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小林電人、書き下ろし官能羞恥小説の決定版
羞恥の教室 第三部
第十六章 崩壊する世界 【10】
著者= 小林電人
淫獣たちの手に落ちた忍と藤井。
獣たちが牙を研ぐ衆人環視の中で、狂乱の宴が始まる......。 現実と妄想が交錯するエロティックサスペンス、堂々完結の最終章!
小林電人、書き下ろし官能羞恥小説の決定版
羞恥の教室 第三部
第十六章 崩壊する世界 【10】
著者= 小林電人
淫獣たちの手に落ちた忍と藤井。
獣たちが牙を研ぐ衆人環視の中で、狂乱の宴が始まる......。 現実と妄想が交錯するエロティックサスペンス、堂々完結の最終章!
第十六章 崩壊する世界
X 忍とゆり 5
「新也君、お疲れ様。勝てて良かったね」
控え室で、高村が新也に声をかけた。新也は照れくさそうに答える。
「絵里香には負けられないからね。といっても、まぁ、忍のエロさに助けられたってとこだけど。あいつ、思ってたよりも、とんでもない淫乱だよ」
「新也君、勝った御褒美があるんだけど」
「え、何?」
新也は目を輝かせて高村を見た。高村たちが御褒美というからには、つまらないもののはずがない。
「忍ちゃんの処女、欲しくないか?」
「えっ、いいの?!」
新也は胸を高鳴らせた。そうだ、あのアナルを責められての乱れっぷりに、つい忘れてしまいそうになるけれど、忍はまだ処女なのだ。忍の膣は、まだ男性を受け入れたことはない。
その記念すべき最初の男になるチャンスをくれるというのだ。
「ただ、ひとつ条件があるんだけど」
高村の言葉に新也は顔を曇らせる。
「何?」
「ステージで、みんなの前でやって欲しいんだよね」
「ええっ!?」
新也にしても、ついこの間、絵里香相手に童貞を喪失したばかりで、経験は少ない。それがあの観衆の前で、できるだろうか。
「忍ちゃんを買った人のリクエストなんだよ。できないなら、誰か他に頼むけど......」
そうだ。ゆりとの対決に敗れ、セリにかけられた忍は、もう誰かの所有物となってしまったのだ。もう忍を責めることは出来なくなるのだ。
「やるよ。おれ、やってみるよ」
「そうか、やってくれるか。じゃあ、早速だけど準備してくれよ」
「ええっ? もう、いきなりなの?」
とまどう新也の肩に、高村は腕を回し、そして控え室から連れ出していった。
「止めろ、離せ、離すんだ」
全裸の藤井が屈強な係員二人に押さえ込まれながら、ステージへ連れ出されてきた。さっきまで口に噛まされていた猿轡は外されている。
「先生、藤井先生っ!」
ステージ上で、藤井と対面した忍は思わず、叫んだ。忍もまた、全裸で後ろ手に拘束され、自由を奪われた身だ。
藤井はハッと一瞬、忍の顔を見て、そしてうつむいた。それを見た忍もまた視線を床に落とした。
「おやおや、せっかくのご対面なのに、どうしたんでしょうか? お二人は、もともと愛し合ってたのでは?」
司会者が意地悪く二人の顔を交互に覗き込む。
「まぁ、先生に取っては、忍ちゃんもたくさんいる奴隷のうちの一人にしか過ぎないみたいですからねぇ」
「ち、違う!」
司会者の言葉を遮るように藤井は叫んだ。
「違うんだ、忍、信じてくれ......」
「先生......」
藤井が何を言おうと、さっきスクリーンに映し出されていたゆりと愛し合っていた姿は、忍の脳裏から消えることはない。嬉しそうに、愛おしそうに女教師の肛門を愛撫していた、あの表情は忍にとっては、あまりにも衝撃的だったのだ。
そして自分もまた、無理矢理とはいえ、木村たちに汚され尽くした体だった。今も藤井の見ている前で、新也によって三回も絶頂に追いやられる姿を晒したばかりだ。
藤井を責める資格などない。藤井をまっすぐに見つめることなど出来ない。
二人は、顔を背け合ったまま、ステージの上で向かい合わされていた。
その時、客席で忍の新たな主人となった老人が、傍らの黒服の男に何やら耳打ちをした。男は頷くとステージに近づき、今度は司会者の男に耳打ちをする。司会者は残酷そうな笑みを浮かべて頷き、係員に指示を与えた。
「あっ、何をする?!」
係員たちは藤井を忍へと近づけ、頭をグイッとその乳房へと押しつけた。
「あんっ」
藤井の顔が忍の可愛らしい乳房へと埋められた。藤井の唇が乳首に触れる。口は閉じているので、本当に触れただけだが、忍の体には衝撃が走った。
久しぶりに触れる愛しい人の肉体。それは忍に強烈な快感を与えた。あれから忍は凄まじいばかりの快楽責めを受け続けてきたが、今、藤井に触れた瞬間に感じた快感は、全く次元の違うものだった。
「さぁ、どうしたんですか? 藤井先生。可愛い忍ちゃんのおっぱいを、ちゃんと舐めてあげて下さいよ」
「む、む......」
こんな観衆の前で、見せ物のように忍を愛撫しろと言われても、藤井にもプライドがある。はいそうですかと、獣のように忍の乳首を舐めるわけにはいかない。グイグイと顔を押しつけられても、しっかりと口を閉じて耐える。
それでも唇や頬に当たる忍の可憐な乳首の感触は、藤井の心を大きく揺さぶる。しかもそれは確実に堅く勃起していることがわかる。そして、うっすらと汗をかいた少女のクラクラするような体臭。それは、甘い二人の時間の記憶を呼び起こさせる。
「あ、ああん......」
忍が声を漏らした。背けていた顔を、自分の胸に押しつけられている藤井の顔に向ける。そして、小さな声で言った。
「先生......。舐めて......」
係員が頭を押さえつけていた手を弛めた。藤井は忍を見上げた。目と目が合う。二人は至近距離で黙ったまま見つめ合った。
もう一度、忍が言った。
「先生、舐めて」
藤井は唾を飲んだ。忍の瞳が艶めかしく潤んでいた。
もう我慢できるはずもなかった。藤井は舌を伸ばし、忍の乳首の先端をぺろりと舐め上げた。
「あ、ああーっ!」
忍は全身を震わせた。それだけでイッてしまいそうな強烈な快感。この舌の感触。忍の肉体に刻み込まれた、初めての快感の記憶が甦る。体の奥から、とめどもなく蜜が溢れてくるのがわかる。
藤井も夢中だった。もう、周囲は何も見えない。唯一自由になる舌と口を使って、忍の乳首を愛して行く。舌先で転がし、唇で挟み、歯で軽く噛む。その動きひとつひとつに、忍の初々しい肉体は激しく反応する。
「あっ、あっ、ああっ、先生、先生、気持ちいい......」
歓喜に溢れたとろけそうな表情は、さっき新也に強引な愛撫を受けていた時のものとは、全く違った。
係員は、頃合いを見て、藤井の頭を反対の乳房へと向けた。そんな屈辱的な状況にあることも忘れて、藤井は目の前の新しい乳首を、また愛撫する。無心にしゃぶりつく。
「ああん、先生っ、先生、いいっ。気持ちいいです、先生」
忍は何度も藤井の名を呼ぶ。呼ぶ度に、自分の中の藤井へのわだかまりが溶けていくようだった。
しばらくして、係員が藤井の頭を後ろに引っ張り、忍の乳房から引き離した。
「?!」
忍を後ろから押さえつけていた係員が、脚を抱え上げた。両膝の下から手を差し込んで、左右に大きく開く。
「あっ、いやっ」
思わず忍は叫んだ。それはまるで幼女におしっこをさせるような恥ずかしいポーズだったのだ。両脚は開ききり、股間はこれ以上ないほどに露出させられる。目の前にいる藤井には、何もかもが丸見えになっている。
ゴクリと唾を飲んで、藤井はその部分を見つめた。さっきも新也に責められているそこを見てはいたが、これほどの至近距離となると、数カ月ぶりだ。
数十分前に、新也によって散々凌辱されたことが......、いや、数カ月にわたって調教を受けたことが嘘のように、忍の二つの秘花は美しかった。
初めてシティホテルのスーペリアルルームのベッドの上で見た時と、何も変わらないような可憐さだった。色素沈着のない淡い桃色の肉唇。その下で恥ずかしそうに震えている小さな窄まり。そして初めて見たあの時と同じように、その肉の裂け目からは、蜜があふれ出し、キラキラと輝いていた。
係員の頭を押しつけられるまでもなく、藤井はむしゃぶりつくように、忍の股間に顔を埋めた。舌先を、一気に淫裂の中へと滑り込ませた。
「あっ、あああああっ!」
突然の舌の攻撃に、忍は大きく仰け反った。後ろから押さえ込んでいる係員が、よろけてしまうほどだった。
ピチャピチャピチャ
猫がミルクを飲んでるような、湿った水音がその部分から響いてくる。勢いよく動く藤井の舌が、とめどなく溢れる忍の愛液を舐め取る音だった。
そして、その舌先は、肉唇が合わさる頂点の部分にある芽へと向かった。唇で包皮をめくり上げるようにして、剥き出しになった肉芽に、藤井の舌先が届く。
最初は、ちょんちょんと触れる程度に、そして次第にスピードを上げて舌先で転がす。何もかもが懐かしい藤井の愛撫だった。それは忍の肉体に、忘れていた悦びを呼び覚ます。
「あっ、あっ、あっ、先生っ、先生、気持ちいいです、すごい、すっごい気持ちいいのっ!」
すでに何度も絶頂を迎えてしまったかのようにガクガクと体を痙攣させる忍。その目には涙すら浮かんでいる。
藤井の舌は、まるで違う生き物のように激しく、複雑な動きを見せていた。そのひとつひとつの動作が、忍に深い快感を与えるのだ。忍の性感帯の全てを知りつくしている藤井だからこそできる愛撫だった。
忍の痙攣が激しくなり、絶頂が近いことを知ると、藤井はクリトリスから舌を離した。
「......あっ」
少し不満そうな声を忍が漏らした。でも、忍は知っている。こんな時、藤井が次にすることを。そしてそれは忍にとって、さらなる快感をもたらしてくれることを。
「ああっ、い、いいっ、そ、そこっ」
藤井の舌が次に狙ったのは、もちろん忍の窄まりだった。
「おい、警察が動いているらしいで」
深刻な顔で電話を受けていた山城が、三浦に言った。
「動いてるって、どうしてです?」
「わからん。内部の奴が教えてくれたんや。こっちに向かっているらしい」
「なぜ......? まさか、さっきの雑誌記者か?」
三浦は、ついさっき捕らえた侵入者のことを思い出した。清島の名前まで知っていたあの男がなんらかの方法で外部に連絡を取ったのだろうか? しかし、彼の携帯電話も回収し、チェックしたが今日の時点での通話履歴もメール送信履歴も残っていなかったはずだ。
「とにかくパーティを中止しますか?」
「先生方だけでも、逃げてもらった方がええな。このことが公になったら、えらいこっちゃ」
「残念ですね。絶対安全だという信用をここまで積み重ねてきたのに」
山城と三浦は苦々しく顔を見合わせた。ステージの方では、何やら拍手が巻き起こるなど、観客の熱狂は最高潮だ。
「せっかくこんなに盛り上がってるのに。なんとか圧力でもかけられないんですか?」
「どうやら、他の力も動いてるらしいで。下手うったら、やばい」
「他の力?」
「清島さんも色々敵の多いお人やからな」
「......なるほど」
「となると、こっちにも、内通してる奴がおらんとも限らんな」
そう言うと、山城は何か思い当たる節があったのか、黙って考え込み始めた。
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「新也君、お疲れ様。勝てて良かったね」
控え室で、高村が新也に声をかけた。新也は照れくさそうに答える。
「絵里香には負けられないからね。といっても、まぁ、忍のエロさに助けられたってとこだけど。あいつ、思ってたよりも、とんでもない淫乱だよ」
「新也君、勝った御褒美があるんだけど」
「え、何?」
新也は目を輝かせて高村を見た。高村たちが御褒美というからには、つまらないもののはずがない。
「忍ちゃんの処女、欲しくないか?」
「えっ、いいの?!」
新也は胸を高鳴らせた。そうだ、あのアナルを責められての乱れっぷりに、つい忘れてしまいそうになるけれど、忍はまだ処女なのだ。忍の膣は、まだ男性を受け入れたことはない。
その記念すべき最初の男になるチャンスをくれるというのだ。
「ただ、ひとつ条件があるんだけど」
高村の言葉に新也は顔を曇らせる。
「何?」
「ステージで、みんなの前でやって欲しいんだよね」
「ええっ!?」
新也にしても、ついこの間、絵里香相手に童貞を喪失したばかりで、経験は少ない。それがあの観衆の前で、できるだろうか。
「忍ちゃんを買った人のリクエストなんだよ。できないなら、誰か他に頼むけど......」
そうだ。ゆりとの対決に敗れ、セリにかけられた忍は、もう誰かの所有物となってしまったのだ。もう忍を責めることは出来なくなるのだ。
「やるよ。おれ、やってみるよ」
「そうか、やってくれるか。じゃあ、早速だけど準備してくれよ」
「ええっ? もう、いきなりなの?」
とまどう新也の肩に、高村は腕を回し、そして控え室から連れ出していった。
「止めろ、離せ、離すんだ」
全裸の藤井が屈強な係員二人に押さえ込まれながら、ステージへ連れ出されてきた。さっきまで口に噛まされていた猿轡は外されている。
「先生、藤井先生っ!」
ステージ上で、藤井と対面した忍は思わず、叫んだ。忍もまた、全裸で後ろ手に拘束され、自由を奪われた身だ。
藤井はハッと一瞬、忍の顔を見て、そしてうつむいた。それを見た忍もまた視線を床に落とした。
「おやおや、せっかくのご対面なのに、どうしたんでしょうか? お二人は、もともと愛し合ってたのでは?」
司会者が意地悪く二人の顔を交互に覗き込む。
「まぁ、先生に取っては、忍ちゃんもたくさんいる奴隷のうちの一人にしか過ぎないみたいですからねぇ」
「ち、違う!」
司会者の言葉を遮るように藤井は叫んだ。
「違うんだ、忍、信じてくれ......」
「先生......」
藤井が何を言おうと、さっきスクリーンに映し出されていたゆりと愛し合っていた姿は、忍の脳裏から消えることはない。嬉しそうに、愛おしそうに女教師の肛門を愛撫していた、あの表情は忍にとっては、あまりにも衝撃的だったのだ。
そして自分もまた、無理矢理とはいえ、木村たちに汚され尽くした体だった。今も藤井の見ている前で、新也によって三回も絶頂に追いやられる姿を晒したばかりだ。
藤井を責める資格などない。藤井をまっすぐに見つめることなど出来ない。
二人は、顔を背け合ったまま、ステージの上で向かい合わされていた。
その時、客席で忍の新たな主人となった老人が、傍らの黒服の男に何やら耳打ちをした。男は頷くとステージに近づき、今度は司会者の男に耳打ちをする。司会者は残酷そうな笑みを浮かべて頷き、係員に指示を与えた。
「あっ、何をする?!」
係員たちは藤井を忍へと近づけ、頭をグイッとその乳房へと押しつけた。
「あんっ」
藤井の顔が忍の可愛らしい乳房へと埋められた。藤井の唇が乳首に触れる。口は閉じているので、本当に触れただけだが、忍の体には衝撃が走った。
久しぶりに触れる愛しい人の肉体。それは忍に強烈な快感を与えた。あれから忍は凄まじいばかりの快楽責めを受け続けてきたが、今、藤井に触れた瞬間に感じた快感は、全く次元の違うものだった。
「さぁ、どうしたんですか? 藤井先生。可愛い忍ちゃんのおっぱいを、ちゃんと舐めてあげて下さいよ」
「む、む......」
こんな観衆の前で、見せ物のように忍を愛撫しろと言われても、藤井にもプライドがある。はいそうですかと、獣のように忍の乳首を舐めるわけにはいかない。グイグイと顔を押しつけられても、しっかりと口を閉じて耐える。
それでも唇や頬に当たる忍の可憐な乳首の感触は、藤井の心を大きく揺さぶる。しかもそれは確実に堅く勃起していることがわかる。そして、うっすらと汗をかいた少女のクラクラするような体臭。それは、甘い二人の時間の記憶を呼び起こさせる。
「あ、ああん......」
忍が声を漏らした。背けていた顔を、自分の胸に押しつけられている藤井の顔に向ける。そして、小さな声で言った。
「先生......。舐めて......」
係員が頭を押さえつけていた手を弛めた。藤井は忍を見上げた。目と目が合う。二人は至近距離で黙ったまま見つめ合った。
もう一度、忍が言った。
「先生、舐めて」
藤井は唾を飲んだ。忍の瞳が艶めかしく潤んでいた。
もう我慢できるはずもなかった。藤井は舌を伸ばし、忍の乳首の先端をぺろりと舐め上げた。
「あ、ああーっ!」
忍は全身を震わせた。それだけでイッてしまいそうな強烈な快感。この舌の感触。忍の肉体に刻み込まれた、初めての快感の記憶が甦る。体の奥から、とめどもなく蜜が溢れてくるのがわかる。
藤井も夢中だった。もう、周囲は何も見えない。唯一自由になる舌と口を使って、忍の乳首を愛して行く。舌先で転がし、唇で挟み、歯で軽く噛む。その動きひとつひとつに、忍の初々しい肉体は激しく反応する。
「あっ、あっ、ああっ、先生、先生、気持ちいい......」
歓喜に溢れたとろけそうな表情は、さっき新也に強引な愛撫を受けていた時のものとは、全く違った。
係員は、頃合いを見て、藤井の頭を反対の乳房へと向けた。そんな屈辱的な状況にあることも忘れて、藤井は目の前の新しい乳首を、また愛撫する。無心にしゃぶりつく。
「ああん、先生っ、先生、いいっ。気持ちいいです、先生」
忍は何度も藤井の名を呼ぶ。呼ぶ度に、自分の中の藤井へのわだかまりが溶けていくようだった。
しばらくして、係員が藤井の頭を後ろに引っ張り、忍の乳房から引き離した。
「?!」
忍を後ろから押さえつけていた係員が、脚を抱え上げた。両膝の下から手を差し込んで、左右に大きく開く。
「あっ、いやっ」
思わず忍は叫んだ。それはまるで幼女におしっこをさせるような恥ずかしいポーズだったのだ。両脚は開ききり、股間はこれ以上ないほどに露出させられる。目の前にいる藤井には、何もかもが丸見えになっている。
ゴクリと唾を飲んで、藤井はその部分を見つめた。さっきも新也に責められているそこを見てはいたが、これほどの至近距離となると、数カ月ぶりだ。
数十分前に、新也によって散々凌辱されたことが......、いや、数カ月にわたって調教を受けたことが嘘のように、忍の二つの秘花は美しかった。
初めてシティホテルのスーペリアルルームのベッドの上で見た時と、何も変わらないような可憐さだった。色素沈着のない淡い桃色の肉唇。その下で恥ずかしそうに震えている小さな窄まり。そして初めて見たあの時と同じように、その肉の裂け目からは、蜜があふれ出し、キラキラと輝いていた。
係員の頭を押しつけられるまでもなく、藤井はむしゃぶりつくように、忍の股間に顔を埋めた。舌先を、一気に淫裂の中へと滑り込ませた。
「あっ、あああああっ!」
突然の舌の攻撃に、忍は大きく仰け反った。後ろから押さえ込んでいる係員が、よろけてしまうほどだった。
ピチャピチャピチャ
猫がミルクを飲んでるような、湿った水音がその部分から響いてくる。勢いよく動く藤井の舌が、とめどなく溢れる忍の愛液を舐め取る音だった。
そして、その舌先は、肉唇が合わさる頂点の部分にある芽へと向かった。唇で包皮をめくり上げるようにして、剥き出しになった肉芽に、藤井の舌先が届く。
最初は、ちょんちょんと触れる程度に、そして次第にスピードを上げて舌先で転がす。何もかもが懐かしい藤井の愛撫だった。それは忍の肉体に、忘れていた悦びを呼び覚ます。
「あっ、あっ、あっ、先生っ、先生、気持ちいいです、すごい、すっごい気持ちいいのっ!」
すでに何度も絶頂を迎えてしまったかのようにガクガクと体を痙攣させる忍。その目には涙すら浮かんでいる。
藤井の舌は、まるで違う生き物のように激しく、複雑な動きを見せていた。そのひとつひとつの動作が、忍に深い快感を与えるのだ。忍の性感帯の全てを知りつくしている藤井だからこそできる愛撫だった。
忍の痙攣が激しくなり、絶頂が近いことを知ると、藤井はクリトリスから舌を離した。
「......あっ」
少し不満そうな声を忍が漏らした。でも、忍は知っている。こんな時、藤井が次にすることを。そしてそれは忍にとって、さらなる快感をもたらしてくれることを。
「ああっ、い、いいっ、そ、そこっ」
藤井の舌が次に狙ったのは、もちろん忍の窄まりだった。
「おい、警察が動いているらしいで」
深刻な顔で電話を受けていた山城が、三浦に言った。
「動いてるって、どうしてです?」
「わからん。内部の奴が教えてくれたんや。こっちに向かっているらしい」
「なぜ......? まさか、さっきの雑誌記者か?」
三浦は、ついさっき捕らえた侵入者のことを思い出した。清島の名前まで知っていたあの男がなんらかの方法で外部に連絡を取ったのだろうか? しかし、彼の携帯電話も回収し、チェックしたが今日の時点での通話履歴もメール送信履歴も残っていなかったはずだ。
「とにかくパーティを中止しますか?」
「先生方だけでも、逃げてもらった方がええな。このことが公になったら、えらいこっちゃ」
「残念ですね。絶対安全だという信用をここまで積み重ねてきたのに」
山城と三浦は苦々しく顔を見合わせた。ステージの方では、何やら拍手が巻き起こるなど、観客の熱狂は最高潮だ。
「せっかくこんなに盛り上がってるのに。なんとか圧力でもかけられないんですか?」
「どうやら、他の力も動いてるらしいで。下手うったら、やばい」
「他の力?」
「清島さんも色々敵の多いお人やからな」
「......なるほど」
「となると、こっちにも、内通してる奴がおらんとも限らんな」
そう言うと、山城は何か思い当たる節があったのか、黙って考え込み始めた。
(続く)
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著者=小林電人 長年夢見ていた自分の「理想のSMビデオ」を自主制作したことがきっかけで、AV&SM業界のはじっこに首をつっこむことになった都内在住の40代自営業。 「羞恥の教室」をモチーフにした自主制作DVD最新作「1年S組 仲村忍 セーラー服肛門調教」が完成しました! 藤井と忍のアナル調教の模様を実写で再現しています。購入ご希望の方はhttp://denjin.5.dtiblog.com/blog-entry-136.htmlをご覧下さい。 |