短期集中連載・毎週金曜日更新! 7月10日(木)発売「花嫁崩壊」 完全ノベライゼーション! 〜母娘陵辱残酷絵巻〜【1】 「花嫁崩壊(大洋図書)」より 脚本=雪村春童
突如現われた暴漢者にあらんかぎりの辱めをうける母親。男達の果てしない鬼畜心はバージンロードを歩くはずだった結婚式前日の娘にも向けられていく。手塩にかけて育てた愛娘が目の前で壊されていく……。著者=芽撫純一郎 鬼畜的凌辱ドラマAVの原作を、俊英のレイプマニアが完全ノベライゼーション! 凌辱小説の新鋭、処女作にて連載開始! |
Scene01 椿と茜
「あなたにお料理教えられるのも今日が最後ね」
軽やかにフライパンを返す茜の横顔を見つめ、椿が感慨深そうに言った。
一家の主は8年前に病気で他界。以来、母一人、娘一人で生きてきた。
45歳になった椿の顔には、保険会社で昼夜を問わず働いてきた疲れこそあるものの、女としての最後の艶が濃厚に滲んでいる。
滑らかなセミロングの髪は高校生時代からの自慢。切れ長の瞳は「クライアント殺し」とよく同僚にからかわれている。
スレンダーで引き締まったボディラインは、体力維持のために始めたジョギングの成果で今も崩れてはいなかった。
その気であれば、再婚のチャンスなどいくらでもあったに違いない。
しかし、今の椿には大切に育ててきた娘・茜の幸せだけがすべてだった。
茜は明日、結婚式を迎える。
「お嫁に行っても習いにくるよ。毎日くる。お母さんが暇になってボケたら大変だもの」
出来上がったチャーハンを皿に盛りつけながら茜が言った。
冗談めかして笑っているが、内心では心から自分を心配してくれているのだと椿には分かる。
22歳。他の家の子であればまだ親の気持ちなど知ろうともしないネンネだったかも知れない。
しかし今、「一丁上がり!」と胸を張って見せる娘の姿には、すでに母性すら感じさせる優しさと美しさが溢れていた。
――がんばってきてよかった。
今日までの苦労を思い、椿の目には薄っすらと涙すら浮かんでくるのだった。
「私は明日のために断食するね。だって、お腹がぽっこりしてたら『できちゃった婚』と勘違いされそうだもん。もう一回ドレス見てくるから、味の感想は後で教えてね」
茜はそう言うと、新婚生活のために買ったエプロンを脱いでカウンターの上に置き、キッチンを出て行った。
奥の部屋へと向かうフワフワとした足取りは幸せそのものだ。
二人が暮らすマンションの2DKは、駅からは遠いが、1フロアに一世帯の間取りで、プライバシーを守るのには適していた。
治安上、女だけの所帯だとはなるべく知られたくない。
詮索好きな隣人に家庭の事情を根掘り葉掘り聞かれたりするのも椿は嫌だった。
そんなわずらわしさがない分、いざという時の不安はあったが、週に一度は茜のフィアンセに泊まってもらうようにしていた。
今日も夜には挨拶を兼ねて顔を出してくれるはずだ。
――もしかすると、茜も私に挨拶を?
あり得そうなその光景を思い浮かべると、また目頭が熱くなってくる。
「ダメダメ、私が湿っぽくしちゃ!」
椿は茜が部屋に入ったのを確認して自分の頭を軽く小突いた。
この時、椿はまだ自分たちを待ち受けるトラブルを想像すらしていなかった。
真っ黒い、闇のような悪夢の導入部は、すでに自分自身の手で彩ってしまっていたというのに……。
「やっぱ白。ぜ〜んぶ純白がいいよね」
全身を映すことのできる大きな姿見の前で、茜は自分の下着姿を入念にチェックしていた。
レースのついた白いブラジャーはDカップのバストをぴっちりと包み、白いTバックのパンティは、張りのあるヒップの豊かさをますます際立たせていた。
母親の椿と違って、出るところはしっかり出ている。
前から、後ろから、ひとしきり自分の姿を眺めた茜は、ここだけは母親譲りの滑らかな髪をブラシで整えると、小さなティアラを箱から出して頭にのせ、もう一度鏡を見つめた。
黒目勝ちの大きな瞳、すっきり通った鼻筋、ぷるんとした肉厚の唇は父親譲りだ。
「下着姿にティアラって、ちょっとエッチかも。でも伸夫さんの前じゃまだ見せられないな」
勝手に妄想を膨らませ、頬を赤くしながら呟く。
小、中、高校と、茜はいつもクラスの中でアイドルのような扱いを受けてきた。
のぼせ上がってファンクラブを作る男子生徒もいたほどだったが、茜にとって当時から一番大切なのは母の椿に余計な心配をかけないことだった。
コギャルをしている友達のように、遊び半分で男の子と付き合うということが茜にはどうしてもできなかった。
高校を出て、生まれて初めて男女交際を経験した。
相手は真面目で身持ちの固い社会人だった。
そして明日、処女を捧げたその男の花嫁になる。
茜はクローゼットから大事そうにウェディングドレスを引き出すと、「お母さんありがとう」と、シルクの肌触りを噛み締めるように胸に押し当てた。
生地裏のタグには雑誌でしか見たことのない有名ブランドの名前が刺繍されている。
その高価なドレスを買うために母がどれだけの無理を重ねてくれたか……。
――絶対幸せになろう。
溢れる思いに笑顔を輝かせて鏡を見つめ直した時だった。
「ピンポン」
来客を告げるチャイムが鳴った。
『花嫁崩壊』
発売:7月10日
出演:持田茜
収録時間:110分
品番:KNSD-01
メーカー:大洋図書
ジャンル:SM・緊縛・凌辱
レーベル:キネマ浪漫
定価:5,040円
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軽やかにフライパンを返す茜の横顔を見つめ、椿が感慨深そうに言った。
一家の主は8年前に病気で他界。以来、母一人、娘一人で生きてきた。
45歳になった椿の顔には、保険会社で昼夜を問わず働いてきた疲れこそあるものの、女としての最後の艶が濃厚に滲んでいる。
滑らかなセミロングの髪は高校生時代からの自慢。切れ長の瞳は「クライアント殺し」とよく同僚にからかわれている。
スレンダーで引き締まったボディラインは、体力維持のために始めたジョギングの成果で今も崩れてはいなかった。
その気であれば、再婚のチャンスなどいくらでもあったに違いない。
しかし、今の椿には大切に育ててきた娘・茜の幸せだけがすべてだった。
茜は明日、結婚式を迎える。
「お嫁に行っても習いにくるよ。毎日くる。お母さんが暇になってボケたら大変だもの」
出来上がったチャーハンを皿に盛りつけながら茜が言った。
冗談めかして笑っているが、内心では心から自分を心配してくれているのだと椿には分かる。
22歳。他の家の子であればまだ親の気持ちなど知ろうともしないネンネだったかも知れない。
しかし今、「一丁上がり!」と胸を張って見せる娘の姿には、すでに母性すら感じさせる優しさと美しさが溢れていた。
――がんばってきてよかった。
今日までの苦労を思い、椿の目には薄っすらと涙すら浮かんでくるのだった。
「私は明日のために断食するね。だって、お腹がぽっこりしてたら『できちゃった婚』と勘違いされそうだもん。もう一回ドレス見てくるから、味の感想は後で教えてね」
茜はそう言うと、新婚生活のために買ったエプロンを脱いでカウンターの上に置き、キッチンを出て行った。
奥の部屋へと向かうフワフワとした足取りは幸せそのものだ。
二人が暮らすマンションの2DKは、駅からは遠いが、1フロアに一世帯の間取りで、プライバシーを守るのには適していた。
治安上、女だけの所帯だとはなるべく知られたくない。
詮索好きな隣人に家庭の事情を根掘り葉掘り聞かれたりするのも椿は嫌だった。
そんなわずらわしさがない分、いざという時の不安はあったが、週に一度は茜のフィアンセに泊まってもらうようにしていた。
今日も夜には挨拶を兼ねて顔を出してくれるはずだ。
――もしかすると、茜も私に挨拶を?
あり得そうなその光景を思い浮かべると、また目頭が熱くなってくる。
「ダメダメ、私が湿っぽくしちゃ!」
椿は茜が部屋に入ったのを確認して自分の頭を軽く小突いた。
この時、椿はまだ自分たちを待ち受けるトラブルを想像すらしていなかった。
真っ黒い、闇のような悪夢の導入部は、すでに自分自身の手で彩ってしまっていたというのに……。
「やっぱ白。ぜ〜んぶ純白がいいよね」
全身を映すことのできる大きな姿見の前で、茜は自分の下着姿を入念にチェックしていた。
レースのついた白いブラジャーはDカップのバストをぴっちりと包み、白いTバックのパンティは、張りのあるヒップの豊かさをますます際立たせていた。
母親の椿と違って、出るところはしっかり出ている。
前から、後ろから、ひとしきり自分の姿を眺めた茜は、ここだけは母親譲りの滑らかな髪をブラシで整えると、小さなティアラを箱から出して頭にのせ、もう一度鏡を見つめた。
黒目勝ちの大きな瞳、すっきり通った鼻筋、ぷるんとした肉厚の唇は父親譲りだ。
「下着姿にティアラって、ちょっとエッチかも。でも伸夫さんの前じゃまだ見せられないな」
勝手に妄想を膨らませ、頬を赤くしながら呟く。
小、中、高校と、茜はいつもクラスの中でアイドルのような扱いを受けてきた。
のぼせ上がってファンクラブを作る男子生徒もいたほどだったが、茜にとって当時から一番大切なのは母の椿に余計な心配をかけないことだった。
コギャルをしている友達のように、遊び半分で男の子と付き合うということが茜にはどうしてもできなかった。
高校を出て、生まれて初めて男女交際を経験した。
相手は真面目で身持ちの固い社会人だった。
そして明日、処女を捧げたその男の花嫁になる。
茜はクローゼットから大事そうにウェディングドレスを引き出すと、「お母さんありがとう」と、シルクの肌触りを噛み締めるように胸に押し当てた。
生地裏のタグには雑誌でしか見たことのない有名ブランドの名前が刺繍されている。
その高価なドレスを買うために母がどれだけの無理を重ねてくれたか……。
――絶対幸せになろう。
溢れる思いに笑顔を輝かせて鏡を見つめ直した時だった。
「ピンポン」
来客を告げるチャイムが鳴った。
(続く)
『花嫁崩壊』
発売:7月10日
出演:持田茜
収録時間:110分
品番:KNSD-01
メーカー:大洋図書
ジャンル:SM・緊縛・凌辱
レーベル:キネマ浪漫
定価:5,040円
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芽撫純一郎 1960年和歌山県生まれ。プロポーラーとして活躍後、セミリタイアして現在は飲食店経営。趣味として、凌辱系エンターテインメントAVの鑑賞と批評、文章作品の創作を行なう。尊敬する人は一休宗純。 |
08.07.04更新 |
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