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小林電人、書き下ろし官能羞恥小説の決定版

羞恥の教室 第三部
第十一章 歪んでゆく世界 【1】


著者=
小林電人


現実と妄想が欲望のもとに交錯する第3部開始!
物語が収束するクライマックスへ!


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第十一章 歪んでゆく世界

I アポクリファ 1

「本日、特別公開しおきが行なわれることになりました。全校生徒は12時30分までに講堂へお集まり下さい」

校内アナウンスが流れた。

「え、また公開しおき?」
「珍しいな」
「まぁ、俺たちにとってはうれしいだけだけどな」
「でも誰がおしおきされるんだ? アナウンスがなかったぜ」
「あと特別って言ってたぞ。そんなの初めて聞いたけど......」

学園中の男子生徒は、1カ月前の二之宮沙織に続く公開しおきが行われるという知らせに興奮を隠せない。年に何度も行われることのない公開しおきが、こんな短期間で続くというのは珍しい。

しかもおしおきを受ける生徒の名前が公表されていないのも初めてだった。これはいつもの公開おしおきとは違う。生徒たちはその異変を感じ取っていた。

昼休み、公開おしおきの舞台となる講堂には開始予定時間よりもかなり早くから男子生徒がおしかけていた。

そして12時30分を迎えた。講堂には全生徒と全職員が集まっている。これから何が起こるのかという期待が膨れあがり、一種殺気だった空気が充満していた。

マイクを持ち、ステージに現れたのは、いつものようにおしおきを受ける生徒の担任教師ではない。学園長だった。

これはいつもの公開おしおきではない。もしかしたら......。生徒たちの間に、ある期待が広がっていた。

学園長は講堂いっぱいに集まった全校生徒を見渡して、そして話し始めた。

「それでは全校生徒のみなさん。これより特別公開しおきを始めます。今回、あえて特別と付けたのは、これが今までの公開しおきとは違うからです。実は学園始まって以来の不祥事が起きてしまいました。本学園においてはあってはならない事件、それは教師による学園への反抗です」

やっぱり! 生徒たちの期待は的中した。今回の公開おしおきの対象となるのは生徒ではなく、教師。それも恐らく女性教師だろう。

ある種の採用基準を設けているのか、この学園の女性教師は全員が若く美しい。どの教師がおしおきされるとしても、それは素晴らしい見世物なのだ。

「本来、率先して生徒たちの見本とならねばならない教師が、学園の規則を乱すということは許しがたい罪です。しかも学園で最も重い罪である生徒の脱走に関わったのです。今回は、脱走としようとした生徒と教師、そしてその脱走を幇助した教師の計3名を合同公開しおきいたします!」

観衆である生徒たちの間に大きなどよめきが起こった。教師が公開しおきにかけられる。しかもそれは教師2名と生徒1名による合同しおきなのだ。それは長い学園の歴史の中でもはじめてのことだった。

しかし、そのしおきを受ける2名の教師とはいったい誰なのか、生徒の期待はそこに集中した。いつも冷徹な態度を崩さない黒薔薇女王こと玲子先生、清純派の百合先生、隠れ巨乳との噂のある真知子先生......。誰もが魅力的だ。しかし、生徒たちの中で最も望まれていたのは、ボーイッシュな美貌で人気の高い景子先生だった。噂では1年B組で前田先生の手によって、おしおきを受けたことがあるというが、多くの生徒はその現場を見ることは出来なかった。あの美しく凛々しく男子生徒、女子生徒の両方から高い人気を誇る景子先生の公開しおき。想像するだけで、男子生徒たちの股間は熱く硬くいきり立ってしまう。

「まず、生徒の脱走を幇助したという許されざる罪を犯した夏川景子先生!」

学園長が景子の名を口にすると、男子生徒たちは歓喜の声をあげた。あの景子先生の恥ずかしい姿を見ることができる! それを聞いただけで射精しそうになった生徒が何人もいたほどだ。

その一方で女子生徒からは悲鳴もあがった。昔から同性からの人気が高い景子である。学園においても女生徒の憧れの的となっていたのだ。

生徒たちの大きな反応を満足気に見ていた学園長は、右手あげて合図をした。カーテンがゆっくりとあがる。

ステージの上には大きな磔台が設置され、そこに景子が拘束されていた。白い清楚なブラウスとグレーのタイトスカートを身につけた景子は、両手足を左右いっぱいに広げられた大の字の体勢を取らされている。まるで動物の標本のような屈辱的なポーズだ。

うおーっという男子生徒の興奮した声と、キャーッという女子生徒の悲鳴が上がる。

磔にされている景子は目を閉じ唇をかみ締めてこの屈辱に耐えていた。

「ふふふ、夏川先生。あなたは以前から学園に反抗的な態度が目に付きましたからね、いつかはこんなことになってしまうのではないかと思っていたのですが、その心配が的中してしまいましたね。学園長としては、非常に残念ですよ」

学園長がそう話しかけると景子はキッと睨み返した。

「いくらなんでも、こんなことが許されるわけがないでしょう! はやく解きなさい! 恥ずかしいと思わないんですか、学園長!」
「元気があって結構、と言いたいところですが、学園の秩序を乱すようなことは教師であっても絶対に許されることではないんですよ、夏川先生」

学園長は指先で景子の頬を撫で回す。景子はその不快な感触に顔をしかめる。

「この美しい顔が、これから味わう羞恥にどんなに変化していくのか、大変楽しみですよ。あなたはこれから全校生徒の前で、大変な恥をかくのですからね。女性として生まれたことを後悔するような。ふふふ、いつまでその毅然とした態度を取っていられるでしょうかね」

景子は黙って学園長を睨みつけるだけだった。

「さて、それでは夏川先生には、おしおきを受けるに相応しい姿になってもらいましょうかね」

学園長は傍らに立っていた秘書の市川からハサミを受け取った。

「さて、まずはこのスカートから行きましょうか」
「ひっ、止めなさいっ」

学園長は景子のタイトスカートの裾からハサミを入れるとジョキジョキと切り裂いて行った。スカートはたちまち一枚の布と化して、床に落下した。

真っ白なショーツが現れた。生徒たちの歓声があがった。憧れの美人教師の下着姿だ。筋肉質で引き締まりつつも、十分に成熟した大人の女性としての色気を感じさせる下半身だった。

固く目を閉じて羞恥と戦う景子の表情を楽しみながら、学園長はさらにハサミをあやつって、ブラウスを切り裂いた。白いブラジャーに包まれた小振りな乳房が露になる。

「ほぉ、前に前田君からおしおきを受けた時の映像は見てますが、なるほど可愛らしいおっぱいですな。せいぜいBカップ、いやこれではAカップというところですか」

貧弱な胸にコンプレックスのある景子にとっては最大の屈辱だった。景子の頬が真っ赤になる。

「では、その小さなおっぱいを、みなさんに見ていただきましょうか」
「だ、だめっ、止めなさい!」

思わず景子は叫んだ。憧れの視線で自分を見ていた生徒たちに貧弱な乳房をさらすなど、とても耐えられることではない。

「おやおや、夏川先生。おっぱいを見られるくらいでそんなに取り乱してはいけませんね。先生はこれから、もっともっと恥ずかしい目に合わされるんですよ。ふふふ、もうあきらめなさい」
「ああ......」

学園長は容赦なく、ハサミでブラジャーを切り裂いた。ハラリ。下着は床に落下した。申し訳程度にしか膨らんでいない景子の胸が全校生徒の前に晒された。

「へー、大人のくせにあんなにペチャパイなんだ、景子先生」
「なんか子供みてぇだな」

男子生徒は口々に不躾な感想を漏らし、一方女子生徒は自分よりも小さい憧れの教師の乳房を興味深く見ていた。密かに優越感に浸った女子生徒も少なくなかった。

「ふふふ、みなさん、夏川先生のペチャパイぶりには驚いたようですよ。確かに公開しおきにかけられたこれまでの女子生徒に比べても、一番小さいかもしれないですからねぇ。でも、まぁ、おっぱいの大小で女性の価値は決まりませんよ。大事なのは感度ですからね。ふふふ、そっちの方は夏川先生はどうなんでしょうねぇ」
「ああ......」

景子は弱々しく頭を振った。もう、生徒たちと顔を合わせられないと思った。

「さて、いよいよ素っ裸になってもらいましょうかね。そういえば、景子先生は下の方も子供みたいなんでしたっけ」
「か、勝手にするがいいわ」

景子はやけになったようにはき捨てた。しかし頬だけではなく、全身までが赤く染まった肌がその羞恥ぶりを雄弁に語っている。

「おやおや、まだ強気ですね。もっとも、いくら泣き叫んでも、おしおきは行ないますけどね」

学園長のハサミがショーツを切り落とした。その瞬間、講堂が歓声でどよめいた。男子生徒たちが夢にまでみた美人教師のオールヌードが晒されたのだ。

白い下腹部の付け根を覆うように生えているはずの陰毛は、きわめて薄かった。そのため、隠されるべき肉の裂け目がくっきりと見えてしまっている。

その一点へと全校生徒の視線が集中した。

「うわ、下も子供みたいじゃん!」
「可愛いーっ、景子先生」

あちこちから驚きの声があがる。確かに景子の裸身はアンバランスだった。引き締まった美しい大人の女性の肉体でありながら、胸はほぼ平ら、そして股間も無毛に近い薄い生えっぷりで子供のようなのだ。成熟した女体と童女のような未成熟さが同居したような不思議なエロティシズムを感じさせる。

「ふふふ、生徒のみなさんも、夏川先生の可愛らしいヌードに驚いているみたいですね」
「いや、いや......」

いくら固く目を閉じても、何百人もの好色な熱い視線を感じないわけにはいかない。みんなが私の未熟な体を笑っている......。そう思うと景子は気が狂ってしまいそうな羞恥に襲われる。

「さて、それでは夏川先生は、しばらくこのままの格好で晒しておくことにしましょう。次は、今回の主犯である女生徒と教師に登場してもらうことにしましょう」

学園長が合図をするとステージの左右から車輪のついた大きな台が2台運ばれてきた。それは景子が磔にされている台と、ほぼ同じ形態であり、それぞれに全裸の男女が大の字で拘束されていた。ステージ中央で晒されている景子の左右にその台は置かれ、全裸大の字が三つ並んだ。

「学園からの脱走を企てた重罪人、1年S組の高橋しのぶ、そして高橋と共に脱走しようとした藤井先生だ」

学園長が二人を紹介した。

「この二人は、教師と生徒という立場でありながら、淫らな関係を持ち、学園からの脱走を企てた。そして夏川先生は、その計画に加担したのだ。当学園としては、このような不祥事を断じて許すわけにはいけない!」

しのぶは全裸を全校生徒の前に晒すという恥ずかしさに泣きじゃくっていた。そして男性教師で初めて公開しおきにかけられることになった藤井は歯を食いしばって屈辱に耐えていた。むき出しになったそのペニスは、だらしなく垂れ下がっていた。


(続く)

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著者=小林電人 長年夢見ていた自分の「理想のSMビデオ」を自主制作したことがきっかけで、AV&SM業界のはじっこに首をつっこむことになった都内在住の40代自営業。ひたすら羞恥責め、アナル責めを好み、70年代永井豪エッチ漫画の世界を愛する。これまでの監督作品として「1年S組 高橋真弓のおしおき」「同2」「穴牝奴〜町内会人妻肛虐倶楽部 」がある。以前、永井漫画をモチーフにした小説をネットに発表したことはあるが、オリジナルは本作が初めて。
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08.07.28更新 | 小説  >  羞恥の教室