異端のAV監督・ゴールドマンが放つ待望の新作小説 毎週木曜日更新!
Interview with Love-Storyteller by Goldman [SEX・MINUS・LOVE-MACHINE]
数々の伝説に彩られた異端のAV監督・ゴールドマンによる書き下ろし小説第2弾! 金も地位も名声も手に入れたはずの美人恋愛小説家。しかし彼女には男運だけがなかった。その秘められたる理由とは――。一度ハマッたら二度と抜け出すことができない、対話形式で繰り広げられるエクストリームな愛の語らい!!
いつの時代においても、
女と男のセックスと恋愛に関する悩みは、
永遠に尽きることのない泉のようなものだが、
近代にあっては、
ことさら複雑で、
とても奇妙な味わいに満ちている。
それらは、 決して甘ったるいだけのものではなくて、 ベットリと舌の上にこびりついて離れない、 ひどく後味の悪いマーマレードみたいなものなのだ。
第七章 恋愛小説家「大人の恋・真実の愛」
それらは、 決して甘ったるいだけのものではなくて、 ベットリと舌の上にこびりついて離れない、 ひどく後味の悪いマーマレードみたいなものなのだ。
今まで、結婚を意識された男性はいますか?
「はい、一人だけいます」
どのような方ですか?
「美術関係のお仕事をされていて、とても知的で品のある男性でした」
いつぐらいの話ですか?
「そうですね。私が作家としてデビューの年ですから、27歳の時です」
相手の方の年齢は?
「ちょうど、ふたまわり上でしたから、51歳ですね」
けっこう、年の差ありましたね?
「はい、それが却ってよかったんだと思います」
なぜ?
「その頃は、普通にOLもやりながら、夜中に小説を書いていましたから……」
それはへヴィーですね?
「だから、ものすごくストレスが溜まっていて、癒してもらえる場所が欲しかったんです」
それが、そのカレの胸の中?
「ピンポーン!」
容姿的には、どんな感じでした?
「50代には全然見えなくて、横顔がブラピにそっくりなんです」
それは、イケてますね〜?
「はい、超イケメンでした」
知り合ったきっかけは?
「私のデビュー作の受賞記念パーティーです」
なんていう小説でしたっけ?
「『愛の花束を抱きしめて眠れ!』です」
ステキなタイトルですね?
「ありがとうございます」
カレの第一印象は?
「それまでに出会ったことのない、爽やかなジェントルマンの風を感じました」
ジェントルマンの風ですか?
「はい、けっして知識をひけらかすこともなく、レディーファーストだし……」
それは、ステキですね?
「私は、一瞬にして、恋に落ちました」
早いですねえ?
「愛の津波に、のみこまれたんです」
はあ?
「とにかく胸がときめいて、血液が逆流してくのるのがわかったんです」
燃えるような恋ってことですか?
「ピンポ〜ン!」
じゃあ、今度は自分から告白?
「いいえ、それは……」
しなかったんですか?
「私は、そういうタイプではないので……」
じゃあ、カレから?
「いえ、それもないです……」
じゃあ、どうしたんですか?
「それはもう、自然な形で寄りそうように……」
寄りそうように?
「川の流れるように……」
流れるように?
「若い頃みたいにガムシャラではなく、ゆったりとした大人のつきあいを楽しんでました」
ある意味、理想的ですね。
「はい、私もそれなりに恋愛スキルを積んでいましたから……」
じゃあ、ちんかす男や超早漏みたいな悲惨なことにはならなかったんですよね?
「……」
また、ちんかすだらけだったんですか?
「違います……」
早漏すぎる役立たず?
「カレは、そんな人間じゃありません!」
失礼! ジェントルマンなんですよね?
「そっ……そうですよ……」
結婚しようとまで思ったステキな恋人だったんですよね?
「そっ……そうですけど……」
いったい、どこがいけなかったんですか?
「私、……いけなかったなんて言いました?」
いやっ、なんか様子がヘンなので……
「……」
正直に、話していただけますか?
「……」
別に、恋に終わりがあるのは不自然なことじゃないですから。
「……はい、わかりました」
カレのなにが、問題だったんですか?
「なにって……、ナニ……です」
ナニですか?
「そうです。ナニが、細過ぎたんです」
ナニっていうのは、男のシンボル?
「そうですよ! オチンチンが、細すぎなんです!」
普通の人より、細いんですか?
「細いんじゃなくて、細すぎるから問題なんですっ!!」
まあ冷静に! 具体的には、どのくらいの細さなんですか?
「ストローって、直径何センチぐらいですか?」
5〜6ミリってとこですか?
「つまようじは?」
2ミリくらいですかね?
「その中間くらいです」
ええっ! 4ミリしかないんですか!?
「……」
長さはどれくらいあったんですか?
「長さは人並みで、ボッキ時で15センチ以上はありました」
まさに、ストローチンポですね?
「……」
そのカレは、カラダも細かったんですか?
「いいえ、学生時代にラグビーをやっていたので、けっこうガッシリしていました」
オチンチンだけが、鍛えられていなかったと?
「そういうことだと思います……」
でも、カレを愛していたんですよね。
「愛していました」
ストローチンポは、愛せなかった?
「……」
ストローチンポは、嫌いですか?
「……」
ストローチンポが、憎いんですか?
「……」
なにか喋ってくださいよ!
「あの……、好きとか嫌いとかって問題じゃなくて……」
問題じゃなくて?
「ムリなんです」
なにがですか?
「スっ、ストローみたいなチンポは絶対ムリなんですっ!!」
怒らなくてもいいじゃないですか?
「怒ってなんかいません!」
結局、入れたんですか?
「なにを?」
ストローチンポに決まってるでしょ?
「さあ?」
入れなかったんですか?
「……カレは、……カレは入れたつもりになってたみたいだけど……」
だけど?
「私には、入れられたという実感はありません」
その時は、もう処女じゃなかったんですか?
「いいえ、まだ処女でした……」
じゃあ、ストローでも、入れられればわかりますよね?
「常識的には……」
フェラチオとかも、しなかったんですか?
「はじめのうちは、おクチでもしてたんですけど、なんか……」
なんか?
「モスキートになったみたいで……」
なんですか? モスキートって?
「蚊ですよ! 蚊っ!!」
ああ、そういうイメージですよね?
「そう、だから、なんか寂しい気持ちになってきて……」
しゃぶりごたえが、なさそうですよね?
「しゃぶってるというよりも、吸ってるって感じ……」
いちおう射精はするんですか?
「はい、いっちょまえに水っぽい精子がピューッと出ます」
あんまりエロくないですね?
「悪い冗談かと思いました」
でも、カレは真剣に、あなたのすべてを愛してくれたんでしょう?
「……」
細すぎるチンポは、許せなかった?
「許すとか、許さないってことじゃなくて……」
ことじゃなくて?
「私も、いけないんだと思うんですが……」
どう、いけないの?
「私、体質的に、異常にぬれやすいんで、そういうこともあって……」
入れてる実感がなかった?
「そう、カレだけが汗みどろになって、私の上で腰をフリ続けているんです」
全然、気持ちよくはないの?
「だから、感触としては、なにもないんです」
痛かったりもしなかったの?
「はい、痛くも痒くもありませんでした」
演技で声とか出さなかったの?
「はい、ただ天井を見つめて、違うことを考えてました。
どんなこと考えてたの?
「……真実の愛についてです……」
結論は出ました?
「……ストローチンポは、真実の愛ではないということだけは、わかりました」
すばらしい!
「ありがとうございました」
(続く)
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ゴールドマン 87年にアートビデオより「電撃バイブマン」で監督デビュー。その後、実験的な作品をリリースするなどAV業界に対して常に挑戦的な姿勢を持ち続ける。中でも89年に発表された60分ワンカットの8ミリビデオ作品「なま」は伝説級。近年はハメ撮りでの言わせ系淫語で独自の世界を展開。20年間で約1500人の女とハメ撮りし、300本以上のハメ撮り作品を制作してきたAV業界の巨頭。
12.01.26更新 |
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