THE ABLIFE July 2010
新・常識ある大人の為の肉筆紙芝居
酒気帯び運転で人身事故を起こした「くみ子」は、獄中における様々な試練を乗り越えてついに仮釈放の日を迎えた――はずだった!? 死刑制度が廃止され、代わりに奴隷刑が導入された暴虐的パラレルワールドで繰り広げられる、浜不二夫流・奴隷ファンタジー。世界一ツイていない女・丸矢くみ子のエロティックな転落人生は原点以下に舞い戻ってさらなる漂流を続けることに!!体機能の検査と体型の測定をすると云われ、スッパダカに手錠の仮拘束で「奴隷機能管理室」(人間ならば医務室)へ入れられました。全裸で立たされて待っていると、牝奴隷が二匹、追われて入ってきました。中年女性と十七〜八歳の少女。一目で母娘と判ります。勿論私と同じ一糸纏わぬマッパダカにされ、手錠の嵌まった手で、必死に前を押さえている姿が哀れでした。
「ヤレヤレ、債務奴隷は無駄に抵抗するから、手間がかかる」
恵まれた暮らしをしていた親子が、ある日突然破産して奴隷に堕とされたのでしょうか。二人とも着ている物を脱げと命令され、ハダカになるのを嫌がって、生まれて初めて鞭で打たれて、泣きながら人前で下穿きまで脱いだのでしょう。泣き腫らした目と、背中やお尻の鞭跡が無残でした。
機能検査は人間の健康診断と同じ内容ですが、家畜の検査と一緒で、検査対象の羞恥心などに配慮する必要がありませんから能率的です。たとえば検便も、明るい部屋の真ん中で手を床に突かされ、男の検査官がお尻の後ろからガラス棒をグイと突っこんで採便します。ついでに肛門を広げられ、痔の検査をされました。
「そのままジッとしてろ」
四ツン這いで高く突き上げたお尻に、猛烈に痛い注射を二本打たれました。
「月経停止剤と自殺防止剤だ。これからお前たちは、昼も夜も後ろ手に縛られて、自分のアソコの始末も出来なくなるんだ。メンスがあったら困るだろう。お前たちの体は、調教が済んだら競りに掛けられて、どなたかの所有物になる。奴隷はその方の財産なんだから、お勤めがどんなに辛く恥ずかしくても、勝手に自殺なんか許されない。そのための薬だ」
残酷なお薬でした。続いて女の性器を検査されます。人間の婦人科の検診台と同じ機械(体の構造に変わりはないのですから当たり前ですが)に乗せられるのですが、周りや顔の前のカーテンなどは一切なく、周囲から丸見えの中、下半身丸出しで、あの蛙をひっくり返したようなブザマな格好をさせられるのです。
「まず経験者からだ」
母親が、全裸のまま検診台に仰向けに寝かされて、足乗せ台に両足を固定されます。機械が操作されると、彼女の両足は哀れに開いて、高々と上がって……。
「ハハハ、これがお前が出てきた穴だ。感謝をこめて拝んでおけ」
あからさまに母親の女性の器官を見せつけられて、母娘ともに羞恥に悶えます。
「性交奴隷に使えるか、アソコの締まり具合の検査だ」
見るもおぞましい形の器具を深々と咥え込まされ、
「締め付けろ。腰も使うんだ」
娘の前で浅ましく腰を前後にしゃくって、性行為の動作をさせられます。
「ホウ、立派な締まり具合だ。お前の亭主は気持よかったろう」
女のカラダでお勤めをする性交奴隷としての適性を判定するために、娘の見ている前でオンナの器官の具合を評価される惨めさ。思い切り女の恥を晒させられて、母親が検診台からおりると、替わって全裸の娘が押し上げられます。生まれて初めて、パンツも穿いていない足をあられもなく広げて固定された娘は、
「助けて……ママ……」
と、すすり泣いていました。突然、制止を振り切った母親が叫びました。
「お願いです。私はどうなっても構いません。娘は許してやってください。娘は……まだ処女なんです」
看守様の左手が母親の髪の毛をつかみ、グイと仰向かせて、その口に右手の鉄の玉をねじ込みました。
「アアッ、やめて。ママーッ」
検診台の上で叫び悶える娘の口にも、同じ鉄の玉が……一瞬の後には、二人ともただ「ウーウー」と唸り声を上げながら、口の端から惨めによだれを垂らすだけの姿になっていました。
「お前もついでに咥えろ。どうせお前にもじきに嵌めなきゃならんのだ。お前は懲役奴隷だから、嵌口具も経験あるだろう」
屈辱と怒りにお腹の底が熱くなります。でも、どうにもならないと判っています。私は観念して口を開けました。口一杯に大きな玉が押し込まれ、止め金が頭の後ろでバチンと止められると、どうやっても吐き出せません。酸っぱいような嫌な味。どうしても口の端からよだれが垂れます。試してみるまでもなく(言葉は何一つ喋ることが出来なくなってしまったのです。検診台の上の娘は、死ぬほど恥ずかしい全裸で足を浅ましく広げて縛られた上に、言葉まで封じられて、羞恥と恐怖に震えながら泣いていました。
「お前は処女だって? どれどれ」
娘の広げた足の間に立った男の看守様は、手慣れた手つきで、アヒルのくちばしのような形をした器具を操作します。自分でさえシッカリ触ったことがない場所を、冷たい器具と男の手で広げられ、覗かれるのです。
娘が「アウウッ」と哀しく呻き、母親の泣き声が一段と高くなり、私は目をそむけました。
「フーン、本当だ。いまどき、この年までヤッたことがないとは珍しい。よほど親の監督が厳しかったんだな。ヨシヨシ、膣リングは処女用を嵌めてやる。処女は高く売れるんだから、大事にしなきゃな」
貞操までが値踏みの材料にされて、女の体に値段が付く。奴隷の身の惨めさに今さらながら体が震えます。
「さあ、お前の番だ。前の奴の格好を見ていたろう。あれと同じだ。台に上がって仰向けに寝ろ」
看守様が、検診台をあごでしゃくって命令しながら、私のハダカのお尻にピシリと指示の鞭をお当てになります。どんなに恥ずかしくても否も応もないのです。私は、手錠の不自由さを噛み締めながらハダカの足を開いて、検診台に這い上がるのでした。マッパダカで仰向けに寝かされ、膝を広げて固定され、機械が操作されると、左右の足が思い切り開いて高く上がっていくのです。若い娘の身で、死ぬほど恥ずかしいオンナのアソコを人目に晒し、男の手で嬲られる。初めてではないからといって、恥ずかしくないはずはありません。家畜になるのだからと覚悟したはずでも、やはり涙が出る惨めさ、恥ずかしさでした。
婦人科(私たちの場合は、牝科と云うのでしょうか)の検診のほかに、ヘンな器具と巻き尺で、ありとあらゆる場所を計測されます。膣の長さ、深さ、尿道口とクリトリスの位置、陰唇の厚さ、膣と肛門の間隔、おヘソから膣口までの距離。全部データにとられます。最後にお股に、ヒリヒリする除毛剤を塗られました。
羞恥と屈辱の検査が終ると、恐ろしげな器具や道具がズラリと並んでいる部屋へ、連れていかれました。ここで、奴隷の制服、「拘束具」を付けられるのです。
「完璧にお前たちの体を測ったんだ。絶対に外れなくて、あまり痛くないように、拘束具を調節してやる。有難く身に付けるんだ」
言葉通り、首輪、手伽、足伽、乳伽、腰伽が、ピッタリ体に嵌まりました。後ろ手にされた両手は、手伽を首輪に吊られてビクとも動かなくなりました。そして……看守様が、妙な形に繋がった鎖を調節しています。
「ヨーシ、これでよかろう。股を開け」
鎖褌でした! 私たちは死ぬまでこれだけを穿いて暮らすのです。鎖が広げた股間を通され、膣と肛門に何かが当たります。
「口を大きく開けて、口で息をしているんだ。嵌口具を咥えていたって、出来るだろう」
腰枷の前後に鎖を通され、グイグイ引き絞られると、膣と肛門に食い込む異物の感覚。
「アウッ、グググ、アアア……ウウウー」
「シャンと立て! 膣リングと肛門栓はお前たちの必須戒具だ。ピッタリ調節してあるから、じきに慣れる」
お股の前後の穴を責めたてる異物感に、こらえ切れずに私は、嵌口具の中で泣いていました。向こうでは、母娘の債務奴隷が、やはり泣きなから鎖褌を締め上げられていました。股を閉じようとした私は、アソコの痛さに呻きました。
「股を閉じると、膣リングの周囲の刺が膣壁に突き刺さるぞ。いつも股をオッ広げているんだ」
奴隷が、歩くときでもいつも股を広げて、ヨタヨタと、いわゆる奴隷歩きをする理由が判りました。
拘束具の仕上げは鼻環でした。まず母と娘が、不気味な機械に顔を入れさせられます。痛いのでしょう。嵌嵌口具で悲鳴は聞こえませんが、二人とも、脂汗を流しなからハダカのお尻を振って、もがいていました。
最後が私です。尻込みする顔を機械に押し込まれ、頭が固定されると、鼻の壁に目も眩む激痛が走って、
「ギヤアアアッ」
嵌口具の中で喚いたときには、鼻の壁に鼻環が通されていました。機械から解放された私たちは、お互いの顔の真ん中に、惨めな鉄の環がブラ下がっているのを見て、人間でなくなった我が身を思い知って、嵌口具の中で号泣していました。とうとう完全に畜生にされたのです。家畜に堕とされた私たちは、鼻環に鎖を付けられて曳かれました。鼻の壁の千切れるような痛さ。火の中でも針の山でも歩かされてしまうでしょう。
行った先で、どんなに辛く恥ずかしい目にあわされるかが判っていても、血の涙を流しながらでもそっちへ行かなければならないのです。自分の意志など、何一つ認められない奴隷の身の哀しさを、私たちは、身にしみて思い知らされていました。最後に、奴隷番号が体に烙印されます。
「お前たちは、奴隷宣告を受けた日に、人間の戸籍を抹消されている。もう人間の時の名前はなくなって、今から体に付けられる奴隷登録番号が、お前たちの正式な名前だ。シッカリ覚えておけ。まあ忘れたって、体に書いてあるがな。最初のFが牝奴隷の符号。次の数字は登録されている奴隷管理局のコード、その後の数字がお前たちの奴隷番号だ。頭の数字が奴隷期間で9は終身奴隷だ。ホウ、お前たちは全員終身奴隷か。懲役奴隷は終身が普通だが、債務奴隷のお前たちは、よほどたくさん借金を残したな。娘のほうはその若さで終身奴隷ということは、何年奴隷暮らしをしなければならないか……哀れなものだ。
番号は、お前たち終身奴隷は消すということがないから、電気スタンプで乳房の真上に焼き付けられる。これは死ぬまで消えない。調教期間中は識別の必要上、額と尻にも番号を刷り付ける。刷るといったって特殊塗料だ。洗ったってこすったって消えはしない。完全に消すには、専用の薬品を使って一カ月はかかる。額に奴隷番号を入れられてるんだから誰が見ても奴隷だとすぐ判る。逃亡なんて絶対に出来ないんだぞ。調教が終わって競売に掛けられて、お前たちの体の所有主が決まったら、額と尻の番号は、消すも残すも所有主の自由だ。胸の番号は、お前たちが墓場まで抱いていくんだ。ヨシ、歩け」
鼻環の鎖を曳かれて、足の鎖を鳴らしながら次の処置室まで歩かされました。鉄の処置台に仰向けに寝かされ、上から機械が下りてきて額と胸と腰を押さえ付けます。足の鎖が逆に上へ吊られ、赤ちゃんがオシメを替えられる時の恥ずかしい格好になります。私はもう、歯の根が合いませんでした。
「番号確認。F262−9xxxx、番号ヨーシ」
声と一緒に額と腰に冷たい感触。そして胸の肌を焼く灼熱の感覚! 熱さ、痛さというよりも、女の肌に死ぬまで消えない烙印を押される哀しさ、惨めさに、私は嵌口具の中でオイオイ泣いていました。立たされて、お互いの肌の奴隷番号に、我が身の惨めさを思い知らされます。特に額、女の身は美しくあれと、今日まで磨いてきた顔に、奴隷の印の鼻環が下がり奴隷番号が黒々と……。
「とうとう本当に奴隷にされてしまったわ。もうダメ……」
私は、心の底から絶望するのでした。
(続く)
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