THE ABLIFE January 2013
緊縛師・雪村春樹の鬩ぎ合う縄とその過酷なエロティシズム
男と女の絡み合いの断層を「縛る」という行為によって剥き晒し、溺れ込み、あらゆる瞬間に更新されるエロスを積極的に遊ぶ緊縛師・雪村春樹の最新クリエイション。成熟した交わりだけが作り出す、この世の天国と地獄とは......。孕まれたテーマを抽出したフォトギャラリー&雪村の言葉を散りばめたフラッシュで贈る特選緊縛フォトシリーズです。→【雪村春樹FLASH緊縛グラビアを見る】
【寂しくてたまらない女 An uncanny lonely woman】
求められ、支配されている時だけが安らかで、独りきりでいる時は恐ろしくて心許なく、不安でたまらない。だから、痛みにも恥ずかしさにも耐えるし、痛みや恥ずかしさすらも嬉しいと思う。玩具のように扱われ、いつか飽きられて棄てられる日がくるとわかっていても、今、すぐに得ることのできる安らぎに、しがみつかずにはいられません。ましてや、貴方のように甘い囁きで絶えず騙し続けていてくれるのなら、拒否する理由は何もない。
いったいこれまで、何人の男に弄ばれてきただろう。わからない。棄てられたときだけは辛い。けれど、どんな男と過ごす時間も、その時だけは、しあわせだったと確信できる。暗い部屋の中、ただ独りきりで、震えているだけの時間に比べたら......。
「お前はもう、俺のものや」
そう言ってもらえただけで、何もかもを任せてしまえる気になれる。躰の中心からこんこんと泉が湧きだしてきて、そのまま躰ごと溶けてしまいそうなほどに昂ぶる。私は粘液になり、水になり、そして火になって揺らめく。灼熱の原始の炎となって悶えている間、貴方が何をしているのかを私は知らない。知る必要がまったくない。所有されている、そう思うだけで、十分にしあわせなのだから。
明日か、明後日か、明々後日には、きっとまた棄てられて泣く。そう思う。そう思っておかないこと怖い。 怖いけれど、今だけは嬉しい。
[Yukimura Haruki bondage Photo Exhibition "An uncanny lonely woman"]
→【雪村春樹FLASH緊縛グラビアを見る】
→【雪村春樹FLASH緊縛グラビアを見る】
『雪村春樹全集 21 椎名ひかり』(赤ほたるいか/妄想族ブラックレーベル)
2013年1月27日新春「雪村春樹 緊縛撮影会」開催!!
主催:雪村春樹&縛りの美学
モデル:水城奈緒
日時:2013年1月27(日)
システム:午前午後の二部制
午前の部:10:00~13:00
午後の部:14:30~17:30
※後半30分サイン会
※途中休憩あり
料金:午前の部/30,000円 午後の部/30,000円 通し/50,000円
※お支払い方法 銀行振り込みのみ
定員:各12名様(計24名様)最少催行人数 計15名様
場所:スタジオ六本木倶楽部
東京都港区六本木3-6-20
【詳細・お申し込み先はコチラ!】
関連リンク
雪村春樹~縛りの世界~ yukimura haruki The world of Japanese bondage
関連記事
雪村春樹FLASH緊縛グラビア
性悪女 A darling evil woman
わがまま女 A selfish woman
不可解な女 A mysterious woman
嫉妬深い女 A Jealous woman