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羞恥の教室 第2部
第五章 交錯する少女たちの運命 【6】


著者=
小林電人

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第1部の登場人物とあらすじはこちら>>

第5章 交錯する少女たちの運命

IV 景子 5


「さぁ、夏川先生、どうぞ。高橋しのぶに浣腸してやってください」
「いやっ、絶対にいやぁっ。夏川先生っ、許してっ。浣腸なんて絶対に嫌なんです!」

景子はずっしりと重いガラス製の浣腸器を持ったままフラフラと、泣き叫ぶしのぶの股間へと近づいていった。

浣腸器を構えて、その先端を恐怖にフルフルと震えるしのぶの肛門に狙いをつける。

「ご、ごめんなさい。高橋さん......」
「いやぁ、いやぁっ、やめてっ、夏川先生っ。お願いしますっ」

浣腸器の先端がしのぶの窄まりに触れた。ガラスの冷たい感触にしのぶは悲鳴を上げる。

「ああっ、もうだめ......」
「そうですよ。もうすっかり柔らかく口を開いていますからね。スムーズに入るはずですよ。しっかり根本まで挿入して下さい」

今田が指示を飛ばす。学園長はニヤニヤと笑いながらこの光景を見ている。美人教師が教え子である生徒に浣腸をするという光景は、なんとも淫猥な見せ物だった。

「あ、ああ、いやぁ、夏川先生......」

潤滑クリームがたっぷりと塗られた浣腸器の先端がゆっくりと、しのぶの菊花に沈んでいく。やがて、4センチ弱の先端は完全に窄まりの中に姿を消した。

「さぁ、後はシリンダーを押して、薬液を注入して下さい、夏川先生」

今田の言う通りに右手に力を入れてシリンダーを押せば、浣腸器の中の液体はしのぶの腸内へと注入されていくだろう。そして、それはこの可哀想な少女の肉体に残酷な結果をもたらすのだ。

もし自分がやらなくても、しのぶが助かるはずもない。他の教師が替わりにやるだけだ。そしてその場合は、自分もしのぶと同じように浣腸されてしまうのだ。彼らは本当にやるだろう。自分がもし、そんなことをされてしまったら......。考えるだけでも、気が狂ってしまいそうだ。

しかし、今、自分がこのシリンダーを押したら、その狂ってしまいそうな羞恥をしのぶは味わうのだ。大人の自分が耐えられそうにない羞恥を、花も恥じらう思春期の少女が耐えられるわけがない。

景子の心は千々に乱れた。浣腸器を構えたまま凍りついたように動かけない。

「どうしました、夏川先生? 先生がやらなければ、私が替わりにやるだけですよ。そして出来なければ夏川先生も高橋と同じ、浣腸の刑を体験してもらうことになりますよ。教師と教え子が並んで浣腸されて、排泄というのも、面白そうですから、私はそれでも構わないですけどね。ふふふ」

もう逃げ場はないのだ。それでも景子はシリンダーを押すことが出来なかった。

「早くして下さいよ、夏川先生。もしかして自分も浣腸されたくなったんですか?」
「ああ、そんな......。こんなこと、私には出来ません」
「教育にはムチも必要なんですよ。これが出来ないというようでは、我が校の教師としては失格ですね。夏川先生にも、教育が必要ということになりますよ」

景子には、学園長のその言葉が死刑宣告のように聞こえた。

しかし、やはり自分の手で可愛い教え子を苦しめることは出来ない。まだ自分が苦しんだ方がましだ。景子がそう思った時だった。

「夏川先生、もういいんです。大丈夫です。して下さい」

景子の窮状を見かねたしのぶが、そう言った。大好きな夏川先生まで巻き込むわけにはいかない。しのぶは決意した。

「た、高橋さん」
「夏川先生がしなくても、どうせ他の先生にされてしまうんですから。恥ずかしい思いをするのは、私ひとりで十分です。それに、せめて夏川先生にしてもらう方が、まだ諦めもつきます」

しのぶのあまりに健気な言葉に、景子は涙を浮かべた。

しかし、そんな感動的なやりとりも、サディストたちには新たな羞恥責めのエサにしか過ぎなかった。

「ほう、殊勝な心がけだな、高橋。でも、お願いするなら、もっとちゃんと言わないとわからないだろう? 大きい声で、しっかりこう言うんだ。汚いウンチをひり出すところを皆さんに見てもらいたいので、夏川先生、浣腸して下さい、とな」

あまりにも残酷な今田の言葉だった。だが、しのぶは従うしかない。

「はい......。き、汚いう、ウンチをひり出すところを、皆さんに、見て......見てもらいたいので、夏川先生、か、......浣腸して下さい」

絞り出すような悲痛な声だった。言いながらあまりの屈辱に涙が浮かぶ。

「そうですか、高橋さんはそんなに浣腸してもらいたいのですか。夏川先生、可愛い生徒がそこまで頼んでいるんですよ。早く浣腸してあげないといけませんね」
「で、でも......」
「おい、高橋、お前のお願いの仕方が悪いんじゃないのか? もっと大きい声ではっきり浣腸して下さいって言わないと、夏川先生はやってくれないぞ」

今田がしのぶの尻をペチペチ叩きながら、もう一度恥ずかしい言葉を言わせようとする。

「夏川先生っ、浣腸して下さいっ!」

やけくそのように、しのぶが叫ぶ。恥ずかしさで顔が真っ赤になっている。

自分が躊躇していたら、しのぶはさらに恥ずかしい目にあってしまう。景子は慌てる。

「わ、わかったわ、高橋さん。本当にいいのね。入れるわよ」
「はい、お願いします......」

景子は意を決して、シリンダーを押す手に力を込めた。

「あっ、ああっ......」

腸内へ薬液が流入してくるという初めて味わう感覚に、しのぶは思わず声を上げる。薬液が敏感な腸壁を刺激しながらドクドクと流れ込んでくる。

「あうっ、い、いやぁ......」

しのぶの口から漏れる悲鳴に景子の手が止まるが、学園長はそれを許さない。

「途中で止めてはいけませんね。それでは生殺しですよ。高橋さんを苦しめるだけです。早く済ませてあげる方が彼女のためですよ」

そう言われて、景子は再びシリンダーを押す。

「高橋さん、ごめんなさい」
「あうっ、あああ......」

シリンダーが最後まで押され、浣腸器が空になる。200ccの浣腸液がしのぶの体内に完全に注入されたのだ。

「はぁ、はぁ、はぁ......」

しのぶも、景子も荒く息をついていた。

「まだ、終わりじゃありませんよ、夏川先生。彼女へのおしおきは600ccです。あと2本入れないといけません」
「そ、そんなっ」

しのぶと景子が同時に叫ぶ。市川は全くの無表情のままで景子の手から浣腸器をとりあげ、再びその中に薬液を満たす。

「さぁ、二本目ですよ」

もう景子は正常な思考が出来なくなってきていた。渡された浣腸器を構えて、しのぶの肛門へと突き立てる。そしてシリンダーを押す。機械的に手が動いていた。

「あっ、ああっ、いやぁっ」

ドクンドクンと腸内を駆け抜けていく薬液のおぞましい感触。腰が勝手に震える。うめき声が漏れる。

「ああん、ああっ、だめぇ、もう、もう......」

剥き出しになった白い尻、そして顔に細かい汗がびっしりと浮かんでいる。苦悶する少女の姿はなんともエロティックだった。

「ふふふ、やはり可愛らしい少女が浣腸されている姿はいいものですな」

学園長が感想を漏らす。浣腸は学園長が最もお気に入りのおしおきなのだ。注入されている時の少女の苦しげな表情、そして排泄の時の羞恥の表情は学園長にとって、なによりの御馳走だった。

「さぁ、これで最後ですよ。がんばって下さい」

市川が、また薬液を満たした浣腸器を景子に渡す。景子は魂を抜かれてしまったかのように、力なく三本目の浣腸をしのぶの菊花へと注入していく。

さすがに600ccともなると、腸内の圧力も高まってくる。少し、力を入れないとシリンダーが押せない。

「あっ、あっ、あっ、もう、入れないで。お腹が、お腹が破裂してしまいます......」

切れ切れの声でしのぶが許しを乞う。

「ふふふ、大丈夫ですよ、高橋さん。私たちは生徒の身体にダメージを与えるようなおしおきはしませんよ。おしおきは、正しい知識と長年の経験に裏付けされていますから、安心して下さい」

既に便意がかけくだっていた。下腹部が重たく膨れあがっている。それなのに、さらに薬液が注入されるのだ。地獄のような苦しみに、しのぶはのたうちまわる。全身がブルブルと震える。

景子の手がシリンダーを押しきった。合計600ccの薬液がしのぶの腸内へと収まったのだ。そしてその薬液は強烈な便意を伴って暴れていた。浣腸器の先端が抜かれると、しのぶは慌てて肛門を引き締めた。一瞬でも気を抜くと、何もかもが噴き出してしまいそうだった。

「はい、これで600ccちゃんと飲みましたね。初めてなのに漏らさなくて偉かったですよ、高橋さん。もっとも、ここでお漏らしなどしたら、あとで大変なおしおきが待っていますけどね。ふふふ」

そんな学園長の声も、もうしのぶには聞こえなかった。ただただ、腹の中で荒れ狂う便意と戦うしかないのだ。もし肛門から力が抜けてしまったら、どんなことになるのか。

よだれを垂らさんばかりのいやらしい笑顔で見つめている学園長や今田、無表情ではありながらも冷徹な視線を外さない市川、そして何より大好きな景子の前で、人間として絶対に他人に見せてはならない恥ずかしい姿を晒すなんて耐えられなかった。

「先生、お願いします。おトイレに行かせて下さい......」
「何言っているんだ。お前のトイレはこれだよ。お前はみんなが見ている中で、ここで全てをひり出すんだよ」

今田がしのぶの顔の前にステンレス製のボウルを突き出す。

「ああ......」

しのぶは絶望で胸が苦しくなる。無駄だとはわかっていても、叫ばずにはいられない。

「お願いします。おトイレに、おトイレに行かせて下さい。もう絶対先生には逆らいません。だから、おトイレに。ここじゃイヤなんです。お願いしますっ!」

しのぶは狂ったように悲痛な訴えを繰り返していた。

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著者=小林電人 長年夢見ていた自分の「理想のSMビデオ」を自主制作したことがきっかけで、AV&SM業界のはじっこに首をつっこむことになった都内在住の40代自営業。ひたすら羞恥責め、アナル責めを好み、70年代永井豪エッチ漫画の世界を愛する。これまでの監督作品として「1年S組 高橋真弓のおしおき」「同2」「穴牝奴〜町内会人妻肛虐倶楽部 」がある。以前、永井漫画をモチーフにした小説をネットに発表したことはあるが、オリジナルは本作が初めて。
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07.10.22更新 | 小説  >  羞恥の教室