせに」

どんな人間なんですか?

「恋愛論とか語っているけど、結局は、そういう自分が大好きなだけなんです」

自分大好き人間?

「そう、そういう自分に酔いしれてるだけなんです、彼女は」

そこが、気持ち悪い?

「はい、気持ち悪いです」

気持ち悪いと言えば、その先輩と別れた理由もそれでした。

「どういうことですか?」

先輩のオチンチンが、ちんかすだらけで……。

「まだ、そんなこと言ってんのか、あの女!」

えっ!?

「そのちんかすだらけの先輩っていうのが、うちの主人です」

げげっ!?

「あの女は、いろんなところで、主人の悪口言いまくってて……!」

いや〜っ、そんなつもりじゃないんじゃ?

「あの女は、他人のちんかすを、どうこう言える身分じゃないでしょう!」

身分ですか?

「うちの主人が、昔よく語ってたけど……」

語ってたけど?


「あの女のアソコのくささは、バキュームカー並みだって!」

バキュームカーですか?

「つまり、あの女のアソコは、うんこみたいなニオイだってことよ!」

うんこのニオイですか?

「とにかく、鼻がひん曲がるほど、強烈なニオイらしいよ!」

それって本当の話ですか?

「なんで私が、ウソ言わなきゃいけないのよ!」

それは、そうなんですが……。

「文句があるなら、出るとこ出てもいいしっ!」

まあ、そこまでしなくても……。

「うちの主人も、証言台に立たせますっ!!」

ちんかすとうんこのニオイでですか?

「それは主人の名誉の問題です!」

わっ、わかりました! 話題を変えましょう!

「お願いします」

他に、彼女に男関係とかなかったですか?

「まあ、はっきりとしたことはわからないのですが……」

ですが?

「なんか、聞いた噂によると、怪しいバイトをしてたとか……」

フーゾクとかですか?

「まあ、そういう感じですかね」

大学生じゃ、そんなに珍しくはないんじゃないですか?

「そうなんですけど……、彼女、ほんとに処女だったみたいで」

そうみたいですね?

「だから……なんと言うか……」

本番のないフーゾクでしょ?

「そうなんですけど……、でも……」

違うんですか?

「セックスはしないみたいなんですけど、うしろのほうで……」

うしろのほう?

「こっ、肛門です! 肛門にオチンチンを入れてたみたいなんです!」

ああ、そういうお店ありますね。

「えっ、それって普通なんですか?」

普通ではないけれど、あることはあります。

「確認したわけじゃないけど、それを聞いた時は、稲妻に打たれたようでした」

親友ですからね?

「そうです。一番の仲よしが、処女なのに、肛門にオチンチンを入れてるなんて……」

本人には確認しなかったんですか?

「言えるわけありません」

女友達ってそういうものですか?

「だって、普段は、一緒に、ラブポエムを作ったりしていた仲だったから……」

ラブポエムですか?

「そう、好きな人を想って、詩をお互い書きっこするんです」

楽しそうですね?

「純粋だったな、あの頃は」

でも、彼女は、処女は守っていたということですよね?

「……らしいですね」

それは、逆にすごくないですか?

「まあ、心の底から愛せる人が現われるまでは守りぬくって、言ってましたけど」

彼女なりの美学ですかね?

「……」

言葉も出ない感じですか?

「……やっぱり、気持ち悪いです」

結局、ご主人とも交わらなかったんですよね?

「あの女、それもちんかすのせいに?」

まあ、そうらしいですけど……。

「真実は、違いますからね!」

どういうことなんですか?

「それはっ! あの女の穴が、うんこくさかったからに決まってるでしょう!!」

決まってるんですか?

「うんこくさい穴の女とは、誰だってやりたくないでしょう!!」

穴っていうのは、肛門のことですか?

「まんこだよ! 肛門がうんこくさいのは当たり前だろっ!!」

当たり前なんですか?

「そうだよっ! まんこがうんこくさいから、いつまでたっても処女なんだよ!!」

今でも、彼女は処女なんですか?

「知らねえよっ! 子供を向かえに行く時間だから、帰るっ!!」

あっ、ありがとうございました。

「謝礼っていうのは、どうなってんのっ!」

あっ、後日、振り込みますので……。

「ふんっ!!」

あっ……、おっ、お気をつけてっ!!

(続く)

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ゴールドマン 87年にアートビデオより「電撃バイブマン」で監督デビュー。その後、実験的な作品をリリースするなどAV業界に対して常に挑戦的な姿勢を持ち続ける。中でも89年に発表された60分ワンカットの8ミリビデオ作品「なま」は伝説級。近年はハメ撮りでの言わせ系淫語で独自の世界を展開。20年間で約1500人の女とハメ撮りし、300本以上のハメ撮り作品を制作してきたAV業界の巨頭。
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12.01.05更新 | WEBスナイパー  >  セックス・マイナス・ラヴマシーン
文=ゴールドマン |