異端のAV監督・ゴールドマンが放つ待望の新作小説 毎週木曜日更新!
Interview with Love-Storyteller by Goldman [SEX・MINUS・LOVE-MACHINE]
数々の伝説に彩られた異端のAV監督・ゴールドマンによる書き下ろし小説第2弾! 金も地位も名声も手に入れたはずの美人恋愛小説家。しかし彼女には男運だけがなかった。その秘められたる理由とは――。一度ハマッたら二度と抜け出すことができない、対話形式で繰り広げられるエクストリームな愛の語らい!!
いつの時代においても、
女と男のセックスと恋愛に関する悩みは、
永遠に尽きることのない泉のようなものだが、
近代にあっては、
ことさら複雑で、
とても奇妙な味わいに満ちている。
それらは、 決して甘ったるいだけのものではなくて、 ベットリと舌の上にこびりついて離れない、 ひどく後味の悪いマーマレードみたいなものなのだ。
第三章 恋愛小説家「初恋・ほろ苦い思い出」
それらは、 決して甘ったるいだけのものではなくて、 ベットリと舌の上にこびりついて離れない、 ひどく後味の悪いマーマレードみたいなものなのだ。
19歳の時は、なにをされていたんですか?
「親元を離れて、東京の大学で学んでいました」
文学部ですか?
「どうして、わかるんですか?」
そりゃあ、小説家になるんですから。
「そう言えば、そうですね」
そして、初体験も、その頃に?
「……はい、遅ればせながら……」
相手の男は?
「同じサークルのひとつ上の先輩です」
なんのサークルだったんですか?
「いちおうテニスなんですけど、練習とか全然なくて……」
コンパばっかりとか?
「そう、コンパとか、合宿と称した旅行とか」
要するに、遊ぶためのサークルですね?
「そうなっちゃいますね。みんな受験で、ヘトヘトになって入って来るから」
頭のいい大学なんですよね?
「まあ、一般的には、そういうことになってます」
それで、どうだったんですか?
「えっ、どうって?」
それまで、処女だったんですよね。
「あっ……、はっ……はい」
中学、高校の時とかは、カレシはいなかったんですか?
「もう、その頃は、全然、男子としゃべるのも苦手で……」
でも、魚肉ソーセージで練習してたんですよね?
「だから、逆に、ヘンに意識しちゃって……」
男子の顔が、オチンチンに見えるとか?
「そっ、それは、ないですっ!」
真っ赤になるところが、可愛いですよね。
「もう! からかわないでください」
話を戻しましょう。その先輩は、どんな人でした?
「背が高くて、日焼けした肌が男らしくて……」
性格は?
「すごく、やさしかったです。だから、なんでも相談してました」
自分から、誘ったの?
「とんでもないです! そんなこと、できるわけないじゃないですか!」
じゃあ、カレから?
「そうです。伊豆の合宿の時に……」
どんな風に?
「夕暮れに染まる海を眺めながら、告白されたんです」
なんて言われたんですか?
「月並みですが、“ずっと前から好きだった”って……」
されで、どうしたんですか?
「私、感動しすぎて、その場で泣いちゃったんです」
泣きながら、フェラチオしたんですか?
「するわけないじゃないですか!」
失礼! それで?
「そしたら、先輩は、私を抱きしめて、おでこにキスしてくれたんです」
ロマンチックな先輩ですね。
「ええ、私は先輩に、一生ついていこうと、その時決めました」
そのまま、Hに突入ですか?
「いえいえ、砂浜だし、サークルのメンバーも近くにいたし……」
じゃあ、どうしたんですか?
「後日、東京に帰ってからです」
場所は?
「渋谷のラブホテルです」
どんなホテルでした?
「えっ、緊張しすぎてて覚えてません」
やっぱり、緊張しましたか?
「はい、もう心臓が飛び出しそうなほどでした」
それで、ついに念願のフェラチオを?
「そっ、そうなんですけど……」
なにか、不都合でも?
「ええ、先輩のオチンチンが……」
オチンチンが?
「想像していたのと、違ってたんです」
どう違ったんですか?
「兄の巨大なたくましいオチンチンのイメージがあったので……」
たくましくなかった?
「はい、なんか、ちっちゃくて、その上、先っぽがダラ〜ンと皮に包まれていて……」
短小、包茎というやつですか?
「はい、あとで調べたら、そうだったらしいです」
でも、その時は驚いた?
「衝撃的でした」
それで、しゃぶったんですか?
「はい、もちろん、大好きな先輩のものですから……」
どうでした?
「はじめのうちは、よかったんですが……」
どうよかったんですか?
「皮の上から、なめてるうちは、絶好調だったんです」
それで?
「ちっちゃいなりに、ビンビンになってきて……」
ビンビンになって?
「それで、先輩が自分の指で、ずるって皮をむいたんです」
むけたんですか?
「そしたら、オチンチンの頭の部分に、真っ黄色の垢みたいなものがビッシリ!」
げっ! ちんかすだらけ?
「そうなんです。ちんかすだらけのオチンチンだったんです」
それで、中断したんですか?
「いえ、最後までしゃぶりました」
へえ〜っ、すごい根性!
「だって、本気で先輩のこと、好きだったから……」
気持ち悪くは、ならなかった?
「気持ち悪くないと言えばウソになるけど……」
ウソになるけど?
「それよりも、好きって気持ちのほうが、勝っていたから……」
射精もしたの最後は?
「はい、全部、飲んじゃいました」
はじめてのフェラチオで、ちんかすも精子も?
「はい、先輩のよろこぶ顔が見たくて……」
その後、セックスもしたの?
「いいえ、先輩は一回出すと、もうムリだったみたいで……」
じゃあ、ちんかすしゃぶっただけ?
「それに……」
それに、なに?
「私、まだ処女だったから、ちんかすだらけのオチンチン入れたら……」
ちんかすだらけのオチンチン入れたら?
「病気になっちゃうかもって思ったら、コワくなって……」
結局、ヤラなかったんだ?
「そう、フェラチオだけ3回して、別れた」
あんなに好きだったのに?
「悲しすぎて、涙も涸れ果てたけど……」
なにか理由があったの?
「3回目にした日の夜に、実家に用事があって戻ったんです」
どういった用事?
「両親の結婚記念日の食事会で、フランス料理をいただくことになってました」
さすが、お金持ち!
「私、あまり、お肉は好きじゃないので、魚料理にしたんです」
ヘルシーで、いいと思いますよ。
「そしたら、白身魚のムニエルを食べている時に……」
食べている時に?
「奥歯にはさまっていた……」
はさまっていた、なに?
「はさまっていた先輩のちんかすが……」
えっ、ちんかすなの?
「そのちんかすが、口いっぱいに広がって……」
ムニエルが、ちんかす味?
「そう、最高級のディナーが、私だけ、ちんかす味になっちゃって……」
最高級のディナーなのに?
「そう、それで、ものすごいミジメな気持ちになっちゃって……」
なっちゃいましたか?
「それで、その日の深夜0時に、お別れメールしました」
それっきり、おしまい?
「先輩からは、しばらく連絡がありましたけど……」
話しあったりはしなかったの?
「はい、ちんかすについて話しあったとしても、しかたのないことですから」
まあ、ちんかすはしかたないねえ。
「はい、後悔はしていません」
ポジティブですね?
「ええ、次は、ちんかすのない恋愛をしようと思って」
やっぱり、ちんかすはないほうがいい?
「できれば、そうですね」
でも、好きになっちゃった人が、またちんかすだらけだったら?
「だから、これを教訓に、オチンチンを先に、確認することにしたんです」
頭いいね!
「当然です。もう、ちんかす野郎は、こりごりです」
それじゃ、次の恋の話も聞かせてくれる?
「はい、よろしくお願いします」
今度は、もっとステキな恋でしょ?
「……」
(続く)
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ゴールドマン 87年にアートビデオより「電撃バイブマン」で監督デビュー。その後、実験的な作品をリリースするなどAV業界に対して常に挑戦的な姿勢を持ち続ける。中でも89年に発表された60分ワンカットの8ミリビデオ作品「なま」は伝説級。近年はハメ撮りでの言わせ系淫語で独自の世界を展開。20年間で約1500人の女とハメ撮りし、300本以上のハメ撮り作品を制作してきたAV業界の巨頭。
11.12.29更新 |
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