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小林電人、書き下ろし官能羞恥小説の決定版
いよいよ第2部連載開始!
羞恥の教室 第2部
第五章 交錯する少女たちの運命 【3】
著者=小林電人
第1部の登場人物とあらすじはこちら>>
第5章 交錯する少女たちの運命
III 忍 11
「さぁ、あなたがこの女生徒に浣腸するんですよ」
新任教師の夏川景子が、生徒の高橋しのぶに浣腸するように命令されるところで藤井が自分のウェブサイト「羞恥学園新聞」で連載している小説「羞恥の学園」の最新掲載分は終わっていた。
ああ、ついにしのぶちゃん、浣腸されちゃうんだ......。忍は自分の部屋のパソコンで「羞恥の学園」を読み終え、不思議な興奮を覚えていた。
この小説の登場人物である高橋しのぶが、自分をモデルにしたものだということを忍は藤井から聞いている。だから、忍は自分自身が浣腸のおしおきを宣告されたような気持ちになってしまうのだ。
自分がモデルなのだと知る前から、忍はこのヒロインに感情移入していた。物語の中のしのぶに加えられる恥ずかしいおしおきを、自分が受けているような気分になり、そしてついオナニーに耽ってしまっていたのだ。自分がしのぶのように教室でクラスメート全員に恥ずかしい姿を見られるところを想像すると、体の奥がカッと熱くなり、とめどなく蜜が溢れてしまう。そして忍は最も感じるアナルへと、自然に指が伸びてしまうのだ。
忍が今回の小説の展開に、過剰に反応したのは理由がある。前回の「調教」の時に、藤井が「そろそろ浣腸をしてあげなくちゃいけないな」と呟いていたのだ。今回、「羞恥の学園」でのしのぶへの宣告も、藤井が自分に向けても宣告しているのではないかと、忍は直感していた。
Sホテルでの初めての調教から一カ月が過ぎていた。その後、毎週日曜日の昼から夕方までが調教の時間となった。二回目からはシティホテルではなく、少し離れた町のラブホテルを使用していた。ホテルの外では二人でいるところを見られないように離れて歩いたし、学校でも特に親しげな態度は取らないように気をつけていた。
その分、ホテルの個室に入ってからは、一週間たまった感情が一気に噴き出すかのように二人はプレイに没頭した。
藤井は丁寧に忍の肛門を拡張していった。毎回たっぷりと肛門を舐めて感度を高めてから、少しずつ太いアナルスティックを挿入していき、痛みを感じさせないようにゆっくりとその入り口を開いていった。
もともと十分に感度の高かった忍の肛門は、藤井の丁寧な調教により、どんどん開発されていった。今では肛門への刺激だけで、忍は簡単にエクスタシーに達することができる。もう藤井のペニスを受け入れることも、そう難しくはないだろう。しかし、藤井はこの開発自体を楽しんでいた。楽しみは長い方がいい。急ぐ必要はないのだと考えていた。
三回目となった前回の調教では、最太部が4センチほどもあるアナル用バイブをスムースにくわえ込むほどに忍は開発されていた。しかし、それで肛門が緩くなってしまっては意味がない。藤井は忍に肛門を締め付ける訓練もさせていた。
16歳のあどけない少女は、ご主人様の言いつけ通りに毎晩、肛門のトレーニングを欠かさなかった。藤井からプレゼントされたアナルスティックを挿入し、ギュっと締め付ける。もし誰かが見ていたら滑稽な姿かもしれないが、忍はその行為をする度に、藤井の調教を思い出し、体が熱くなってしまうのだ。
その日も「羞恥の学園」の最新掲載分を読んだ後、忍はベッドの上でアナルスティックを受け入れた。パジャマの下とショーツを脱ぎ捨てると、お尻を高く突き上げて脚を開いた獣のポーズを取り、ゆっくりとスティックを挿入していった。開発された忍の肛門は、シリコン製の柔らかい感触のスティックの先端が触れただけで、激しい快感を覚える。
「ん、んん......っ」
思わず声が漏れてしまう。鍵をかけているとは言え、親と住んでいる自宅である。大きな声を上げるわけにはいかない。じっと歯を食いしばって耐える。意識的にそうしていないと、叫んでしまいそうになるのだ。
アナルスティックは小さなボールを積み重ねたような凹凸がついている。その最初のふくらみがスルリと菊花の中に飲み込まれた。
「はぁっ......」
強烈な快感が忍を襲う。肛門を押し広げられ、異物をくわえ込まされるという感触。それは普通の人間にとっては苦痛でしかないのかもしれないけれど、十分に肛門性感を開発されたこの少女にとっては、たまらない快感なのだ。息が荒くなり、顔が真っ赤に染まる。白い肌に細かい汗が浮かんでくる。
忍の頭の中では、そのスティックを挿入しているのはもちろん藤井だ。最初は、前回の調教の時の光景がイメージされていた。ラブホテルの個室の中、ソファの背を抱いてお尻を突き出すポーズで拘束された自分を、藤井が責めている。しかし、それはそのうち、教室の中でクラスメートが取り囲む中で藤井に責められているという光景へと変わっていく。それは「羞恥の学園」の世界で恥ずかしいおしおきを受ける「しのぶ」だった。本当なら女子高である忍のクラスメートには男子はいないはずだが、イメージの中の教室では、同世代の男の子たちが血走った目で、忍の恥ずかしい姿を見つめているのだ。
「すげえな、お尻の穴の中にズボズボ入っていくぜ」
「女の子のお尻の穴って、あんなに広がるんだな。エロい光景だぜ」
そんな男子生徒たちの不躾な言葉を浴びせられ、忍は羞恥に身を焦がす。あまりの恥ずかしさに涙を浮かべながら歯を食いしばる。
「なんだ、仲村。こんなことされて感じてるのか? おまんこからお汁がどんどん溢れてきているぞ。喜ばれちゃあ、おしおきにならないんだけどな」
スティックをグリグリと前後させながら藤井が冷酷な笑みを浮かべる。
「そ、そんなの嘘です。恥ずかしくて苦しいだけです」
忍は必死に否定するが、体の奥から湧き出した熱い淫蜜が、亀裂からこぼれていくのが自分でもわかるのだ。
「いやっ、みんな見ないで......」
忍は自分で操っているスティックのスピードを更に上げていく。快楽に没頭しながらも、藤井の言いつけどおりに、スティックをギュっと締め付けるようにすることは忘れない。締め付けることによって摩擦感が高まり、さらに快感がヒートアップしていく。
「ん、んっ、んんっ......」
それは何ともエロティックな光景だった。年頃の女の子らしく綺麗に整頓された部屋のベッドの上で、幼い顔立ちの少女がパジャマ姿で下半身をむき出しにして、お尻を突き上げた四つんばいのポーズで、自らの肛門に淫具を突き立てて、激しく自分を慰めているのだ。淡い陰毛に飾られた可憐な肉の裂け目はぐっしょりと濡れ光り、スティックが出し入れされる菊花は、その凹凸により、開いたり閉じたりを繰り返している。
「あふぅ、んんっ、んんーっ」
スティックを動かすスピードがどんどん上がっていくにつれ、頭の中は真っ白になっていき、教室もクラスメートも藤井の姿も見えなくなる。強い光が遠くの方から近づいてくる。
「あっ、あんっ、だめ、先生っ」
忍はつい叫んでしまいそうになり、顔をベッドに押し付ける。
その瞬間、忍の体の中で何かがはじける。
「んんっ......」
突き上げられた尻が大きく跳ね上がり、そしてそのままベッドに倒れこむ。ビクンビクンと全身が痙攣する。
目の前が真っ白になり、何も見えない。いや、その中に新しい光景が見えてきた。教室の中で、クラスメートに取り囲まれている中で、泣きじゃくりながら排泄させられている少女の姿だ。それはまぎれもなく、しのぶ=自分だった。教室中の嘲笑の中で、嗚咽しながら忍は大量の浣腸液と、茶色い流動物を噴出させているのだ。
「いやぁ、こんなの、死んでしまいたいほど、恥ずかしい......。見ないで、みんなぁ......」
快感の波がゆっくりと引いていくのと同時に、その光景も薄れていく。
それから、しばらくして、忍はのろのろとショーツとパジャマの下を穿き直す。今までは、オナニーに耽った後は、とんでもない罪悪感に苛まれていたものだ。こんないやらしいことを考える自分が汚らわしくて、自己嫌悪に沈んでいた。
しかし、今はこれも藤井に言われた命令に従ったのだと思うと気が楽になる。こんな変態な女の子を、先生は受け止めてくれる。いや、もっといやらしい子になることを、先生は望んでいるのだ。藤井のことを考えて、忍はまた体の奥が熱くなってきた。
そして、ふと机の上の携帯電話を見ると、メールの着信を知らせるライトが点滅していた。見ると藤井からだった。
「今度の調教では、いよいよ浣腸をする。心の準備をしておくんだ。忍の何もかもを見させてもらうよ」
そのメールを読んだ時、忍の目の前に、先ほどの光景が浮かんだ。教室の中で、泣きじゃくりながら排泄する自分の姿だ。
今週は遂に忍に浣腸するのだ。そう考えると藤井は胸のときめきを押さえられなくなる。藤井が少年の頃から愛読してきたクラシカルなSM小説では、浣腸は羞恥の極限として表現されてきた。浣腸されて、排泄を見られることを女性は何よりも恥ずかしいものだと感じているのだと。
しかし、実際にはそうではないことも藤井は知っている。山のように見たSMビデオや、SMクラブでのプレイなどでは、女性は割合と平然と排泄をしてしまう。羞恥よりも、腹痛などが先にたってしまうようだ。排泄しながら羞恥に身を焦がす女性の姿なんてものは、なかなか見られるものではない。そんなものは男の妄想の中にしか存在しないのだ。藤井はSMビデオを見る度に、そんな失望に襲われていた。
しかし、忍なら......。そんな確信に近い期待をあの少女に抱いていた。本当は人一倍強烈な性欲を持っていながら、羞恥心も人一倍強いあの少女なら、俺が長年夢見ていた光景を見せてくれるのではないか。
あの清楚で美しい少女が、羞恥に肌を赤く染めながら身をよじって排泄する姿を想像すると、心が騒いで仕方がない。そのことを考えると夜も眠れなくなる。
とはいえ、普段の藤井は女子高の教師という立場なのだ。そんな妄想を内面に秘めていることすら、完全に隠していなければならない。もし学園内で、つい勃起でもしてしまったら大変なことになる。勤務中は、できるだけそのことは考えないようにと、藤井は苦心していた。しかも授業で、忍と顔を合わせたりすることもあるのだ。それでも平常心をキープしなければならないのは、かなり酷な話なのだ。
1年S組の忍のクラスの授業を何とか平静を保ちながら終える。職員室へ戻ろうと廊下を歩いていると、向こうから2年B組の坂本絵里香がやってきた。幼い顔立ちでありながら巨乳の持ち主という子で、藤井のことを気に入っているのか、積極的に話かけてくる。忍との関係が始まろうとした時に、「恋愛方面の悩みでもあるんじゃないの?」と直感的に指摘されたこともあった。
そんな絵里香だが、今日は妙に暗い顔をしていた。藤井が向こうから歩いてきているのも気づいていないようだ。いつもなら、じゃれつくように話しかけてくるのに。
「よう、坂本。なんか暗い顔してるな」
言われて、絵里香はハッと藤井に気づいたようだった。
「あ、藤井先生......」
「なんか悩みでもあるのか?」
ちょっと冗談めかした口調で藤井は尋ねる。軽い感じで接した方が、彼女たちは素直に話してくれることを藤井は体験から知っていた。
「ん、ううん。別に......。ちょっと寝不足なだけ」
そう言うと絵里香は慌てたように、足早に去っていった。何かありそうだな。担任の白河先生にちょっと耳に入れておいた方がいいかな。藤井はそう思いながらも、また意識が週末の調教の方へと向かってしまい、こっそりと軽く勃起した。
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「さぁ、あなたがこの女生徒に浣腸するんですよ」
新任教師の夏川景子が、生徒の高橋しのぶに浣腸するように命令されるところで藤井が自分のウェブサイト「羞恥学園新聞」で連載している小説「羞恥の学園」の最新掲載分は終わっていた。
ああ、ついにしのぶちゃん、浣腸されちゃうんだ......。忍は自分の部屋のパソコンで「羞恥の学園」を読み終え、不思議な興奮を覚えていた。
この小説の登場人物である高橋しのぶが、自分をモデルにしたものだということを忍は藤井から聞いている。だから、忍は自分自身が浣腸のおしおきを宣告されたような気持ちになってしまうのだ。
自分がモデルなのだと知る前から、忍はこのヒロインに感情移入していた。物語の中のしのぶに加えられる恥ずかしいおしおきを、自分が受けているような気分になり、そしてついオナニーに耽ってしまっていたのだ。自分がしのぶのように教室でクラスメート全員に恥ずかしい姿を見られるところを想像すると、体の奥がカッと熱くなり、とめどなく蜜が溢れてしまう。そして忍は最も感じるアナルへと、自然に指が伸びてしまうのだ。
忍が今回の小説の展開に、過剰に反応したのは理由がある。前回の「調教」の時に、藤井が「そろそろ浣腸をしてあげなくちゃいけないな」と呟いていたのだ。今回、「羞恥の学園」でのしのぶへの宣告も、藤井が自分に向けても宣告しているのではないかと、忍は直感していた。
Sホテルでの初めての調教から一カ月が過ぎていた。その後、毎週日曜日の昼から夕方までが調教の時間となった。二回目からはシティホテルではなく、少し離れた町のラブホテルを使用していた。ホテルの外では二人でいるところを見られないように離れて歩いたし、学校でも特に親しげな態度は取らないように気をつけていた。
その分、ホテルの個室に入ってからは、一週間たまった感情が一気に噴き出すかのように二人はプレイに没頭した。
藤井は丁寧に忍の肛門を拡張していった。毎回たっぷりと肛門を舐めて感度を高めてから、少しずつ太いアナルスティックを挿入していき、痛みを感じさせないようにゆっくりとその入り口を開いていった。
もともと十分に感度の高かった忍の肛門は、藤井の丁寧な調教により、どんどん開発されていった。今では肛門への刺激だけで、忍は簡単にエクスタシーに達することができる。もう藤井のペニスを受け入れることも、そう難しくはないだろう。しかし、藤井はこの開発自体を楽しんでいた。楽しみは長い方がいい。急ぐ必要はないのだと考えていた。
三回目となった前回の調教では、最太部が4センチほどもあるアナル用バイブをスムースにくわえ込むほどに忍は開発されていた。しかし、それで肛門が緩くなってしまっては意味がない。藤井は忍に肛門を締め付ける訓練もさせていた。
16歳のあどけない少女は、ご主人様の言いつけ通りに毎晩、肛門のトレーニングを欠かさなかった。藤井からプレゼントされたアナルスティックを挿入し、ギュっと締め付ける。もし誰かが見ていたら滑稽な姿かもしれないが、忍はその行為をする度に、藤井の調教を思い出し、体が熱くなってしまうのだ。
その日も「羞恥の学園」の最新掲載分を読んだ後、忍はベッドの上でアナルスティックを受け入れた。パジャマの下とショーツを脱ぎ捨てると、お尻を高く突き上げて脚を開いた獣のポーズを取り、ゆっくりとスティックを挿入していった。開発された忍の肛門は、シリコン製の柔らかい感触のスティックの先端が触れただけで、激しい快感を覚える。
「ん、んん......っ」
思わず声が漏れてしまう。鍵をかけているとは言え、親と住んでいる自宅である。大きな声を上げるわけにはいかない。じっと歯を食いしばって耐える。意識的にそうしていないと、叫んでしまいそうになるのだ。
アナルスティックは小さなボールを積み重ねたような凹凸がついている。その最初のふくらみがスルリと菊花の中に飲み込まれた。
「はぁっ......」
強烈な快感が忍を襲う。肛門を押し広げられ、異物をくわえ込まされるという感触。それは普通の人間にとっては苦痛でしかないのかもしれないけれど、十分に肛門性感を開発されたこの少女にとっては、たまらない快感なのだ。息が荒くなり、顔が真っ赤に染まる。白い肌に細かい汗が浮かんでくる。
忍の頭の中では、そのスティックを挿入しているのはもちろん藤井だ。最初は、前回の調教の時の光景がイメージされていた。ラブホテルの個室の中、ソファの背を抱いてお尻を突き出すポーズで拘束された自分を、藤井が責めている。しかし、それはそのうち、教室の中でクラスメートが取り囲む中で藤井に責められているという光景へと変わっていく。それは「羞恥の学園」の世界で恥ずかしいおしおきを受ける「しのぶ」だった。本当なら女子高である忍のクラスメートには男子はいないはずだが、イメージの中の教室では、同世代の男の子たちが血走った目で、忍の恥ずかしい姿を見つめているのだ。
「すげえな、お尻の穴の中にズボズボ入っていくぜ」
「女の子のお尻の穴って、あんなに広がるんだな。エロい光景だぜ」
そんな男子生徒たちの不躾な言葉を浴びせられ、忍は羞恥に身を焦がす。あまりの恥ずかしさに涙を浮かべながら歯を食いしばる。
「なんだ、仲村。こんなことされて感じてるのか? おまんこからお汁がどんどん溢れてきているぞ。喜ばれちゃあ、おしおきにならないんだけどな」
スティックをグリグリと前後させながら藤井が冷酷な笑みを浮かべる。
「そ、そんなの嘘です。恥ずかしくて苦しいだけです」
忍は必死に否定するが、体の奥から湧き出した熱い淫蜜が、亀裂からこぼれていくのが自分でもわかるのだ。
「いやっ、みんな見ないで......」
忍は自分で操っているスティックのスピードを更に上げていく。快楽に没頭しながらも、藤井の言いつけどおりに、スティックをギュっと締め付けるようにすることは忘れない。締め付けることによって摩擦感が高まり、さらに快感がヒートアップしていく。
「ん、んっ、んんっ......」
それは何ともエロティックな光景だった。年頃の女の子らしく綺麗に整頓された部屋のベッドの上で、幼い顔立ちの少女がパジャマ姿で下半身をむき出しにして、お尻を突き上げた四つんばいのポーズで、自らの肛門に淫具を突き立てて、激しく自分を慰めているのだ。淡い陰毛に飾られた可憐な肉の裂け目はぐっしょりと濡れ光り、スティックが出し入れされる菊花は、その凹凸により、開いたり閉じたりを繰り返している。
「あふぅ、んんっ、んんーっ」
スティックを動かすスピードがどんどん上がっていくにつれ、頭の中は真っ白になっていき、教室もクラスメートも藤井の姿も見えなくなる。強い光が遠くの方から近づいてくる。
「あっ、あんっ、だめ、先生っ」
忍はつい叫んでしまいそうになり、顔をベッドに押し付ける。
その瞬間、忍の体の中で何かがはじける。
「んんっ......」
突き上げられた尻が大きく跳ね上がり、そしてそのままベッドに倒れこむ。ビクンビクンと全身が痙攣する。
目の前が真っ白になり、何も見えない。いや、その中に新しい光景が見えてきた。教室の中で、クラスメートに取り囲まれている中で、泣きじゃくりながら排泄させられている少女の姿だ。それはまぎれもなく、しのぶ=自分だった。教室中の嘲笑の中で、嗚咽しながら忍は大量の浣腸液と、茶色い流動物を噴出させているのだ。
「いやぁ、こんなの、死んでしまいたいほど、恥ずかしい......。見ないで、みんなぁ......」
快感の波がゆっくりと引いていくのと同時に、その光景も薄れていく。
それから、しばらくして、忍はのろのろとショーツとパジャマの下を穿き直す。今までは、オナニーに耽った後は、とんでもない罪悪感に苛まれていたものだ。こんないやらしいことを考える自分が汚らわしくて、自己嫌悪に沈んでいた。
しかし、今はこれも藤井に言われた命令に従ったのだと思うと気が楽になる。こんな変態な女の子を、先生は受け止めてくれる。いや、もっといやらしい子になることを、先生は望んでいるのだ。藤井のことを考えて、忍はまた体の奥が熱くなってきた。
そして、ふと机の上の携帯電話を見ると、メールの着信を知らせるライトが点滅していた。見ると藤井からだった。
「今度の調教では、いよいよ浣腸をする。心の準備をしておくんだ。忍の何もかもを見させてもらうよ」
そのメールを読んだ時、忍の目の前に、先ほどの光景が浮かんだ。教室の中で、泣きじゃくりながら排泄する自分の姿だ。
今週は遂に忍に浣腸するのだ。そう考えると藤井は胸のときめきを押さえられなくなる。藤井が少年の頃から愛読してきたクラシカルなSM小説では、浣腸は羞恥の極限として表現されてきた。浣腸されて、排泄を見られることを女性は何よりも恥ずかしいものだと感じているのだと。
しかし、実際にはそうではないことも藤井は知っている。山のように見たSMビデオや、SMクラブでのプレイなどでは、女性は割合と平然と排泄をしてしまう。羞恥よりも、腹痛などが先にたってしまうようだ。排泄しながら羞恥に身を焦がす女性の姿なんてものは、なかなか見られるものではない。そんなものは男の妄想の中にしか存在しないのだ。藤井はSMビデオを見る度に、そんな失望に襲われていた。
しかし、忍なら......。そんな確信に近い期待をあの少女に抱いていた。本当は人一倍強烈な性欲を持っていながら、羞恥心も人一倍強いあの少女なら、俺が長年夢見ていた光景を見せてくれるのではないか。
あの清楚で美しい少女が、羞恥に肌を赤く染めながら身をよじって排泄する姿を想像すると、心が騒いで仕方がない。そのことを考えると夜も眠れなくなる。
とはいえ、普段の藤井は女子高の教師という立場なのだ。そんな妄想を内面に秘めていることすら、完全に隠していなければならない。もし学園内で、つい勃起でもしてしまったら大変なことになる。勤務中は、できるだけそのことは考えないようにと、藤井は苦心していた。しかも授業で、忍と顔を合わせたりすることもあるのだ。それでも平常心をキープしなければならないのは、かなり酷な話なのだ。
1年S組の忍のクラスの授業を何とか平静を保ちながら終える。職員室へ戻ろうと廊下を歩いていると、向こうから2年B組の坂本絵里香がやってきた。幼い顔立ちでありながら巨乳の持ち主という子で、藤井のことを気に入っているのか、積極的に話かけてくる。忍との関係が始まろうとした時に、「恋愛方面の悩みでもあるんじゃないの?」と直感的に指摘されたこともあった。
そんな絵里香だが、今日は妙に暗い顔をしていた。藤井が向こうから歩いてきているのも気づいていないようだ。いつもなら、じゃれつくように話しかけてくるのに。
「よう、坂本。なんか暗い顔してるな」
言われて、絵里香はハッと藤井に気づいたようだった。
「あ、藤井先生......」
「なんか悩みでもあるのか?」
ちょっと冗談めかした口調で藤井は尋ねる。軽い感じで接した方が、彼女たちは素直に話してくれることを藤井は体験から知っていた。
「ん、ううん。別に......。ちょっと寝不足なだけ」
そう言うと絵里香は慌てたように、足早に去っていった。何かありそうだな。担任の白河先生にちょっと耳に入れておいた方がいいかな。藤井はそう思いながらも、また意識が週末の調教の方へと向かってしまい、こっそりと軽く勃起した。
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著者=小林電人 長年夢見ていた自分の「理想のSMビデオ」を自主制作したことがきっかけで、AV&SM業界のはじっこに首をつっこむことになった都内在住の40代自営業。ひたすら羞恥責め、アナル責めを好み、70年代永井豪エッチ漫画の世界を愛する。これまでの監督作品として「1年S組 高橋真弓のおしおき」「同2」「穴牝奴〜町内会人妻肛虐倶楽部 」がある。以前、永井漫画をモチーフにした小説をネットに発表したことはあるが、オリジナルは本作が初めて。 |