読者投稿不定期連載 北陸在住マニア画家の美少女羞恥緊縛図絵
Specially selected abnormal maniac exhibitionl
北陸在住のマニア絵師が描く背徳的な鉛筆画と掌篇バックストーリー。責められる肉感美女たちの恥じらいと諦観は、どこまでもあいまいで広大深淵なファンタジーを紡ぎだす――
成人式に出席しなかった紀美子は叔父の部屋で振袖の代わりに縄衣装を着せられた。
「この日のために用意していた縄だ。とてもよく似合うよ」
鏡の前で縄掛けされながら紀美子は何も答えない。
けれど白い肌に縄が食い込めば痛みを感じる。体が反応してしまう。何も考えまいとしていた紀美子の小さな世界はたちまち揺らぎだし、あっけなく崩れ去ってしまう。
子供の頃からそうだった。
紀美子が紡ぐ小さな世界はいつもあっという間に壊された。貯金は親に使われた。新しい服を着た途端にミートソースを飛ばして汚してしまった。結婚を夢見ていた好きな男の子は他の女の子を好きなった。今は縄掛けされて恥ずかしいからポーカーフェイスを頑張っていたのに、叔父にすべてを見抜かれた。
小さな世界の外側へ裸のまんま放り出された紀美子は子供の頃からの繰り返しを思い返してクナクナと膝をつく。
そして叔父はそんな紀美子を見て満足そうに微笑むのだ。
「それでいい、紀美子の生きる世界はいつだってその先にある。崩れて転んだ、その先に」
ギュウッと縄が絞られた。紀美子の体が宙に浮いて無防備な下半身が割り広げられる。
こうして叔父に朝から晩まで犯され続けた紀美子は成人式のこの日、生まれて初めての絶頂を味わった。
作=魚清
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