マニア告白手記 穿たれたアヌス 第四回 ―スナイパー1980年8月号より― 投稿=宇田島博子(20歳) 絵=石神よしはる お姉さまは、私のアヌスをじっと見つめ、コネコネといじくるのです! |
スナイパーアーカイブ、数回にわたって当時の読者告白手記をご紹介します。
●惑溺
まったく不思議なものです。
レズも男女の恋愛とおなじで(と大きなこといっても私に恋愛経験はありませんが)、規制されたり、押さえられたりすると、反動的によけい燃えあがるものです。
本来ならこれを機会にお姉さまと別れるのが、理性ある行動といえたでしょう。しかしそれは反対でした。私たちは廊下で、エレベーターで、洗濯室で、大浴場で、食堂で、触れあうたび熱い目を交わしあい、互いの愛を確認しました。
そっと廊下で指を絡みあい、管理室長の足音にはっとしてはなしたこともあります。館内では抱きあうこともできませんが、一歩、塀の外へでるともう自由の天地です。
私たちは門限ぎりぎりまで、食事をし、はなし合い、そして週一回はホテルで愛技の数々に惑溺しました。いつのまにか私たちのプレイは、ふつうの愛技では満たされなくなっていました。
なんといっても門限の制限があるので、とても時間が短く感じられます。待っているときはあんなに長いのに二人だけで逢ってるとどうしてこんなにもはやく、時間が経過していくのでしょう。
そこでいきおいプレイは過熱化してくるのでした。縄や鞭、拘束具など小道具をいつしか私たちは使うようになっていました。場所が「ファッションホテル」という、新宿にあるSMホテルだったからでしょうか。
ここにはサウナ風呂やグリル、レストランなどがあり、ふつうのラブホテルのイメージと違いますから、女同志でも気軽にはいれるのです。地下のバーで水割りを飲み、エレベーターで、上階の部屋でたっぷり愛のタイムをすごすことができます。
(続く)
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08.10.22更新 |
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